TUBE 35年で61シングル回顧+3~1996-1999~

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TUBE 35年で61シングル回顧+3~1996-1999~

96年4月に2作目のベストアルバム『TUBEstⅡ』を発売。この時期のアルバムは初回盤と通常盤で集計が分けられていたため『終わらない夏に』でのミリオン達成も記録上は分断されてしまっていたが、ベスト盤は1種発売だったのできっちりとO社集計上でのミリオンを達成。自身最大のヒットを記録した。売上としてはこれがピークとなり、シングル売上は徐々に低迷した。

また”夏”を入れたタイトルのシングルも「Only You 君と夏の日を」を最後に打ち止めとなり、97年以降は方向性を少し変えてのシングルが続くようになった。トップ10入りを逃すことも出てきたが、ドラマタイアップによる「きっと どこかで」は久々に目立ったヒットを記録して紅白再出場にまでこぎつけた。

個人的にはリアルタイムでTUBEをチャートで見るようになったのはこの時期から。

※2015年執筆、2020年全面修正+連載時は無かったアルバム曲を新規で少し追加

23rd Only You 君と夏の日を

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96年5月11日
作詞:前田亘輝、作曲:春畑道哉、編曲:TUBE
ベスト盤『TUBEstⅡ』が最高ヒットのミリオンセラーを記録している中でリリースされた1996年最初の新曲。タイトルに夏を入れたシングルを連投しまくるのは今作で打ち止めとなった。ベスト盤を経てこれまでよりもガツンとしたギターサウンドを前面に出した爽快サマーロックチューン。前年は大人になっていく感傷を歌った曲が少し目立ったが、今作ではノリノリな方向性になっている。当時CMで聞いたのが印象的だったのかTUBEはまだ認識していなかったが曲だけは耳に残っていた。サビの”一緒に飲み干したいね”は明らかにビールのCMを意識した歌詞だけど、これが小学生当時はいかにも大人!と思ったのを記憶している。しかし大人になっても一向にビールはおいしくならずにまずいままで、さらに水だろうとお茶だろうとジュースだろうと食事の際にジョッキレベルで水分を飲み干す事が出来ないままに30代も半ばを迎えてしまった。最早悟っているがあのジョッキを飲み干すことは生涯無いのだろう

という事で歌詞はそんなでもないが(おい)、メロディーとアレンジの爽快さが突き抜けていて今でも1,2を争うほど好きな曲。

演奏終わりにウォイエェェェェェ♪というボーカルが入っている、というのは恐らく既におなじみになっていると思うけど実はウォイエェェェェェ♪は『Only Good Summer』収録時に新たに追加されたボーカルで、シングルバージョンにはウォイエェェェェェ♪が入っていない演奏のみとなっている。以後ベスト盤にも『Only Good Summer』収録Ver.(ウォイエェェェェェ♪あり)で収録されており、ウォイエェェェェェ♪なしのシングルバージョンはシングルでしか聞けない。
★★★★★
シングルバージョンアルバム未収録
16thアルバム『Only Good Summer』(エンディングにウォイエェェェェェ♪追加)
3rdベスト『TUBEstⅢ』(『Only Good Summer』収録Ver.)
4thベスト『BEST of TUBEst ~All Time Best~』(『Only Good Summer』収録Ver.)

僕達だけのSummer Days

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96年6月10日
作詞:前田亘輝、作曲:春畑道哉、編曲:TUBE
16thアルバム『Only Good Summer』1曲目。96年は『TUBEstⅡ』のミリオンヒットがあったが、この反動だったのかシングル「Only You 君と夏の日を」は初登場9位とトップ10入りギリギリ、『Only Good Summer』もこれまでより大きく売上を落としてベスト盤の半分程度になってしまったが、作風としてはベスト盤に負けないここまでの集大成のような内容に仕上がっていた。

今作も90年代ここまで築き上げてきた爽やか王道のサマーチューン。既にこの手の楽曲も量産されまくっているので区別がつかないともよく言われるが(『TUBEstⅡ』でさえも最初に聞くとタイトルが似ているので区別つかなかった)、それでもこれだけ作ってきてまだまだ飽きさせないようなメロディーの良さや爽快感はなかなか凄いと思う。
★★★★☆
16thアルバム『Only Good Summer

