絶メシロード 2021年元日スペシャル

テレビ東京『ドラマ25』枠2020年春クールの続編SP。
連ドラ版は放送より1クール前の2019年秋クールの時期が舞台になっていたが今作ではリアルタイムに即した2020年1月が舞台となっていて、放送日である1月1日より先の1月15,16,17日の様子が描かれている。

レギュラー勢のうち、一時主役交代もあった山本耕史は出演無し。




冒頭からリモート会議をしている須田(濱津隆之)。なんか連ドラ時代はいなかった女社員(秋山ゆずき)が1人増えてるぞ…。受験を控える紬(西村瑠香)からは塾のリモート授業の回線が遅くなると文句を言われまくり、妻の佳苗(酒井若菜)もリモートで花を教えていたが須田は知らされておらず言ってくれてもというと何で言わなきゃならないのかみたいな態度で物凄く冷たい言葉を放った挙句にずっと家にいられるのが心底嫌な様子…と連ドラ時代よりも遥かに妻と娘が冷淡自粛お父さんあるあるという時事ネタを盛り込んだつもりらしいけど、特に佳苗の冷酷さが酷いレベルで娘が独立したら離婚しようとしているかのような言動まで繰り出す始末。連ドラ時代も冷淡だったがここまでではなかったし、最終回では妻と娘が追っているアイドルの全国ツアーも決定して絶メシ旅も続けられるしで家族3人喜んで終わっていたのにこの殺伐っぷり…。ここで再びアイドルのライブが決定し遠征すると言い出し上機嫌になる妻と娘、須田も1年ぶりに絶メシ旅ができる!と突如の直角ターンで話がスタート。

連ドラ最終回で新ツアーが決まって絶メシ旅今後も続けられるはずだったのになんか1年ぶり設定に変わった。ツアーが新コロで中止になって会社も未だ全リモートが余儀なくされている世界線だったとしても今度は何で普通にライブ決まってて遠征するのか、紬も受験勉強どうしたんだよ…と現実とドラマの狭間で設定がドタバタしまくりなのはご愛敬。また連ドラ時代の紬は専門学校に進学したいけど母が反対すると須田に相談していたが受験勉強しているという事は結局須田の応援むなしく佳苗に押し切られて大学受験することになったのか。設定忘れているだけの可能性が高いが、専門学校進学の件で須田が佳苗を説得できずに大学進学で納得させられたなら紬の態度が冷淡だった理由にはなるな。

今回出発と共にナビが目的地まで276キロ、所要時間は4時間という音声の後に須田がモノローグで「真冬の日本海で1人1カニ!」と浮かれていたが…。結局この日は高崎までしか移動してないので半分も行っていないし、その後もう1泊も軽井沢までで帰宅してしまった。練馬ICから長岡ICで250キロくらいなので自宅からICや日本海沿岸まで含めれば276キロくらいになると思われるが、いずれによ高崎で1泊した時点でナビ設定を破棄して予定も変更している事になるが…。

という事で2日目土曜日、起床後は恒例の観光シーンも無く、すぐに“さていただきにいきますか”したはずが、1店目「大将」に到着したのは謎に13時45分。高崎市内をこんな時間までどこで何を…。

道中では2020年は大変だったので絶メシ店に生き残っていてくれと願っているようなモノローグもあったが、同時に完全にゴーストタウンシャッター街と化した商店街が映し出された。これは2020年にこうなってしまったのか、単なる過疎化の産物なのか…。

「大将」のマスター(泉谷しげる)は怖そうな人で妻にも威張り散らすなどしていたため須田は夫婦仲を心配するが、店員として姉も働いていて姉はこれがこの2人だから心配ない、支え合っているという。須田は自身の夫婦関係を顧みると同時に2人の夫婦愛にも思いを馳せる。食したのはカルビラーメン、餃子、当初は14時閉店なので渋っていたマスターだが、須田が食べ終わるとまだ食べれるか?と自慢のモツ煮も勧めてきたので追加注文。

