良いこと悪いこと 全10話

2025年秋クール日本テレビ系「土曜ドラマ」枠(21:00-21:54)。

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間宮祥太朗、新木優子主演。

2004年卒業(2003年度)の小学校の同窓会を機に殺人事件が発生するという“ノンストップ考察ミステリー”とされている。2004年卒業(2003年度)の設定なのに何故か2001年のポルノグラフィティ「アゲハ蝶」が謎に主題歌に起用された。

1話

公式ページ上のサブタイトルは「6人」だが、TverやHuluではインパクトを示すためなのかこのサブタイトルが一切使用されずに「第1話 冒頭1分1人死ぬ」がサブタイトルに変えられており、Tverの専用サムネイル画像も間宮祥太朗の顔面アップと共に「第1話 冒頭1分1人死ぬ」とデカデカフォントで書かれている始末。

この言葉通りにいきなり突き落とされて落下していく武田敏生(水川かたまり)という衝撃的映像がからスタート。空気階段水川かたまり物凄い出オチのビックリ顔からの速攻死体役かよと思ったら、一旦時間が巻き戻ってタイムカプセルを埋める小学校6年生の様子が描かれた。この際に担任が「学校が創立50周年の2025年に掘り起こす」と説明しており、さらに埋めた正確な日付が出てこなかったが公式に「22年後」「22年前」としているので卒業直前の2024年1~3月ではなく、2003年12月までの間に埋めた設定らしい。いずれにしても22年後、34歳となんの区切りでもないタイミングで掘り起こす理由が“創立50周年”という超学校都合なのが珍しい。それにしては周囲に他の子どもたちもいないし、このクラスしか埋めてなさそうだったけど、他のクラスや他の年は企画が違ったり日程が違ったりするのだろうか。地味に何故このクラスだけなのか謎だぞコレ。

場面が再度現代になったが冒頭の転落死が起こる前の当日、実家の塗装屋を継いで既に妻と小学生の娘もいる高木将(間宮祥太朗)の家にタイムカプセル掘り起こしの同窓会に連れて行くのに武田がやってくるところからスタート。全員が集まったわけではないが、同窓会の場では少し遅れてやってきた美人記者としてテレビや雑誌で大活躍している猿橋園子(新木優子)がやってきたので沸き立つ。高木だけは何かを気にしているかのように極力園子に触れないようにしていたが…。掘り起こしたタイムカプセルには各自の将来の夢の絵が描かれていたが、一緒に入っていた卒業アルバムの顔写真では高木や武田らクラスのリーダー格で仲の良かった男子5名女子1名の6人の顔が黒く塗りつぶされていた。悪戯にブーブー言う武田だったが、高木はやはり何か思い当たる事がありそうで…。二次会も盛り上がって解散して、武田が自宅マンションに戻ったところで転落死が発生。

翌朝刑事が訪ねてきて武田の死を知った高木は同じく塗りつぶされていた桜井幹太(工藤阿須加)に殺されたのではないかと相談するが、桜井は何も覚えていないらしい。そこに園子が取材にやってきて、塗りつぶされた6人は園子をいじめていた6人だったと発覚。高木だけはこの事を覚えていて復讐で殺したのか?と問いかけるが園子はそういう態度なのかと去ってしまう。

再度園子を呼び出して、改めてこの事は覚えている事とそれで復讐で殺人をしているなら俺だけをやれと宣言する高木に憤慨する園子だったが、直後に桜井の居酒屋で火災が発生。飛び込んだ園子だったが、閉じ込められた時の閉所恐怖症が再発して動けなくなってしまい高木に救出される。桜井は死亡ではなく意識不明で、改めて園子は犯人は自分ではなく、武田の死にザマーミロと喜んだ自分がいたがそれでは自分も悪い子になってしまうし、むしろ6人に死なれては困るし、自分のいじめを利用した真犯人を許さないと説明して高木と共闘を持ち掛けて次回へ続く。

イジメというのは日常的だったのかはまだ明かされず、体育倉庫閉じ込めのいじめの回想シーンのみ描かれた。しかも高木と園子それぞれの視点で描かれたが、高木視点では6人で校庭で遊んでいて転がっていったボールを追いかけて倉庫の前まで来たら助けを求める園子の声が聞こえたので扉をガンガン叩いてはやし立ててからかった…というまあそれはそれで言い訳不能なイジメであった。しかし最初に閉じ込めたのは6人ではなく、閉じ込められていた現場に偶然たどり着いただけであった。一方の園子視点では体育倉庫に筆箱を隠されていたのか筆箱を救出していたら何者かに扉を締められてしまい、助けを求めていたら急にガンガン叩かれて集団ではやし立てられたので恐怖で号泣して閉所恐怖症に追い込まれた…という事で閉じ込められるまでの前半部分まで6人の仕業と勘違いしているっぽい。