Someday

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96年6月10日
作詞:前田亘輝、作曲:春畑道哉、編曲:TUBE
『Only Good Summer』最終曲。定番の大バラードではなく、フォークロック感溢れる静かな始まりながらも躍動感のあるバンドサウンドでこれからも仲間たちと共に走り続ける意気込みを歌う。既に十分走ってきた中でそれでもまだ走り続けるための歌。着実に踏みしめるような力強いバンドアンサンブルから終盤にはストレートなアレンジに切り替わるのも秀逸で更に勢いが加速していくようなイメージ。
★★★★★
16thアルバム『Only Good Summer

24th 情熱

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97年5月20日
作詞:前田亘輝、作曲:春畑道哉、編曲:TUBE
夏タイトル連投を廃止して新たな方向性に挑んだ意欲的なシングル。これまではラテンといってもラテンフレーバー漂う歌謡曲といった感じで導入していたが、今作ではキーボードやシンセなどをほとんど使わず、エレキギターも使わずに生のギターとパーカッションを前面に出し、随所にサンバ風のホイッスルやフラメンコ風の手拍子を加えるなどした人力の本場っぽいラテン・サンバ系サウンドが展開。これまでよりも異国感の高い1曲になっており、今までの夏とは違う情熱的な熱さに満ちている。何故かコロナエアコンのCMタイアップだったが、よくまあこんな熱い曲をエアコンのタイアップに起用しようと思ったな…。

今年のTUBEは新しいみたいな感じで新曲として紹介されているのをTVで見たのがリアルタイムでTUBEを認識した最初だったと記憶している。なのでTUBEとしては新路線なんだけど個人的にはこれがTUBEの最初の印象でもある。当時はTUBEって随分暑苦しいグループなんだなぁと思っていた。TVで見ただけでCDは手に取ってなかったんだけど、改めて当時のシングル盤を見ると全員ギター持っている上に、お揃いの民族衣装に身を包み、全員ヒゲ面(付け髭?)というTUBEの文字が無ければ誰のCDなのか全く分からない勢い。メキシコとか中南米のイメージ?

この路線はあまりウケなかったのか、そもそも“95年の壁”を越えてベスト盤の区切りやビーイングのブームが去っていってみんな落としていたのも合わさってかセールス的にはあまり振るわなかった。しかし30周年ベストのUnique枠には「-純情-「-花火-」も含めた3曲のうち最低1つは入れるべきだったと思う。まさか90年代と00年代以降のお祭り路線数曲でキツキツにしてしまい、このラテン路線の入る余地が全く無くなってしまうとは…。

メンバーも本格的なラテンバンドではないし目指してもいない、それっぽくやってもちゃんとTUBEになると語っていて、実際本場っぽく聞こえるけどマジで本場というわけではない。それでもラテンの要素はおふざけや歌謡曲と合わせた曲が多く、割と真面目な路線が少ないのでラテンのノリをおちゃらけた方向に使うのではなくこういう情熱的な方向はもっとやってほしかったなと思う。
★★★★☆
17thアルバム『Bravo!
3rdベスト『TUBEstⅢ

Born in Japan

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97年5月20日
作詞:前田亘輝、作曲:春畑道哉、編曲:TUBE
シングル「情熱」C/W。シングルでは情熱的なラテン要素の強い楽曲を連投していた97,98年だったが、C/Wやアルバム曲ではハードロック色の強い楽曲もけっこうやっていた。この年までは並行してやっていた前田亘輝ソロはハードロックをメイン路線としていたが、その影響がTUBEにも強く出ていたのがこの時期だったのかもしれない。今作はハードロック路線のTUBEとしても1,2を争う激しさと熱さを持った1曲で、ボーカルも終始喉に悪そうながなりたてまくった歌い方をしているのが印象的。

『Bravo!』収録時は「Born in Japan~extended surf mix~」として別ミックスで収録された。C/Wが激しいとはいえストレートなサウンドになっているのに対してextended surf mixではがなり立て気味のボーカルをかなり強調し、バンドサウンドに関してはぎゅわんぎょわんに歪ませまくっているのでかなり極端なやりすぎなまでに振り切ったようなミックスになっている。なんかこの曲すげぇな…という印象にはなるが、やりすぎてアルバム内においてもやや浮くほど。C/Wと逆の方が良かったのではないかと思わなくもない。
★★★☆☆
シングルバージョンアルバム未収録
17thアルバム『Bravo!』(extended surf mix)

Bravo!