久々の絶メシ店に初期のように入店にオドオドしたり、店員に話しかけるのにモゴモゴしたりと1年のブランクを痛感していた須田。一方で立ち振る舞いにブランクを痛感していた割にはモノローグの食リポは絶好調。連ドラ時代は変な演出を入れたり、最終回など最早ウマイ!ウマイ!と連呼するばかりという惨状だったのが嘘のようにおいしさをしっかり伝えるモノローグだった。

その後、道路標識から軽井沢が近いことを知って目的地を完全に変更したらしく、ナビの行先案内は完全に軽井沢(の手前10数キロの安中の湖畔)に決定。この時点で既に時間的に無理めだった日本海プランは完全に破棄された模様。

夕食の模様は一切描かれず、湖畔での車中泊は前日より気温が低く、前日活躍した電気毛布はバッテリー切れで使用できず、置いていた飲み物が氷結してシャーベット化するという極寒。車内でも-5℃凍死寸前の状態に…。しかし車中の片隅にホッカイロが仕込んであり(妻が心配してこっそり忍ばせていたらしい)、これを全身に貼り付けることで乗り切った。翌朝朝日を眺めて生還を果たした雄たけびをあげる須田。

軽井沢でたどり着いたのは老夫婦が経営する「洋風食堂 れむの巣」。ビーフシチュー定食とカニクリームコロッケを食し、ここでも余計な演出無しのストレートな食事モノローグ。カニクリームコロッケを食べながら日本海のカニではないけどこれで十分だみたいな事も言っていたのでやはり当初の日本海設定を失念したわけではないらしい。

こちらの店の夫婦はケンカもしないおしどり夫婦で、食事後の会話から年に数週間休みにして全国を車中泊で回っているという話を聞いて意気投合。今回は鏑木が出てこなかったがここで車中泊要素を掘り下げる事になり、寝袋ではなく車中に布団を敷いて楽しんでいる2人をうらやましがる須田。「大将」でも「れむの巣」でも御主人のキャラクターを自身に反映させて佳苗とやり取りする妄想シュミレーションを繰り広げた須田だったが、妄想の中でさえオチは佳苗に嫌がられてやっぱりうちは駄目だ…となるもので段々やるせなくなってきた…。

しかし帰路で佳苗との思い出の店がかなり年季が入っていたがまだ営業しているのに通りがかって気づいた須田はお土産にその店でのケーキを用意。帰宅してそれを示すと案の定な冷たい態度…と思いきや旅先でも私の事考えるんだ…とちょっと嬉しそうで氷解気味な態度になったので、当たり前じゃないかと押したらさらに嬉しそう。なんだこの妻、ツンに次ぐツンだったのに急にデレ化したぞ…。さらに須田はカイロを車に仕込んでおいたのは佳苗だろう、おかげで生還した!と畳みかけたところ、いつも無事に帰ってくるか心配していただの、元気でいてくれないと困るだのさらにデレまくる佳苗。お守りまでプレゼントしてくれて須田も笑顔…だったがお守りは紬と追いかけているアイドルのファングッズのヤツだった…というオチがついておしまい。

さすがにあまりに冷たすぎた佳苗が最後に連ドラ時代にも見せないデレっぷり。このために冒頭で徹底して冷たくしたのかもしれないが、連ドラ時代からのほぼ9割9分冷たいところしか見せていなかったので急に心配してカイロを忍ばせていたとか、デレまくられてもちょっとついていけなかった。普段の態度をもう少しマイルドに抑えてのこの展開の方がよっぽど自然だっただろうに…。

1時間SP、ほぼそのまま通常の2回分という事で変わらぬ雰囲気での続編ではあったけど、明らかに連ドラ時代よりも今回の方が良かった。連ドラではほとんど放棄されていた車中泊描写もちゃんとやってたし、ちゃんと冬用のバッテリー毛布などアイテムも出してきたし、食事シーンもしっかりうまそうに伝えてくれたし、余計な演出を加えなかったのがストレートに良かった。この演出ならまた続編見たいなぁ。

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