8th CHE.R.RY
2007年3月7日
編曲:northa+
au『LISMO』CMソング。着うた全盛期の携帯電話向けの配信サービス(スマホではない)で、このタイアップになるとCMの大量OAでそのCMが半ばPVのサビ部分を流すのに等しい状況だったためタイアップ効果抜群で着うた中心で大ヒットするという一時的ながら最強クラスの大型タイアップとなっていた。初登場2位、売上は前作と同じながらわずかに下回る3番ヒットだったが今作の方がロングヒットした。記録上は3番ヒットだが現在はダントツの代表曲になっていると思われる。枚数が大きく伸びなかったのは着うたに相当持っていかれたのもあるが、アルバム1ヶ月前先行シングルだったのが響いたと思われ、アルバムは70万枚に迫るダントツ最高ヒットを記録している。再び初回盤DVD付を発売。
ラブソングもあるにはあったが、夢を追いかけるストイックさが前面に出ていて基本的に真顔か厳しい表情をしていたのが、今作では思いっきり初々しくかわいらしいラブソングで柔らかな雰囲気になり微笑を浮かべているようなイメージに転換。春のイメージで爽快なメロディを書いて”恋しちゃったんだ”っていうフレーズが付いたことですごく可愛らしい曲になったと語っていた。同系統の路線を全くやらなかったのでそんなに本意ではなかったと思われるが、『タイヨウのうた』での初々しさとは重なる部分もあるし、今回は思いっきりポップに振り切ってみようという戦略的側面が大きかったと思われる。当時一般化してきていたいわゆる“ギャップ萌え”というやつだったのではないか。主に当時の学生男子を魅了してアイドル的な人気も増したような感じはあった。YUIの楽曲の中では最も耐用年数が長く、けっこうカバーされているし、世代じゃなさそうな後年のアイドルが企画やカラオケ等でも普通に歌えていたり(2023年に番組企画で乃木坂46の岩本蓮加がサビを普通に歌いきっていたが発売当時3歳である)と同性ウケもかなり高そうな印象。
★★★★☆
9thシングル『My Generation/Understand』C/W(YUI Acoustic Version)
2ndアルバム『CAN’T BUY MY LOVE』
2ndべスト『ORANGE GARDEN POP』
セルフカバーミニアルバム『NATURAL』(セルフカバー)
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