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1997年7月1日
作詞:前田亘輝、作曲:春畑道哉、編曲:TUBE
17thアルバム『Bravo!』表題曲にして1曲目。「情熱」の方向性をさらに本格化させたようなラテン・サンバノリの楽曲。
いきなりポルトガル語を導入している辺りにもシングルではやれないような本格感が漂う。TUBEのラテン路線では1番本格派なのがこの曲だと思うし、アルバム1曲目がいきなりこれというのはこれまでのラテン歌謡とは明らかに異なる新たな局面を感じさせる。ジャケットも真っ赤だったし。

いかにも本場っぽいがしかし本格的ではない、というさじ加減が絶妙な曲でこれもまたTUBEらしい1曲だと思う。なおこのアルバム、こんな感じでラテン要素の強い情熱的な方向性なのかと思いきやハードロックの要素の増した方向性の方が目立つ別の意味で熱い方向性のアルバムであった。『Bravo!』『HEAT WAVER』の2作は特にシングルやリード曲で判断しない方がいい
★★★★☆
17thアルバム『Bravo!

25th Purity-ピュアティ-

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97年8月8日
作詞:前田亘輝、作曲:春畑道哉、編曲:TUBE
TUBE唯一のシングルカットで何故か8センチCD時代にマキシシングルでリリースされた。アルバム収録当初は「Purity」という表記だったがシングル時にはカタカナ読みのサブタイトルがつけられている。ピュリティとか最悪プリティ誤読されることが多かったのだろうか。C/W「そんなもんさ」も同じくシングルカットで新曲が無かったので大コケ。初登場33位とトップ10落ちどころか30落ちで2nd以来の低順位という不名誉なシングルになってしまった。ただ非常に人気は高く、バラードベストにも30周年ベストのバラード枠にもしっかり選曲され、90年代後半のバラードでは「きっと どこかで」と双璧のバラードの代表曲の1つとして扱われている。

アンプラグド風味でアコースティックギターをメインにしたアコースティックスタイルのバンドサウンドによるミディアムナンバー。抑えたサウンドと切ない歌詞とメロディーが至高。これが最初はアルバム曲だったというのが最早恐ろしいほどの名曲。売上からしてもシングルカットによりファン以外に広く聞いてもらうという意図があったとしても完全に失敗しちゃってはいるんだけど、でもこれはシングルにしておくべき1曲だったとも思う。ていうか普通に先行シングルとして出してお
★★★★★
17thアルバム『Bravo!
3rdベスト『TUBEstⅢ
2ndバラードベスト『Melodies&MemoriesⅡ
4thベスト『BEST of TUBEst ~All Time Best~

26th -純情-

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98年4月22日
作詞:前田亘輝、作曲:春畑道哉、編曲:TUBE
前作「Purity-ピュアティ-」シングルカットでの失速も響いたのかついに新曲で初登場13位80年代以来のトップ10落ち。「恋してムーチョ」の急低迷の後は「ゆずれない夏」で40万台だった以外は30万前後、「情熱」で30万割れとなっていたが一気に10万ちょいまで落ち込んでしまうなどここに来てさらに売上が急落した。

なんか去年のと似てるなぁ…と思って当時スルーしちゃったんだけど、ギターとパーカッションを前面に出している点は共通しているが今作では随所でエレキギターを入れてロック色を加味しており、よく聞くとこれまた新しいTUBE流ラテンロックの誕生に感じられる。一方間奏ではどぅどぅどぅどぅぅ~んどぅ~んと怪しげな音が鳴り始めたり、続くギターソロでテンポが落ちたりとありえない展開になっているのが遊び心満載、予測不能で面白い。「情熱」とは全く違う曲だけど長年印象が被っていたのは漢字2文字のタイトルも似ていたせいだろうか。なおタイトル表記的には次回作と兄弟曲的な扱い。
★★★★☆
18thアルバム『HEAT WAVER
3rdベスト『TUBEstⅢ

27th -花火-

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98年6月3日
作詞:前田亘輝、作曲:春畑道哉、編曲:TUBE
売上は前作よりさらに落として10万ギリギリだが初登場9位を記録してトップ10復帰を果たした。今作もまたパーカッションがけっこう鳴っているが「-純情-」で加味していたロック色をさらにメインに持ってきてラテンフレーバー&和風フレーバーのロックといった印象。27枚も出してここまでメインテーマとして取り上げていなかった花火を満を持して取り扱った花火ソング。正直当時のヒット曲としてはあまり認知されていないものと思われるが、野外ライブで花火演出で披露するのにはうってつけのためファンの間では馴染み深い1曲と思われる。また花火大会の相次ぐ中止に伴いTV局で花火を買い取って(?)打ち上げてそれを中継して少しでもお茶の間に夏気分を提供するという場面が散見された2020年、MステSPでも花火演出が行われて、花火とのコラボという名目で今作が3曲のメドレーの1曲として披露されるという珍しい事態にもなった。

