第60回 LINDBERG 1989-1992レビュー

ボーカル:渡瀬マキ、後に夫となるギター平川達也、ベース川添智久、ドラム小柳昌法の4人組1ロックバンドLINDBERG。89年デビューとギリギリ80年代デビューながら、80年代特有のサウンドではなく、90年代ロックバンドのサウンドを構築していった彼らの偉大なる功績は解散に至るまでに人気を失いすぎたせいか、イマイチ現在では再評価されにくい。同時期かそれより前に活躍していた女性ボーカルバンドであるレベッカ、プリンセス・プリンセスのようにBOXセットが出そうな気配もない。ファン層が移り気な中高生中心だった事も原因かもしれないが、今なお残る公式ページ(FC関係者のメンバー公認による個人経営に移行)、俺のように世代の違うファンもすごく少ないけど一応絶えずに細々と語り継がれている。

この最初期の時期はまさにLINDBERGサウンドの確立と中高生向け応援歌という軸でLINDBERGが最も輝きを放っていった時期となる。また徳間JAPAN内におけるJAPAN RECORDSからPUBLIC IMAGEへのレーベル内移籍に際してリリースされた1stベスト盤『FLIGHT RECORDER』で再録音されなかった4thアルバム以前の楽曲は後の数多くリリースされたベスト盤に収録されなくなるといった事態も発生している。

1stシングル ROUTE 246
89年4月25日
C/W共々1stアルバムにも収録されているのに同時発売という当時よくあったシングルがあんまり意味無い発売パターン。作詞は初期の多くの作詞を担当した朝野深雪。作曲はZIGGYの森重樹一に、編曲はプロデューサー月光恵亮の変名である井上龍仁。ギターサウンドは強めだが、シングルではこの曲のみ方向性がまるで異なっていて古臭い雰囲気の80'sロック。どこがサビなのかさえイマイチ分からない。アイドルだった渡瀬麻紀がとりあえずバンドをやってみました!という感じでかなり固さもある。代表曲と並べていくと明らかに浮きまくるのでデビュー曲ながら扱いは散々。ただ完全に忘れられたわけではなく、テイチクに移籍した際にプライベートレーベルを作った際には「246 Records」と命名している。
★★☆☆☆
1stアルバム『LINDBERGT
2ndベスト『
SINGLES FLIGHT RECORDERU
8thベスト『
-EALRY FLIGHT-ゴールデン☆ベスト
12thベスト『
LINDBERG★BEST

ROUTE 246


MINE
1stアルバムで唯一の"作詞:渡瀬マキ、作曲:平川達也"の自作楽曲。このためLINDBERG原点の1曲として重宝され、解散ライブでもラストのラストを飾るほどになったのがこの曲。曲自体、正直そんなに大したことはないのだがファンにとってもメンバーにとっても思い入れは深いらしく、特別な1曲として扱われている。聞き始めた頃はそんなに好きじゃなかったのだが、アルバムを全部聞いていくとライブ音源での登場回数が多く、解散ライブのラストを飾った事もあってけっこう特別な曲になっていく。ライブでの扱いがいいせいか、ライブ音源が何バージョンもCD化されている一方で、スタジオ音源のベスト収録率は低め。『FLIGHT RECORDER』でのリテイク音源も、他の曲と違って『FINAL BEST』に収録されただけなのでリテイクされた音源の方が収録回数が少ないという…。
★★★☆☆
1stアルバム『LINDBERGT
8thベスト『
-EALRY FLIGHT-ゴールデン☆ベスト
12thベスト『
LINDBERG★BEST
1stベスト『
FLIGHT RECORDER 1989-1992 -LITTLE WING-』(92年再録音)
7thベスト『
FINAL BEST』(92年再録音)
解散ライブ会場限定ベスト『FLIGHT RECORDER-FINAL MEMORIES-』(02年再録音)
5thシングルC/W(ライブバージョン)

2ndベスト『SINGLES FLIGHT RECORDERU』(5thシングルC/W音源)
3rdベスト『
LINDBERG BEST FLIGHT RECORDERV('98 LIVE VERSION)
5thベスト『
WORKS COMPOSER'S BEST』(LIVE)
1stライブ盤『Lindy Wingding
2ndライブ盤『
FINAL FLIGHT


