dele 1話

何でも屋として活動していた真柴(菅田将暉)は、虐待されていた子供をめぐる案件で人さらいの罪で裁判にかけられていたがその純粋な人柄と目的が完全に人助けだった事を知った弁護士の坂上舞(麻生久美子)が裁判を引き受け、費用の見返りとして弟である圭司(山田孝之)の会社で働いてくれないかと持ち掛けられる。弁護士事務所と提携している圭司の会社は依頼人が死亡した際のデジタル遺品から指定されたデータを消す仕事を請け負っていた。指定された一定時間デバイスにアクセスが無い事を察知すると依頼人に何かあったと判断し、死亡確認が取れ次第データを消すというものだったが、圭司は原因不明の難病により下半身の麻痺が進行して車椅子生活のため、確認のために現地へ出向いたりするのが困難で足が必要なのと、依頼人との関係を知られないようにして関係者から情報を引き出す機転を利かせられるコミュニケーション能力が必要で、真柴は適任だった。

今回の依頼ではゴシップ誌の記者が死亡し自殺扱いされたが事前に家族と接触していた真柴が自殺のはずが無い、データを確認しようとごねたため、データを消さずに閲覧したところ、警察の汚職事件が絡んでいたことから解決のために奔走するという話。クールな圭司と感情的でアクティブな真柴はいいコンビで、最後のオチも依頼人が本当に消したかったのは暴こうとしていた汚職事件の情報よりも、それ以前に積み上げた汚い仕事(ゴシップねつ造)の方で、そのことは真柴には黙っておいて真柴経由で接触していた依頼人の子供も父親は正義のジャーナリストだったと信じたままでいられるというもので多少のひねりもあった。

今期唯一最初から期待していたドラマだったが初回は期待通り。屈託のない真柴の過去を既に圭司と舞は把握していて相当重い過去のようだがこれもそのうち明かされるんだろう。デジタル遺品ネタはドラマのネタとしてもまだ新しいが、最近けっこう話題になってきているというか考える人が増えてきた案件だと思うし、ちょっと新鮮な事件モノになりそう。まあ設定上、必ず依頼人が死亡するところから始まるという一定の暗さはあるけど…。

探偵が早すぎる 2話

一華(広瀬アリス)は前回の交通事故によるギプスがまだ取れない中で周辺に肌荒れを起こしていて医師から塗り薬を処方される。この医師があからさまに新たな刺客として暗躍し、小麦粉アレルギーを誘発してショック死させようとしていることを見抜いた千曲川(滝藤賢一)は事前に事態を防ぐために暗躍。結果、大陀羅一族に本当に雇われていたのは看護師の方で、医師は不倫の事実を餌に看護師に脅されていただけだった。2人とも千曲川のトリック返しにより自身がアレルギー症状で負傷。

看護師が何故か車いす姿で登場して謎の謝罪を繰り返すのを見た一華は自身が狙われていたらしいことを察し、病院もまた安心できないと悟る。さらには自身の母の病死もまた大陀羅一族が1枚噛んでいたのではないかと考えると、遺産破棄を撤回。5兆円を相続して正式に千曲川と契約を交わすことを決意するのだった。

協力者レベルだろうと思ったら二重に雇われていたという事で医師と看護師が電話しているのもかなりこれみよがしに怪しくしてたけど、全部つながるようになっていたのか。一華が水泳をした途端に症状を引き起こすというミスリードに関しては単に病み上がりで息継ぎなしで無理しただけというオチは結局橋田(水野美紀)が飛び込んで救助しなかったら危険だったわけで、ドヤ顔で看護師相手に薬はすり替えた(から一華が溺れ死ぬ事は無い)!とか言ってた千曲川が滑稽な事に…。

探偵が早すぎる 1話

早くに両親を亡くした女子大生の一華(広瀬アリス)は家政婦の橋田(水野美紀)に引き取られ、貧乏暮らしなのにテーブルマナー等を厳しく教育されていた。そんな中、一華に大陀羅一族の謎の魔の手が迫り、車にはねられた一華は重傷を負う。仕留め損ねた事で、大陀羅一族は失業したサラリーマンに目をつけて協力させ毒グモによる暗殺を企てる。

しかし毒グモ暗殺計画は失敗。サラリーマンの前には事前に犯罪を防ぐ早すぎる探偵、千曲川(滝藤賢一)が立ちふさがる。一華は大陀羅一族の次男にして先日亡くなった社長の娘(隠し子)で、5兆円の遺産は一華が相続するように設定されていたという。一華は何も知らされていなかったが、一族に結婚を反対され、母は自ら身を引く形で結婚を断念していたが既に一華を身ごもっていたようで早くに母が病死した事で一華父は一華の存在を知った。一族ががめつい連中ばかりなので一華の存在を一族に知られないため、一華父は秘書である橋田に施設送りになっていた一華を引き取って育てるように指示していたという。

生活レベルにそぐわない不自然な家政婦という状態に逆に何で今まで疑いを持たなかったのか謎だが、突如自身の境遇を知らされた一華はそんなことよりも今まで1度も会いに来なかった父に激怒。しかし一族はこぞって新たなる刺客を送り込んで暗殺を目論んでおり、事前に犯罪を防ぐ早すぎる探偵千曲川の存在は不可欠。物語が始まった!

