26th 新しいドア~冬のひまわり~

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26th 新しいドア~冬のひまわり~

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98年12月2日
1998年はGLAYの2枚同時、ラルクの3枚同時、globeの4連続…などシングルの同時発売や連続発売が流行っており、ZARDも年末にその波に便乗。初の2枚同時発売シングルとなった。C/Wなしの表題+カラオケの1コイン500円シングルを2枚同時発売という事で、単に通常のシングルをお値段そのままに分割したといった装いに近い。

その同時発売をしていたGLAYの次のシングル「BE WITH YOU」が2週連続1位となっていたため、「GOOD DAY」が2位、今作が3位となった。1位2位独占ではなかったのでさほどチャートでも話題にならず、むしろほとんど最低レベルの売上まで落としたため(今作に関してはこの時点で2nd3rd以外を全部下回った)落ち目イメージが加速してしまうような事態に…。

なお今作以降「世界はきっと未来の中」までAmazonの8センチシングル盤のジャケットが無理やりアルバムサイズに押し潰された加工画像になってしまって誰も修正しないまま時が流れている。「GOOD DAY」だけは修正されているが恐らく大昔に登録した際に何らかのミスで押し潰してしまったのがそのままになっているのだと思う(00年代初頭のジャケ写がやたら小さいというのは多いけど潰れているのはなかなかない)。

新しいドア~冬のひまわり~

作曲:北野正人、編曲:古井弘人
新人作家の北野正人を作曲、ZARDにはほとんど参加していなかった後のGARNET CROW古井弘人がA面初参加。北野正人はこの後に小松未歩の3rdアルバムで編曲に名前が入っていた程度で消えたと思ったらエイベックスに移籍していて2002年にday after tomorrowとしてデビューした。何故ビーイングで世紀末に始動していた新人作家が21世紀になってエイベックスに流出してしまったのかは謎である。織田哲郎が相川七瀬でエイベックスと手を組んでから明石昌夫や柴崎浩もエイベックスで仕事しており、単に依頼が来たから応えただけとは思うが、ビーイング辞め組がエイベックスで仕事する事例が相次いでB社がこれを理由に織田哲郎がなんか仲介してんじゃないかとか一方的に恨んだ可能性も無くはない。

6分に達するシングルとしては規格外の最長曲。そんなにまったりしているわけでもなく、あまりバラード~ミディアム系の印象でもないのだが、1音1音踏みしめるように着実に進んでいく感じでもあるのと相変わらず単なる王道ではなく試行錯誤を繰り返してこねくり回したせいか気がついたらなんかメチャメチャ長くなってしまっていたような感じではある。普通に終わってもやや長いくらいなのに最後Aメロに戻ったりもするし。しかしこの時期の曲はカラオケバージョンも聞き応えがあって面白いな…。

長さは規格外ではあるが、比較的ZARD王道だったのは2作のうち今作だったと思うので普通に売れるのも今作だと思ったがむしろ最低クラスの売上になってしまったのは驚きだった。ベスト盤に基本的にスルーされまくりなシングルで影が薄くなってしまったが、没後『Request Best~beautiful memory~』では唐突な16位当選を果たして唯一のベスト選曲を果たしている。99年の『ZARD BEST~Request Memorial~』の時も25位には入っていたのでそこそこの人気はあるようだ。
★★★★☆
8thアルバム『永遠
4thベスト『Request Best~beautiful memory~
1stBOX『ZARD PREMIUM BOX 1991-2008 Complete Single Collection』
2ndBOX『ZARD SINGLE COLLECTION~20th ANNIVERSARY~

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