10セントの小宇宙(ゆめ)
シングルカットされていないがLINDBERGの方向性を決定づけた重要楽曲。初期の応援歌路線の代表的楽曲でライブでも長年歌われ続けたという。作詞は西脇淳子(後の西脇唯)。初期の渡瀬マキの作詞の方向性は「今すぐKiss Me」の朝野深雪よりも西脇淳子の作風からの影響で決まったんじゃないだろうか。中高生への応援歌的楽曲の原点とも言える力強い曲調はとにかく元気をくれる。"何も恐れない心が少し少しけずられてゆく"というフレーズは10代後半になるにつれて誰もが感じる感情ではないだろうか。そんな夢と現実の狭間でもがきながらも自分の信じた道を進みたいという内容は10代のハートにドストライクで突き刺さる。若さゆえの衝動という意味でオリジナル音源にはその時にしか出せなかった勢いがあるが、演奏自体は再録音の方がパワーアップしていると思う。
★★★★★
2ndアルバム『LINDBERGU
8thベスト『
-EALRY FLIGHT-ゴールデン☆ベスト
12thベスト『
LINDBERG★BEST
4thシングルC/W(ライブバージョン)
2ndベスト『
SINGLES FLIGHT RECORDERU』(4thシングルC/W音源)
1stベスト『
FLIGHT RECORDER 1989-1992 -LITTLE WING-』(92年再録音)
4thベスト『
LINDBERG BESTU FLIGHT RECORDERW』(92年再録音)
5thベスト『
WORKS COMPOSER'S BEST』(92年再録音)
7thベスト『
FINAL BEST』(92年再録音)
9thベスト『
Supporters' songs』(92年再録音)
11thベスト『
BEST FLGHT』(92年再録音)
2ndライブ盤『
FINAL FLIGHT


2ndシングル 今すぐKiss Me
90年2月7日
まだタイアップ全盛時代の直前ながら一応まだドラマといえば「月9」と騒がれる前の月9「世界で一番君が好き」主題歌として60万枚を越えるセールスを記録した最大のヒット作にしてブレイク作。O社では年間3位となり、今でもTVに出て来れば渡瀬ソロでの登場でもほぼ必ず歌われるため、この曲だけ知名度がずば抜けて高い。代表作ではあるし、キャッチーで聞きやすい曲ではあるものの、どんだけキス急ぎたいねん!というツッコミしか生まれないようなほとんど内容の無いスカスカな歌詞がどうにもイマイチ。いかにも一過性のヒットみたいなバブリーなこの感じ。後々までLINDBERGがイマイチ再評価されきらないのはこの曲の呪縛によるところが大きいのではないかとさえ思う。応援歌という初期の側面が全く含まれてないので、好きな曲をあげていくと個人的には全く上位には入ってこない。この曲しか知らずにLINDBERGのイメージが"とにかくキスしたいバンドでしょ?"となってしまっている人がいるなら是非とも他の曲を聞いてほしいと切に願う。

バージョン違いも多く、シングル音源はフェードアウト、アルバムではしっかりエンディングまで収録されている。『FLIGHT RECORDER』再録音バージョンはライブアレンジを基にしたものでサウンドが大幅にパワーアップ。歌と同時に演奏が終わるオリジナルのエンディングとは異なり、エンディングで渡瀬マキがウォウォウ歌ったりアウトロがあるので違いがある。ほぼ全てのベスト盤ではこの『FLIGHT RECORDER』再録音バージョンで収録されており、個人的には最初に聞いたのがそっちだったのでオリジナルを聞いたらちょっとサウンドがしょぼく聞こえてしまった。この音源をリミックスした07年New Mixも存在する。20周年リテイクの際には『FLIGHT RECORDER』再録音バージョンをほぼそのまま再現した形になっている。このためバージョン数の割には大きな違いはあまり無く、実質2アレンジしか無いような印象だ。この20周年Ver.でのPVも制作され、LINDBERG復活を大々的に印象付けたので、なんだかんだ代表曲というだけのパワーはあるなとその時初めて感じた。
★★★☆☆
2ndベスト『SINGLES FLIGHT RECORDERU
3rdアルバム『
LINDBERGV』(フェードアウトしないアルバムバージョン)
8thベスト『
-EALRY FLIGHT-ゴールデン☆ベスト』(フェードアウトしないアルバムバージョン)
12thベスト『LINDBERG★BEST』(フェードアウトしないアルバムバージョン)
1stベスト『
FLIGHT RECORDER 1989-1992 -LITTLE WING-』(92年再録音)
3rdベスト『
LINDBERG BEST FLIGHT RECORDERV』(92年再録音)
5thベスト『
WORKS COMPOSER'S BEST』(92年再録音)
6thベスト『
BEST OF SINGLES』(92年再録音)
7thベスト『
FINAL BEST』(92年再録音)
10thベスト『
SUPER BEST』(92年再録音)
10thベスト『
SUPER BEST』(92年再録Ver.の2007 New Mix)
11thベスト『
BEST FLGHT』(92年再録音)
解散ライブ会場限定ベスト『FLIGHT RECORDER-FINAL MEMORIES-』(02年再録音)
1stライブ盤『
Lindy Wingding
2ndライブ盤『
FINAL FLIGHT
20周年リテイクベスト『
LINDBERG]]』(09年再録音)

