souvenir the movie~MARIYA TAKEUCHI Theater Live~

竹内まりやデビュー40周年企画の1つとして2018年11月23日(金・祝)~12月7日(金)の期間限定で劇場公開された映画「souvenir the movie~MARIYA TAKEUCHI Theater Live~」を見てきた。

両親がほぼ同世代で元々『Souvenir~Mariya Takeuchi Live』以降のアルバムが全て現物で家に置いてあるのは両親が聞いていたというのも大きく、『Denim』なんかはリリース当時22歳の俺にはちょっと渋すぎてさっぱりだったが両親の方が世代的に響くものがあったらしい(「人生の扉」とか)。

そんなわけで良いタイミングなので見てきた。やはり来ているのは両親前後の世代が多かったが、一応自分と同世代のいわゆるドラマ『眠れる森』世代(カムフラージュ)もいるにはいた。 「souvenir the movie~MARIYA TAKEUCHI Theater Live~」の続きを読む…

亜人

2017年公開。2012年から連載中の漫画原作で、2015~2016年には劇場版アニメとして3作、2016年には2クールアニメとしても制作された作品の実写映画版。原作が完結していない事もあり、独自のストーリーとなっている。

亜人とは不死の能力を持った新たな人類の事。死ぬと即座に復活する能力を持っている。回復能力自体は持たないため、絶命するまでに負うダメージや欠損等はそのまま。絶命すれば全て元に戻る。この特性を理解している亜人は一定のダメージを受けて動きが鈍くなると自殺するか近くに仲間がいる場合はわざと殺させて復活する戦法を取っておりこのことを「リセット」と称している。

亜人を捕獲する場合は復活自体は超スピードではないため復活する前に連続で殺し続ける(銃弾を撃ち込み続け)事で拘束を図る、麻酔弾を撃ち込むことで眠らせるなど亜人の身体能力自体は一般人と変わら無い常識の範囲内のため、能力の隙をついたものが存在する。劇中では麻酔弾が有効策として用いられるため、麻酔弾を撃ち込まれた亜人は即座に「リセット」もしくは撃たれたのが腕などの場合は該当箇所を容赦なく切断して対処し、改めて隙を見て「リセット」を図るといった方法で対処している。麻酔弾の撃ち込みに成功した場合、捕獲側はそれをさせないために更なる連続攻撃を、亜人側は動けなくなる前に対処しなくてはならなくなり、より激しい攻防が繰り広げられる。

これ以外には亜人は黒い幽霊のような怪物を生み出す能力を持っている。黒い幽霊はきわめて戦闘力が強いが個体差が激しく、主人のいう事を全く聞かない奴から気まぐれな奴、忠実な奴がいる上に、黒い幽霊を出すことができない亜人、何体でも生み出せる亜人など、亜人によってかなり異なる

いずれにせよ亜人は死なないと自分が亜人であることに気づかないケースも多く(初めて死んで復活する前には黒い幽霊の能力を出すことはできない模様)、主人公の永井圭(佐藤健)もその1人だった。

病弱の妹(浜辺美波)を救うために医者を目指して研修医となった永井圭(佐藤健)だったが交通事故で死んでしまう…が復活し、亜人である事が発覚。大勢の人に復活を目撃されてしまったうえに亜人が国内で3例目だった事もあり、政府により「保護」されるが、責任者の戸崎(玉山鉄二)はチームに非道な人体実験を命じて亜人の生態を徹底研究しており、永井は拘束されたまま何度も殺されるという終わることのない地獄を経験していた。

そこにかつて同じような実験を受けた過去の2例である佐藤(綾野剛)と田中(城田優)が亜人仲間を救出するために潜入。助け出された永井だったが、容赦なく研究員を殺そうとする佐藤に対して反発。佐藤と戦闘となり、「リセット」や黒い幽霊の能力の発動など亜人の特性を一通り理解しつつも経験の差で劣り、一緒に逃げ出そうとした生き残りの研究員を助ける事はできなかったが、かろうじて自身は脱出。田舎に逃げ延びて亜人だと知りながら優しく匿ってくれた老人宅に隠れ住む。

