13th 太陽のKiss

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13th 太陽のKiss

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04年6月2日
新生ZONE第2弾として、前作の新世紀ZONEはやはり誤植本格的な夏到来前に発売した夏シングル。北海道は梅雨が無いが概ね全国的に発売やランクインと同時に梅雨に突入であった。このためかキャッチには“熱い夏はもうはじまっています!!”と書かれていた。

初回盤は初のDVD付。当時は普及期でやっているところもあったがCD1種で頑張っているところもまだ多く、ZONEとしても定着せずに現役時代に初回盤DVD付をやったのはアルバム含めてもこれが唯一。初回盤は分厚いDUOケース仕様となっていたが、歌詞カードはいつも通りの折り畳み1枚だったので普通の10mm2枚組ケースでも何の問題も無く、わざわざ分厚いDUOケースを採用した意味はほとんどなかった。DVDの内容はビデオクリップとTOMOKA加入後の半年間を軽くダイジェストでまとめた映像を収録。

太陽のKiss

作詞作曲:町田紀彦、編曲:山原一浩、コーラスアレンジ:知野芳彦
ニベア花王8×4CMソング。TAKAYO脱退と共にフルーチェタイアップは終わってしまったようだが、新たに8×4タイアップでメンバー出演が続いた。夏のツアーでもグッズ紹介のMCの時にもわざわざ8×4まで持ってきてシューシューやっていた

前作のPOP&CUTE路線を継承した爽やかサマーアイドルポップ。一応しっかりバンドサウンドしていてギターソロもあり、ポップなバンド外部の装飾音も特にないのにあまりバンドっぽく感じずアイドルソングっぽく聞こえる。それだけポップな方向に振り切っているのもあるが、MIYUメインボーカルながらユニゾンが目立ち、かなりコーラスアレンジに力を入れていてコーラスが厚くかかってバンドサウンドの印象を覆い尽くしているのもあるかもしれない。さらっと聞きやすく覚えやすくなじみやすい曲ではあったが、同時に突き抜けてしまうところもあり、セールス面で右肩下がり、ファンでさえも落ち目なのを感じ始めているという状況にもなりつつあった。前回の指揮棒事件の反響といい、メンバー間でも夏のツアーに向けて燃えていると同時に多少の不安はあったのかもしれないが、当時口にしていたのは初のホールツアーなので埋まるか不安だったなんて言っていたくらいで、MIZUHOの心変わりがどのタイミングで起きたかは不明。TAKAYO同様にツアー終了後だとは思うんだけど…。

TOMOKAは既存曲のギターを覚えるだけで手一杯で新たに増やす余裕なしという事情もあったと思われるが、今作ではMIYUがリードギターとなり、ギターソロは全てMIYUが演奏していた。ケロッとしていたがこれまでMIYUがメインボーカル、TAKAYOがリードギターだったのでMIYUがメインボーカルしながらソロも弾くというのはけっこう負担が大きかったのではないかと思う。

MVはグアムで撮影され、夏!海!爽やか!ひたすらカワイイ!とアイドルMVとしてお手本のような映像。アイドル過ぎてバンドとして大丈夫なのか?という不安もあったが、夏のツアーではバンドとしての成長も見せてくれて一安心だった。

このグアムでは地元北海道UHBで放送されたTV特番『ユメハジマッタバカリ』の撮影も一緒に行われた。番組は4月4日に放送されているので3月には既に撮影を終えていたと思われる。番組は地方局でも遅れて放送された後にCSのM-ON TVでも放送され、内容を再編集してDVD化もされた。再編集に際して町田紀彦のインタビュー映像が完全削除されるなどしたが、メンバーインタビューではMIZUHOが自作曲を作るというZONEの目標を持ち出してメンバーがここで宣言したからには自作曲をやるから待っていてくれという前向きなメッセージも飛び出していた。まだまだやる気だった事が伺える。
★★★★☆
1stベスト『E~Complete A side Singles~
トリビュート+3rdベスト『ZONEトリビュート~君がくれたもの~』DISC-2(期間限定生産盤)-original best side-

C/W REAL

作詞作曲:町田紀彦、編曲:吉岡たく
MIYUのソロ曲。今作に関してはもう最初からバンドサウンドではなく、打ち込みによるR&B全開のアダルト路線。元々安室奈美恵のファンを公言し、R&B系が好きだったようでこの後のソロ活動でもこの路線を突き詰めているんだけど…好きと合っているかは別というか…難しいところだ。この路線になるとクールにキメたボーカル一辺倒となるが、どの曲でも同じ感じになってしまい、うまいにはうまいが、R&Bが好きなリスナーにはあまり届かないように思う。あくまでZONEありきのソロの趣味路線って感じ。
★★★☆☆
アルバム未収録

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