2025年秋クール、日本テレビ系「水曜ドラマ」(22:00-23:00)枠。
主演は桜田ひより,佐野勇斗。ともに過去数回23時以降の深夜枠での連ドラ主演は経験しているが、いわゆるゴールデン帯(21時枠、22時枠)での主演は初。
1話
母を早くに亡くし、父の八神製薬2代目社長・八神慶志(北村一輝)に大切に育てられてきた1人娘の社長令嬢・八神結以(桜田ひより)の20歳のバースデーパーティー当日、控室に戻った結以を林田大介(佐野勇斗)、山口健二(結木滉星)が襲撃して誘拐。2人に指示を出した主犯格の斎藤丈治(飯田基祐)は慶志に恨みがある様子。結以は足首につけたGPSで居場所を管理されており、慶志の秘書である万代詩乃(ファーストサマーウイカ)はあっさり居場所を突き止めて待機していた。山口が身代金受け取り準備で出ていったのを確認後に応援も駆けつけたので監禁場所へ乗り込んだ万代御一行だったが…。斎藤は林田に結以を連れて逃げるように指示して万代を出迎えるがあっさり確保されてしまい、直後に持病の心臓発作で死亡。主犯がまさかの退場第1号となった。ていうかちょっと興奮状態になっただけで死ぬような健康状態ではスリリングな誘拐作戦決行時にいつ死んでもおかしくなかっただろ…だからなるべく自身に負担かからないように未来ある若者を実行犯として引き込んだのか
この頃にはすっかり結以は逃走モードになっており、仲間と連絡が取れない大介にGPSの事を教えて取り外しをさせ、理由は明かさずとも運命共同体だとして2人で一緒に逃げる事になり、ワケが分からないまま次回へ続く。
結以は当初襲撃してきた大介を護身術であっさりいなすほどの格闘技術を見せつけていたが、背後から山口のスタンガンアタックで倒されており、さらにこの時含めて何度か大介に触れた際に謎のイメージ映像の演出が入って何かを読み取っている様子。サイコメトリー的な能力を示唆しているようだったが…。
人間関係だけでも慶志と結以の間に何かがありそうな空気は漂わせていたが全く明らかにならず、とりあえず八神製薬が製薬会社なのでサスペンス&最近では現実あるあるとしても明るみになってきた定番パターンの”製薬絡みで闇”がありそうな感じではあった。斎藤が子供を失って慶志を恨んでいるらしい事は本人が語り、斎藤が主犯格らしいという事で写真を見せられた慶志が斎藤は学生時代の同級生だと言っていたので知っている奴ではあったようだが…。
ラストでは今回全く出番のなかった登場人物も続々と顔出しだけで登場したが(公式に名前も設定されてない志田未来、公式に設定は明かされている松尾諭、山口馬木也、原沙知絵、子供などがメドレー的に登場)こんな色々登場人物出してきてちゃんと話まとまるのだろうか。
2話
元家政婦の城之内晶(原沙知絵)の元に出向いて助けを求めた結以。誘拐の事を伏せたまま逃げてきた事を告白して住まわせてもらうようにお願いするが息子の星(読みは”ひかる”)(阿部来叶)の様子がおかしく、育児放棄されているのではないかと疑う大介。結以も健診の遅延告知が大量に届いているのを発見し、さらに星をサイコメトリー(?)して不審に思うが、晶を信じたいので黙認し、大介のスマホから自身の資金99万円を下ろしてバイト代として渡して一旦お別れする。しかしますます様子のおかしい晶に対して不信感が限界突破し、案の定慶志に情報を売っていた事が判明。結婚相手に金を持ち逃げされてかなり困窮していた事が判明し、結以を大事に思っていたのは確かだったが、それよりも金目当てが上回った模様。この際にも腕を掴んでサイコメトリー(?)した事で結以は裏切りを確信、晶も過剰なまでに触らないで!と拒絶して企みが完全にバレたと即観念した事から結以の能力は把握しているっぽい?