園子が犯人なのかどうかで引っ張りつつ、いじめにもまだ裏がありそうという事で謎が謎呼ぶ感じでスタート。面白そうではあるがちゃんとまとまるのかも未知数か。

それよりも何で今更新曲じゃなくて「アゲハ蝶」主題歌?2003年度が起点の話なら2003年か卒業年の2004年の曲というなら分かるが…。2003年だと「渦」「音のない森」「メリッサ」「愛が呼ぶほうへ」「ラック」なので「愛が呼ぶほうへ」以外はどれもけっこう今作の雰囲気にハマりそうな曲達が揃っていたが、2001年の曲である事に意味があるのか(2年前の4年生の時に原因になる事件があったとか。ただし園子は6年生の時の転校生という設定なので園子無関係になってしまう)、「アゲハ蝶」とドラマがどこかでリンクするのか…。

2話

6人の黒塗りメンバーで同窓会には来ていなかった3人のうち中島笑美(松井玲奈)に連絡がついて接触。園子にとっては転校してできた最初の友人だったが、同じキーホルダーをつけているのをお揃いだねと言ったら「それは私のキャラだから外した方がいい」などとほざいた挙句に、盗んで偽装工作。笑美が取ったのかと問いただした園子だったが、高木が俺の友達を疑うのかと庇ったのもあって逆に園子が悪者にされてしまい、謝らされた挙句にいじめのターゲットになったらしきことが発覚。主人公なのにけっこうやらかしてるなぁ高木

正直あまり覚えてないので適当に謝る笑美の態度に腹を立てた園子は帰ってしまうが、園子の職場の『週刊アポロ』では笑美の交際相手でスポンサー的存在でもある城之内(大塚ヒロタ)を違法薬物売買の元締めであるとして追っていた。高木に聞かれて園子がそれを教えると高木は笑美に警告。それでも仕方ないという感じだったが最終的に自身を見つめ直した笑美は今の生活を捨ててやり直す事にして園子に城之内の違法薬物売買の証拠写真を渡し、昔の事は覚えてないので心から謝ることは出来ないけどその代わり今できる事として笑美なりの誠意を見せるのだった。

その頃、3人のうちのもう1人でアメリカで起業していたはずの小山隆弘(森本慎太郎)が最近帰国していて高木を訪ねてきた。大体の情報を共有したが、小山が歌っていた当時の仲間のテーマソング替え歌「森のくまさん」の語尾を6人の名前に改変したものを小山が帰った後に思い出していた高木は”ある日んちゃん(ひんちゃん=武田敏生) 森の中んたろう(カンタロー=桜井幹太)と替え歌で出てくる名前の順番に犠牲になっている事に気づき、次が”くまさんにこちゃん(ニコちゃん=中島笑美)”なので慌てて園子に連絡を入れるが既に園子と笑美は別れた後で、程なくして何者かに突き飛ばされた笑美はトラックにひかれて犠牲になってしまい次回へ続く。

冒頭で園子が調べていたのは笑美の現職情報だけで、最初に会う事になったのは高木が連絡して笑美から待ち合わせ場所を指定されたという形だったし、笑美に連絡して園子が帰った後に高木と笑美は高木の馴染みの店で飲んでたし、2度目に直接話に笑美の店に客として来た時に「電話より直接言った方がいいと思って」と違法薬物売買の元締め情報を教えていた。よって高木は笑美の連絡先を知っているはずなんだけど、何故この土壇場で高木は笑美に危険を知らせるのではなく園子に電話をしたのだろうか。本人呑気に「I WISH」歌って無防備なところをやられてしまったのだから直電して周囲を警戒させればもう少し何か変わっていたのでは…。

笑美が最初から次の犠牲者コース全開で出てきたのに対して小山は面会謝絶の幹太の病室に入ろうとして止めれらるところが初登場だったりと犯人候補のような扱いで登場。替え歌では次は”であったーボー(ターボー=小山隆弘)”なので次回は小山が犯人なのかターゲットなのかで揺れるという展開に持っていくことに。

森本慎太郎って『私立バカレア高校』のJニーズ側主演だったあいつか。SixTONESとしてはあんまりハッキリ見た事なかったのでその翌年の『幽かな彼女』以来(2013年以来だから12年か…)ちゃんと見たけどどっしりとした青年に成長したんだなぁ…。