面白かったけどちょっと予想外なドラマだった。事件モノなのでヒロインが1話の事件に関わっていてこの事件を解決したことで主人公と知り合い、そのまま仲間になるというよくある定番パターンだと思ってたら、毎回一族から暗殺犯の刺客が送り込まれてきてその暗殺トリックを主人公が防ぐという展開での連ドラになるのか。

マジムリ学園 1話

マジすか学園シリーズ第7弾。5が3話以降Hulu限定になったので見なくなってしまい、続く「キャバすか学園」も4や5のメインキャラがキャバ嬢になるというパラレル設定だったので全スルーしたが、今回は新規設定のストーリーという事で見てみることに。

キャストもほぼ一新され、プロレスのやつも含めてずっとメインで出続けていた松井珠理奈や宮脇咲良は退き、AKB48、NGT48、STU48の若手主体になっている模様。またこれまでメンバーの名前は本名か本人のキャラをブーストした変なあだ名だったが、今作では全員に役名が設定されている(その上で主要キャストには役名に基づいた自然なあだ名がある)。また基本的に学園(3はプリズン)に男性生徒はいなかったが、今作は共学設定なので普通に敵役にも屈強な男子生徒がいる。

権力者が街を支配し、高校も権力者が支配する世界で転校生が革命を起こしていく…という支配とか革命とか何かどこかで見たような設定とマジすか共通のヤンキー要素をミックスしたような話だったが…。

通称カイザーこと神崎亜蘭(本間日陽)は生徒会長に就任すると平民生徒たちに常に下を向いて歩け!と強制、さらに毎朝門の前で通行料と称した税金を徴収するという超設定がいきなり炸裂。学園を親が金持ち勢の生徒たちが支配するというのは『花より男子』や『学校のカイダン』でおなじみだったが、F4やプラチナ8もビックリである。実際生徒たちが全員下を向いて歩き続けるだけでも滑稽なのに教室に入って肩が凝るわ~とか言いながら肩や首の疲れをほぐしているのはかなり高度なギャグだった。そしてそれ以上にギャグなのが毎朝貧乏人と見下す平民相手に通行料ってあんたら金持ちじゃないのか。お小遣い足りてないのか。

ヒナ(岡部麟)、バラ(向井地美音)、スミレ(倉野尾成美)はそんな支配された世界においても生まれた時から常識なので普通にやっていたが、行きつけの喫茶店で談笑中に明日も学校か~と言っただけで外にいた生徒会の親衛隊に目をつけられてしまう。そこに地味で無口と思われた転校生の清水小百合(小栗有以)が道を開けろ!と登場。リリィーだと名乗ると複数生徒を蹴散らしてしまい革命の物語が始まった!

最終的にはシリーズ共通のヤンキーバトル要素になった上に、道を開けろだなんだ言い出すのは4以降主演をやっていた宮脇のパロディか。かなり無理な口調で喋っているので声全体がおかしな事になっている小栗有以の台詞回しもそういえば無理に威厳を出そうとした結果ケンシロウ風になってしまっていた宮脇を彷彿とさせる。

屈強な男子というかヤンキードラマ定番のコワモテな中の人10代どころかアラサーのオッサン相手に小娘が素手で立ち回ってぶちのめすというのは、見た目にかなり無理があるのでこれまでなるべく避けてきたんだと思ってたけど(5も銃撃メインにして死者を多数輩出する方向性だったし)今作ではそこをやるのか…。ジャニーズと共演した『私立バカレア高校』ではAKBサイドはごきげんよう芸をしているだけでヤンキー&戦闘はジャニーズに全フリしていただけに、果たしてどう転ぶか。とりあえず1話の段階ではかなりキツい。

亜人

2017年公開。2012年から連載中の漫画原作で、2015~2016年には劇場版アニメとして3作、2016年には2クールアニメとしても制作された作品の実写映画版。原作が完結していない事もあり、独自のストーリーとなっている。

亜人とは不死の能力を持った新たな人類の事。死ぬと即座に復活する能力を持っている。回復能力自体は持たないため、絶命するまでに負うダメージや欠損等はそのまま。絶命すれば全て元に戻る。この特性を理解している亜人は一定のダメージを受けて動きが鈍くなると自殺するか近くに仲間がいる場合はわざと殺させて復活する戦法を取っておりこのことを「リセット」と称している。

