SUITS/スーツ 1話

アメリカで2011年に始まり、現在シーズン7まで放映されているドラマの日本版リメイク(タイトルもそのまま)。あの10年前の伝説の迷走作『太陽と海の教室』以来となる織田裕二主演。そして91年月9ブランドをブランド化させた伝説のヒットドラマ『東京ラブストーリー』の主演カップル、織田裕二と鈴木保奈美の27年ぶり共演も話題になっていた。これに便乗して放送前には夕方の再放送枠で『東京ラブストーリー』の再放送が行われ、再放送されることがニュースに、再放送の視聴率までもがニュースに、若い人にも携帯の無い時代のラブストーリーが新鮮に受け入れられているといったリバイバルヒットを誘発するような持ち上げ記事まで出回った。

幸村チカ(鈴木保奈美)が代表の『幸村・上杉法律事務所』で働く甲斐(織田裕二)は負けた事のない優秀な弁護士だったが勝つためには手段を選ばない一匹狼な性格だった。AIビジネスで成功したダイス・スズキ(清原翔)が元社員に訴えたれた案件をスレスレの手腕であっさり解決した甲斐はシニアパートナーへの昇格を狙っていたが、チカが条件として若手の弁護士“アソシエイト”を雇う事を絶対条件として挙げたため、募集を行う事に。甲斐の性格を熟知している秘書の玉井(中村アン)が面接をして甲斐が気に入りそうな性格を見抜く形で面接が始まった。

冒頭は鮮やかに事件1つ解決という導入だったけど、このダイス・スズキ、そしてダイス・スズキの案件がラストに向けてからんでくるという構成。甲斐のライバル弁護士として蟹江(小手伸也)が出てきたが、演じている小手伸也は春クールの『コンフィデンスマンJP』の五十嵐・ナレーション役として2話から登場したのに実質主演3人に続く存在感を発揮して好演していた人物。これまでほとんど連ドラのレギュラー出演は無かったようだが、まさかの1年に2回の月9レギュラーとはよっぽど制作サイドに気に入られたのか。

完全記憶能力を持ち、高校2年生のときに司法予備試験に合格して天才少年として記事になるなど将来を期待されながらも悪友の遊星(磯村勇斗)にそそのかされて替え玉受験の依頼を受けたのがバレて退学となった鈴木大貴(中島裕翔)は以降フリーター人生。自身はまともに就職しながらも悪事を考える天才である遊星にそそのかされての犯罪行為を繰り返していた。その日も遊星の紹介で替え玉受験を行うももう遊星の悪事の紹介は引き受けないと宣言。しかし故郷の祖母が骨折入院し、施設に入所させるための資金が必要になった事から結局引き受ける事に。

借金を重ねてヤバくなっていた遊星は麻薬取引に手を出し、その資金を持たせて大貴に何も教えずに取引を行おうとする。しかし気になりすぎた大貴は途中でカバンの中身が大金である事、そしておとり捜査である事に完全記憶能力により気づき(おとり捜査官がつけていた工事会社の名札が同デザインなのに社名が違っている事や休みだと張り紙が貼ってあったはずのジムを営業中だと案内してきた事で違和感に気づいた)逃亡を開始。

その逃亡の最中、逃げ込んだ扉の先が玉井のいる面接部屋だった。何故か玉井の目にかなった大貴は甲斐の元に通され、追い込まれて全てを話すことになるが甲斐はこれを面白がる。さらに成り行きで完全記憶能力を見せつけることになった大貴は、その能力を甲斐に見込まれる。ここで先ほどのダイス・スズキが出てきて、ダイス・スズキは海外拠点で会社を経営していたが元は弁護士資格を持っていて今も弁護士会に名前が登録されていた。しかしそれは現在使用しているダイス・スズキではなく、本名の鈴木大輔。大貴とは一文字違いで年も近かったため、甲斐は大貴に鈴木大輔の経歴をコピー(資料全部暗記&実際に出身校やハーバード大学を訪れて鈴木大輔が辿った人生をほぼ全て覚える)して鈴木大輔として部下になれ!と命令。

元々弁護士になりたかった大貴は戸惑いながらも引き受けるがいよいよ準備が完了した初出勤の日、冒頭で解決したダイス・スズキの案件が甲斐のメールねつ造によるものだったことが相手にバレてしまい(甲斐をよく思っていない蟹江が無駄に相手に接触して情報を与えてしまったためバレた)、甲斐はクビ瀬戸際になってしまいピンチに。

このためそれどころじゃなくなって大貴も即刻クビにしてしまったが、相手の弁護士の息子がなんと“遊星の紹介で替え玉受験をした”という依頼相手であった。大貴がおいていった過去の犯罪歴資料にそれを発見した甲斐は慌てて大貴を呼び戻し、相手弁護士を脅して解決。晴れて大貴は大輔として働くことになり物語が始まった!

初日クビ!→やっぱり呼び戻し!などドタバタ遠回りをしたのでちょっと長かった…。しかもその割に諸問題は解決してないし。一応対応するために過去の犯罪歴を全て書類にまとめて提出させてはいたし、それを見れば遊星が火種確実なのも分かるはずだが対応する様子がない(その悪友とは縁を切れと命じたのみ)とか。甲斐は大貴の祖母の入院費用や引っ越し費用を出すよりも、そばにいる限り大貴の才能をもってしても転落人生確実になるほどの疫病神である遊星の借金を肩代わりして2度と関わるなと命じた方が長い目で見て確実だと思ふ

いくら拠点海外だからってダイス・スズキに何も言わずに勝手に成りすまして大丈夫なのかと思ったが、解決後にダイス・スズキがもう日本には戻らないような事を甲斐に告げた後に、甲斐がその弁護士資格がもったいないのでちょっとお話が…とかやってたので一応本人許可取ったのだろうか。どっちみち成りすまし完了した後なので事後報告すぎ

パラリーガルの真琴(新木優子)と大貴の恋模様フラグはちょっと強引だったけど、中村アンだと少し年上だし、そもそも『東京ラブストーリー』カップルの27年ぶり共演だけじゃいくら何でもアラサー以下全置き去りになるので、20代半ば同士の若手で恋愛要素というところも月9らしくていいのかも。

中島裕翔はHey! Say! JUMPの中ではそんなに主演イメージが無いのでいきなり月9とは驚いたけど、過去2度の主演は全部フジだったのでいきなりの起用でもない。またこの状況だと完全に織田裕二主演で、仮にコケたとしても織田裕二のドラマがコケたという事になるし、当たれば当たったで織田裕二の相棒役を好演していたという扱いになって株が上がるはずなので主演やるよりもリスクが無い。これが山田涼介だったら主演じゃないとダメみたいなところがあるんだろうけど、平成も終わり、Hey! Say! BESTメンバーはいよいよアラサー、Hey! Say! 7メンバーは岡本が休止になって山田、知念侑李、中島の3人になってみな20代半ばだけにここで押していくにはこれはとんでもない好条件っぽい。

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