結局星を連れて大介の元に出向いて3人で逃亡する事になったが、直前で追いかけてきていた万代に見つかったのでしばらく逃げた後に車は放棄。さらに万代が「結以は明らかに自分から逃げているようだ」と報告があったため、慶志は1億円の懸賞金をかけて公開捜査を開始し、今までバレていなかった大介の身元も割れてしまった。少年時代に捕まった事があったらしく、前回は登場だけだった少年課の刑事小宮山(松尾諭)も捜査に駆り出された。
主犯格の斎藤丈治(飯田基祐)は娘が難病の中で薬の開発に成功し、若手時代の慶志が八神製薬で早期実用化に向かわせるはずだったが、上層部意向で海外との契約云々で日本での承認が遅れたために間に合わず死亡した事で恨んでいる事が判明した。慶志が何を思っているのかは不明だったが、この際に創業者の八神恭一(間宮啓行)の偉く気に入られて強く握手を求められた場面は回想された。この後異例の出世で後継者にまで上り詰めたというが…。結以の祖父に当たる恭一にも同じ能力があったらしい事が示唆され、結以と慶志の関係が4年前から悪化したのも結以にも恭一の能力が引き継がれている事を慶志が知ったからという事になってくるっぽい。
3話
星(読みは”ひかる”)を連れて車も捨てて逃げ出した結以と大介は呑気に蕎麦屋で食べていたが1億円懸賞金情報を知って慌てて逃げ回るが徐々に追い詰められていく。大介の元には何者かからのメッセージがずっと届いており、結以が誰なのか問い詰めると「ガン」と呼ばれる大介が過去に闇バイトで逮捕されるキッカケを作った“ヤバいヤツ”らしい。ハッキング、無線傍受などを駆使して警察の捜査情報も知っているらしい「ガン」に協力を求めようとする結以と拒否する大介という構図が続いたが追い込まれてきたので結局助けを求めることに。やってきたのは1話から出ていた謎の女(志田未来)だった(大介も指示だけで会った事は無かったので驚いていた)。
ガンは子供は連れて行けないというので仕方なく星(読みは”ひかる”)手放す事になったが、信頼する刑事小宮山(松尾諭)に手紙を託すことにした。涙のお別れに時間を費やしたが、ネグレクトにより言葉があまり喋れず感情表現も苦手な子供なので星(読みは”ひかる”)のリアクションが乏しくて長々別れのシーンをやっている割には長さを感じてしまった…。小宮山にうまく意図と真意が伝わったため、小宮山はただの誘拐ではない事と特殊な事情がある事は察してくれたと思われる。
こうしてガンとの逃亡が開始されたが…また新キャラの影山優佳と内博貴が出てきたりと謎のまま次回へ続く。
また万代の元には再度記者の白木(山口馬木也)が訪れ、亡くなった八神製薬創業者八神恭一(間宮啓行)(=結以の祖父)に“さとり”という特殊能力があるという噂を伝えてきた。10数年前に白木も八神恭一と握手して”さとり”の能力で何かを読まれた経験があったらしい。ただどこまで読めるのかは説明されなかった。この能力は結以にも引き継がれているのではないかという白木の推測に驚く万代だったがこの人は知らなかったのか…?
