ひとりじゃない/堂本剛

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ひとりじゃない/堂本剛

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作詞:森浩美、作曲:MARK DAVIS、編曲:船山基紀
堂本剛主演、1995年夏クール日本テレビ系土曜9時ドラマ『金田一少年の事件簿』(第1シーズン)主題歌。4月にSPドラマとして放送された『学園七不思議殺人事件』の時は存在せず、連ドラ版からの起用年末のSP『雪夜叉伝説殺人事件』でも使用され、最終作となった映画『上海魚人伝説』では新規の主題歌は制作されず、今作と2期主題歌「Kissからはじまるミステリー」とのメドレーがエンドロールで使用された。オープニングはインスト曲(「bicycle ride」…と曲名を言われても分からないが下記で聞けば見ていた人は分かる。ついでに「the mysterious mallets」は道枝版リアルタイムの若い人でも聞けば分かる)で一貫してエンディング曲として使用された。2年後1997年の『A album』まで未発売のままだった。

1990年代前半頃からJニーズジュニアとして活動していてそれなりに目立つ扱いを受けていたもののあくまでJニーズファンに知られているレベルだったのが、この1年前の1994年夏クールのドラマ『人間・失格』に2人で出演して重要な役どころを演じた事で一気に知名度を上げていた。『人間・失格』を経て1995年はこのドラマ主演で剛が、そして1996年には光一の主演で双方単独主演を経て『若葉のころ』で再度共演…という流れとなるドラマの大ヒットもあって広く知られた曲となった最初の1曲。エンディングで流れていた際の歌唱映像は当然1コーラスのショートサイズだったが、この映像のフルバージョンが存在していて、主題歌としてはまだ使用されていなかった『学園七不思議殺人事件』のVHS版特典映像として収録された。当時のボーカルテイクでの唯一のフル音源となる。『A album』の音源はデビューに当たってボーカルを再録音しており、まだまだ初々しかったボーカルがだいぶしっかりしたものになっている。

『金田一少年の事件簿』との関連性はほとんどないほのぼのした雰囲気の楽曲だが、事件解決後に金田一がおとぼけかましながら平和的に終わる場面が多いエピローグ部分から使われている事が多かったのでエンディング曲としてはちゃんとハマっていた。金田一と言うと先の「the mysterious mallets」のようないかにもミステリアスなBGMのイメージが強いが、前述のようにOPで使用されていた「bicycle ride」も割と普段はおとぼけな感じの金田一のキャラに合わせたポップな雰囲気だったので、OP/EDは意図的にミステリアスさを排す方向性だったのだろう。本編当時から際立つ歌のうまさと、既に実績ある制作陣によるしっかりした良曲だっただけにエンディングでしか聞けないのがもどかしくて仕方なかった記憶。
★★★★☆
1stアルバム『A album

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