SUITS/スーツ 9話

ついにシニアパートナーに昇格した甲斐(織田裕二)は幸村(鈴木保奈美)から戦友である会計事務所の所長(石田ひかり)を紹介される。石田ひかりは25年務めた会計士の西村まさ彦を穏便にクビにしたいと告げる。西村まさ彦は経歴詐称をしていたことが発覚したのだった。この話を聞いた鈴木(中島裕翔)は他人事とは思えず、さらに西村まさ彦が自分と同じ記憶能力を持っている事も知り、ちゃんと話し合うべきだなどとコメント。これを聞いた西村まさ彦はその通りだと契約書へのサインを止めてしまう。

他人事と思えない鈴木は独自に調べていき、既に10年前に経歴詐称が把握されていたことを突き止め何か別の理由があるはずだと主張するが、石田ひかりは政治方面へも太いパイプを持ち、幸村は関係を崩したくないし、シニアになったばかりの甲斐も余計なことするなよという態度。改めて経歴詐称について鈴木が思い悩むこととなったが、甲斐は甲斐で鈴木を守り信頼していたようで独自に調査を進めていて、最終的に2人揃って石田ひかりの不正を暴くことに成功。幸村もこれに乗っかったことで最後は割とあっさり解決したが、この案件はドラマ前半の2人の信頼関係では無理だったと思うし、信頼を結べたからこそだった。

一方で砂里(今田美桜)にキスされ、真琴(新木優子)からもキスされた鈴木。しかも今回は調査に真琴だけでなく、砂里も協力していて出番も均等な感じでドラマ的にどっちに傾けたいねん状態を保ちつつ、砂里の事は妹としか見れないとコメント。強がる砂里だったが、遊星(磯村勇斗)には泣きながら本音を告げた事で、遊星がキレて幸村に経歴詐称の件をあっさりバラしてしまった。妹泣かしたとはいえ…最後まで疫病神全開だなこの人…。ていうか弁護士になったとしか言ってなかったのに事務所調べ上げた上で、その代表が地下駐車場に出勤してきた絶好のタイミングにピンポイントで待ち伏せするとか不気味なまでの張り付きっぷりがマジ祓っても祓っても祓いきれない疫病神そのものじゃないか。

まあ鈴木も鈴木で妹扱いにしても甘えすぎたところはあったが、高校強制退学以降その強烈な呪いにより切っても切れない強力な疫病神しか友人が寄り付かず、その疫病神の妹がとても気のいい常識人で協力的な天使のような子(実際天使ほどではない普通にとてもいい子だが他に誰も寄り付かないので天使にしか見えない寸法)だったらあのくらい甘えすぎてしまうのも仕方ないところではあるのか…。正直経歴詐称の秘密共有の件含めると一緒にいて楽なのは圧倒的に砂里だったと思う。真琴だと親父がまず竹中直人だからなぁ…。兄が疫病神か、親父が竹中直人かっていうのも究極だが…。

SUITS/スーツ 8話

建設会社の有害塗料による健康被害の集団訴訟の控訴審を受けることになった甲斐(織田裕二)は幸村(鈴木保奈美)から鈴木(中島裕翔)だけでなく、真琴(新木優子)、蟹江(小手伸也)にいつも苛められているアソシエイトの健斗(岩井拳士朗)と組む事に。健斗はモブまみれのアソシエイト勢の中では初期から目立っていた人物で、大“輔”呼びを聞いていて幸村に匿名で密告した事もある人物。今回も真琴に大”輔”と呼ばれていた事を告げてあいつ何か秘密があるなどと不穏な事を言っていたが…。

なんと早々に鈴木の記憶能力に圧倒されてほとんど役に立たないままに相手側への情報漏えい騒動を起こしてそれを真琴に押し付ける真犯人という散々な役どころに…。しかも一応謝罪はしたが真琴を下に見る発言をするなど蟹江ゆずりの外道っぷりを発揮。ここまでの悪党っぷりを見せておいて蟹江が保身のために(辞められると蟹江の責任になるので)クビにしなかったので無傷で済んでしまう始末。

また今回の相手側弁護士は以前も出てきた甲斐の後輩の山本未來。原告の弱みを握って脅迫して訴訟を辞めさせるという手段の選ばない手法でどんどんと追い込んでいく。周囲が甲斐のやり方を真似ているとか、蟹江もまるで甲斐を相手にしているようだとか評していたけど、ここのところの甲斐は割と人情味のあるところを見せることも多いので、明らかに山本未來の方がえげつないような…。その辺、甲斐との違いを誰か言及するのかと思ったら誰もしないし…。