元SKE48の松井玲奈が当時の思い出の曲としてモーニング娘。「I WISH」を歌っていたのがなんとも味わい深い。「I WISH」は2000年の曲だから2003年度6年生の彼らにとっては3年生の時のヒット曲になるが学芸会みたいなのでやっていたみたいなので発売から数年ズレてこの曲を採用したみたいな感じなのかな。

3話

小山隆弘(森本慎太郎)が偶然帰国してるのは不自然じゃないかと園子に言われた高木は小山を警戒するが小山は園子の言う事を信じるのかと少々険悪な雰囲気に。高木の態度が煮え切らないのには理由があった。中学受験をする小山との間に距離を感じ始めていた当時、大事にしていたカードを奪われた云々で取り返しに行こうとしている高木に小山がいつまでそんなガキみたいな事をという態度を取った事で高木が激高しケンカになり絶交だと言い放ったという過去があった。色々忘れている高木でも絶交宣言は覚えていて気まずかったらしい。

しかし意識を取り戻した桜井によれば、小山が緊急帰国を決めたのは同窓会と武田の死、黒塗りの件などからすぐに園子イジメ6人組への復讐だと気付いて高木が暴走しないように心配していたという。絶交の件も後悔して気にしており、桜井はとっとと仲直りしろと高木に告げるのだった。また園子の取材を受けた小山は園子を疑うが園子の恨んでいるが死なせはしないという強い宣言を聞いて高木の言う通りだった、疑って悪かったと謝罪すると調査協力を申し出る

最終的に高木は記者会見の後の囲み取材の際に吹き抜けの屋上付近から巨大なガラス板を落とされるという罠にかけられるが直前に気づいた高木が飛び込んで2人ともかすり傷程度で無事だった。これにより小山と高木は和解。次は羽立太輔(森優作)だという事になって次回へ続く。桜井が追撃で殺されずに意識を回復した事からも、小山が再度狙われるのではなく、次に行くっていう判断?

主人公高木の態度が終始煮え切らないのが凄く気になってきた。回想が入れば小学校時代は調子乗りすぎで悪行ばかりな上に現代ではほとんど辛気臭い顔。しかも相手に過去の悪行を指摘されても謝れないという悪癖が晒されていくばかりで回を追うごとに好感度が静かに下がっていく一方なんだけど…。特に気になるのは園子にイジメの事を1度もちゃんと謝罪してないのに加え、今回も小山と最後友情を取り戻した風になってたけど結局絶好宣言について小山に一言も謝ってない体を張って助けはしたんだけど、桜井に小山の真意を聞かされた時もなんか表情硬いままで小山に対して悪かったと思っている様子が伺えない。高木も絶交宣言を覚えていたのでお互い気まずくて手探りになる感じがあった前半はまだいいんだけど、桜井から小山の真意と友情を聞いた後の高木の態度がどうも腑に落ちない。

これは間宮祥太朗の芸風なのか、高木が相手に謝意を持てない感情が欠落した人間として意図して描かれているのかどっちなのだろうか。1度も謝っていないので意図的っぽいんだけど、間宮祥太朗がシリアスな局面に置かれてから終始表情が硬いままになるっていうのは『ACMA:GAME』の時もそうで『ACMA:GAME』の時も相手が熱い友情を見せているのにずっと冷めた雰囲気で間宮祥太朗の方からの感情が見えない感じがあったんだよな…。

4話

小山が仲間に加わり、高木・小山・園子は次のターゲットと思われる”ちょんまげ”羽立太輔(森優作)の行方を母親同士が知り合いだった委員長小林(藤間爽子)経由で教えてもらい向かう。羽立は母の死後引きこもり一人暮らしとなっており家の中はゴミ屋敷と化していたが、連続殺人の状況はネットを通じて知っていた。園子をイジメていたのだから殺されて当然と言い放ち、殺してくれと身を差し出してきたが、高木と小山に対しては何もしてあげられない、友達ではないと言い放ち拒絶。結局追い出されてしまった。

高木・小山はさほど気にしていなかったが、当時の回想に入れば友人のいなかった羽立は憧れのトップグループである高木一派に入るために当時イジメのターゲットになっていた園子を利用し、園子の工作をいきなり破壊する行動をもって高木らに認められて仲間になっていた事、仲間に入ったものの頭が良かった事から率先してみんなの宿題を写してあげていた事など、高木らに自覚は無いが仲間内のパシリのような扱いだった事が判明。マジで回を追うごとにクソトップグループだった事が晒されていくなコイツら…。園子を日常的にイジメていた回想シーンもさらに追加されるし…。1話ではたまたま倉庫閉じ込め案件で悪ふざけしただけかと思わせておいて毎回出てくるじゃねぇか