今すぐKiss Me


LITTLE WING〜Spirit of LINDBERG〜
ファンクラブの名前にもなったバンドのテーマ曲。応援歌的な曲調は「10セントの小宇宙」と系統が近いが今回は渡瀬マキ自ら作詞している。サブタイトルは当時はついていたのだがそれ以降は表記されないことが多い。ひたむき、前向き、元気にロックに夢に向かって一直線!な中高生向け応援歌。10代の頃にはやはりこういう曲は本当に響いた。この曲もリテイクでアレンジが少し変わったが、印象は「10セントの小宇宙」と同じでどちらのバージョンにも良さがある。
★★★★☆
3rdアルバム『LINDBERGV
8thベスト『
-EALRY FLIGHT-ゴールデン☆ベスト
1stベスト『
FLIGHT RECORDER 1989-1992 -LITTLE WING-』(92年再録音)
3rdベスト『
LINDBERG BEST FLIGHT RECORDERV』(92年再録音)
5thベスト『
WORKS COMPOSER'S BEST』(92年再録音)
7thベスト『
FINAL BEST』(92年再録音)
10thベスト『
SUPER BEST』(92年再録音)
9thベスト『
Supporters' songs』(92年再録音)
11thベスト『
BEST FLGHT』(92年再録音)
解散ライブ会場限定ベスト『FLIGHT RECORDER-FINAL MEMORIES-』(02年再録音)
2ndライブ盤『
FINAL FLIGHT


忘れないで
3rdアルバムからだとファンにはリメイクもされベスト盤にも収録された「SILVER MOON」とか、反戦歌「VOICE OF ANGEL」とかの方が人気ありそうだが個人的にはこれがけっこう好きな楽曲。わりとさっぱりしたAメロなのだが、サビでリズムが変わるという珍しい構成。青春時代の空気がパッケージされたかのような歌詞も良い。ラストではサビのリズムも盛り上がってきて勢いがついてくるという構成もまた良い。すっかり忘れたような頃にC/Wでリメイクされているがそちらでは原曲で感じたあのなんともいえない切なさや感動がほとんど感じられなくなっていた。これはオリジナルが断然良い。
★★★★☆
3rdアルバム『LINDBERGV
8thベスト『
-EALRY FLIGHT-ゴールデン☆ベスト
19thシングルC/W(NEW VERSION)
2ndベスト『
SINGLES FLIGHT RECORDERU』(NEW VERSION)


3rdシングル JUMP
90年3月28日
2ndアルバムからのリカットシングルで「今すぐKiss Me」でのブレイク後にリリースされた。1stに続いてメンバーが作詞作曲編曲に関与してないが、この曲はLINDBERG王道の範疇に入るような応援歌系。ただ他の応援系楽曲に比べるとやや軽めな雰囲気なので、わざわざ「10セントの小宇宙」を差し置いてシングルカットするような曲だったとはあまり思えない。
★★★☆☆
2ndアルバム『LINDBERGU
2ndベスト『
SINGLES FLIGHT RECORDERU
8thベスト『
-EALRY FLIGHT-ゴールデン☆ベスト
12thベスト『
LINDBERG★BEST
1stベスト『
FLIGHT RECORDER 1989-1992 -LITTLE WING-』(92年再録音)
4thベスト『
LINDBERG BESTU FLIGHT RECORDERW』(92年再録音)
6thベスト『
BEST OF SINGLES』(92年再録音)
7thベスト『
FINAL BEST』(92年再録音)
11thベスト『
BEST FLGHT』(92年再録音)
2ndライブ盤『
FINAL FLIGHT

