槇原敬之 第1次ワーナー時代・前期 1990-1992 レビュー
槇原敬之はデビュー前から作詞作曲編曲までこなして本格的な楽曲制作をしており、録音機材を持っていた友人の沢田知久(後に彼もプロのエンジニアになり96年頃〜02年頃までエンジニアとしても関与)とコンビを組んでデモテープを制作し、近所の店に置いてもらって販売していたとされている。そんな中で受けたオーディションにてデビューが決まり上京。自営業(電器屋)をやっている親の意向で大学進学を強く勧められていた槇原は当時浪人中という肩書で90年デビュー(大学にはブレイクと時を同じくして合格したが結局行く時間が無くなり中退)。1stアルバムの制作では西平彰が共同アレンジャーとして入ったが、本人は相当不服だったとされている。2ndアルバム以降は早くも単独アレンジに移行。そして91年に「どんなときも。」がミリオンセラーとなり、一躍トップミュージシャンとなった。そんな初期の名曲たちを振り返る。
※2014年、C/Wを追加して書き直し。
1stシングル NG
90年10月25日
1stアルバム『君が笑うとき君の胸が痛まないように』と同時発売でのデビュー。デビュー作なのにタイトルが「NG」で、売上もNGになってしまったという問題作(?)。後のヒット曲に比べて明確なサビも無く、佇まいが圧倒的に地味なので1stや5thベスト盤では最初の2曲を飛ばして「どんなときも。」から聞き始める人も多いかもしれない。シンプルなピアノバラードということでかなり地味な曲ではあるがじっくり聞くとメロの良さに浸れる。別れてしまったことの後悔を歌う歌詞は女々しくも切ない。初めて聞いたときはそんなに好きじゃなかったが聞き込むほどに名曲に思えるバラードだ。
★★★☆☆
1stアルバム『君が笑うとき君の胸が痛まないように』
1stベスト『SMILING』
5thベスト『10.Y.O』(10.Y.O Version)
8thベスト『Completely Recorded』4thライブアルバム『SYMPHONY ORCHESTRA "cELEBRATION 2010"〜Sing Out Gleefully!〜』(メドレーの1曲)
C/W RAIN DANCE MUSIC
同じく同時発売のアルバムにも収録。A面よりも明らかにシングルっぽいインパクトがある切ない失恋ソング。タイトル通り雨の情景がとてもよく浮かぶ楽曲で、最初期から情景描写に優れていたことが分かる。アレンジ面が少し固い気がするけどデビュー作のC/Wにしては恐ろしいほどの名曲。『SMILINGV』では全英語詞となり、タイトルも変更された「DANCING IN THE RAIN(ENGLISH VERSION)」としても収録されている。こちらもいい出来。
★★★★☆
1stアルバム『君が笑うとき君の胸が痛まないように』
3rdベスト『SMILINGV』(DANCING IN THE RAIN(ENGLISH VERSION))
2ndシングル ANSWER/北風
91年4月25日
共に1stアルバムからのリカット。前作同様に売れなかったが、「北風」は地元FMラジオでパワープレイを獲得したとされている。ANSWER
前作と同じタイプのピアノバラード。1stアルバムの1曲目を飾っているので、アルバム派のリスナーにとっては「NG」よりも、今作が始まりの1曲という感じがするのでは。これまた明確なサビの無いスローバラード。初期はベースやドラムも起用したりしなかったりしていたが、ギターベースドラムピアノが全て揃ったフルバンド編成なのは1stアルバムではこの曲だけ。別れそうなカップルが描かれていて一応最後には「君を抱きしめ」ているのだが…。この続きは2ndアルバム収録の「EACH OTHER」で描かれているが、ものの見事に別れてしまっているのでどうしようもなく切なくなる。「ANSWER」だけで完結しておいてよかったというリスナーも多いのでは。デビュー曲よりもこの曲の方が人気が高いようで2010年のcELEBRATIONライブで披露された時はピアノのイントロの瞬間に嬉しさで号泣しているファンの姿を見た事がある。