というわけでサイコメトリーらしき能力はこのドラマでは“さとり”らしい。“サトリ”だとSPECになってしま今回結以がガンと出会った際には自ら握手を求めて積極的に”さとり”に行っていたがその結果警戒した様子は無かったので協力者として安心できると判断したっぽい。
4話
ド頭から大介の元彼女莉里(影山優佳)の元に押しかけて父親の暴力から駆け落ちした事にして匿ってもらう事に。しっかり握手で”さとり”も使って安心したように莉里はとんでもなくいい人でハロウィンに乗じて結以は普通の青春っぽい事を存分に楽しませてもらいご満悦。
そんな中で莉里の彼氏が妻子持ち不倫男(内博貴)と判明。どうにかしてやりたいと大介がガンに相談し、不倫男が家族と出かけるキャンプ場に出かけて不倫男の妻が次の子供を妊娠中である現実を突きつけ、関係を終わらせることを決意させ、莉里と結以だけでなく、協力したガンとも仲良くなった…とかなり横道にそれた青春&友情展開だったが、この間にキャンプ場での目撃情報で警察ら追う者たちが仙台のキャンプ場に次々と駆け付け、追い込まれていると見せかける展開もあったが…。有能そうに出てきたガンさんがいきなりそんなマヌケをぶちかますはずもなく、フェイク画像を使って仙台に追う者たちを送り込み、自分たちは奥多摩のキャンプ場にいた、というミエミエのオチだった。
本筋は進まなかったけど、結以が青春を楽しむのとそれに必要な莉里の超絶いい人っぷり、ガンも仲間感を出してくるのには必要な話ではあったかな。
5話
莉里の元で仲良くしていた結以、大介、ガンだったが慶志が記者会見で誘拐の事実と一緒に逃げている大介に名指しで呼びかけ、結以には子供の頃に合気道をした思い出の場所で2人で会おうと呼びかけた事で莉里に駆け落ちだと嘘をついていたのがバレてしまい経緯説明をすることになった。これにより今まで明かされていなかった誘拐の動機や大介が誘拐に参加した経緯を結以にも説明された。主犯格の斎藤丈治(飯田基祐)が慶志と大学時代の友人で娘の治療薬を巡って怨みを抱いている事は視聴者には明かされていたが結以はここで初めて知る事に。
さらに大介の回想では当初斎藤は共犯の山口(結木滉星)と2人だけで計画を練っていたが、思いっきり職場で計画を立てていたため大介が聞いてしまい、斎藤は忘れてくれと参加を拒否したが、恩人の斎藤がやろうとしている事なら協力すると大介が主張して山口も警察に言われても困るし使えそうだと進言したので共犯となっていた事が判明。この際に山口が「これは復讐だよ。八神慶志に大事なものを奪われた俺達の」と発言していたため、山口も何か怨みを抱く出来事があったらしいが、不明。当の山口は今のところ昔のバイト先(?)の定食屋で一般報道ニュースを聞きながら苛立っているだけで動きを見せていないので出番はまだ先になりそう。
事情を聞いても莉里の協力体制は変わらなったが、報道規制が無くなったので主犯の斎藤が死んでいる事も報道され(ガンはとっくに知っていたが黙っていた)、大介が初めて斎藤の死を知る事に。結以は葬式に行かせてあげたいとガンに相談し、日時を調べ上げて葬式への潜入作戦を決行する事になった。小宮山は大介が来ると踏んで式場に張っていたものの、それも先読みしていて騒ぎを起こして30秒だけという条件で時間を守れば問題ない作戦だったが、大介が棺の中の斎藤を見て死を実感して慟哭し始めてしまったのでガンは覚悟を決めて大介の元に出向いて逃がすも自身は逃げ場を失い捕まってしまう。既にこうなる事を予期していたのか、結以には運転席でいつでも発進できるように待機し、刑事に見られた場合は逃げた後に車を放棄しろと指示しており、時間を稼げるだけ稼いであっさり捕まってしまった。
一方で金に困って万代に協力していた大介の母の智子(野波麻帆)の情報で万代が警察を動かして莉里の家が捜索されて踏み込まれてしまったので莉里の元に帰れなくなってしまった(結果的に莉里の家で待機しているより斎藤の葬儀に出かけていた事で捕まるのは回避できた)。
結以は待ち合わせ場所を別の思い出の場所(大泣きした場所)に変更するように公衆電話から呼びかけ、なんとか思い出してやってきた慶志と再会。「私を殺そうとしたよね」と問いかけて次回へ続く。