佐藤と田中は政府に亜人の特区を認めるように要求し、当初は人道実験を暴露して国民の同情を買う作戦できたが、戸崎がそんな事実はないと突っぱねたことでテロリスト路線に転向し、厚生労働省を自爆テロで爆破し、大量のSATを殺害したのちに東京ごと寄越さなければ毒ガスをばらまくと宣言。

入院中の妹が襲撃されたため、妹も呼び寄せて田舎で隠れていた永井だったが、自身も佐藤の仲間になっている可能性があると報じられたことと、そろそろ噂になっていたので村の者たちに疑われて逃げざるを得なくなった。妹の襲撃時に妹を守ったのが戸崎のボディーガードとして雇われていた泉(川栄李奈)で彼女もまた亜人だったため、自身と妹の身の安全のために永井は戸崎に取引を持ち掛け、佐藤一派の確保に全面協力するから成功したら別の身分を用意して2度と政府は自分に関わるなと約束させる。こうして亜人・人間VS亜人テロリストの戦いが始まった…。

という事で映画の予告では交通事故にあった永井が亜人として蘇るシーンが印象的に用いられていたが、実はそのシーンは後から明かされる回想シーンで、亜人として捕獲されるまでの話は全部カット。いきなり主人公がグルグル巻きで拷問されているというインパクトのある始まりとなり、そのままスピーディーに駆け抜ける。序盤はちゃんと亜人の特性を説明しながら迫力あるバトルを展開するのでおいていかれる事もなく、非常にテンポのいい映画だった。

ただ人物描写が浅くなったところもあり、極悪非道な人体実験の責任者として登場して永井にも容赦なかった戸崎に対するフォローがあまり無いままに永井が戸崎と協力し始めるのは少し違和感はあった。意識不明で入院中の婚約者がいてそのために手段を選ばずに任務を遂行しているとか、立場が上の政治家に全部押し付けられて板挟みになっているような描写もあったんだけど、その一方で亜人の泉(川栄李奈)に対してはかなりドSな態度で泉の方もまるで犬のように従うし、「私の傍を絶対に離れるな」とちょっと深入りしすぎなくらいに支配している様子。佐藤が典型的な快楽殺人犯で分かりやすい悪役なのでこんなんでもまだ筋道が分かりやすくはなっていたけど…。しかし川栄李奈は本当にあちこちに出演してきて確かな存在感を示すなぁ…。今作も好演だった。

黒い幽霊に関しては亜人の死なないという能力に対して何の関係も無い上に、発動が亜人次第という事で戦闘シーンの迫力はあるんだけどなんでこんな能力が別途くっついているのかイマイチよく分からないところはあった。

斉木楠雄のψ難

2017年10月公開。
ジャンプ漫画の実写化。2015年夏に実写映画化が発表されるもそのまま続報が無くなり、やがて今度はアニメ化が発表され16年7月にはアニメ化された。実写映画は頓挫したかに思われたが話は進んでいるとされており、結局発表から2年以上経過した2017年10月公開となった。

原作の文化祭のエピソードを軸にしてオリジナル要素、原作の各要素を繋ぎ合わせたストーリー展開となっている。レギュラーキャラクターでも削減されたキャラクターがいて、映画公開に合わせて原作漫画にてネタ(映画に出れなった面々がインタビュー形式でその思いを語る)として扱われた。

見た目は忠実だが…

ストーリー自体はほぼあってないような感じで、緩いギャグ映画といった装い。ビジュアル面はかなり原作のキャラクターに寄せているので、見た目における「斉木楠雄のψ難」っぽさはかなりそのままなんだけど、各キャラクターは一側面のみをブーストさせたり、似てるの見た目だけだったり差が激しい。

山﨑賢人の斉木はほぼそのままだが、原作・アニメ共に喋っているところを映さずにモノローグ進行というところは破って普通に喋る。ローテンション感もほぼそのままではあるが、同じようなトーンで喋らせればそれはアニメで喋り倒している神谷浩史の方が圧倒的にうまいとはどうしても思ってしまう。