そんな中でようやく動けるようになってきていたものの死亡フラグ全開だった桜井が何者かにさらわれて再度火をつけられて焼死。高木の元にはその模様の動画が送られてきて高木は憔悴してしまう。妻の言葉も全く耳に入っていない様子だが…?なんか高木の家族シーンが前回辺りから明確に不自然だな…。前回も娘が話しかけているのに反応せずに謎の水死体事件ニュース見続けてたし、今回も妻が話しかけてきているのを2回連続無視して全く会話しなかった(妻が勝手に去った)。高木が家族と会話していない…?『世にも奇妙な物語』だと実は家族は妄想で実在しませんでしたオチ確定になるような不穏な演出になってきてないか。

園子は単身羽立の元に出向き、羽立は自分が仲間に入るために園子を利用してイジメていた事を謝罪。園子は一方的に部屋を掃除し、自分は変わるために努力したと告げると掃除した部屋を再度荒らして羽立にも同じように掃除し直して変わる努力をしてみることを促す。これにより部屋を掃除した羽立は園子とスナック「イマクニ」にやってきて和解し、羽立は高木・小山の元に出向いて本当の仲間になる事ができた。

その頃、警察内部では今まで出てきていた若い男女刑事がこれは連続殺人事件ではないかと上司に説明しており、その上司は高木の行きつけで小山・園子・羽立も揃うようになったスナック「イマクニ」の常連客宇都見(木村昴)だったという謎サプライズが。以前「しがない公務員」と名乗っていて今回も前半では店にいて園子じゃね?と騒ぐ店員に知らないと言い放つなど賑やかし要員のような出番だったが、前述のように何か家族や態度に不審な点が目立つ高木を内偵していたのか本当にたまたま常連だったのかは不明。

桜井が焼死する前に病院には元担任の大谷(赤間麻里子)らしき姿があったり、宇都見が連続殺人だろと言った直後に卒アル資料の上に大谷の写真が置かれたりと、大谷がピックアップされそうなところで次回へ続く。

高木・小山がみんなで家で遊んでいる時の記憶に双方違いがあり、高木の記憶ではニコちゃんは1人漫画、羽立は宿題写し、高木と桜井が遊戯王、小山と武田がTVゲームだったが、小山の記憶によれば高木と小山が遊戯王、桜井と武田がTVゲーム(桜井はゲーム好きだったからそのはず)だという。この会話から高木は羽立を利用していただけだったな…と反省するが、小山によれば宿題が終われば羽立もゲームに参加していたという。そのゲームは「ボンバーマン」でマルチタップを使えば4人対戦ができるもので4人でゲームをしていたという小山。ここでニコちゃんは1人漫画で高木と小山が遊戯王が確定ならボンバーマンに参加していた4人って桜井・武田・羽立ともう1人は誰なんだ?という事に高木が気づくが、小山もそれが分からない。7人目が存在する?となってしまったが2人とも7人目の仲間がいた記憶はない。記憶なんてそんなものだと園子は言っていたが…。7人目がいたのに記憶から消している(ソイツが真犯人)とかならますますクソトップグループ案件1つ追加になってしまうぞ…。

5話

高木・小山・園子・羽立の4人に委員長小林(藤間爽子)も協力を申し出てくる中、生徒以外の元担任の大谷(赤間麻里子)へ話を聞けば覚えている話もあるかもしれないという話になり訪問。イジメは無かったと言い放つ大谷のしらばっくれた態度に不信感を覚える一行。小山は校長室にあった卒アルの中で自分たちの年度だけ抜け落ちている事、さらにそもそも年度途中に埋めたタイムカプセルの中に何で卒業時に配布される卒アルが入っているんだおかしいだろというそもそもな疑問を指摘(そこは物語の都合とか思っててスマンかった)。園子が特別授業を引き受けたのとそのクラスが高木の娘花音(宮崎莉里沙)のクラスだった事から再度2人は学校に出向き、大谷にもっと核心に迫ろうとするが大谷はしらばっくれ、お帰りくださいと言い訳もできず言い放つのみ。視聴者には大谷が黒幕の指示で動いている事、撮影したビデオ映像を所持している事、今回の一件でもう辞めようと提案したがその何者かと車で去っていく様子が描かれ、少なくとも協力者であったと判明した。

一方で匿う目的もあるが、羽立は小山の会社に雇われ、とりあえずオフィスでネット調査を実施。当時の学校の掲示板を発見し、そこに1人誰も覚えていないのかとここ数年1人書き込み続けている人物を見つけ、覚えている博士だろ?と変身すると相手はちょんまげだと見抜いて返信してきたのでびっくりして画面を閉じて終了。博士とは誰なのか。そしてその博士とやらはあの7人の中で覚えていたのはちょんまげだけだと書き込んできてもう1人の存在が明らかに…。ただこの流れだと忘れられた“7人目”とこの”博士”は別人という事に…?とりあえず高木と小山は前回話していたゲームやってた時の人数合わなくね?の話を羽立と共有して確認しろ