初めてちゃんと手に取って聞いたのはこのシングルなので思い入れも深い。またシングルでは珍しい力強い応援歌となっているのもあって中学2年生当時からよくこの曲には励まされた。

この時期の曲がほとんど30周年ベストに外されたのは何とも残念。特にこの曲はライブでもかなり披露頻度が高い定番曲として残っていたと聞くが何故…。似たようなシングル連発を止めて新たな方向性に挑みまくっていたこの頃もまたTUBEの絶頂期だと思う。
★★★★★
18thアルバム『HEAT WAVER
3rdベスト『TUBEstⅢ

MENTHOL HEAVEN

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98年6月3日
作詞:前田亘輝、作曲:春畑道哉、編曲:TUBE
「-花火-」C/Wで『HEAT WAVER』にも収録された。ハードなテイストの爽快ギターロックナンバー。『HEAT WAVER』はTUBEの中ではハードロック色の強い作風のアルバムで先行2シングルよりもこの曲が実質的にアルバムの方向性を反映したリード曲だったと思う。なんかC/Wにシングルよりシングルみたいな爽快な曲が入っていて驚きだった。「Only You 君と夏の日を」みたいな爽快なギターロック系のTUBEをもっと聞きたい!という人にスッと差し出したい1曲。
★★★★★
18thアルバム『HEAT WAVER

人類のために乾杯!

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1998年7月1日
作詞:前田亘輝、作曲:松本玲二、編曲:TUBE
『HEAT WAVER』最終曲。なんと80年代以来となるドラム松本が久々の作曲、そしてなんと自ら歌っている(サビでは前田リードに変わる)という異色楽曲。通常TUBEのオリジナルアルバムは11曲か12曲だが、『HEAT WAVER』は13曲目にインストを配置してから今作を配置しているので本編の後のボーナストラック的な感じにもなっている。

デビュー当初はスッキリとした細身だった松本氏だが(89年の『TUBEst』ジャケ写ではまだスッキリしている)90年代以降徐々に横に拡張していきこの頃にはすっかり人相まで大きく変わって顔も真ん丸になられていた。ある意味ドラマーらしいどっしりとした雰囲気になったとも言え、今作でもドラマーらしい(?)どこかゆったり構えて余裕な感じのボーカルを聞くことができる。2015年の季節4シングルではC/Wで1作ごとにメンバーがメインボーカルをやるという企画では秋シングル「TONIGHT」C/W「Endless Way」で完全なる単独ボーカルを披露している。そもそも曲調が似ているほか”いつか乾杯したいね”という今作を意識したようなフレーズも登場する。

2015年の春シングル『いまさらサーフサイド』初回盤DVDに収録された2014年のライブ映像では前田が歌わずにサポートと一緒にギター(春畑はパーカッションサポートと一緒にパーカッションを演奏しているが振りがメインであまり演奏してない)、松本がサビもメインで歌う(ドラムはサポートが演奏)、そして何故か2番Aメロではベース角野が歌う歌唱時のみベースを手放す)、というオリジナルとは異なる編成も聞くことができる。
★★★☆☆
18thアルバム『HEAT WAVER

28th きっと どこかで

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98年8月5日
作詞:前田亘輝、作曲:春畑道哉、編曲:TUBE&池田大介
広末涼子と明石家さんまが親子役で主演したドラマ「世界で一番パパが好き」主題歌。TUBEは連ドラ起用が異様に少なく、今回が「あの夏を探して」以来2度目であり、しかもシングル表題曲としての連ドラ主題歌はこれっきり。これ以降の連ドラ主題歌は01年の『京都迷宮案内3』の後期主題歌(2クールのうち後半)に「What’cha wanna do?」が起用されたというのが唯一だが「燃える煙るモナムール」C/Wで済まされてしまった。何故ここまでのキャリアと長く人気を維持しているのに連ドラのタイアップ話が回ってこないのか…。断っているのか、夏イメージが強すぎるが故に主題歌に起用しにくいのか…。