JUMP


4thシングル Dream On 抱きしめて
90年9月26日
作詞は朝野深雪だが「今すぐKiss Me」のスカスカ具合とは正反対に今作では初期LINDBERG王道に合わせた応援楽曲に仕上げている。元々は最初からバンドサウンドだったが、リテイクではピアノとボーカルのみで静かに始まり、サビで一気にバンドが入ってきてテンポアップという構成に大幅にリアレンジされている。最初に聞いたのがリテイク版だったこともあり切なく始まって盛り上がっていくリテイクのほうが好きだがオリジナルの方にも衝動的な良さがある。20周年でもさらに大幅にリメイクされている。メンバーにとっては意外とアレンジの耐用年数が短い曲なのだろうか。
★★★★★
4thアルバム『LINDBERGW
2ndベスト『
SINGLES FLIGHT RECORDERU
8thベスト『
-EALRY FLIGHT-ゴールデン☆ベスト
1stベスト『
FLIGHT RECORDER 1989-1992 -LITTLE WING-』(92年再録音)
3rdベスト『
LINDBERG BEST FLIGHT RECORDERV』(92年再録音)
5thベスト『
WORKS COMPOSER'S BEST』(92年再録音)
6thベスト『
BEST OF SINGLES』(92年再録音)
7thベスト『
FINAL BEST』(92年再録音)
9thベスト『
Supporters' songs』(92年再録音)
10thベスト『
SUPER BEST』(92年再録音)
11thベスト『
BEST FLGHT』(92年再録音)
12thベスト『
LINDBERG★BEST』(92年再録音)
2ndライブ盤『
FINAL FLIGHT
20周年リテイクベスト『
LINDBERG]]』(09年再録音)

Dream on 抱きしめて


5thシングル ROUGH DIAMOND
90年10月24日
A面では初の渡瀬マキ作詞。最初のベスト盤『FLIGHT RECORDER』で外されてリテイク音源がなかったせいか以降ほとんどのベスト盤に収録されなくなってしまった不遇3部作の第1弾。今作もまた応援歌だが、内容がかなり幼い。舞台は学校だが中高生どころか対象年齢は小中学生くらいまで下がるような勢い。間奏の「D・I・A・M・O・N・D」の叫び連呼も元気なわりに若干寒気を感じるノリで時代性を感じる。アーリー90'sってB'zの「LADY NAVIGATION」といいなんかこういうところあるよね…。というわけで初めてこの曲を聞いた頃にはもう高校生になっていたので(発売から10年以上後)、その時点でさすがにこれはもうちょっと若い子向けかなと思った。
★★★☆☆
4thアルバム『LINDBERGW
2ndベスト『
SINGLES FLIGHT RECORDERU
8thベスト『
-EALRY FLIGHT-ゴールデン☆ベスト
12thベスト『
LINDBERG★BEST

ROUGH DIAMOND


6thシングル OH! ANGEL
90年11月21日
シングルA面で渡瀬マキ作詞じゃない最後の曲(他は1st〜4th)。働きすぎな1990年の5作目、3ヵ月連続リリースの最後を飾った。走ってる系の曲が多い初期の中では中途半端なテンポだからか、この曲はなんか印象が薄い。キャッチーさはさすがだし、勢いだけではないという側面を90年最後に示せたのは良かったのかもしれないが、収録されている4thアルバムの楽曲がどれもこの曲を軽く越えていたため、結果的に4thアルバム中では最もアルバム曲っぽい曲になってしまったような気も…。まあでもひたすら押せ押せで元気な曲ばかりでも疲れるからいいバランスにはなっていたのかな。
★★★☆☆
4thアルバム『LINDBERGW
2ndベスト『
SINGLES FLIGHT RECORDERU
8thベスト『
-EALRY FLIGHT-ゴールデン☆ベスト
12thベスト『
LINDBERG★BEST

