13th 愛が呼ぶほうへ
2003年11月6日
作詞:新藤晴一、作曲:ak.homma、編曲:ak.homma,ポルノグラフィティ
レーベルゲートCDは”元々ネットワーク認証型CCCD”として発売したもので専用音源(圧縮)をインターネットを通じて認証しないと再生できなかったため、ネット認証なしで専用音源を直接再生できるように改良したレーベルゲートCD2に進化。この11月6日発売のソニー系列のシングルから”2″へ移行した。なおどっちみちザル機能で一般的な普通のPCで普通のリッピングソフトを使えば普通にコピーできたため(ドライブに過度な負担はかかるが)、クソ真面目にレーベルゲートCDの機能を利用していたユーザーはほぼいなかったと思この”2″になってから翌年1月よりアルバムにも採用を開始したが結局1年経たずに撤退した。今作と『BEST RED’S』『BEST RED’S』「シスター」は撤退後に通常CDで再発されているのでレーベルゲートCD2と通常CDの2種存在する。
前作が7週連続トップ10入りしていた7週目9位にランクインしている週に初登場3位を記録して2作同時トップ10入りとなった。前作のヒットにより初動7.5万枚に回復し、今作も6位→4位→6位→8位→4位→5位→5位(合算2週分)と刻みまくる9週連続トップ10入りとなり、トップ10だけなら前作を上回った。100位以内16週、200位内24週と以降のロングヒットでは前作に大きく及ばなかったが累計29.7万枚、2作連続の大ヒットとなった。前作も今作も年間チャートでは分断されてしまっていて上位ではないし、急速に全体のCD売上が激下がりしていたのもあって「アゲハ蝶」までの数字には劣ってしまうが、1度落ち着いた後の第2の黄金期のような勢いがあった。
TBS日曜劇場ドラマ『末っ子長男姉三人』主題歌。日曜劇場、家族、心あたたまるといったキーワードのみで台本もドラマタイトルしか知らされていない状態で歌詞が書かれたとされ、”愛”の視点で”愛”からのメッセージが歌詞になっているという愛を擬人化したユニークな歌詞が印象的なミディアムナンバー。「ヴォイス」がもう1つしっくりこなかったのもあったが、ak.hommaのアップテンポではない曲としては今作がダントツで完成度が高いように思う。年末ミディアム~バラード系のシングルには当たりが多い。改めて作詞家新藤晴一の個性も際立った。
社会人1年目のクリスマスを描いたC/W「Hard Days, Holy Night」も秀逸だった(珍しくC/Wでも晴一×ak.hommaによる表題曲並のキャッチーな曲でもあった)のでシングル盤としての印象も強い。
★★★★★
1stベスト『PORNO GRAFFITTI BEST RED’S』
5thベスト『PORNOGRAFFITTI 15th Anniversary”ALL TIME SINGLES”』
6thベスト『ポルノグラフィティ全書~ALL TIME SINGLES~』
コメント