また今回大きな変化があったのは高木。これまで家族とも対話しないし、園子に謝りもしないなど、とにかく不自然な行動が目立っていたが今回は妻とも娘との普通に会話。大谷や園子がいるところでも花音と親と子として会話していたので少なくとも世にも奇妙的妄想幻家族では無さそうだ。また花音が同級生とケンカしたエピソードや、改めて現場である小学校に戻った事で当時を回想。実は倉庫閉じ込め案件の際に1人だけ罪の意識から助けに戻ったところ既に大谷に救出されていて自分じゃないと言い放って逃げた事が明らかに。回想のたびに悪行三昧で株を落としていた高木だがようやく仲間の中で少しは園子へのやりすぎを気にしていた場面が…。

そしてこれらを思い出して娘とも向き合った事で高木自身も園子に初めて正式に謝罪。どこかサイコ感もあった前回までと違って、人が変わったように普通の人間っぽくなった。前回までの高木は今回改めてちゃんと謝罪するための演出だったのだろうか。『ACMA:GAME』の時も周りを気にしない主人公で難しい顔ばかりしている同じような演技だったのでこれが間宮氏の芸風にも思えるところがあって分かりにくいなぁ。

6話

冒頭(主題歌OP前)から委員長小林(藤間爽子)の裏の顔が明かされ、委員長に推薦してくれた高木を好きだったが、高木が仲間達にどのこ(園子)との相合傘を書かれていた際にはどのこの名前の方を必死に消そうとしたり、例の体育倉庫閉じ込め案件での最初に閉じ込めた犯人も小林だったと判明。高木は教室横のゴミ箱に捨てた園子の筆箱を拾って体育倉庫のネットの中にぶち込んで園子が来るように仕向け(体育倉庫に当たりをつけて探しに来るものなのかは置いておいて)、入ったのを見て鍵をかけて自然に逃亡するという白昼堂々の犯行。当時から腹黒いので当然現代でも腹黒く、園子を恨んでいるようで編集長(矢柴俊博)に情報を売って暗躍していたりと表面的には味方のフリしてけっこうヤべぇ奴だった。なお編集長は退職逃亡して他紙から園子が連続殺人犯とする記事を出してきたので、園子は一気に窮地に立たされる。

反論記事を書けば高木たちのイジメ案件から高木や小山の会社へのバッシングに移行するため躊躇する園子だったが腹黒小林は書くべきだとそそのかす。しかし高木たちは書いても構わないと覚悟を決めており、園子は園子で記事は書かない、事件を追うと宣言。全員に委員長のおかげだよ!と爽やかに感謝を告げられ、ひっかき回してやろうと思っていた腹黒小林は称賛されてしまい戸惑う。さらに高木の元を尋ねた時も改めて感謝されるしで心揺れまくり、それでも最終計画を実行しようとするが…。

一方で園子の仲間の記者東雲(深川麻衣)は他紙に逃げた編集長の動向を新人の松井(秋谷郁甫)と追っており、情報提供者(腹黒)と編集長の2ショット写真を入手。この写真誰が撮影したんだ?記事発表後に編集長を張っていたら腹黒小林がもう1回会いに来ててその時に松井が抑えた写真か。

東雲は高木たちを行きつけの「イマクニ」に呼び出してこの情報を伝える。東雲はさらに追加調査していて園子が有名になったきっかけのスクープの際に対象のサッカー部の部員だった小林の弟が無罪だったものの記事の写真に写っていた事から一緒に犯人扱いされて世間警察から叩かれた挙句に自殺していた事も突き止めていた。しかし今日が命日だという事は把握していなかったのか資料を見ながら気づいて「今日です」と発言。ここから一行は小林家の墓に当たりをつけて急行する…という流れに。東雲が真っ先に伝えるべき園子ではなく初対面の高木たちをイマクニに呼び出したり今日が命日だと後出しになる幾重にも不自然さ漂うコレは展開の都合なのか意味があるのか…?