回想では子供の頃は慶志から「さとり」の能力で感じられた色は愛情に満ちているようだったが、殺されそうになったと感じたその時は真っ黒だったのが描かれた。さらに慶志の回想では亡き妻結花(今泉舞)(結以の母)と先代の八神恭一(間宮啓行)と3人での会話シーンが出てきた。恭一に気に入られた慶志が婿に入った(結花が恭一の娘)…と思われたが、恭一は結花に八神の家には慣れたかと聞いて初孫の誕生を急かすような言葉を送り、不妊治療中だと伝えると知り合いの病院を紹介する、と。つまり恭一に気に入られた慶志は婿ではなく恭一の養子になっていて結花は外部から来た嫁という事だったらしい。
慶志も結花も先代の八神恭一の血縁でないなら当然2人の娘の結以にも恭一との血の繋がりは無く「さとり」の能力が遺伝する事はあり得なかったはずだが、何故か遺伝していた…となると慶志が知ってしまった事実というのはこれは…。
6話
4年前に殺そうとしたと主張する結以に違うという慶志だったが、手を握れと言われると硬直してしまう。決裂して再逃亡となった結以と大介は江の島に逃れる。ここで改めて「さとり」の能力の詳細が明かされたが、これまでイメージ映像で出ていたような色が見えるというだけでそれに付随して何となく感情を読み取れるというだけで具体的に考えている事を読めるわけではないらしい。その後高熱で倒れて動けなくなってしまった結衣を看病する大介だったが途中で最初から出ていたYouTuberカップルに見つかってしまう。しかし結衣と大介の様子や大介の態度から男の方が誘拐ではないのでは?と気づき、駆け落ちじゃね?と推測したらそれまで反対していた女の方がときめいてしまい、2人を見つけて1億円よりも2人を応援する方針に切り替えるっぽい。
熱が下がらないので個人の医院に駆け込んだ大介は院長の岩瀬(堀部圭亮)に正体を見破られるが、やはり2人の様子から誘拐犯と人質ではないと判断され暖かいアドバイスと協力をしてもらえ、今後を考えるように諭された。大介のお願いで莉里の元へ手紙を届けてもらっていたが、送付かと思ったら岩瀬院長自ら莉里の自宅へ訪ねていた。江の島からわざわざ来てくれるなんていい人過ぎる…。
捕まったガンは岩田美麗(志田未来)と本名が明らかになったが、小宮山の取り調べを交わし続け証拠も出てこない。ある程度内面をさらけ出されて見えない動揺はあったものの結局証拠が全部消えているのでそのまま釈放となった。
万代は手を握らなかった慶志に疑問を抱き白木と共に「さとり」の能力について調べて城之内と再接触(息子の星とはもう会わないとして完全に子供捨てモードでかなりやさぐれてしまっていた)。結衣の母は外から来た嫁、結衣の父の慶志は八神恭一の養子なのに何故八神恭一の「さとり」の能力が結衣に遺伝しているのか、もう答えは1つしかなく、慶志と結衣に血縁は無く、結衣の父ってまさか…と可能性に行き当たった。
山口が動き出したのと出生の秘密で話はさらに動きそうだ。
7話
未来を考えて結衣は大介に自首を勧めて別々の道を半ば喧嘩別れ的に歩むことに。結衣はバイトを探して彷徨った結果、幸運にもバイトがいなくなって困っている洋食屋に飛び込み採用されて坪井幹子(猫背椿)がいい人だったのと結衣の事を知らなかったために単なる訳あり家出少女と解釈されてそのまま住み込みで働けることになった。
大介は怒って結衣に金を全て返してしまったために厳しい野宿生活を余儀なくされるが、その道中で車が困っているオジサン(佐々木収)を助けるという形で「ESCAPE」繋がりのMOON CHILD佐々木収ゲスト出演。御丁寧に「ESCAPE」がかかるという制作者がドストライク世代になっているのを反映するかのような直球演出だった。その後GPSで追いかけてきたガンと再会。結衣の真意を諭されるも本人は新しい生き方を探すとして去って行ってしまった。
