8th 白い花
初回盤は『O』のダイジェストとメンバーコメントを収録したCDが付属した2枚組。これに伴い初回盤のCDケースは10mmサイズの2枚組となった。通常と仕様が逆で通常は裏ジャケになる部分が表ジャケットで歌詞も一見未掲載のように見えて裏ジャケットが折り畳みになっていてその中に記載されている。本来歌詞カードが収納される部分は空白となっている。
白い花
作詞作曲:町田紀彦、編曲:大坪直樹
バンド編成だが、MIYUが楽器を持たずボーカルに専念。基本的に全編MIYUソロであり、TAKAYOがサビでコーラスしている程度。TAKAYO(脱退後はTOMOKA)はアコースティックギターを演奏しているが、曲中ではエレキギターも使用されているため生演奏していてもどこからともなく弾いてないはずのエレキギターが聞こえているよ状態になってしまっていて、MIYUに楽器を持たせなかったのは少々謎が残る。少し大人っぽいシリアスな大バラード(テンポあるけど)といった印象で最初に聞いた時は過去最高の冬の名曲キタコレと興奮した。さすがにいざフルで聞いてみたらそこまでの鮮烈さは無かったがそれでも好きな1曲である。けっこう大人っぽい曲なので長く歌い続けられそうな曲でもあった。
03年のツアー「ZONE TOUR ASTRO GIRL 2003~夏だぁ!ZONEだぁ!全員集合~」ではTAKAYOとMIYUが事務所のアコースティックデュオ鈴の音のギターとピアノをバックにアコースティックコーナーで披露、TAKAYOが脱退してしまったので『N』収録のacoustic ver.では代わってMIZUHOがハモリを担当した。
04年ツアー「ZONE SUMMER LIVE 2004 ガッツン!といっきまSHOW!!」では披露されなかったので解散ライブでようやくオリジナルアレンジで披露された。この際のハモリはMAIKOだった。という事でMIYUメインボーカルは固定で、TOMOKA以外の3人のメンバーがハモりを担当した事があるという珍しい1曲。そしてシングルVer.、acoustic ver.共にCD通りの担当メンバーで演奏されていない。
今作は当初はノンタイアップだった。03年2月発売のGBAソフト『ファイナルファンタジータクティクスアドバンス』CMソングというゲーム本体とは全く関係ないゲームの宣伝CMだけでかかるタイアップが後から決まって年明け1月からOAされ、2月にも「白い花」でTV出演するなどプロモーション期間の引き延ばしが図られた。
これは次のシングルがアトムタイアップで決まりそうだという事になり、翌年4月のアニメ開始前に主題歌だけ発売するわけにもいかないので4月まで次が出せない事になり、前作から5ヶ月という過去最長ブランクになってしまうため今作のプロモーション期間を急遽延長したという事らしい。無理にシングルとアルバム同時発売なんてせずにどっちかを年明けにズラしておけば、適度な間隔になっ
★★★★☆
3rdアルバム『N』(acoustic ver.)
1stベスト『E~Complete A side Singles~』
トリビュート+3rdベスト『ZONEトリビュート~君がくれたもの~』DISC-2(期間限定生産盤)-original best side-
C/W 空想と現実の夜明け
作詞:千空、作曲:渡辺未来、編曲:高橋KATSU
前作同様にTAKAYOメインのロックナンバー。前作以上にハードなロックで序盤はボーカルまで歪んでいたり、激しい勢い重視の1曲。ZONE全楽曲で1番ロックな曲じゃないだろうか。ロックを望むファンの間での評価は高く、同系統の路線がC/Wにおいても翌年以降続かなかったのが残念。TAKAYOが新たな魅力を発揮する路線だっただけに03年にこれをやらなかった事でズレを感じ始めてTAKAYO脱退の遠因になってないか…。
「For Tomorrow」と異なり、この曲披露時は立ち位置も変更となり、MIYUがサイドに回りリードギターに徹する。TOMOKA加入後はそのままTOMOKAがボーカルを引き継いだが、この際は完全にTOMOKAの単独ボーカルとなり、3人は一切のコーラス参加も無く演奏に徹した。
ZONEでは完全なソロボーカル曲はソロコーナーでカラオケにするか、バックバンドの演奏で披露していたので、ソロボーカル曲を全員で演奏するという事が基本無かった(MIYUの単独メインボーカル曲はあるがサビ等でコーラスは入れている)。かなり珍しいというか唯一のスタイルだったが、この先があったなら可能性は感じられる編成だった。
解散ライブの時は爆音で耳がやられて死にそうだったが、後でDVDで見て改めてロックバンドZONEカッケーと思った。ロックボーカリストTAKAYOの映像は残されず、TOMOKAもこれっきり、MIYUのリードギタリストもこれっきり。先が見たかった方向性が詰め込まれているのに先が無かったのが悲しすぎる。嗚呼。
★★★★☆
2ndベスト『ura E~Complete B side Melodies~』
初回盤DISC-2
2ndアルバム『O』全曲ダイジェスト+メンバー楽曲解説(23トラック)。
1曲ごとにメンバー2人もしくは単独で楽曲解説トークと曲の一部が流される。この中で最後に「証」の口パク部分で何を言っているのかの回答がMIYU本人から明かされた。
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