★★★★☆
1stアルバム『君が笑うとき君の胸が痛まないように』
1stベスト『SMILING』
5thベスト『10.Y.O』(10.Y.O Version)
8thベスト『Completely Recorded』3rdライブアルバム『SYMPHONY ORCHESTRA “cELEBRATION 2005”〜Heart Beat〜』
4thライブアルバム『SYMPHONY ORCHESTRA "cELEBRATION 2010"〜Sing Out Gleefully!〜』(メドレーの1曲)北風
後にリメイクされた「北風〜君にとどきますように〜」が有名だが初出はこちら。当時のクレジットは槇原と西平彰の共同名義だがベスト盤では西平彰の単独扱いにされている。リメイク版と比べて全く違うというほどには変わっていないがリメイクに比べればかなり機械的な印象。ただ1stアルバムのラストを飾っていたこの曲、多少アレンジが固くても確かな名曲に違いない。ただシングルカットされたのが思いっきり桜さえも散りきった新緑の季節だったってのはどうだったのか。しかも両A面の2曲目とか微妙に消極的な扱いだし。この曲が似合うのは年明け1月や2月でもいいんだけど、コーラス含めて全体のアレンジが、クリスマスっぽいこともあって、寒さが深まる晩秋〜年内までによく聞きたくなる。ベスト盤の収録は基本的にリメイク版の方だが『SMILINGU』にのみORIGINAL VERSIONの表記をつけて今作を収録している。
★★★★☆
1stアルバム『君が笑うとき君の胸が痛まないように』
2ndベスト『SMILINGU』4thライブアルバム『SYMPHONY ORCHESTRA "cELEBRATION 2010"〜Sing Out Gleefully!〜』(メドレーの1曲)
80km/hの気持ち
1stアルバムではシンプルなバラードが多い中で、明るくポップな曲。彼氏のいる彼女に恋をしている主人公の切なく苦しい思いが綴られているため、実は全く明るくは無い。サビ冒頭の英語詞のハマりが良くて非常に心地いい。この曲は『SMILINGV』ではリメイクされており、そちらの方がポップ色が強調されていて出来がいい。
★★★★☆
1stアルバム『君が笑うとき君の胸が痛まないように』
3rdベスト『SMILINGV』('98 NEW VERSION)
3rdシングル どんなときも。
91年6月10日
大ブレイク作にして最大のヒット。映画タイアップとCMタイアップで当初は振るわなかったがチャートを駆け上がってミリオンヒット。不朽の名作。00年代後半以降の「FNS歌謡祭」では毎回コラボでこの曲を歌わされるなど懐古需要も高く、ライブアルバムでも必ずこの曲は収録されており、観客の歓声も最高潮になるのが聞いてて分かる。ライフソングを押し出すようになったのは逮捕以降で、この頃はラブソング主流だったので自分を信じていこう的な曲は珍しかったけど、今にしてみれば本質的なところは実は変わっていなかったのが分かる。この頃は過渡期だったのでまだ生ドラムを使っているが、後の打ち込みドラムと比べてもあまり違いが無く、むしろ他の打ち込み曲よりも機械的な響きである。また「モーニング娘。」に先駆ける事7年、タイトルに「。」をつけたのは早かった。様々なアレンジ違いが後に発表されている。『Best LIFE』におけるversion4とは4バージョン目である事を指すが、10.Y.O Versionだけは単なるミックス変更なのでカウントに入っていないようだ。
★★★★★
2ndアルバム『君は誰と幸せなあくびをしますか。』
1stベスト『SMILING』
4thベスト『SMILING GOLD』
5thベスト『10.Y.O』(10.Y.O Version)
8thベスト『Completely Recorded』
12thベスト『春うた、夏うた。〜どんなときも。』
36thシングル『GREEN DAYS』C/W('07)