双方元の廃屋に戻ってきて再会して自首を決意した大介だったがそこに白木がやってくる。万代と白木は恭一の娘である霧生京(富田靖子)も「さとり」持ちと確信を得るが、万代はこれまでの様子から京の娘が結衣説は否定、やはり恭一が真の父親なのではないかと疑念を深める。退職を決めて慶志に詰め寄った万代だが慶志は真実を語らず、この話をLINEで受け取った白木は万代からの慶志が真実を話すまで待ってくれという返信を「慶志が結衣の真の父は恭一だと認めた」とかなり早合点判断すると万代を即ブロック。結衣に知らせに参上してしまった。
というわけで「実の親は誰!?出生の謎が明らかに!」というタイトル詐欺にも等しく、状況証拠と推測だけで慶志もハッキリYESだと言っていないし、そもそも慶志も真相を知ったのは豹変したという4年前だが正確に把握しているのか明らかにされていない(恭一が高笑いしている断片的な回想とかあったのでなんか恭一に言われたっぽいが)。というのも恭一が養子(慶志)の嫁(結衣母)に自分との子供作らせるとかしなくても(そういう”癖”じゃない限り)実子が欲しいなら他に方法あるでしょっていう。
8話
突如乱入してきた白木により、結衣に真相が説明される。4年前の回想も挟み込まれ、慶志が気づいたのは家政婦の城之内(原沙知絵)が辞める際に「さとり」持ちだと教えられたからだった(八神恭一に黙っているように言われたもののこの時点で八神恭一は入院中だったようでそれを確認してから話していたのでたぶんもう亡くなる、恐れる必要が無くなったのと辞めるので話したと思われる)。衝撃を受けた慶志が結衣との血縁のDNA鑑定を行うと0%。不妊治療の人工授精を担当した主治医に怒鳴り込むと悪徳医師は悪人全開で貴方の妻と八神恭一の人工授精が成功したと白状、出産直後に妻が死んだ事への関与は否定したものの知らないままで済んだので良かったのではないかとのたまう始末。ここまでは慶志ビジョンなので白木が知りようもないが、白木がこの主治医に聞いたら白状したと言うので主治医経由で真相を掴んだらしい。おしゃべりだなこの悪徳医師。八神恭一には誰も逆らえないとも言ってたので亡き後は恐れる必要はないとはいえ。
衝撃を受けた結衣はガソリン撒いて自殺しようとするが大介も一緒にガソリンを被って阻止。ようやく落ち着きかけたところに白木とは決別したはずの霧生忍(神尾佑)が白木からの連絡で現れて大介を殴ると大介を監禁し、結衣は手厚く保護。妻であり八神恭一の実の娘である霧生京(富田靖子)は結衣に自身も「さとり」だと明かし、結衣が大介の事を説明したところ霧生夫妻は大介が誘拐犯だと思っていたという古い情報で止まっていたので即座に開放され態度も一転して大介も自分たち夫婦のような信頼しあえる関係として手厚くもてなしてくれた。結衣は色が見えるが、京は音が聞こえるらしく、経験から感情を察する事が出来るようになったという感覚的な部分で2人は共感しあう(八神恭一の場合は不明)。
京の説明では長男が15歳で死んで、京に子供が出来ない(本当は後継者を残したくなかった)と言われて「さとり」の後継者が途絶える事を知った八神恭一が錯乱してあのような行動に出たと言っていたが…。八神恭一はそんなに表面上クリーンな感じで後継者が欲しかったのだろうか。
改めて慶志の思いを察して少し心境が変わる結衣だったが、山口が大介の母智子(野波麻帆)を誘拐した事を伝えてきて結衣を要求してきたのでそれどころではなくなり、2人で山口の元へ向かって次回へ続く。智子もそれなりに気を遣っていたのか大介の番号はスマホに登録していなかった(そもそも大介のスマホは4話の作戦時に使用されて現在はガンが用意したスマホを使用していたので番号登録してあっても通じない)、山口は智子に連絡先を教えろ!しか言えずマジで知らないので知らないと言われ監禁したままという明らかに詰んだ状態にあった。大介が気にかけてたまたま電話してきた番号がたぶんそうじゃないかと判断して向こうからかけてきたが、これが単に智子の職場とかだったらアウトだし、こんなのがラスボス的存在になるのだろうか。さすがに今更3億目当ての周回遅れじゃないよな。八神製薬に恨みがあるって言ってたし。
9話