腹黒小林は弟の事を伝えて園子を糾弾。ナイフ特攻しようとしてくるが、ここ最近思惑とは逆にみんなにさすが委員長ムーブで感謝されまくってしまったのが効いて、真面目な委員長としての自分と復讐者としての自分のバランスが取れなくなり、ほぼナイフ構えただけでそのままナイフを落として泣き崩れてしまった。そこに一行が駆け付けたので「ナイフを向けられている園子」という構図も誰も目撃していないほど。土砂降りの中で高木が傘を差しだした場面は小学校時代の片想いや回想で出てきた相合傘演出を悲しく重ねた演出か。ちょっと狙い過ぎだったけど。

しかし何故か次のシーンでは警察内で正体を明かした「しがない公務員」こと宇都見(木村昴)が園子に事情聴取しており、その中で小林は「しばらく入ってもらう事になる」逮捕された事が判明。あの状況で小林を通報する者がいるとは思えない。一行が来た時はナイフは落ちてて容疑者号泣の場面だし、園子が襲われたと言わない限り、小林がそもそも逮捕される理由がないんだけど、あの中で1番情に流されない東雲が判断して通報した?そしてここで真面目が発動した小林が殺意をハッキリ認めちゃったのでそうなったということか?

そして宇都見から行方不明になっていた大谷が死体で発見された事が伝えられる。同時に昔のホームページの掲示板で会う約束をした「博士」と接触するために羽立が旅立っていくところで次回へ続く。

視聴者には明示されたけど、園子への体育倉庫閉じ込め案件の犯人が小林だったのって結局小林が自白していないので園子本人も分かってないままで終わってない?小林は「あのまま閉じ込められていればよかったのに!」と叫びはしたけど、怨みの発端は弟の件という事しか話してない。今回の見せ方で視聴者には小学校時代から腹黒なのが分かっているけど、園子も高木たちも作中の登場人物内での小林像は少なくとも「小学校時代は真面目な委員長」のクリーンイメージのままで、弟の件があって復讐に堕ちたという認識だと思うんだけど…。

7話

羽立が失踪した後の大谷の葬儀では同窓会時に出てきたものの以降出番が無かった主婦の土屋ゆき(剛力彩芽)と美容師の豊川賢吾(稲葉友)が協力を申し出るが、他のクラスメイトはお前らのいじめのせいでこうなったとか自分もまきこまれるかもしれないと高木らを非難。土屋・豊川はいつメンではなかったが、高木・小山と2話で消された中島笑美と共に最後の運動会のリレーメンバーという仲で、当時敗退したものの高木の次は絶対勝つという次は無いのにあきらめない姿勢に前向きになれたという思い出を持つメンバーだった。2人を巻き込みたくないと突き放す高木だったが、2人はそれぞれの生活の中で苦悩しており、当時のリレーの思い出を胸に改めて協力を誓う。

小山は羽立の家に侵入して当時のガラケーの中のムービーにヒントを掴み、そこにクラスメイトを訪ね歩いていた土屋・豊川がやってきて合流。高木は娘の花音の逆上がりの練習に付き合っていたが終始浮かない顔&出かける前の妻との会話は事実上ほぼ無しと相変わらずの心ここにあらずな態度だったが、あきらめない花音が逆上がりを成功させた時は今それ?というくらい今作最大のハイテンションで一瞬だけでも喜びを見せる…という相変わらず良く分からないキャラクター。そういう演出なのか演技プランが不自然なのか分からないのはやはり『ACMA:GAME』の悪魔の呪いだと思う。

こうして園子も加えて合流した一行は小山が発見したガラケームービーの中の例の「森のくまさん」の替え歌の”花咲く森の”の部分でカメラを押さえられて一瞬しか映らずにすっ飛ばされたもう1人の存在を提示。小山も高木もすっかり忘れていて6人組の認識だったが7人目がいた。途中で転校したので卒アルには載っていない「森くん」がいた事を思い出す。園子・土屋・豊川がいやいや待てよ7人いたのに1人忘れて6人だと思ってたとか酷くね?というツッコミも態度も見せなかった事から3人にとっても正直印象のうす~い奴だったのかもしれない。一応当時の回想では園子のイジメには加担せずに思うところありそうな感じで見ている場面や、その後に呼ばれたらついていく、以前思い出していたゲームの場面でもいるにはいるが存在薄め、途中で帰ると言って高木も応じているがあまり気にしていない…という軽めに扱われている様子は描かれた。

同時に羽立が見ていた掲示板も発見され、書き込まれていた約束の場所(廃ビルになっていたがセキュリティスカスカで入りたい放題)へ向かう一行。羽立を無事に発見するが”森くん”は逃走。園子に羽立を任せて土屋・豊川・小山・高木が追いかけるが、1人ずつ追いかけてばてた頃に追いついて後を任せたり、追い込んだはずが小山と豊川が合流して土野が追いつくだけだったり、最後は1人違うところを探していた高木に3人が後を託して高木が単身追いかけるが逃げ切られてしまい、3人はリレーに重ねて応援しているだけだったが結局そんなに時間を置かずに復帰して追いつく…と、要するに冒頭でも見せた死んだ中島笑美以外のリレーメンバーなのでリレー演出と重ねたせいで全員の挙動が何とも不自然になってしまった。この中にいる犯人が不審な行動をとっているのをカモフラージュするための演出も兼ねているのか、リレーと重ねるためだけに不自然になってしまったのかもこれでは判断しにくい…。逃走してたの雇われの囮っぽかったけどなぁ…。

