CHAGE&ASKA シングル回顧 1989-1996
それまでも英字表記される事はあったが、89年以降正式に「CHAGE&ASUKA」へ表記を変更。しかし「ASUKA」表記が90年になるとすぐに廃止され、「CHAGE&ASKA」となった。ライブでは既にかなりの盛り上がりを見せていたようだが、伸び悩んでいたレコード売上はレコードからCDに本格的に切り替わり、いよいよ本格的にCD売上が伸び始めた。先にASKAがソロ「はじまりはいつも雨」でミリオンヒットを飛ばし、その後「SAY YES」が空前の大ヒットとなり、CHAGE&ASKAは当時の売上記録を塗り替えまくる一大ブームとなった。
91年、小学1年生だったので実はC&A全盛期にはほとんど直撃していない。世代的にもう数歳上以上だとクラス中で流行ってたとかで思い入れが強いらしいのだが…。僕は死にましぇ〜んもリアルタイムの記憶は無かったが「SAY YES」「YAH YAH YAH」は意識しないうちに耳には入っていた。ただこの時期のリアルタイムの記憶はその程度で、この全盛期もすべて後追いで聞いた。
なお実際は99年までCHAGE&ASKAなんだけど、区切りがいいので今回は活動を停止した96年まで。
※2015年秋頃〜2016年4月にかけて随時執筆
23rd WALK
89年3月8日/92年3月25日(再発)
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:飛鳥涼・BLACK EYES
CHAGE&ASUKAに正式変更した1作目でASKAお得意の美メロミディアムバラードナンバー。一気に才能が爆発したような名曲。当時はヒットしなかったが『SUPER BEST U』発売時にベスト盤全体に施したリミックスバージョンで再発されてヒットした。また『THE STORY of BALLAD』では1分以上のエンディングが新たに追加され元々6分程度だったのが7分越えの超大作になっている。盛り上がりはするけどさすがに長い…。
★★★★☆
12thアルバム『PRIDE』
1stバラードベスト『THE STORY of BALLAD』(エンディングを追加したロングバージョン)
3rdベスト『SUPER BESTU』(リミックス)
BOX『SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail』(リミックス)
4thベスト『VERY BEST ROLL OVER 20TH』
セルフカバーアルバム『STAMP』(リメイク)
24th LOVE SONG
89年6月21日/92年3月25日(再発)
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:飛鳥涼・十川知司
前作と一緒に92年再発盤がヒット。一気に才能が開花してきた感のあるここ数作の中でもさらに躍進したような美メロが冴え渡る名曲。2012年にASKAが単独でセルフカバーもしている。セルフカバー版の方が演奏が現代的で馴染みやすく、もともとそれなりに好きだった曲だがセルフカバー版で明確に好きな曲になった。セルフカバーのアレンジでちゃんとCHAGEも参加したバージョンが聞きたい。
★★★★★
12thアルバム『PRIDE』
3rdベスト『SUPER BESTU』(リミックス)
BOX『SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail』
4thベスト『VERY BEST ROLL OVER 20TH』
25th DO YA DO
90年6月27日
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:飛鳥涼・Jess Bailey
ASUKAをASKAに変更してCHAGE&ASKAになった最初の1作。『VERY BEST ROLL OVER 20TH』では1曲目を飾っており、パパパパパパパパパと鳴り続ける変なシンセ音に伴う妙に軽いポップなノリが、次の曲以降とはイメージが違いすぎるため、最初に聞いた時はナンダコレ…?と正直思った。ただその不思議なインパクトは中毒性が強く、忘れられない曲になった。また「モーニングムーン」辺りからサングラスにさらに帽子が加わり現在に通じるグラサン&帽子と一体化したCHAGEも今作から始まった。
★★★☆☆
13thアルバム『SEE YA』
3rdベスト『SUPER BESTU』(リミックス)
BOX『SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail』
4thベスト『VERY BEST ROLL OVER 20TH』
26th 太陽と埃の中で
91年1月30日
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:飛鳥涼・Jess Bailey
