テレビ朝日系2024年4月6日22時~23時54分放送。2020年2~3月放送の「土曜ナイトドラマ」枠(全7話)の連ドラの続編。
4年ぶり復活と銘打たれ、SNSではキャスト陣による「放送まであと〇日!」ショート動画が投稿されるなどしていたが、昨年後半より超ショートカットとなり容姿が激変していた主演の浜辺美波が数年前の昔の髪型のままとなっていて明らかに若いので不自然であったが、浜辺本人がSNS上で撮影は2年半以上前だったと明かした。
よって実際には連ドラ翌年の2021年秋頃だったと思われる。何故制作されたままお蔵入りしていたかは明かされていない。
連ドラ時代のレギュラー陣は続投して今回もアリバイ崩しが必要な事件が発生。明らかに怪しい朝倉(矢本悠馬)のアリバイを崩すところまでで概ね半分程度だったが、これはミスリードで本当の犯人は朝倉のパワハラで自殺した婚約者の敵を討つために綿密な計画を練ってきた江島(高梨臨)だった…という展開。
ノリは当時のままで当時連続して放送されていた浜辺美波のアイドルドラマとして正統派な仕上がり。しかし朝ドラと前後してアイドルドラマノリが鳴りを潜めるどころか、前述のように超ショートカットですっかり大人っぽく激変したというか行き過ぎて一気に年齢不詳のお姉さんっぽくなった(30代以上に見えなくもない)のでこのアイドルっぽさが妙に懐かしかったりも…。このくらいまで髪を伸ばせばどうなるか分からないけど、もうこのドラマの時乃をやるのは難しいのではないか…と思わなくもない。
ラストでは江島がアリバイトリックをダークウェブで高額で購入したと証言してアリバイ工作請負人がいたらしき事、その黒幕が時乃(浜辺美波)と察時(安田顕)をマークしている…という意味深なシーンで終了。挙動が怪しいだけで終わってしまった時乃の高校時代のポアロ先輩(葉山奨之)がまさにこの黒幕なのではないかと思わせるような続編を示唆した終わり方だったが特に発表は無し(そもそも「一夜限りの復活」とやたら番宣していた)。
これはタイミング的に続編を見据えて今作を撮影したのは確かだろう。ただ直後に浜辺美波の朝ドラ1年拘束が決定した事や安田顕も成田凌も出演作が続いていてスケジュール確保が出来なくなってしまい続編が延期となりお蔵入り、そのままメドが立たなくなり時間だけが経過していくのでとりあえず空いた枠で放送した…という事なのだろうか。
しかしこのドラマで犯罪プロデューサー(笑)のような金田一少年の高遠的な存在が出てくるとは思わなかった…。
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