一方の羽立は「僕のせいだから僕が終わらせる」BOTと化してほぼ会話が成り立たない状態のまま園子を放ってそのまま森を追いかけて何処へと去ってしまい、4人がリレー演出やっている間に首元を刺されて階段から転落してきたところを園子が目撃。瀕死ながらまだ生きているところで終わった予告であっさり死亡確定というそんなところはどうでもいいんだとばかりのネタバレぶちかまして次回へ続く。

園子・土屋・豊川も「森くん」を覚えている感じが無かったのでもう散々会っている既出人物が実は森くんでしたでも通じるのと同い年に作戦会議の場『イマクニ』店主の今國(戸塚純貴)がいる事、予告でまさにその店主スペースに向かって驚愕して立ち上がって後ずさりする高木という構図が差し込まれている事からもだいぶ狙っている気はするが…。

8話

羽立も殺され、犯人のメドもつかずに途方に暮れる一行だったがたまたま花音を迎えに行った際に担任を「森先生」と呼ぶ花音の言葉から何度も会っていたどころか授業参観の時にも同じ教室にいた花音の担任(古舘佑太郎)が「森くん」だったと気付く。オドオドしながらもやっと気づいたんですか…という態度の森に激昂する高木、都合よく落ちるみんなが探していた手掛かりになりうるDVD。真っ黒な状況ながら花音が見ている立場から強く出れず引き上げる高木。仲間達もヤキモキする中で、花音の担任として森が高木宅へ訪問。イジメをしていた高木を糾弾し、自分はいい子であるといい先生であるとやや病的な主張だけして帰っていった。『20世紀少年』でユースケ・サンタマリアが演じたサダキヨほどではないけど、なんか似た空気感というか、自分自身に僕は悪者じゃない良い者だと言い聞かせるように善人ぶっている危うい空気感に近いものがある。ていうかこんな少しでも動揺があるとふらつきまくりなのに10年以上も良き教師としてセルフイメージ保てたなこの人。

回想も色々挟まれ、HP制作と羽立の仲介をきっかけに仲間に入れてもらえたがイジメ加担は嫌だったので直接参加せず、例の体育倉庫閉じ込め案件の際は遠くで見ているとか日常の嫌がらイジメ行動も終わった後にしれっと合流するなど森なりの線引きをしていたらしい。

花音が色々察してDVDを奪おうとしたいざこざで再度対話する機会が訪れ、改めて自身と向き合い続ける姿勢で挑んだ高木は会話の節々から森を犯人とせずに真意を聞きだす。結果、羽立が最初に接触したのは確かに森だったが、森は羽立に危険が迫っているのを察して止めに来たのに羽立の方が一方的に僕のせいだ僕が終わらせると話を聞かずにナイフ特攻しようとして来たので揉み合ってから逃げるしかなかった模様。その森の逃げ足が全員リレーで追いつけないほど早かった謎は明かされなかったが、それはもう1人の報だったのだろうか。少なくとも羽立を殺したのはもう1人のようだ。

森はDVDを渡して「イマクニ」に同行。全員で上映会が開かれ、森の夢は高木たちとずっと仲間でいる事というものだった。森がDVDを隠していた理由はコレが恥ずかしかったからなのかは不明だが、続けて別の場所で瀬戸紫苑(吉田帆乃華)という女子が夢はピアニストという夢を語る映像が流れる。予告でもあった座ってて驚いて後ずさる高木と小山。やっと思い出しましたかと言う森、心当たりのない園子に高木はもう1人の”ドの子”だと思い出して次回へ続く。

字幕放送だと「ドの子」「どの子」の表記がある事は指摘されていたがまたイジメ案件増加になってしまうのか。もうクラスのリーダー格で人気者高木のライフはゼロよ

今から新キャラは掟破りすぎるが、瀬戸紫苑が存命とした場合は現登場人物で女性で同い年なのって東雲くらいしかいないんだよな。設定上高木の妻は2つ年上の36歳設定みたいだし。