結局最後まで残った矢田亜希子を突破口に別の悪事を暴くことで大逆転勝利。今回も締めは鈴木との名タッグwith復帰した真琴でチームワークも見せてきた。

必死に真琴をかばって玉井(中村アン)の協力もあって犯行を暴いた鈴木は先週失った真琴の信頼を取り戻すことにも成功。しかし砂里(今田美桜)との三角関係も複雑になってきた。通常どっちかはあんまり魅力的に描かないようなところなのに、どっちも魅力的で凄く難しい三角関係になってないかこれ。

そして遊星(磯村勇斗)も早くも再上京。鈴木は冷たく追い返してしまったが、何故か「東京でもう1度勝負したいんだ」とか謎の勝負許可を請うてきただけだったので勝手にやってくれよで丁重に追い返したほうが良かったのでは…。

それにしても矢田亜希子の出番の少なさが…。ここ1,2年は連ドラにはゲスト出演しかしてないし、去年の『未満都市』でも出番少なかった。ストーリーの展開上完全に山本未來の方が目立ちまくりで格上の扱いになっていたが、織田裕二とは04年の月9『ラストクリスマス』で主演カップルだっただけに格落ち感がハンパ無かったのは切なかった。

SUITS/スーツ 7話

甲斐(織田裕二)のクライアントであるリゾートホテル社長が海外ホテルからの合併話を受けようとするが、その条件はほとんど吸収だった。社長本人は乗り気だったが、ホテルのブランドや経営方針もほとんど残らない合併条件は弁護士として飲めないとする甲斐。その相手弁護士は1話の替え玉受験息子の親だった弁護士の橋本さとし…だったが、彼は所属事務所を移籍しただけで、担当弁護士として登場したのは聖澤(竹中直人)。真琴(新木優子)の父だった。

ここに来て色々な人間関係を一挙公開。

・橋本さとしと蟹江(小手伸也)は友人同士で橋本さとしが好条件の移籍が出来たと移籍を勧めたので、甲斐と幸村(鈴木保奈美)が最近親しげで甲斐の昇進が近そうなことに焦った蟹江はあっさり裏切ろうとするフラグとなり、聖澤と接触。それを真琴が目撃して玉井(中村アン)に伝えたシーンまで描かれたが、その後出番は無く、幸村が最後に給料を上げた(それで裏切りを阻止した)とコメントしていたのでそれで処理された模様。前回も使えないっぷりを披露した蟹江だが、今回も新人面接でパワハラを行いネットで苦情を書かれ、幸村にガッカリされるという使えなさっぷり。初期の頃は鈴木含む若手へのウザ絡みを笑いのポイントにしようとしている感じもあったけど、ここのところは単なるパワハラと失態ばかり。もう少し優秀なところも出してくれないとマジで目障りな存在になってきた…。

・事務所の「幸村・上杉法律事務所」の「上杉」とは何なのかの謎が明らかになった。上杉本人は一切登場しなかったが、幸村が上杉を半ば追放する形で現在は休職扱いにしているが実質幸村1人で事務所を引っ張っている状態らしい。そして上杉と聖澤が親友同士だったため、幸村は今回は甲斐をむしろそそのかして対抗させようとしていた。

・さらに蟹江が面接でパワハラした新人候補の1人が真琴の親友にしてかつて鈴木(中島裕翔)が女装して替え玉してあげた子だった。なかなか事務所に受からないこの子は真琴に替え玉をバラして、真琴にも替え玉(鈴木)を斡旋しようとする。真琴も本番のテストが苦手で鈴木に対策を教えてもらいつつも悩んでいたので話を受けてしまい、鈴木はバレてはいけないと焦る。約束の場所に偶然現れたフリして励ましの言葉をかけるが、最後は結局替え玉の人=鈴木とバレてしまった

最終的に聖澤の強引な乗っ取り攻撃に対して甲斐も奇策でぶち返して実質勝利で幕を閉じたが、ここに来て実は知り合いでしたがあちこちで連発されるという忙しない人間関係だった…。

一方で前々回で決別して改心したはずの遊星(磯村勇斗)が早速砂里(今田美桜)に鈴木と2人で新たなビジネスをしたい!とか電話かけてきた懲りないっぷりは最早ギャグだった。

前回辺りで急に変わってきた感じはあったけど、今回で完全に甲斐と鈴木は信頼し合っていてようやくコンビっぽくなった。甲斐の不必要に突き放す態度も無くなったし、現場に鈴木を帯同させることも自然に増えた。鈴木は以前だったら報告せずに1人で悩んでいたが替え玉の子が表れたら即座にヤバイと甲斐に報告(さすがに真琴との繋がりに関しては砂里の方に相談)、逆に甲斐が冷静に大丈夫だと判断してからかったりと打ち解けた関係に。まさか半分越えまでかかるとは思わなかった…長かった…。