OH!ANGEL


7thシングル GLORY DAYS
91年3月27日
4thアルバムへの先行シングル。全期を見渡してもけっこう珍しいド・バラードシングル。青春を謳歌しているような4thアルバムのラストを飾り、青春の終わりのような雰囲気の卒業を歌った何とも寂しい楽曲。夢をすてられず彼と別れてまで旅立つという展開なのだが、夢を追う希望ではなく夢を追うことで失うものがある"失うことの切なさ"を歌っている。初めて聞いた時はかったるくて好きじゃなかったんだけど年月を重ねてみると凄くいい曲に思えてきた。OLの日常に行くのではなくこのような大人になっていく感傷をもう少し歌っていけばファンの成長と寄り添って行けたんじゃないかと思う。そういう意味ではちょっと早すぎた名曲だったかも。
★★★★☆
4thアルバム『LINDBERGW』(Album Mix)
2ndベスト『
SINGLES FLIGHT RECORDERU
8thベスト『
-EALRY FLIGHT-ゴールデン☆ベスト
12thベスト『
LINDBERG★BEST
解散ライブ会場限定ベスト『FLIGHT RECORDER-FINAL MEMORIES-』(02年再録音)

GLORY DAYS


SUNSET BLUE
「GLORY DAYS」C/Wにして4thアルバムでは「GLORY DAYS」の1つ前に収録されていた。こちらはLINDBERGらしさ全開のサウンドだが、これもやはり青春時代の終わりを歌っていて相当切ない。"嫌いだってあの頃言ってたネクタイしめ"とか初めてネクタイ締めた就活時にかなりくるものがあった。"ずっと一緒にいてあげたかったよ"と歌われており別々の道を進んだ模様。これと「GLORY DAYS」は大人になってくるとなんか胸にしみてくるものがある。過ぎ去ってしまったものへの後悔とは違うけどそれに似たような寂しさ。元気サウンドなのに泣ける名曲。ていうか当時の勢いを考えるとこれA面で「GLORY DAYS」をC/Wにすればよかったような…。この曲のその後を描いた「Teenage Blue」は解散決定後のシングルとして発表されており、合わせて聞くと時の流れを感じられてまた切ない。
★★★★★
7thシングルC/W
4thアルバム『
LINDBERGW
2ndベスト『
SINGLES FLIGHT RECORDERU
8thベスト『
-EALRY FLIGHT-ゴールデン☆ベスト


8thシングル BELIEVE IN LOVE
91年7月3日
『LINDBERGW』冒頭を飾った曲。シングルカットされて、カットながら大ヒットした代表曲の1つ。恋愛応援歌的な曲だがこの曲も勢いがあるし、メロディー・アレンジ全てが完璧な全盛期ソング。リテイクでは冒頭がサビから入るバージョンになっている。さらに勢いが増したサウンドは圧巻。「今すぐKiss Me」ばかりがどんどん代表曲として1人歩きしてしまった中で、懐古番組で2番手で出てくる曲があるとすれば大体この曲か?ダウンタウンとウッチャンナンチャンが共演していたバラエティ「夢で逢えたら」のテーマ曲だったそうで、当時を知る人にとってはけっこう印象が強いらしい。
★★★★★
4thアルバム『LINDBERGW
2ndベスト『
SINGLES FLIGHT RECORDERU
8thベスト『
-EALRY FLIGHT-ゴールデン☆ベスト
1stベスト『
FLIGHT RECORDER 1989-1992 -LITTLE WING-』(92年再録音)
3rdベスト『
LINDBERG BEST FLIGHT RECORDERV』(92年再録音)
5thベスト『
WORKS COMPOSER'S BEST』(92年再録音)
6thベスト『
BEST OF SINGLES』(92年再録音)
7thベスト『
FINAL BEST』(92年再録音)
9thベスト『
Supporters' songs』(92年再録音)
10thベスト『
SUPER BEST』(92年再録音)
10thベスト『
SUPER BEST』(92年再録Ver.の2007 New Mix)
11thベスト『
BEST FLGHT』(92年再録音)
12thベスト『
LINDBERG★BEST』(92年再録音)
解散ライブ会場限定ベスト『FLIGHT RECORDER-FINAL MEMORIES-』(02年再録音)
2ndライブ盤『
FINAL FLIGHT
20周年リテイクベスト『
LINDBERG]]』(09年再録音)

