41st 林檎の花

2010年12月8日(配信)/2011年3月11日(CD)
Buppuレーベル第1弾作品。配信を経て、CDはサークルKサンクス限定販売(同社が経営していたときめきドットコムで通販)という狭い販路での発売となり、O社では対象外扱いとなったためランクインは無く、実売枚数も不明。サークルKとサンクスは元々それぞれ別のコンビニチェーンだったが2004年にサークルKサンクスとなっていた。セブン、ファミマ、ローソン、ミニストップよりもサークルK・サンクス店舗数は少なくどこにでもあるという状況ではなかったため当時店舗に買いに行くのは少し難しかった。一応サークルKサンクスのネット通販サイトでも販売されたがシングル1枚に送料がけっこうかかるのでわざわざ買わなくてもなという結論になり、当時の入手はあきらめ、後日中古で発見して入手した。またそれ以前に発売当日に大震災が発生したため今作の入手どころではなかったのもある。
なおサークルKサンクスは2016年にはファミリーマートに吸収され、順次消滅していき(概ね閉店ガラガラかファミマにリニューアル)、現存しない。
配信版ではシングルとして3トラックきちんと配信されており、現行カタログに入っている。
林檎の花
JR東日本東北新幹線新青森駅開業記念キャンペーンタイアップ。2010年9月から使用され、先行配信もされていた楽曲。奇しくもCDとしての発売日があの2011年3月11日だったため、タイアップ先の青森駅もサークルKサンクスによる入手も関東より北の人たちにとってはそれどころじゃなくなってしまった。
穏やかなバラードナンバーで、“あのこ”のことが本当に好きなんだろうなと“君”を見ているという主人公が傍観者の立場になっている珍しいシチュエーションの曲。あの子でもあの娘でもなく“あのこ”なのはあえて性別や年齢を限定させないための試みなのだろうか。行間を深読みすれば主人公はどちらかに淡い恋心を抱きつつ応援するつもりのようにも思えるがその辺りはハッキリしていない。いくつかの解釈の余地があると思う。
サウンド面ではソニー移籍時の「素直」を思わせるピアノ弾き語りで始まり、後半は音数も増えてくるが最後までシンプルな佇まいでコクのあるメロディーを聞かせる。全盛期と言える時期の楽曲を踏襲するような新曲でもまだまだ衰えていないところも示している。
★★★★☆
18thアルバム『Heart to Heart』
15thベスト『Buppu Label 15th Anniversary “Showcase!”』
4th配信限定ライブアルバム『マキハラボ』(Live)
C/W 素直 2011 Version
1997年の17thシングルのセルフカバー。「素直」を彷彿とさせる新曲のC/Wでまさかのその「素直」セルフカバーに挑んだ。2007年のバンホーテン「ピュア・ココア」CMソング起用、2010年のベスト『Best LOVE』への選曲、同年にJR東日本・東北新幹線全線開通のCMソングにも起用され、2011年1月のトリビュートアルバム『We Love Mackey』でも選曲されて福原美穂がカバー…とここに来て楽曲再起用・再評価の流れが来ていたのも影響してのここでの本家セルフカバーだったのかもしれない。
当時のAlbum Versionも実質リメイクだったのでこれが3バージョン目となるが、シングルを踏襲したピアノ弾き語りで始まり、前半はほぼ同じだが後半以降はストリングスが入っている。同じく静かに歌い上げる「林檎の花」のC/Wというポジションは非常に合っていたと思うけど、新しいアレンジを提示するというよりは今の声でもう1回歌い直してみた感じか。当時の歌声には当時の良さがやはりあったとは思う。
★★★★☆
2011 Versionアルバム未収録
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