26th サンダーバード-your voice-
サンダーバード-your voice-(初回)(CCCD)(DVD付)

2004年8月4日
作詞:motsu、作曲:RAM RIDER、編曲:RAM RIDER CREW/鈴木雅也
初回盤DVDにはMVではなく映画「サンダーバード」予告編とV6アフレコ映像を収録。通常盤との2種発売だが初回盤のカラーが6色存在した。6色効果は薄かったようで累計10.5万枚と前々作の売上に戻ってしまった。今作が発売される頃にちょうどエイベックス内紛が本格化、MAX松浦氏が退社すると浜崎あゆみを筆頭に大物が松浦についていって辞める意向を示し始めた事から当時の経営陣が退陣してMAX松浦が社長として復帰して経営体制が一新される騒動が発生。V6はこのタイミングで特に名前が出る事もなく動きは無かったが、松浦が社長になるとすぐにCCCD弾力化を発表したため、2002年3月から続いていたCCCDは廃止の方向に向かい、V6でのCCCD採用は今作までとなった。
映画『サンダーバード』日本語吹き替え版主題歌。1965~1966年にイギリスで放送された人形劇の特撮番組で1966年、1968年に映画化もされたが、今作はイギリス・フランス・アメリカ合衆国合作で人形劇ではなく俳優が演じる実写版としてリブートさせた映画だった。いかんせん元があまりに古すぎて興行的に不安だったのか日本では主役のトレーシー一家がちょうど6人だったのもあってこの6人をV6が吹き替え、吹き替え版主題歌もそのままV6を起用、日本ではどれだけいるかも最早良く分からないオリジナルのファンの不満よりもある程度は確実なV6ファンの動員力に賭けたかのようなプロジェクトだった。結果的にはそもそも本国での成績がパッとしなかったらしく、続編の構想は実現せずにこれっきりとなったようだ(CGアニメ作品として2015~2020年にリメイクされているので作品自体の人気は根強かったようだがこのタイミングでの実写は厳しかったという事か)。いわゆる”叩かれる話題作”にまでは至らないくらいの絶妙な感じになってマイナスイメージもつかずにある意味助か
やたら電子音のベースラインがブイブイいっているトラックメイカー的なトラックに加えて、motsu、RAM RIDERとDJが制作しているためかHIP HOP的な要素も強い。メインのメロディー自体はいつもの明るめのアイドルポップ調なだけに、イントロや間奏でYO!とかラップっぽいキメを入れてきたり、間奏でラップパートがあったり、終始トラックが暗いのもあって全体にミスマッチ感が強め。
musicmind ver.は直近の3シングルを初回盤A,B,通常盤の3種に複数商法で割り振ってリアレンジしたもので、今作は通常盤(イベント盤も同じ)のみに収録され、編曲は小幡英之・チダタカシ。こちらの方がバンド寄りのロック調のアレンジになっているが、やはりどこか複雑さはあり、意外と難しい曲だったのだろうか。まあ普通に王道アレンジするとかなりのマンネリ曲っぽくなりそうだしなぁ…。
★★★☆☆
9thアルバム『musicmind』
9thアルバム『musicmind』通常盤・イベント会場限定盤のみBonus Track(“musicmind ver.”)
2ndベスト『Very bestⅡ』
3rdベスト『SUPER Very best』
4thベストmu-mo限定予約生産盤『Very6 BEST』あなたのお名前入りスペシャルBOX盤
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