ヒロイン照橋心美を演じた橋本環奈は何故かやたらと顔芸を連発する顔芸ハイテンションキャラになっており、ブスネタが好きな監督福田雄一らしいというか、カワイイ橋本環奈がすさまじい顔芸でをするというギャップで笑いを取りに行く方向。良くも悪くも橋本環奈のただ美形なだけじゃない顔芸を拝めるのが今作の最大のポイントになっている…がさすがに最後まで連投しすぎて飽きる。照橋も今作ではモノローグが非常に多いが、橋本環奈は思いのほかハスキーで全盛期の遠藤久美子に近い声なので斉木同様にどうしてもアニメで喋っている茅野愛衣の方が圧倒的にうまいと思ってしまう。差別化のためにハイテンションや顔芸でアレンジしたのかも。

新井浩文による燃堂はそのビジュアルの完成度(特殊メイク)がすさまじくて公開前から話題になっていたが、いざ喋ってみると…なんかテンション感が違う。ただ暗い声で喋ってるだけでテンションも低く、燃堂らしいとぼけたアホっぽさが全くないのは予想外だった…。これに関してはアニメの小野大輔があまりに燃堂として完成されすぎていたのもあるか。

吉沢亮の海藤は中2病で独壇場となっていて上手い事は上手いんだけど、実写でこれだけ延々見せられるのはちょっとイタすぎて辛い。実はビビりだとか気弱だとかその割に誰より友情に熱くていい奴だとか、中2病ネタキャラながらも実は作者にけっこう大事にされている感のある海藤のその他の要素が映画ではオールカット…。

賀来賢人の窪谷須は話の都合上で伊達眼鏡ではなく近眼扱いされた以外はほぼそのまま好演。

笠原秀幸による灰呂は笠原秀幸自体に熱血要素があまり無いし、元々修造キャラだったのでなんか他にいなかったのか。ていうか笠原秀幸って99年の映画『GTO』で主要生徒やってた役者で、2013年に『BAD BOYS J』でも不良生徒やってて驚いたのにまだ高校生役で出てきたのが驚き。

両親を演じた田辺誠一、内田有紀もほぼそのまま。蝶野を演じたムロツヨシと校長を演じた佐藤二朗は福田雄一御用達な感じでやっぱりいる…っていう感じではあったが、ムロツヨシは割となりきっていたし、ヨシヒコで顕著だったようにほとんどまともに演技せずにボケ倒してふざけ倒す芸風が酷くなってきた佐藤二朗はほとんど出番が無かったのでかなりふざけようとはしていたが目立たなかったので良かった。

個人・個人・個人で交流が全くない

そんなわけで各キャラクターはイメージ通りにしつつ適度にアレンジ。先にアニメ化されてしまった弊害もあり、実際に喋ってみたら見た目寄せたのに中身が追いついてない…と思ってしまうところが多々出てきてしまったのは仕方が無いか…。

結果、良くも悪くもないが大して盛り上がりもしないままに各自が個人個人でだけ爪跡と笑いを残して終わる、という何もかも個人・個人・個人な話で終わってしまいほとんど印象に残らなかった。

原作にしてもアニメにしても各キャラの個性は強いがもう少しキャラ同士の交流があったり、斉木にしてもモノローグで「やれやれ」と嫌がっていながらも実際は悪くないと思っている…といった前面には出さないながらも一貫したトーンが確実に全体に貫かれていてここぞという時やエピソードの締めの時にそれが活きてくるのに、この映画にはそれは全くない。各自が各自濃いキャラで自分勝手にやっていて全く交流が無いのでそこが決定的だったかなと思う。

★★★☆☆

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散歩する侵略者

2017年9月公開。

元は2005年の劇団イキウメによる舞台作品で、その後2007年、2011年にも別キャストで舞台化され、2007年には舞台を元に小説化もされていた作品の映画化。映画に合わせて小説が文庫化されたほか、公開1ヶ月後には4度目となる舞台化も行われた。

また映画とは別設定、別キャストのアナザーストーリーとした「予兆 散歩する侵略者」がWOWOWで全5回の連続ドラマとしても放送された。 「散歩する侵略者」の続きを読む…