10thベスト『Best LIFE』(Renewed(version4))
42ndシングル『恋する心達のために』(キャラメルVer.)1stライブアルバム『THE CONCERT CONCERT TOUR 2002〜Home Sweet Home〜』
2ndライブアルバム『SYMPHONY ORCHESTRA“cELEBRATION”』
3rdライブアルバム『SYMPHONY ORCHESTRA “cELEBRATION 2005”〜Heart Beat〜』
4thライブアルバム『SYMPHONY ORCHESTRA "cELEBRATION 2010"〜Sing Out Gleefully!〜』(メドレーの1曲。アンコールでメドレーをもう1回やったので2回収録)C/W どんなときも。(ballad version)
服部克久の編曲で、オーケストラアレンジによるバラード調にアレンジされた別バージョン。よりじっくり歌を聴くことが出来るものの、アレンジが大げさすぎる感は否めず、あくまで原曲あってのオマケ的なバージョンにも思える。2ndアルバム冒頭を飾っているインストゥルメンタルヴァージョンというのはこのballad versionを短く編集したインストだが、インストゆえにメロ部分を奏でていないため、ballad versionを知らないで聞くと全く「どんなときも。」には聞こえない。個人的にはシングル盤を入手してballad versionを聞いたのは2010年前後になってからだったため、それより10年以上前から聞いていた2ndアルバム冒頭のインストゥルメンタルヴァージョンが何で「どんなときも。」というタイトルなのか10年以上に渡って謎のままだった。肝心のオリジナルは長らくC/Wでしか聞けない音源だったが、発売から21年の時を経てベスト盤収録された。
★★★☆☆
2ndアルバム『君は誰と幸せなあくびをしますか。』(インストゥル・メンタル・ヴァージョン)
11thベスト『秋うた、冬うた。〜もう恋なんてしない』(ballad version)
僕の彼女はウェイトレス
バラードばかりの2ndアルバムの中でも飛びぬけて明るくてポップな曲。彼女とラブラブで「君の笑顔の理由がもう1つ増えるなら 今降り出した雨だって 僕はやましてみせるよ」と歌うサビの恋愛絶頂無敵状態の歌詞が微笑ましい。実際メロディーの高揚感もすさまじくて聞くとテンションの上がる1曲。特にサビのメロディーの高揚感がハンパじゃない。さらに盛り上がる間奏のWow Wowコーラスも効果的。ベスト盤『SMILING』が未だに価値を失わない理由の1つにこの曲の収録がある。ただ収録された2作のアルバムではどちらも次の曲が失恋の曲という配置になっている。特に『SMILING』では次が一瞬で失意のどん底に落ちていく『SPY』。Wow Wowコーラスが唐突に途切れるというエンディングからの、間髪を入れずの「SPY」のイントロとかある意味出来過ぎ。
★★★★★
2ndアルバム『君は誰と幸せなあくびをしますか。』
1stベスト『SMILING』
4thシングル 冬がはじまるよ
2ndアルバムのヒットがあったとはいえ『どんなときも。』も単体でロングヒットしており、ちょうどベスト20から落ちたところで10位に初登場した曲。サッポロ冬物語のビールCMソングで、今後もこのタイアップは地味にウィンターソングの代表的ヒットを飛ばしている。翌週には5位に上昇し、冬の間トップ10に居座って76万枚のヒットになった。アップテンポな幸せ系ラブソングということで『どんなときも。』のプレッシャーに負けない別の方向で勢いのある曲という印象だが個人的にはマッキーの冬の名曲が他に多いのであまり好きな方ではなかったりする。07年にはEvery Little Thingがカバー。エイベックスに移籍したばかりだった槇原がコーラス参加した。若い世代にはELTの印象で根付いてる人も多いかも。『Best LOVE』ではかなりゴージャスなビッグバンド風に生まれ変わっている。