霧生夫妻に車を借りて現場へ向かった結衣と大介。霧生夫妻は山口について白木に情報を探らせたりGPS仕込んだりと対策はしていたようだが、特に救援を送り込んだりはなく、ほぼ結衣と大介と捕まっていた智子の3人で山口に対処する事に。当初の大介の山口への直接対決はスタンガンアタックで大介がやられてしまったため失敗。3人で捕まってしまうが、山口の目的は周回遅れの3億円だった。既に京は助けを求めに来た慶志の頼みを聞かずに株を買収。さらに秘書の藤(田中俊介)がとっくに裏切っていたため会社は海外企業に買収されていた。いつも冷静なのに慶志の前で笑いが抑えられなくなっているし最後の最後でワルいヤツだな…。
3億円の懸賞金は消失しており、サイトは消えているし会社にも繋がらない山口は早速焦りまくり。
さらに白木からの連絡で小宮山と田端が山口について調べたところ、山口の恨みとは彼女が八神製薬の薬で失明して死にかけたというものだったが裁判記録(顧問弁護士役がこたけ正義感)によれば虚偽だったという。こたけ正義感曰く本人はそう思い込んでいるから話が通じない最も厄介な相手だったらしい。なんじゃそら。山口が居酒屋の常連客だった斎藤が八神製薬のニュースに反応していた様子から恨みがあるのかと問いかけて誘拐計画を持ち掛けた事も発覚。
ようやく慶志(まだ社長の座を追われたと知る前)に電話が繋がり、結衣にうその証言をさせて3億円ゲットの当たりをつけて大喜びの山口だったが、結衣が隠し持っていた坪井のライターを使って大介が智子の紐を焼き切るのに成功(結衣と大介は手錠で拘束されていたのでライターの火では無理)。油断していた山口に智子が決死の工具アタックをぶちかまして全員で脱出に成功。哀れ山口…。
別荘に戻った一行だったが早速金を借りたいと言い出す智子、キレる大介。結衣はギャンブル依存症ではないかと指摘し、弟をギャンブル依存からの自殺で亡くしていた坪井の元へ向かい、坪井の話で治療を始める事を納得させる。坪井さんが解決役・理解者役として優秀過ぎる。慶志に会いに行って決着をつけ、大介は自首しようとするが、復活した山口がGPSを使って結衣たちの元へ怒り狂いながら向かっているところで次回へ続く。
白木は京とも接触。八神恭一に触れられて衝撃が走って人生が変わったと語るが、京によれば選ばれてしまった者らしく、普通は触られても何も感じないらしい。慶志もまた選ばれてしまった者であるようだが、核心は不明なまま、今度は慶志の元に白木が呪いを解いてあげると言って現れるなど、霧生夫妻と白木の動きは断片的で目的が不明のままだった。京が株を売却したのは八神製薬に縛られている慶志にとっては良いと判断したんだと思うんだけど…。
いやしかし周回遅れ山口が思ったより諸悪の根源だった…。もういいよ出てこなくて。
10話
白木は八神恭一にかけられた呪いを解くとして、白木も慶志も「さとり」の能力は心を読むものだと勘違いしていたが実際はそうではなくもっと感覚的な事しか分からなかったはずだと説明。白木が聞かされたのは結衣が色が見えるというだけで、京は別の事を感じるとしか把握してない(京は”音”だが結衣にしか明かさなかったので白木は知らない)が、八神恭一も心を読んでいたわけではなかったはず。2人とも手を握られた際に八神恭一の眼力の強さに恐怖したが、実際には八神恭一も感じた内容から相手を観察して信用できるか使える者なのかを探っていてそれゆえの眼力だったのではないかと。
「さとり」の能力の誤解が解けたところで結衣と大介が到着し、斎藤丈治を裏切ることになった顛末(ギリギリまで抗議したが八神恭一に養子にされる話まで進んだことで裏切った)、そして既にボケかけていた八神恭一の死の間際に問い詰めて結衣の出生の真実を本人から聞き出した事、その夜に複雑な心情を抱えた状態で結衣が触れたために色が真っ黒だった事が正式に判明。なお子孫を残したいなら人工授精の男性側交換とか無駄な手間かける必要ないだろと大介が的確なツッコミを入れたが、これは自身が既に高齢で今から後継者として育てるまで見守れるか分からないので操り人形に出来る保護者が必要だったという事で慶志が選ばれたという事だったらしい。