ドラマではOP的なポジションで使用されたが、サビだけとかではなく毎回ちゃんと専用の映像と共に1コーラス流れていたので初回OA当時からかなりインパクトがあってこれは凄い名曲が来たぞ!と燃えたのを記憶している。実際久々に初登場2位を記録してこの時点で前後のシングルの4倍程度の40万台の売上を記録。このヒットで2度目の紅白出演まで果たすなど低迷する一方だった状況下で起死回生のヒットを記録した90年代末期の代表ヒット。00年代前半くらいまでは「虹になりたい」と今作が割と強めの代表ヒット認識されていたと思うんだけど、いつの間にか80年代織田哲郎3シングル+「あー夏休み」ばかりになってしまったな…。

ドラマ主題歌を意識してか発売自体は真夏ながら夏を意識した単語は全く登場しない。けっこうテンポはあるもののバラードに分類され、サビ以外はピアノ伴奏でしっとり、サビで一気に爆発する感情系バラード。ドラマ自体は正直明石家さんまが当時絶頂の広末涼子と共演したいだけで企画させたんじゃないかというくらい恐ろしくつまらなかったんだけど、それでも曲は非常に印象に残ってこれは買わねば!と思った記憶。しかし直前まで買うつもりだったんだけど、まだあんまりCD買える経済状態じゃなかったので(中2)、結局この直近ではポケットビスケッツの「Power」(500円)を買うに留まりレンタルとなった。一応普通にレンタルするよりは3倍くらいの速度で一直線に向かっていって手に取る勢いではあった。

あと「SMAP×SMAP」出演時に披露した時はサビ前までは春畑がピアノを弾いていて、サビになるとピアノがぶわっとギターに切り替わるという当時最先端だったCGを駆使した演出が行われ、スゲェェェェェ!!と近未来的演出に心が躍った(CG演出がまだ新鮮で凄かった当時にスマスマの歌コーナーはやたら金かけてCGを多用していた)。そんな中2当時の記憶。

明確に前後の作品より売れたためか前年のシングルをオリジナルアルバムに収録しないというルールが初めて破られ、翌年のアルバム『Blue Reef』に収録された。ただしリアレンジされており、sinfonia versioneとして派手なオーケストラを導入している。50秒近いシンフォニックなイントロが加わった上に、主にピアノ伴奏だったAメロ部分のピアノがシンフォニーアレンジになり、サビでバンドが入ってもシンフォニー要素強め、間奏のギターソロ弾いている間もバックでシンフォニー…と終始シンフォニック感強めの仕上がり。何故バージョン名が英語(symphony versionとかOrchestra Version)ではなくイタリア語なのかは謎(versioneというのは誤植ではなくversionのイタリア表記)。ただバンドとオーケストラの”合奏曲”を意味してsymphony(交響曲)ではなく、イタリア語では広義に合奏曲まで意味合いとして含むらしいsinfoniaを用いた…という事かもしれない…。
★★★★★
19thアルバム『Blue Reef』(sinfonia versione)
3rdベスト『TUBEstⅢ
2ndバラードベスト『Melodies&MemoriesⅡ
4thベスト『BEST of TUBEst ~All Time Best~

29th ひまわり

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99年4月21日
作詞:前田亘輝、作曲:春畑道哉、編曲:TUBE
新機軸かつ熱めなシングルが続いていたが、初期のヒット曲への回帰を狙ったような爽やかサマーチューン。花火に続いてそういえば表題に使っていなかった夏の象徴「ひまわり」を30枚目目前にして採用。サビも“もう一度咲かせたいよ”だし、ジャケットの雰囲気も久々のド王道な感じだ。フゥ~ウ~ウ~フゥ~ウウウ~な夏定番のコーラスとかもなんか懐かしい感じだった。MIX CD『夏と恋』では「SUMMER DREAM」のフゥ~ウ~コーラスからそのまま今作のフゥ~ウ~コーラスへ切り替えるという繋ぎ方がされていて(キーは違うので急に転調したかのような聴感になっている)地味に面白い。

単独で聞くと非常にいい曲なんだけどかなり濃いシングルが続いていたので、当時リアルタイムで聞いていてもあっさりして小粒な印象が強くなってしまったのはもったいなかった。アコースティックギターの爽やかな風味とかもう少し後だったらこういう王道回帰も良かったけど、このタイミングでの王道回帰はまだ早かったようにも思う。それこそ「めざましテレビ」のタイアップがこういう曲だったら爽やかでいい朝を感じられただろうなと思う。
★★★★☆
19thアルバム『Blue Reef
3rdベスト『TUBEstⅢ

Blue Reef

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99年6月9日
19thアルバム『Blue Reef』表題曲にして1曲目。前2作がかなり熱いアルバムだったのに対してこのアルバムは原点回帰的な爽やかな方向性と振り切ったようなチャレンジングな方向性を両立させた内容となっている。表題曲である今作はチャレンジングな方向性になっていて、リズミカルながらややじらし気味に進行してなかなかサビに行かずようやく開放的なサビが出てくるものの結局サビが出てくるのは1回ポッキリという変わった構成になっている。また新たなTUBEの夏がやってきた事を感じられる。王道のいつものTUBEに少し飽きたら聞きたい1曲だ。
★★★★☆
19thアルバム『Blue Reef

30th Yheei!