BELIEVE IN LOVE


HAPPY BIRTHDAY
同じく4thアルバム曲だったが「BELIEVE IN LOVE」C/Wとしてカットされた。元気になれるそのままズバリなバースデーソング。バンドアレンジだった原曲からリテイクではかなりにぎやかなアレンジに変更されている。大人になるにつれてそういえば子供の頃は誕生日ってやたらお祭りだったなぁ…と遠い目になる曲に変わっていく。
★★★★☆
4thアルバム『LINDBERGW
8thシングルC/W
2ndベスト『
SINGLES FLIGHT RECORDERU
8thベスト『
-EALRY FLIGHT-ゴールデン☆ベスト
1stベスト『
FLIGHT RECORDER 1989-1992 -LITTLE WING-』(92年再録音)
4thベスト『
LINDBERG BESTU FLIGHT RECORDERW』(92年再録音)
5thベスト『
WORKS COMPOSER'S BEST』(92年再録音)
7thベスト『
FINAL BEST』(92年再録音)
11thベスト『
BEST FLGHT』(92年再録音)


LOOKING FOR A RAINBOW
名曲多すぎな『LINDBERGW』の中でも特に好きな曲。このアルバムラスト3曲は単純に青春!応援歌!夢は叶う!的な理由なき希望だけでなく、青春の終わりとか寂しさ、切なさが漂っているのがまたたまらない。先生や友だち、親が「あの子には近寄らないで」と言うような学校も来なくなってしまい世間的には不良と言われるような幼馴染の事を主人公が思い、幼馴染の気持ちを思うというような歌。この幼馴染の抱える孤独が切ない。それに恐らく1人だけ気づいている主人公。メロディー、ボーカルも切なく、ラストにかけての渡瀬マキのフェイクも最高である。名作。3連リズムでアクセントがちょっと変わってるサウンド面もかなり最高。こういう歌詞の曲がもう少しあったら、この当時のファンが大人になってしまってからも離れなかったような気がする。若い時にこういう歌詞が書けたのになんで明後日の方向に行ってしまったのか…。まああっちが渡瀬マキの本質っぽいからしょうがないんだけど。
★★★★★
4thアルバム『LINDBERGW
8thベスト『
-EALRY FLIGHT-ゴールデン☆ベスト
5thベスト『
WORKS COMPOSER'S BEST』(ライブバージョン)


9thシングル I MISS YOU
91年10月18日
卒業までの半年を彼女目線で描く片思いのラブストーリー。中高生感覚のラブストーリーといったところか。今までスタジオ演奏シーンだけだったPVが初めて図書館に撮影場所を移して制作されたのでよりいっそう学校イメージが強い。短髪でボーイッシュだった渡瀬マキの髪も伸びて女の子っぽくなっている。応援歌とは違うところでまた青春の傑作が生まれた感じ。最後、告白するところで曲は終わってしまうが果たして結果は…。
★★★★★
1st臨時アルバム『EXTRA FLIGHT
1stベスト『
FLIGHT RECORDER 1989-1992 -LITTLE WING-
2ndベスト『
SINGLES FLIGHT RECORDERU
4thベスト『
LINDBERG BESTU FLIGHT RECORDERW
6thベスト『
BEST OF SINGLES
7thベスト『
FINAL BEST
11thベスト『
BEST FLGHT
2ndライブ盤『
FINAL FLIGHT

I MISS YOU


Dream Factory
舞台は工場。ここで働く人が「もっと違う自由を見つけたいよ」と歌いながらも自分の仕事には誇りと夢を持っているという前向きな歌。社会人になれば共感間違いなしと思われる歌で、辛くても誇りを持てたならば自由はなくても幸せなんだろうと思う。そこに至るのが困難な時代ではあるけど。ベスト盤に選曲されたことはないが、02年の解散ライブでちゃっかり選曲されているので、「MINE」「今すぐKiss Me」などの重要曲と並んで2作のライブアルバムで皆勤賞を達成。別にライブ映えするようなノリのいい曲ではないが、C/W含めてライブ音源だけで何故か3バージョンも発表された。隠れた人気曲というのもうなずける。
★★★★☆
1st臨時アルバム『EXTRA FLIGHT
10thシングルC/W(ライブバージョン)
2ndベスト『
SINGLES FLIGHT RECORDERU』(10thシングルC/W音源)
1stライブ盤『
Lindy Wingding
2ndライブ盤『
FINAL FLIGHT