SUITS/スーツ 6話

幸村(鈴木保奈美)経由で慈善事業にも尽力している財団会長(ジュディ・オング)が20億円の投資をだまし取られてしまったので取り返してほしいという依頼が甲斐(織田裕二)に舞い込む。大型案件である事と金融系に詳しいという理由から蟹江(小手伸也)とタッグを組むことが命令されて2人で取り掛かるが…。

鈴木(中島裕翔)はリゾート開発社長(大澄賢也)から環境系の大学院生の娘(佐久間由衣)に会社のシステムに侵入されて横領されたという案件の解決に奔走。環境データを改善して環境破壊をしてまで島のリゾート開発をしようとする方針に娘が反対しているというものだったが、佐久間由衣は最強レベルのハッカーという側面を持ち合わせており、鈴木の正体まであっさり暴かれてしまう。最終的には死んだ母が島のリゾート開発を願っていた事と、結局死んでしまったが開発を急いでちょっとデータ改ざんに手を出してしまっていたことが判明し、親子を和解させることに成功した。

一方で甲斐と蟹江だったが、まず蟹江が強く尋問した事で経理部長が持病の発作で死亡。相手が経理部長1人の責任で20億を3000万にしようとしてきたので甲斐は経理部長の妻に協力を願い出ようとするが、来るなと言っておいたのに蟹江がノコノコと来てしまったため、経理部長の妻は激怒。協力を得られなくなってしまう。

連続の失態にさすがに焦った蟹江はマラソン中に偶然同じくマラソンしていた相手方の若手弁護士と遭遇。このまま悪事に加担するのはどうなのかと迫り、裏切らせて不正経理の情報入手に成功。しかし即座に相手弁護士に「コイツの裏切りを予見していたので偽データにすり替えておいた」と返されてしまったので、若手弁護士は「蟹江に脅されて仕方なく!」と叫んでしまい、ますます事態は悪化。ある意味でこれっきり出てこなかったこの若手弁護士が今回1番すべてを失った感もあるが

結局、鈴木が親子関係を解決したことでハッカー佐久間由衣を引き込んだことで佐久間由衣のハッキング技術で蟹江の取ってきたデータが本物だった事やそれ以上の情報を入手。これらのデータを持って甲斐が金融は詳しくないので蟹江の力が必要だ!と譲歩したことで3人協力体制で不正を暴いて20億を取り戻すことに成功。

しかしジュディ・オングがお礼に来た時に蟹江がいなかったので、甲斐だけが感謝されていたが甲斐は「私1人の力ではない」としっかりコメント。しかしジュディ・オングが帰るのを見た蟹江は「抜け駆けしたな!」と怒り出す始末。この態度から甲斐は状況が逆だったら蟹江が抜け駆けするつもりだったのかと心底ガッカリして終了。

また佐久間由衣が鈴木の正体を暴いているときに立ち聞きしていたアソシエイト仲間の健斗(岩井拳士朗)が匿名で経歴詐称を密告。呼び出された甲斐と鈴木は目の前でハーバード大学のデータベースから「Daisuke Suzuki」の写真を見るという決定的状況に追い込まれるが、親子関係改善をお膳立てしてくれた鈴木への感謝として佐久間由衣がデータベースの写真をダイス・スズキ(清原翔)フェイスから大貴(中島裕翔)フェイスのものに差し替えていたので、ただのイタズラだったことになり、ギリギリで危機を回避するのだった…。ていうかそんなネット上でアクセス可能な顔写真そのまま放置してたのかよ…。まあこれで本名の大貴の方を調べられない限りは、大輔としてのデータベース上の経歴はほぼ鉄壁になったけど。

これまでも蟹江は台詞上では優秀だとされていたが、アソシエイトにパワハラめいた難題を押し付けたり、機嫌で怒鳴り散らしたり、不要に甲斐と張り合ったり、手柄を気にしたりと、実力よりも嫌味な側面ばかり描かれてきていた。今回少しは優秀なところを見せてくれるのかと思ったらまさかの事態を終始悪化させていく無能っぷりを連続披露。最後の最後で失態の1つは失態ではなく相手が言い訳で逃げていて情報は正しかった事と、ようやく金融に詳しいという得意ジャンルを生かして解決に尽力はしたものの…。甲斐が譲歩して態度を軟化させたのに対して蟹江が失態を詫びずに最後まで手柄の事をネチネチ言っているというのは甲斐じゃなくてもあの心底ガッカリした表情にはなるわな…。

世にも奇妙な物語 秋の特別編(2018)