一通りベスト盤を聞いた後くらいのリスナーはまず大概この曲が好きだと言っているような気がする間口の広い人気曲。シングルカット曲だったにも関わらず50万越えのヒットを記録しただけのことはある名曲だと思う。本格的にCHAGE&ASKAブームが始まる前哨戦のような1曲で、楽曲自体も夜明けのような見果てぬ夢を追いかけて走り続けているようなイメージ。追いかけても掴めないものばかりと歌うサビには強力なシンパシーが宿っているように思う。『STAMP』でのリメイクバージョンもまた熱い。
★★★★★
13thアルバム『SEE YA』
3rdベスト『SUPER BESTU』(リミックス)
BOX『SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail』
4thベスト『VERY BEST ROLL OVER 20TH』
セルフカバーアルバム『STAMP』(リメイク)
27th SAY YES
91年7月24日
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:十川知司
ドラマ『101回目のプロポーズ』主題歌。空前の大ヒットを記録し、月9が本格的にブランド化したのもこの頃で(冬クールがあの『東京ラブストーリー』だったが夏クールはそんなヒットせず秋クールの今作で再びとんでもない事になった)金八先生武田鉄矢がトラックの前に飛び出て「僕は死にましぇ〜〜〜ん」と叫ぶクライマックスシーンは幾度となくドラマ名シーンとして放映され、ドラマを知らずともこのシーンだけはなんだか見たことがあるほど。12週連続1位という今どころか90年代後半にはもう考えられなくなったような驚異的な大ヒットを記録した最大のヒット作。この数年、開花していたASKAの美メロがついにドラマタイアップとの相乗効果でとんでもない化学反応を起こした、といったところだろうか。時代を象徴する名作。ただイメージが決定づけられてしまった感もあり、セルフカバーアルバム『STAMP』では「YAH YAH YAH」と共に明らかにあまり乗り気じゃなさそうなリメイクを取ってつけたようにド頭に配置したり、バラードベストには未収録にしてしまったり、『NOTHING BUT C&A』序盤にも意味もなく配置したりと、会社側の要求と本人の意向がかみ合っていない面が後のベスト盤収録の様子からも伺える。実際ずば抜けた知名度ではあるけど、ヒットしすぎてイメージが引っ張られすぎる、90年代後半頃には時代を感じるようになってしまい現役感が無くなってしまうという弊害も生んだと思う。ちなみに発売10年後の01年時点には高校の教科書に掲載されており、教育実習生(91年当時の我々が小1で実習生は5歳くらい上なので小学校高学年くらいにリアルタイムで当たっていたはず)が来ていた期間の音楽の授業でこの曲が取り上げられた。本来この曲とてもじゃないが原キーで歌えるような優しいキーではないのだが普通に歌えたのでちゃんと我々に出せるキーに落として伴奏してくれたんだと思う。
★★★★☆
14thアルバム『TREE』
3rdベスト『SUPER BESTU』
BOX『SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail』
4thベスト『VERY BEST ROLL OVER 20TH』
5thベスト『VERY BEST NOTHING BUT C&A』
セルフカバーアルバム『STAMP』(リメイク)
28th 僕はこの瞳で嘘をつく
91年11月21日
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:十川知司
シングルカットながら大ヒットを記録。ひたすらテンションの高いアップナンバー。なんかとりあえずテンションの上がる盛り上げナンバーだが歌詞は浮気/不倫を本気でもみ消そうとする男の並々ならぬ強い信念(?)が歌われている。開き直られるよりは隠し通した方がマシなのかは分からないがなかなか凄い曲だ。SAY YESと相手に迫ってみたり、瞳で嘘つこうとしたり、なかなかのオラオラ系…。比較的ミディアム〜バラード系のイメージが強い90年代の楽曲の中ではエネルギッシュなCHAGE&ASKAも素晴らしい事が伝わる傑作。
★★★★☆
14thアルバム『TREE』
3rdベスト『SUPER BESTU』
BOX『SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail』
4thベスト『VERY BEST ROLL OVER 20TH』
29th if
92年7月1日
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:十川知司
