竹内まりやデビュー40周年企画の1つとして2018年11月23日(金・祝)~12月7日(金)の期間限定で劇場公開された映画「souvenir the movie~MARIYA TAKEUCHI Theater Live~」を見てきた。
両親がほぼ同世代で元々『Souvenir~Mariya Takeuchi Live』以降のアルバムが全て現物で家に置いてあるのは両親が聞いていたというのも大きく、『Denim』なんかはリリース当時22歳の俺にはちょっと渋すぎてさっぱりだったが両親の方が世代的に響くものがあったらしい(「人生の扉」とか)。
そんなわけで良いタイミングなので見てきた。やはり来ているのは両親前後の世代が多かったが、一応自分と同世代のいわゆるドラマ『眠れる森』世代(カムフラージュ)もいるにはいた。
さてこの映画だが一応ライブフィルムではあるが、竹内まりやは結婚以降は00、10、14年しかライブをやっていない。そして00年のライブは前述の『Souvenir~Mariya Takeuchi Live』として全曲ライブCD化されているが、映像に関しては小出しにされており、後年に数曲がNHKで放送されたり、シングルとかアルバムの初回盤DVDに収録されたりした。
今回はその00、10、14年のライブ映像、現在の竹内まりやのインタビュー、山下達郎のコメント(本人は登場せずに音声と写真のみ)、レコーディングスタジオ、出身地出雲、デビューアルバム『BEGINNING』の半分をレコーディングしたLAのスタジオ訪問などを随所に織り込み、最後に撮り下ろし&幼少期の写真等で構成した「いのちのうた」のMV風映像、そしてエンドロールで締めという構成。
全体通していい音と大スクリーンでライブを堪能できて素晴らしい内容ではあったが、『Souvenir~Mariya Takeuchi Live』から結局「マンハッタン・キス」以外全曲やったので音源的には聞き覚えのあるものばかりだった。「マンハッタン・キス」はこの少し前に行われていたファンミーティングの会場で映画には含まれないレア映像として流されたらしい。
もちろん音だけでなく映像も付くと印象はだいぶ変わってきて新鮮さはあるし、またこの00年のライブでドラムを担当している青山純は13年に亡くなってしまっているので2度と生でそのプレイを見ることはできないわけで貴重な映像の1つでもある。
とはいえ10、14年は数曲ずつ織り交ぜただけだったのは少々残念だった。ライブから18年、どんだけ00年のSouvenirをコンテンツとして引っ張るねん…という感じだったのでここでようやくの映像全出し(「マンハッタン・キス」はファンミで流したそうなので)はある意味で待望ではあったのかもしれないが…しかし18年の歳月は重かった。
00年の映像というのが16:9ではなく4:3で画面が狭くなってしまう上に、大スクリーンで見るにはかなりしんどいざっらざら、ボッヤボヤの画質。00年当時は昭和に比べればめっちゃクリアと思っていたのに、18年も経つと00年の映像がこんなに大昔の映像に見えてしまうとは思わなかった。いや実際2000年の18年前だと1982年なわけでそう考えると仕方ないのかもしれないが…。
対して10,14年のライブ映像だと16:9で画面も広がり、映像も鮮明。「人生の扉」とか改めてライブで見るのは感動的だった。こちらはほとんど音源も出ていないのだから10,14年の映像がもっと見たくなった。
2週間限定公開でそれっきりとかもったないことはせず、この機会にファンミ限定で流した「マンハッタン・キス」も含めて00年の『Souvenir』全曲DVD化を済ませてしまおうという事で、10,14年はその後に取っておく算段なのか?エンドロールでまた本編で使用していない10、14年のライブ映像を映像だけ流す(BGMはご丁寧に00年『Souvenir』の「Closing~純愛ラプソディ(Instrumental)」という『Souvenir』今度こそ全放出っぷり)もんだからもっとそっちの方を見たくなってしまった。
そんなわけでまた会いましょう的な締めだったので、近々待望のライブというのはある…かもしれない。その時はライブに行きたいところだ。
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