全ての話を終えて今度こそ慶志に触れようとした時、社長室に何故か潜んでいた山口が大介が気づく間もなく結衣にナイフ特攻してきたので咄嗟に慶志が庇って刺されてしまう。大介が取り押さえ、呼ばれていた小宮山も駆けつけて山口は逮捕されていった。ちょっと山口の扱いは雑だったな…。小宮山が頼み込んで他の刑事を止め、慶志の手術が終わるまで見届けた大介はついに逮捕。この際集まったマスコミ対策として駆け落ちではない、あくまで誘拐犯として逮捕されていき、結衣もその思いを汲んで見届けた。ヘタにハチリンカップルとして騒がれるよりその線は切っておいた方がいいという判断なのか。誘拐じゃなかった事にした方がかなり減刑になりそうだけど…。
その後、白木は八神家の暴露本の出版の許可を京にとりつけて呪いが解けたと去っていったが、この人の目的は最後まで分かりにくかった。慶志と結衣・大介との会話も盗聴しようとしてたみたいだし(山口が慶志を刺した事件現場になってしまったので盗聴器は回収し損ねた)。
YouTuber「まぁみぃチャンネル」(加藤千尋/髙塚大夢)はハチリンカップルブームの火付け役として応援する存在になっていた大介とも顔見知りになっていたので慶志に会いに社長室まで入る際に集まったマスコミを交わす囮として協力してくれるなど活躍もあったが、何故か慶志が刺された事件に発展したと知ると反省してチャンネル閉鎖を宣言してしまった。急にどうした?オールドメディア日本テレビ様らしい皮肉っていうか願望っていうか急に問題点を反省させてYouTubeチャンネルを閉鎖させるってかなり強引で不自然。
出番が無かった莉里はガンとキッチンカーを開いて何故か「水族館デートね!」ってカップルみたいになっていたが、え?急にここで必須科目同性LOVEぶっこみ?確かにガンの方は一人称「俺」で男みたいに振舞ってたけど…。今期で女性同士のキッチンカーオープンって『小さい頃は、神様がいて』と被るし…。同じく出番のなかった万代は何故か就職支援アドバイザーみたいな職業に転職していた。直後にパンフに霧生の文字があった事から霧生夫妻が出資しているし事業に転職したようだが、この人の場合自分から慶志の元を去っているし、結衣とは不仲だし、霧生夫妻とも接点無かったはずで再就職先斡旋してくれる関係性ではなかったと思うんだけど…。慶志と関係を修復して慶志から霧生夫妻に頼んで再就職を斡旋してもらったのだろうか。マジで白木に裏切られてから出番皆無だったので唐突過ぎて何でこうなったのか分からん。慶志は新たな製薬会社を立ち上げて再始動。
そして2年後、結衣は何故か城之内(原沙知絵)が捨てた息子の星(読みは”ひかる”)(阿部来叶)が送られた児童施設の職員になっており、星もまだいた。「まぁみぃチャンネル」の2人はYouTuber廃業後、この2年後にも登場して紙芝居芸人として施設に出入りしていた。そこに出所した大介が戻ってきてラブラブっぷりを見せる2人でそのままHAPPY END。
全部終わっての感想
結衣と大介の関係性が良くて単なるラブストーリーだときつかったけど、適度なサスペンス感もあって最後もまずまずまとまって概ね良かった。
城之内や裏切った秘書の藤(田中俊介)はまあ出る余地なしとして、智子も前回で出番終了でギャンブル依存治療後の様子は出てこず。何よりギャンブル依存の話をするために前回改めて話をしてもらった坪井が全く出てこなかったのは気になる。結衣はここで料理人として就職するつもりだったはずなのに結局そこではなく児童施設に就職したという事になる。”2年後”なので間はあると思うんだけど、万代とか正直その後が別に気にならないような人のその後よりは坪井に感謝と別れを告げる1シーンは必要だったのでは…。ただ演じた猫背椿が体調不良で来年1月からの舞台を10月段階で降板発表しているので最終回用のシーンを撮影できなかった可能性も?それにしてはHulu限定のその後の話でも一言も話題に出なかったのは気になるんだよな…(智子が今はギャンブルやってないらしいという話や霧生夫妻にまた来てねと呼ばれている話、慶志も若返ったように元気でやっている話題は出た)。




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