2作目のミリオンヒット。かなり抑えた雰囲気のミディアムナンバー。『VERY BEST ROLL OVER 20TH』に外されてしまったのと、他のミリオン曲はなんとなく耳には入っていたのにこの曲に関しては全く知らなかったが、売上を見ていたらもう1曲ミリオンがあるらしいということで8センチシングルを中古で探してきて聞いたら物凄く地味な曲で逆に驚いた。特有のまったり感が強く出ていて、ミリオンになったのは正直当時の勢いだけで引っ張ったんじゃないかと。『GUYS』ではさらに地味なアレンジに変更されているが、それはそれで味わいがある。当時のメンバーの年齢に近づくアラサー辺りになってきて良さが分かってきた曲だ。00年代になって以降、シングルバージョンが廃盤状態になっていたが、末期には立て続けにベストアルバムに収録された。
★★★☆☆
15thアルバム『GUYS』(Jess Baileyによる別アレンジ)
BOX『SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail』
2ndバラードベスト『THE STORY of BALLADU』
5thベスト『VERY BEST NOTHING BUT C&A』
30th no no darlin'
92年10月10日
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:Jess Bailey・飛鳥涼
これまたまったりミディアム。サビをCHAGEとコーラス隊がメインで歌っているというのが珍しい。さすがに今作は60万台まで売上を落としてしまったが「if」とそんなに大差がつくほどインパクトに差があるとも思えない。初めてチャゲアスを聞いた時、アッパーな曲もあるけど基本的にものすごくまったりしているという印象がついたのはこの時期のシングルを『VERY BEST ROLL OVER 20TH』で一挙後追いで聞いたせいかもしれない。
★★★☆☆
15thアルバム『GUYS』
BOX『SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail』
4thベスト『VERY BEST ROLL OVER 20TH』
31st YAH YAH YAH/夢の番人
93年3月3日
両A面シングル。通常2曲入りだった短冊8センチシングルでは珍しくC/Wとして3曲目も収録されていた。YAH YAH YAH
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:飛鳥涼・十川知司
織田裕二主演ドラマ『振り返れば奴がいる』主題歌。200万枚を越えた2番ヒット曲にして二大代表曲のもう1曲。似たような曲ではなく大バラード「SAY YES」と直球アップナンバー「YAH YAH YAH」の2曲が二大ヒット曲っていうコントラストが魅力。抑えめに歌うAメロから一気にBメロで感情を開放し、YAHしかないサビで大爆発。カラオケブームと相まって学校や勉強、会社での嫌なことを全部吹き飛ばす勢いで拳を振り上げて歌う人たちが続出したというのが容易に想像できる。ちゃんとCD手に取ってなくてもなんとなく歌えるし。ただ原曲キーでそのまま歌おうとすると死ねる。90年代のC&A全般的に死ねるけど、この曲特に死ねる。サビのYAHとか1音たりとも出ない。現在のカラオケと違い、00年代序盤頃までのカラオケはデフォの設定が原キーではなく、高音の曲は下げた状態がデフォになってて自分でキーを上げないと(この曲の場合、デフォだと-3とか-2のキーになっていたと思う)原曲キーにならなかった。今ではデンモクだが当時は歌本があってTVよりデカめのリモコンで入力するスタイルで曲の入力番号とは別に「+1」とか「-2」とか「0」とか原キーにするための設定も併記されていたのである。この曲の場合、原曲キーだと一般男性の大半はサビ前、殴りに行く前に最高音を突破して自爆、サビは1音たりともまともに発声不可能という地獄絵図になる事は必至。たぶん93年当時みんな原キーではなくデフォ設定の-3とか-2で歌っていたんだろう。また2番が終わった後にほとんど別の曲みたいなパートが登場。他のパートはTVで見た聞いただけでなんとなくノリだけで歌えるが、この急に曲調が変わるこの部分を歌えるかどうかでCD聞いてないでノリだけで歌ってたニワカか、CD聞きこんできた奴なのか分かる、というシステムになっている。分かっている者同士だと首に(拳を)かかった(ツンと伸ばして)コラボを綺麗にキメられるが、分かってない者と歌うとここで一気にグダグダになる。リアルタイム世代では無かったけど、00年前後のカラオケでよく体験したのが印象深い。なお『STAMP』バージョンはキーが下がっているので頑張れば何とかなる。
★★★★★
16thアルバム『RED HILL』
BOX『SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail』