★★★☆☆
3rdアルバム『君は僕の宝物』
1stベスト『SMILING』
5thベスト『10.Y.O』
8thベスト『Completely Recorded』
9thベスト『Best LOVE』(Renewd)C/W 勝利の笑顔
安定の温もり系バラード。学生時代の友人との再会(と青春の思い出)を描いているんだけど、ただの同性の友人にしては描き方がドラマティックすぎるのは後の「MILK」にも通じるところか。それなりの扱いを受ければそれなりの人気曲になりそうなものだが、2012-2013年の春夏秋冬ベストでワーナー前期8センチシングル時代のアルバム未収録C/Wが救済される中で、今作だけが取り残されてしまうという超不遇曲になってしまった。
★★★☆☆
アルバム未収録
5thシングル もう恋なんてしない
92年5月25日
初動で30万近くをたたき出しながらB'z「BLOWIN'」に大差で及ばなかったため、最高2位。それでも2番ヒットとなる140万枚を売上げた代表曲その2。究極の失恋ソング。切なさ爆発のメロディーとアレンジにとにかく引き込まれる。精一杯に「もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対」とややこしい言葉回しで強がってみるものの未練残りまくりの情けない姿が泣ける。失恋ソングというと真っ先に浮かぶ曲はこれ。なおこの曲を巡ってかつて友人が「槇原のさー、「もう恋なんてしないなんて〜♪」って曲のタイトルさー、「もう恋なんてしない」だよね?あいつが「もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対」がタイトルだよとか言い張るんだけど!」とかいうややこしい電話がかかってきたことがある。
★★★★★
3rdアルバム『君は僕の宝物』
1stベスト『SMILING』
4thベスト『SMILING GOLD』
5thベスト『10.Y.O』
8thベスト『Completely Recorded』
11thベスト『秋うた、冬うた。〜もう恋なんてしない』
38thシングル『Firefly〜僕は生きていく』C/W('08)
9thベスト『Best LOVE』('08)1stライブアルバム『THE CONCERT CONCERT TOUR 2002〜Home Sweet Home〜』
4thライブアルバム『SYMPHONY ORCHESTRA "cELEBRATION 2010"〜Sing Out Gleefully!〜』(メドレーの1曲。アンコールでメドレーをもう1回やったので2回収録)C/W 夏のスピード
異国情緒のある笛系のアレンジが効果的な失恋ミディアムポップス。直近で別の夏歌「くもりガラスの夏」がアルバムに入ったためなのか、アルバム未収録のまま放置されるなど扱いが不遇だったが、21年の時を経てベスト盤収録されている。
★★★☆☆
12thベスト『春うた、夏うた。〜どんなときも。』
くもりガラスの夏
3rdアルバム収録の明るいサマーポップ。とはいえやはり失恋ソングで、幸せな描写が全て過去形なのが切ない。『SMILINGV』では生音に差し替えられたリメイクで収録されたが、この頃は一気にアレンジがカラフルさを増した時期なのでどちらを聞いてもいい感じ。
★★★★☆
3rdアルバム『君は僕の宝物』
3rdベスト『SMILINGV』('98 NEW VERSION)
12thベスト『春うた、夏うた。〜どんなときも。』
三人
3rdアルバム収録。槇原がデビューを控えて上京した際に、オーディションの審査員をやっていたエンジニアの家に半年ほど居候させてもらった時の実話がそのまま歌になった曲。エンジニアの人とやがて一緒に住み始めたその人の彼女との東京での最初の思い出を記録した温かい曲。曲自体はこのアルバムの中では普通なのだが、実話だというエピソードを聞くと何とも暖かい。曲の最後に「ビアガーデンに行く約束」をまだ果たしてないと歌われているがその後、行ったのだろうか?