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99年8月4日
作詞:前田亘輝、作曲:春畑道哉、編曲:TUBE&池田大介
テレビ朝日系「熱闘甲子園」OP。C/W「楽園」はアルバムからのシングルカットという珍しいパターン。初登場18位と一気に低迷して売上も前作10万越えからいきなり5万枚を下回る事態となった。

「恋してムーチョ」ほどではないが近い系統の陽気な楽曲。文字通りにYheei!って感じのイラストのジャケットは最早TUBEの文字がなければ分からないレベル。一応それなりに応援歌してはいるんだけど、甲子園のタイアップとしてはちょっとノリが軽すぎないかこれ。率直に言ってしまえば高校球児もっと真剣勝負しているだろ…おちゃらけすぎじゃない…?という。当時はあまりはじけた感じのTUBEはどうにも好きになれず、なんでこんなノリノリなの?と思っていた。実際「恋してムーチョ」といい今作といいちょっとノリのいい曲出すと恐ろしくストーンと落ちてしまっていたので、こういう路線は世間にはあまり求められていなかったのかもしれない。ただ当時はパッとしないと思っていたけど改めて聞いてみると次回作の強引MY WAYに繋がるような“閉・並・Hey!”“強・噛・Go!”といった当て字の炸裂っぷりなど遊び心が面白い。というか前田さん一時的に当て字にハマっていたのだろうか。リズミカルなノリの良さは楽しいし気分も上がる。ふざけつつもしっかりと応援もしている。けっこういい曲だよな(20年越しの掌返し)
★★★★☆
3rdベスト『TUBEstⅢ

31st IN MY DREAM

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99年10月20日
作詞:前田亘輝、作曲:春畑道哉、編曲:TUBE&池田大介
最後の8センチシングル。映画『サラリーマン金太郎』主題歌。C/Wの「世界で君だけが…」も挿入歌として使用された。同年冬クールにTBS日曜劇場枠でヒットしていたドラマの映画版。映画の前にSPドラマがあり、この後も00、02、04年に2~4期まで放送される人気シリーズとなった。連ドラ1期主題歌はTHE ALFEEだったが、直前のドラマSPでは映画と同じく今作が主題歌、「世界で君だけが…」が挿入歌だった。またドラマ2期では織田哲郎、3期では主演の高橋克典が主題歌を担当したがいずれもヒットには繋がっておらず、1期4期の主題歌を担当したTHE ALFFEだけが好調で「希望の鐘が鳴る朝に」「希望の橋」と共にヒットした(「希望の橋」は特に売上上昇は無かったが「希望の鐘が鳴る朝に」は90年代後半以降のTHE ALFEEの代表ヒット)。というわけで前作に続いて今作も初登場16位で売上も前作同様に5万割れとなった。

『サラリーマン金太郎』主題歌は共通して聞き手を鼓舞するような応援歌になっているのが特徴で今作もTUBEシングルの中ではかなり力強くロック色が強い。GOING MY WAYではなく強引MY WAYとなっているのが面白いが、翌年にはSURFACEが「ゴーイングmy上へ」なんつーさらにぶっ飛んだ曲を発表して対抗(?)、そのタイアップ先ドラマが『ショムニ』でTHE ALFEEが『ショムニ』主題歌を02年にやってこれまたヒットしていたので、なんだか数年後にはすっかり印象がごっちゃになってしまった。

シングルA面曲では屈指のExcitingな1曲だと思うんだけど30周年ベストのExciting枠から外されたのが謎。やはりヒットしなかったのが忘れられた原因か。あと「-花火-」以降前作まで手に取ってたのに今作だけスルーしてしまったが、たぶんドラマ見てなかったので興味なかったのとTUBE=夏のイメージが強すぎて10月発売という時点でシーズンオフ感があって興味を持てなかったんだと思う。C/W「世界で君だけが…」が『Melodies&MemoriesⅡ』に収録されたことで抜けが発生しなくなって良かった。
★★★★☆
3rdベスト『TUBEstⅢ

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