4thベスト『VERY BEST ROLL OVER 20TH』
5thベスト『VERY BEST NOTHING BUT C&A』
セルフカバーアルバム『STAMP』(リメイク)夢の番人
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:澤近泰輔
両A面ながら、かろうじて同列の扱いだったのは翌年の『SUPER BEST BOX』までで、以降は完全にC/Wに扱いになってしまいベスト盤に収録されることは無かった。確かにA面というよりアルバム曲かC/Wかという感じではあるんだけど、繰り返されるパララッパッパッパ♪パララッパッパッパ♪という間奏の方が歌部分より印象が強い。
★★★☆☆
16thアルバム『RED HILL』
BOX『SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail』
32nd Sons and Daughters〜それより僕が伝えたいのは
93年8月20日
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:井上鑑
「if」「no no darin'」よりさらにまったり指数の高いアカペラ風のバラード。かなり音数が少なくコーラスワークを前面に出した仕上がり。歌詞は子供たちへ向けたメッセージソングになっているが、当時小学3年生、初めてちゃんと聞いた99年で中学3年生という対象年齢だった当時の自分は退屈な曲だとしか思ってなくて歌詞が全く届いてなかった…ダメじゃん…。"風 薫 海 航 空 翔"と漢字だけ並べ立てて"かぜかおる うみわたる そらかける"と歌うサビが漢文みたいだなと思った記憶しかない。この良さが分かったのはやはり大人になってからだった。14カラット・ソウルによるコーラスがアルバム収録時に加えられ、こっちが完成版という扱いになったようで以降のベストアルバムは全てアルバムバージョンになっている。シングルバージョンは聞いたことが無い。
★★★☆☆
シングルバージョンアルバム未収録
16thアルバム『RED HILL』(コーラス追加)
BOX『SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail』(コーラス追加)
4thベスト『VERY BEST ROLL OVER 20TH』(コーラス追加)
2ndバラードベスト『THE STORY of BALLADU』(コーラス追加)
33rd You are free
93年11月19日
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:澤近泰輔
2枚同時マキシシングルでのシングルカット。こっちは別に無理にシングルカットしなくても良かったんじゃないかというくらい普通に王道なイメージのまったりバラード。
★★★☆☆
16thアルバム『RED HILL』
BOX『SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail』
4thベスト『VERY BEST ROLL OVER 20TH』
セルフカバーアルバム『STAMP』(リメイク)
34th なぜに君は帰らない
93年11月19日
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:十川知司
「HEART」ではなく、この曲に関して「YAH YAH YAH」を意識したとアルバムのライナーでASKAが語っている力強いアップナンバー。『VERY BEST ROLL OVER 20TH』収録を外されてしまったが、アップテンポなロックナンバーがほとんどない『VERY BEST NOTHING BUT C&A』に収録されたことで物凄く映えたように思う。この曲は単純にカッコいいし、90年代前半に関してはバラードよりアップテンポの方がいいなと思う。
★★★★☆
16thアルバム『RED HILL』
BOX『SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail』
5thベスト『VERY BEST NOTHING BUT C&A』
35th HEART/NATURAL/On Your Mark
94年8月3日
8センチシングルに3曲収録したのは「YAH YAH YAH/夢の番人」以来だが、今回は3曲ともA面扱い。00年代前半頃からは珍しくも無くなったが、3曲もA面というのは94年当時は異例だった。HEART
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:十川知司
