20th Century/Marsa Sakamoto 1st WISHES〜I’ll be there〜/You’ll Be in My Heart

スポンサーリンク

20th Century/Marsa Sakamoto
1st WISHES〜I’ll be there〜/You’ll Be in My Heart

B00005ECDQ
1999年11月25日
20th Century初のシングル。両A面だが「You’ll Be in My Heart」は3人ではなく坂本単独のMarsa Sakamoto名義。V6に先駆けてマキシシングル採用となった。

1st~8thシングルまでC/Wは全てカミセン楽曲だったため、V6内でのトニセン楽曲は『SINCE 1995~FOREVER』『GREETING』『NATURE RHYTHM』とアルバム限定だったが、1997年9月に1stアルバム『ROAD』で単独デビュー、1998年になると『Be Yourself!』C/Wにて9枚目にしてようやくトニセン名義のC/Wが収録され、2ndアルバム『!-attention-』も発売。そして1999年ついにシングルデビューとなった。

両A面シングルだがV6とは明確に異なる大人っぽい路線だったためか、カミセン人気が凄すぎたのか初登場10位売上12.4万枚とかなり地味な売上となった。

C/Wにはリミックス「WISHES〜I’ll be there〜(BRAVE STONE MIX)」を収録。トニセンは配信解禁を段階的に行い、シングル3作を1曲目のみ単曲配信としてアルバムを配信、そしてC/WとV6内で発表した残りの全曲を『トニ選曲集』として最終的にまとめたもののリミックス曲を除外としたため、「WISHES〜I’ll be there〜(BRAVE STONE MIX)」は未配信のままとなった。「You’ll Be in My Heart」は権利の問題なのか未配信である。

WISHES〜I’ll be there〜/20th Century

作詞作曲編曲:小幡英之
フジテレビ系『嵐のV1』エンディング。 1999年ワールドカップバレーボールに合わせて10月末~11月末まで土曜午後に1時間枠で5回放送された番組。タイトルにあるように『A・RA・SHI』でデビューする前後のを冠していてOPは「A・RA・SHI」だったが、嵐は”イメージキャラクター”、坂本昌行が”オフィシャルサポーター”として関わっていたためにド新人の嵐を引っ張る先輩ポジションで出演していたようだ。嵐を売り出すための番組でV6でエンディングというわけにもいかないだろうからトニセンにした感はある。

トニセンはアルバム2作の時点でもV6よりも落ち着いたポップス志向だったが、今作もこの時点のV6のシングルではやっていなかったようなミディアム調のロックナンバー。どっしりとしたロックバンドっぽい佇まいでJニーズのシングル曲としてはかなり渋い仕上がり。しかし年長組らしい大人っぽい貫禄はあり、トニセン独自の魅力はしっかり発揮されていると思う。よく考えると井ノ原まだ23歳で普通に若かったりはするんだけど…。当時はなんか暗い曲出てんなーくらいだったけど改めて聞くとこれが凄く良い。「出せない手紙」とかあの辺りまで行ったタイミングならV6で出しても似合っていたと思うし、もっと目立ってヒットしていたのでは。
★★★★☆
C/W(BRAVE STONE MIX)(未配信)
V6 1stベスト『Very best
ベスト『Replay~Best of 20th Century~
4thベスト『Very6 BEST』初回盤B
4thベストmu-mo限定予約生産盤『Very6 BEST』あなたのお名前入りスペシャルBOX盤

You’ll Be in My Heart/Marsa Sakamoto

日本語詞:湯川れい子、作詞作曲:Phili Collins、編曲:柿崎洋一郎
ディズニーアニメ映画『ターザン』日本語吹替版主題歌。オリジナル版主題歌を担当したPhil Collinsの日本語詞カバーとなる。

1997年末に伊丹十三監督が亡くなった際に氏の代表作である映画『マルサの女』というワードがけっこうニュースで飛び交った。何のことだか分からないし映画の内容も全く知らないのだが1999年時点で2年近く経過していても「マルサの女」というワードだけ記憶に何故か残っていたので最初にMarsa Sakamotoの字面を見た時に真っ先に「マルサの坂本」に変換されてしまったという謎の印象深さがある。しかし何故MasaではなくMarsa(マルサではなくマーサ)にしたのだろうか。現地主題歌を担当するならまだしも日本語吹替版なんだから”坂本昌行”で良かったように思うが…。サントラ盤への収録も国内盤だけなわけだし、海外向けの名義を使用した意図は良く分からないがこれも権利関係でそのままの名前で行けなかったとかなんだろうか。唯一のJニーズ×ディズニーだったしなぁ…。

ディズニー映画の主題歌っぽい曲だなぁ…という以上の印象はないが…坂本の歌唱力により安心して聞けるミディアムナンバー。原曲キーに合わせたため実際には坂本のキーよりも1つ高くて苦労したとからしいけど1つ高い程度でブレるような歌唱力ではなく問題なく上手い。作者でオリジナルシンガーでもあるPhili Collinsから世界各国での吹き替えバージョンの中で1番良いと絶賛されてNo.1として表彰されるなんて事もあったらしい。これだけの評価があったのにJ-FRIENDSの時は特に「People Of The World」なんかは堂本剛圧倒的ソロパート量!(マイケル・ジャクソンにも認められた)、2番TOKIO長瀬!3番手井ノ原!まではあからさま、坂本の登場は6番手(一応その後もう1回出てくる)でそこそこ上位扱いメンバーではあったけどTOKIO国分・城島辺りと変わらないような扱いに甘んじていたのはどうしてなのか。

ディズニー関連曲であるためか、『ターザン』のサントラ国内盤には収録されていた模様。V6/20th Centuryサイドでは『Very best』にのみ収録されたが、その後はトニセンのベストにも選曲されず、解散時の『Very6 BEST』のトニセン枠にも選曲されず、トニセンの配信からも除外され、ついには『Very best』の配信でもカットされてしまった。『Very best』だけ『Very best(Special Edition)』という表記になっているのは今作がカットされたからである。よってシングル盤か『Very best』CDを購入してこないと聞く事ができない。
★★★☆☆
未配信
V6 1stベスト『Very best』(配信版Special Editionではカット)

コメント

タイトルとURLをコピーしました