★★★☆☆
3rdアルバム『君は僕の宝物』
遠く遠く
06年にCMでも使用されたため、近年では「どんなときも。」にも並ぶ勢いで知名度が高く、アルバム曲の中では最も有名だと思われる名曲。東京で2度目の春を迎えて外苑通りに来ていた時に、新社会人のスーツ姿を多く見かけた事から生まれた曲とのことで、上京した新社会人応援歌となる前向きな曲。「どんなに高いタワーからも見えない僕のふるさと」は故郷の大阪の事でもあるが大阪に限定せずに多くの上京して期待と不安の多い若者を励ました。自分だけでなく、聞く者全てのテーマソングのような名曲。何故か秋冬ベストのリクエスト投票で5位にランクインするというキテレツな事態に陥り、秋冬ベストの中で外苑の桜を咲き乱れさせてしまった。
★★★★★
3rdアルバム『君は僕の宝物』
1stベスト『SMILING』
4thベスト『SMILING GOLD』
23thシングル『桃』C/W(桜ヴァージョン)
14thアルバム『LIFE IN DOWNTOWN』初回盤のみ('06ヴァージョン)
10thベスト『Best LIFE』('06ヴァージョン)
11thベスト『秋うた、冬うた。〜もう恋なんてしない』
12thベスト『春うた、夏うた。〜どんなときも。』(桜ヴァージョン)4thライブアルバム『SYMPHONY ORCHESTRA "cELEBRATION 2010"〜Sing Out Gleefully!〜』
君は僕の宝物
アルバム表題曲バラード。幸せの曲。暖かさに溢れたバラードで、最初聞いたときは別に何でもなかったのだがじわじわ聞いてくるスルメ曲。シンセのピョコ・コン・コン・ピョコ・コン・コン・ピョコ・コンココンココンというフレーズも今となってはこの音色が少し古くも聞こえるが印象的。リメイク版でもこのフレーズは残されてそのまま現代的にブラッシュアップされた印象だ。アルバムでは冒頭とラストにこの曲のインストを入れているためより印象的。幸せの意味を忘れぬようにかみしめようとしている主人公は、少し今までの主人公に比べると大人だ。
★★★★★
3rdアルバム『君は僕の宝物』
2ndベスト『SMILINGU』
4thベスト『SMILING GOLD』
9thベスト『Best LOVE』(Renewed)1stライブアルバム『THE CONCERT CONCERT TOUR 2002〜Home Sweet Home〜』
3rdライブアルバム『SYMPHONY ORCHESTRA “cELEBRATION 2005”〜Heart Beat〜』
4thライブアルバム『SYMPHONY ORCHESTRA "cELEBRATION 2010"〜Sing Out Gleefully!〜』
6thシングル 北風〜君に届きますように〜
92年10月25日
「北風」を自らのアレンジでリメイクした曲。基本的なアレンジは変わっていないが、サビから入る構成や全体的な温もりのある雰囲気など大幅にパワーアップ。リカットでありながらも60万枚を売上げた。槇原冬の名曲No.1といってもいいほどでとにかく素晴らしい。リメイクだったためか、オリジナルアルバムには未収録でベスト盤にのみ収録されている。
★★★★★
1stベスト『SMILING』
4thベスト『SMILING GOLD』
5thベスト『10.Y.O』
7thベスト『Song Book“since 1997〜2001” 』
8thベスト『Completely Recorded』
9thベスト『Best LOVE』
11thベスト『秋うた、冬うた。〜もう恋なんてしない』C/W 涙のクリスマス
こちらは当時の最新作『君は僕の宝物』からそのままシングルカット。タイトル通りの失恋クリスマスバラード。現実的には十分にあり得る話なんだろうけど、何もわざわざクリスマスに切なさを増幅させる曲を聞かなくても…という感じがするのであまり聞かない1曲。
★★★☆☆
3rdアルバム『君は僕の宝物』
11thベスト『秋うた、冬うた。〜もう恋なんてしない』