映画『ヒーローインタビュー』主題歌。サビになると突如「YAH YAH YAH」そっくりなノリになるんだけど実はそれ以外は全く別の曲のようなちぐはぐな雰囲気の楽曲。タイアップ先はフジテレビだし「YAH YAH YAH」みたいな曲で!とか言われたんだろうなぁ…とどうしても思ってしまうが、長年「YAH YAH YAH」の二番煎じの印象が強すぎたせいであまり聞いた回数も多くなかったが改めて聞くとこれはこれでいい曲。
★★★★☆
17thアルバム『Code Name.1 Brother Sun』
4thベスト『VERY BEST ROLL OVER 20TH』NATURAL
作詞:飛鳥涼、作曲:CHAGE・村上啓介、編曲:村上啓介
映画『ヒーローインタビュー』OP。タイアップが同じだったので「HEART」メインながら2番手的な扱いを受けていた。ていうか元々こっち提出したけどもっと「YAH YAH YAH」みたいな曲くれよ!とか言われて「HEART」を主題歌にしてこっちはOP扱いになったとかなんじゃ…。最終的にベストアルバム未収録で、3曲中最も影が薄くなった。CHAGE作曲だが普通にASKAメインで歌っている。ノリのいいポップな曲だがどうも突き抜けてしまう。
★★★☆☆
17thアルバム『Code Name.1 Brother Sun』On Your Mark
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:澤近泰輔
壮大な楽曲。当時影が薄かったが、ジブリによるアニメーションが制作されたり、英語詞別アレンジ「Castles In The Air」が制作されたりと、シングルのヒット期間が終了してからむしろピックアップされる機会が増えた。ジブリファンの間では認知度が高いらしいが、正直全く知らなかったし、そこまで強い印象も無かったりも…。
★★★☆☆
18thアルバム『CODE NAME.2 SISTER MOON』
4thベスト『VERY BEST ROLL OVER 20TH』
36th めぐり逢い
94年11月16日
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:澤近泰輔
ドラマ『妹よ』主題歌。最後のミリオンヒット。アコースティックなミディアムナンバー。王道のドラマ主題歌タイアップ、ロマンティックな雰囲気、問答無用に大ヒット、と90年代前半のキーワードが揃いも揃った最後のザ・90's(前半)な1曲。これを最後に半ば強引に路線変更を図っていくので恐らく当時既に王道から離れたがっていたと思われるが…さらっと聞くと今までの王道っぽい感じがするんだけど、キーボードよりアコースティック感を出すなど変化の兆しも感じる。また意外と歌詞の意味が良く分からない。比喩連発でぼかしているけど何か不倫っぽいような…。
★★★☆☆
17thアルバム『Code Name.1 Brother Sun』
4thベスト『VERY BEST ROLL OVER 20TH』
37th Something There
95年5月10日
作詞:飛鳥涼、英訳詞:CHARLIE MIDNIGHT、作曲:飛鳥涼、編曲:飛鳥涼・松本晃彦
全英語詞のロックナンバー。96年にはMTV UNPLUGGEDへの出演など英語圏での活動も行っていて一時的に世界展開が行われていた。これまでとは全く違う攻めの1曲。『VERY BEST ROLL OVER 20TH』を聞いた後に「if」と一緒にこの曲も収録抜けてるじゃんと思って8センチCDを入手したところこのカッコよさにしびれた。『VERY BEST ROLL OVER 20TH』は早々に二大ヒット曲と「太陽と埃の中で」の3曲を繰り返し聞くだけになってしまい、後はこの曲と「この愛のために」ばかり聞いていた記憶がある。
★★★★☆
17thアルバム『Code Name.1 Brother Sun』
5thベスト『VERY BEST NOTHING BUT C&A』
38th river
96年2月19日
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:重実徹
穏やかなバラードナンバー。王道といえば王道だけど眠りを誘うほどのまったり具合は以前のバラードナンバー以上のものがある。前作が攻めだったのに対して今作は守りの印象。ミディアムで完成していたのをASKAの意向でやり直してスローバラードになったようだけど、これまでのシングルバラードに比べるとやはり地味か。『STAMP』でのリメイクはミディアムテンポに戻されていてそっちの方が好き。またCHAGEの代表曲にもなった長渕剛みたいなC/Wの「NとLの野球帽」の方が普通に熱くていい曲に思える。
★★★☆☆
18thアルバム『CODE NAME.2 SISTER MOON』
4thベスト『VERY BEST ROLL OVER 20TH』
セルフカバーアルバム『STAMP』(リメイク)