10thシングル 恋をしようよYeah!Yeah!
92年4月22日
コカコーラCMソングとしてメンバーも出演。92年唯一となった紅白にもこの曲で出演したのでけっこう知名度高いかもしれない曲。勢い1本という感じで曲の半分以上は「Hello! I Love You 恋をしようよ Yeah! Yeah!」と連呼しているだけ。とにかく勢いとノリに任せればいいシンプルイズベストな楽曲だが、意外とサウンド面は聞き応えもある。ただ唯一の紅白出場がこの曲とかある意味これでファン以外にとっては歌詞が軽いノリだけのバンドみたいなイメージが決定づけられてしまった気がしなくもない。
★★★★☆
5thアルバム『LINDBERGX
1stベスト『
FLIGHT RECORDER 1989-1992 -LITTLE WING-
2ndベスト『
SINGLES FLIGHT RECORDERU
3rdベスト『
LINDBERG BEST FLIGHT RECORDERV
5thベスト『
WORKS COMPOSER'S BEST
6thベスト『
BEST OF SINGLES
7thベスト『
FINAL BEST
10thベスト『
SUPER BEST
11thベスト『
BEST FLGHT
12thベスト『
LINDBERG★BEST
2ndライブ盤『
FINAL FLIGHT
20周年リテイクベスト『
LINDBERG]]』(09年再録音)

恋をしようよ Yeah!Yeah!


Over The Top
5thアルバムの中ではこれまでの応援歌路線を継承した数少ない楽曲ながらこれまでにないサウンドを聞かせている曲。シングル級。こういう曲を平気でアルバム曲にしてしまい、シングルカットに違う曲を選んでしまう辺りに当時の彼らの勢いとレコード会社の選曲担当のセンスの無さが感じられる。後半しつこいくらいの怒涛のサビ連発は圧巻。
★★★★★
5thアルバム『LINDBERGX
1stベスト『
FLIGHT RECORDER 1989-1992 -LITTLE WING-
3rdベスト『
LINDBERG BEST FLIGHT RECORDERV
5thベスト『
WORKS COMPOSER'S BEST
7thベスト『
FINAL BEST
9thベスト『
Supporters' songs
11thベスト『
BEST FLGHT
解散ライブ会場限定ベスト『FLIGHT RECORDER-FINAL MEMORIES-』(02年再録音)
1stライブ盤『
Lindy Wingding
2ndライブ盤『
FINAL FLIGHT
20周年リテイクベスト『LINDBERG]]』(09年再録音)


11thシングル さよならBeautiful Days/千年たっても
92年11月6日

さよならBeautiful Days
ベスト盤に至る3週連続リリースの1週目にリリースされた先行シングル。そのままベスト盤に速攻収録されたためオリジナルアルバム未収録の唯一のシングル。卒業ソングかと思いきや失恋ソングでひたすら勢いのある曲だがなんかメロディーがちょっと変で独特の雰囲気を醸し出している。過渡期的な楽曲でどうにも印象が良くない。
★★☆☆☆
1stベスト『FLIGHT RECORDER 1989-1992 -LITTLE WING-
2ndベスト『
SINGLES FLIGHT RECORDERU
4thベスト『
LINDBERG BESTU FLIGHT RECORDERW
11thベスト『
BEST FLGHT

千年たっても
実は両A面扱いとして公式に扱われているが、『SINGLES』にしか収録されていないC/WよりもC/Wのような埋もれ楽曲。ブラスアレンジも入ったにぎやかウキウキ系な楽曲は当時よりもこれ以降ポップ化していく今後の路線に近い雰囲気を感じる。
★★☆☆☆
2ndベスト『SINGLES FLIGHT RECORDERU

さよならBeautiful Days / 千年たっても


12thシングル Magical Dreamer
92年11月13日
『LINDBERGX』からのC/W共々のリカット。3週連続第2弾が何故か翌週のベスト盤には未収録の曲で前のアルバムからのシングルカットというわけの分からないリリース。しかもC/Wも同じくシングルカットなので何をしたかったのかよく分からない。曲の勢いは前曲と被るが、こちらの方が王道の歌詞とメロディーになっている。またシングルとアルバムでは音源が異なる。物静かなイントロが加わっているのが1番分かりやすい違いだが…。曲調も路線も王道ではあるけど同系統の名曲に比べるとどうにも及ばない感じ。
★★★☆☆
5thアルバム『LINDBERGX
2ndベスト『
SINGLES FLIGHT RECORDERU』(シングルバージョン)
5thベスト『
WORKS COMPOSER'S BEST
7thベスト『
FINAL BEST

Magical Dreamer/この空にちかって

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