亜人を捕獲する場合は復活自体は超スピードではないため復活する前に連続で殺し続ける(銃弾を撃ち込み続け)事で拘束を図る、麻酔弾を撃ち込むことで眠らせるなど亜人の身体能力自体は一般人と変わら無い常識の範囲内のため、能力の隙をついたものが存在する。劇中では麻酔弾が有効策として用いられるため、麻酔弾を撃ち込まれた亜人は即座に「リセット」もしくは撃たれたのが腕などの場合は該当箇所を容赦なく切断して対処し、改めて隙を見て「リセット」を図るといった方法で対処している。麻酔弾の撃ち込みに成功した場合、捕獲側はそれをさせないために更なる連続攻撃を、亜人側は動けなくなる前に対処しなくてはならなくなり、より激しい攻防が繰り広げられる。

これ以外には亜人は黒い幽霊のような怪物を生み出す能力を持っている。黒い幽霊はきわめて戦闘力が強いが個体差が激しく、主人のいう事を全く聞かない奴から気まぐれな奴、忠実な奴がいる上に、黒い幽霊を出すことができない亜人、何体でも生み出せる亜人など、亜人によってかなり異なる

いずれにせよ亜人は死なないと自分が亜人であることに気づかないケースも多く(初めて死んで復活する前には黒い幽霊の能力を出すことはできない模様)、主人公の永井圭(佐藤健)もその1人だった。

病弱の妹(浜辺美波)を救うために医者を目指して研修医となった永井圭(佐藤健)だったが交通事故で死んでしまう…が復活し、亜人である事が発覚。大勢の人に復活を目撃されてしまったうえに亜人が国内で3例目だった事もあり、政府により「保護」されるが、責任者の戸崎(玉山鉄二)はチームに非道な人体実験を命じて亜人の生態を徹底研究しており、永井は拘束されたまま何度も殺されるという終わることのない地獄を経験していた。

そこにかつて同じような実験を受けた過去の2例である佐藤(綾野剛)と田中(城田優)が亜人仲間を救出するために潜入。助け出された永井だったが、容赦なく研究員を殺そうとする佐藤に対して反発。佐藤と戦闘となり、「リセット」や黒い幽霊の能力の発動など亜人の特性を一通り理解しつつも経験の差で劣り、一緒に逃げ出そうとした生き残りの研究員を助ける事はできなかったが、かろうじて自身は脱出。田舎に逃げ延びて亜人だと知りながら優しく匿ってくれた老人宅に隠れ住む。

佐藤と田中は政府に亜人の特区を認めるように要求し、当初は人道実験を暴露して国民の同情を買う作戦できたが、戸崎がそんな事実はないと突っぱねたことでテロリスト路線に転向し、厚生労働省を自爆テロで爆破し、大量のSATを殺害したのちに東京ごと寄越さなければ毒ガスをばらまくと宣言。

入院中の妹が襲撃されたため、妹も呼び寄せて田舎で隠れていた永井だったが、自身も佐藤の仲間になっている可能性があると報じられたことと、そろそろ噂になっていたので村の者たちに疑われて逃げざるを得なくなった。妹の襲撃時に妹を守ったのが戸崎のボディーガードとして雇われていた泉(川栄李奈)で彼女もまた亜人だったため、自身と妹の身の安全のために永井は戸崎に取引を持ち掛け、佐藤一派の確保に全面協力するから成功したら別の身分を用意して2度と政府は自分に関わるなと約束させる。こうして亜人・人間VS亜人テロリストの戦いが始まった…。

という事で映画の予告では交通事故にあった永井が亜人として蘇るシーンが印象的に用いられていたが、実はそのシーンは後から明かされる回想シーンで、亜人として捕獲されるまでの話は全部カット。いきなり主人公がグルグル巻きで拷問されているというインパクトのある始まりとなり、そのままスピーディーに駆け抜ける。序盤はちゃんと亜人の特性を説明しながら迫力あるバトルを展開するのでおいていかれる事もなく、非常にテンポのいい映画だった。

ただ人物描写が浅くなったところもあり、極悪非道な人体実験の責任者として登場して永井にも容赦なかった戸崎に対するフォローがあまり無いままに永井が戸崎と協力し始めるのは少し違和感はあった。意識不明で入院中の婚約者がいてそのために手段を選ばずに任務を遂行しているとか、立場が上の政治家に全部押し付けられて板挟みになっているような描写もあったんだけど、その一方で亜人の泉(川栄李奈)に対してはかなりドSな態度で泉の方もまるで犬のように従うし、「私の傍を絶対に離れるな」とちょっと深入りしすぎなくらいに支配している様子。佐藤が典型的な快楽殺人犯で分かりやすい悪役なのでこんなんでもまだ筋道が分かりやすくはなっていたけど…。しかし川栄李奈は本当にあちこちに出演してきて確かな存在感を示すなぁ…。今作も好演だった。

黒い幽霊に関しては亜人の死なないという能力に対して何の関係も無い上に、発動が亜人次第という事で戦闘シーンの迫力はあるんだけどなんでこんな能力が別途くっついているのかイマイチよく分からないところはあった。