脱出不可

坂口健太郎主演。目を覚ました坂口健太郎は謎の部屋に監禁されており、ネット中継されていた。室温が徐々に上昇する中、強制的に脱出ゲームを強いられるが、やがてかつて火事をSNS投稿したのが原因で被害者に復讐されていることに気付く。

欅坂46の『残酷な観客達』+けやき坂46『Re:Mind』の復讐要素を足したような始まりだった。違うのは脱出不可としながら成功した事だが、自宅に帰ると坂口が放火犯だったことにネット上でされていて大炎上したままバッドエンド。

てことで結局近年よくやってるネット中傷の揶揄+『残酷な観客達』+『Re:Mind』って感じだった。

あしたのあたし

国仲涼子主演。夫との関係も冷めてきていた主婦の国仲涼子のスマホに突如連ドラの予告風の動画が届くようになり、それは未来予告だった。しかし、予告らしい巧みさで未来のシーンが切り貼りされているため、実際の出来事との落差もあり、当初は戸惑うが徐々にハマっていくという話。

忍成修吾との不倫に向かいそうになるが、最終的には夫の元へ走りハッピーエンドかと思いきや、忍成修吾の彼女の森田涼花に刺されて死亡するというバッドエンド。最後にサイボーグ化した国仲が森田に復讐しに向かうという謎予告を脳内展開して国仲が死亡するという謎オチであった。なんか笑いに変えて終わろうとしてたけど完全に滑ってて笑えな…。

幽霊社員

佐野史郎、勝地涼主演。老齢の幽霊社員となっていた佐野史郎だが、ある日期待の若手ながら過労死した勝地涼の幽霊に遭遇。勝地涼曰く、社内で自分の姿を見ることができたのは佐野史郎だけだという。助言を受けながら手がけていたプロジェクトを代わりに完遂することになった佐野史郎はアワアワして周りにバカにされながらも徐々に勝地涼の情熱に影響されて変わっていく。

今回唯一のハッピーエンドに近い話。しかし途中で祈祷師が入って勝地涼を消してしまい、佐野は1人で奮闘することになり成功は収めたものの、勝地涼が復活せず、別の幽霊が大量に沸いて出るというオチはせっかくいい話でまとまりそうだったのに変な感じになってしまった…。

クリスマスの怪物

川栄李奈主演。幼馴染がイジメターゲットになり、首謀者側について身を守っていた川栄李奈が、その罪を悪びれないという自分勝手はお話。クリスマスにトナカイのコスプレで商店街で歌わせるという強烈なイジメをお見舞いし、その直後に転落して半身不随状態となり施設へ移動した幼馴染。これ以降毎年クリスマスにホラーと化したこの幼馴染を見かけるという話を恋人の本郷奏多の前で友人の話として聞かせるという構成だったが、本郷奏多に話しているケンカした程度の話と、実際に回想シーンとして放映されている壮絶なイジメ話が全くリンクしていない時点でなんか川栄の方がサイコさん。

普通この手の話だと忘れていても早い段階で思い出してごめんなさいごめんなさいになるところ、ホラー化した幼馴染に追われても一切謝らず、ついには高かったドレスを破られたという理由で何とブチ切れ逆襲反撃に転じるというホラー破りの図太さを見せた川栄。そのまま何とホラー化した幼馴染の首を絞めて何で死んでないんだ!などとのたまい殺そうとするサイコっぷり披露。

本郷奏多の正体は神(サンタ)であり、せっかく懺悔のチャンスを与えたのに…と残念そうに語ると、幼馴染だと思っていたホラー化した女性はイジメの首謀者が罰により変貌した姿だったと判明。両者に追い詰められた川栄は容赦なく罰を受け、自らもホラー化してTHE END。

割とありがちな過去の罪が取り返しのつかない報いとなって返ってくるパターンのホラーではあったけど、主人公が一切謝罪しない、むしろホラー相手に反撃する、真相を知らされ追い詰められても最後まで悪いと思わない…というネジの外れっぷりは新しかった。

マスマティックな夕暮れ

玉城ティナ主演。ここ最近のパターンである『クリスマスの怪物』の前に前編を流して、EDテロップ終了後に後編を流す分割モノ。

バカな不良に絡まれた玉城は不良たちが死んだ先輩のタカシ君を黒魔術でよみがえらそうとしたが、行う手順に数学の知識を多数必要するため力を貸せと脅される。一緒に勉強しよう!と提案した玉城は不良たちを鍛え上げ、不良たちはメキメキと優等生化。

そしてついに黒魔術を成功させ、先輩リアルに復活。しかし賢くなった不良たちと、バカな先輩とかみ合わなくなっていた。さらにライバル校から新たに黒魔術の誘いを受ける玉城で強引にEND。前半に比べて後半のオチが露骨に雑で意味不明だった…。