22nd Hungry Spider

スポンサーリンク

22nd Hungry Spider

B00005G7HC
1999年6月2日
今作よりマキシシングルへ移行。ここまでシングル売上は低迷してきていたが、今作はドラマタイアップと今までにない作風が当たり、初動売上だけで前作累計を突破して初登場5位を記録。『モンタージュ』以来のトップ10入りで、トップ5入りとなると『どうしようもない僕に天使が降りてきた』(4位)以来だった。さらに2週目以降も9位→10位→10位→11位→11位→15位とアルバムが1ヶ月後に発売されてもロングヒットを記録。その後もまだ緩やかにロングヒットしている途中で8月26日覚せい剤所持により逮捕・CD回収となった事で9/13付(最後に上昇して前週47位から36位に浮上)で唐突にランクインが途切れ、14週ランクイン35.2万枚で打ち止めとなった。SMEは1998年発足したばかりだったので売れなさすぎた新人1発契約終了とかはこの2年の間でもあったかもしれないが、明確な契約解除としてはSMEレーベル第1号になったと思われ

35.2万枚で打ち止めになったものの『どうしようもない僕に天使が降りてきた』『2つの願い』『ズル休み』も上回っており、ブレイクしてからの3rd『どんなときも。』~8th『No.1』+12th『SPY』の全盛期最上位ヒット曲群に続く売上となる。逮捕が無かったらどこまで伸びていたかは不明だが、今作の次に売上が高いのは『彼女の恋人』49.7万枚なのでここから15万上乗せして50万枚に到達できたかはかなり微妙か。アルバムも出てるし。例えば年末紅白に久々に出場できて紅白効果で年明け再上昇!とかでもそこまでは無理だったようには思う。

いずれにせよ通常時トップ10入りが至難なくらいに低迷してきていたタイミングでここまで持ち直すもなかなか難しく、新たなる代表ヒットシングルとなった…はずだったが…逮捕により曰く付きの印象を与えてしまう事となった。

なお『Cicada』初回盤はThunder Babiesという謎の槇原プロデュースユニットの曲を収録したボーナス8センチCDとの2枚組仕様となっていたが、裏ジャケの裏部分に「Hungry Spider」と書かれているというそれだけだと謎な仕様となっている。アルバムに封入されていた用紙には“この初回盤CDケースには、既発売のマキシ・シングル”Hungry Spider”を同時収納することが可能です。CDトレイ下のバックカバージャケットを裏返し、Thunder Babiesの8㎝CDシングルを”Hungry Spider”のCDケースに移してお使いください”と書かれていた。

要するに今作と『Cicada』初回盤8センチCDを入れ替えて使ってねという事なんだけど、そうなると今作のケースにThunder BabiesのCD入れるという謎な事になりどーすんのよ…というかなり謎な指示であった。

では実際にやってみよう。

指示通りに『Cicade』のバックカバージャケットを裏返してCDを収納するとこのようになる。「Hungry Spider」と書かれているのでなんとなく正しい感じに見える。

そして今作のケースにThunder Babiesの8センチシングルを入れるとこのようになり、ただ違うCDが入っているだけの状態になる。

Hungry Spider

渡部篤郎主演日本テレビ系ドラマ『ラビリンス』主題歌。ドラマ自体は視聴率10%かろうじて越えた程度でヒットしたとは言い難かったが、主題歌タイアップ効果は抜群に発揮されたようだ。蝶に恋をした蜘蛛の苦悩を歌った圧倒的完成度を誇る楽曲。そのあまりの完成度には一種の美しささえ感じるほど。

この怪しげでダークな雰囲気とおよそ3ヶ月後のクスリによる逮捕という衝撃が重なり、実際にはドラマサイドの今までにない曲調という要求に応えただけだったのに、逮捕後は今作はクスリによって書かれたなどとワイドショーレベルでも言われてしまうことになった。本人はクスリと創作活動の関係を強く否定しており、『槇原敬之の本』の頃まではクスリは無関係である事を強調していた。

時を経て2度目の逮捕後の『歌の履歴書』では制作秘話のみに終始しており、ドラマサイドからは僕と君ではなく例えば”俺”や”おまえ”を使った曲を聞いてみたいと言われたので1度断ったが熱意に押されて引き受ける事にして”俺”は無理なので試行錯誤の末に今作のような世界観になったとしている。
★★★★★
9thアルバム『Cicada
6thベスト『SINGLE COLLECTION~Such a Lovely Place 1997-1999~
7thベスト『Song Book“since 1997~2001”
8thベスト『Completely Recorded
9thベスト『Best LOVE
3rd配信限定ライブアルバム『Makihara Noriyuki Concert 2024″TIME TRAVELING TOUR”2nd Season~Yesterday Once More~』(Live)
4th配信限定ライブアルバム『マキハラボ』(Live)

C/W この傘をたためば

曲中に“雷がひどかったあの夜”というフレーズがある事から「雷が鳴る前に」のアンサーソングとされたバラードナンバー。「雷が鳴る前に」は2人の恋が始まる予感が漂うようなラブソングだったので雨でさえも幸せの象徴になっていたのに今作ではただただ悲しい象徴となっている。何があった?どうしてこうなった?曲調は「BLIND」同様にワーナー時代になかった達観した空気を感じる。

また6分半もあって長いので正直かったるさを感じるところでもあるんだけど…「雷が鳴る前に」も踏まえてじっくり聞くとじんわり味わい深さが出てくる曲だと思う。
★★★☆☆
9thアルバム『Cicada
6thベスト『SINGLE COLLECTION~Such a Lovely Place 1997-1999~

C/W Hungry Spider~English Version~

セイン・カミュ英訳した英語バージョン。トラック自体は同じで歌詞が全部英語で歌われている。日本語以上に歌詞が詰め込まれている印象でけっこう早口。

このバージョンのみ6thベストへの収録を外されたため、シングルにしか収録されていない。
★★★★☆
アルバム未収録

コメント

タイトルとURLをコピーしました