9話

冒頭から5年生のクラスが始まった当時の回想。高木の前の席だった瀬戸紫苑(吉田帆乃華)は自己紹介でピアノをやっていて音楽得意と挨拶したが、音楽の時間のリコーダーのテストで最後のドをミスってしまう。これは高木らが消しゴムを投げて遊んでいるのに気を取られたからだったが、高木はあろうことか音楽が得意じゃなかったのかと指差し笑いし、ドが出ないから「ドの子」だと笑い者にした。その1回限りなら調子乗ってすいませんでした案件でギリ片付くところ、その後ノートの裏に「ドの子」落書き、リコーダー廊下に放置して煽りに煽りまくって逃げる…等悪行の限りを尽くしており救いがない。なおついでに羽立が仲間に入るために工作を破壊したのは園子のものではなく瀬戸紫苑のものだった(ピアノの工作だった)と正式に明かされた。そのまま瀬戸紫苑は不登校になり、高木の前は空席に。そしてその後ピアニストになった大人の瀬戸紫苑(大後寿々花)も登場。

糞餓鬼じゃないか。これまでも少年時代の高木の胸糞エピソードはあったが、それこそ園子がいじめターゲットになったきっかけは笑美がキーホルダー盗難を仕掛けたのを問い詰めたところで「俺の友達を犯人扱いするな」となって以降イジメのターゲットにしたもので友人思いのリーダーという側面からの最初の行動だった。そこからイジメ行動を加速させたのは問題だがきっかけではなかった。園子最大のトラウマとなった例の体育館閉じ込め案件も仕掛けたのは委員長だった。しかし今回のは最初から高木の悪行である。ようやく園子への反省の言葉や向き合わなきゃいけないという姿勢を見せていたのに最終回前になって高木発な高木絶悪な過去が明らかになった上に本人も周囲も対象の瀬戸紫苑をまるっきり忘れていただと…。自分の前の席に座っていた「ドの子」忘れてたって救えねぇだろ、これもう主人公救えねぇだろ…。最後まで盛り上げるためにはこれくらいの”意外性”や”衝撃の真実”が必要だったんだろうけど、気が付いたら主人公がフォローしきれないほどのリーダー気取り糞野郎王様気取りのキング様になり果てたぞ…。

さらに瀬戸紫苑の実家を探し当ててたどり着いたところ、既に廃墟。高木はここで去年の夏頃にピアノを習いたいという花音を連れてきたが新規募集してないと断られた事を思い出す「あれが瀬戸紫苑だったのか…」じゃねぇよ!高木見てトラウマ再発動させてんじゃねぇかよ!そしてこの段階で早くも瀬戸紫苑と宇都見(木村昴)への連名宛の手紙が発見され一挙物語が進行。高木と園子はイマクニで宇都見について尋ねるが何故か今國は教えてくれず、バイトの萌歌(田中美久)がピアニストの美人の彼女がいたとバラしたので瀬戸紫苑と宇都見が婚約していた事が明らかに。2年前に仕事に疲れていた宇都見がコンサートで感動して出待ちして感動を伝えて以降全てのコンサートに押しかけてそのまま付き合う事になったが、1年前に自殺してしまったという。『イマクニ』に2人でよく来ていてプロポーズも『イマクニ』で、死後落ち込んでいたのも『イマクニ』だったので今國は全部見てきたようだが…あれ高木って店の常連じゃなくて最近来たばかりなんだっけ?1話で最初にこの店が出てきた場面見返したら高木・武田・桜井で来店して桜井によく来ているのか聞かれた高木はここ半年くらいと回答していた。この時点で常連の宇都見とも顔見知りであだ名で呼んでいたのでもっと前から常連だと思ってた。そして個人情報を理由に黙ってた今國だが、そもそも冒頭のビデオ上映の場にもいたわけで瀬戸紫苑連呼してたんだから冒頭時点で知ってて黙ってたよな。

会社にいた小山を宇都見が訪ねてきて何故小山だけ殺されなかったのかと犯人扱いするような探りを入れていた。小山はまだ宇都見と瀬戸紫苑が婚約者だったのを知らされていないので宇都見を疑う事は無く、宇都見から瀬戸紫苑の名前が出ても疑わず、むしろ自分が調べた「瀬戸紫苑は既に故人」「何故か死んだはずの瀬戸紫苑がコンサート会場を抑えている」という自身が会社のツールを使って調べた内容を宇都見に教えてしまう。高木たちに伝えると現地に向かってしまい危険なので教えないとしたため、宇都見は直後にバーチャルツールを使わせてほしい→調子悪くない?→小山にかけさせてその隙に絞殺とアグレッシブな行動でなんと社長室で小山を殺害

さすがにアグレッシブすぎて宇都見は即犯人として手配された。小山の死が報道され衝撃を受ける一行。高木も珍しく叫んでショックを受けるほどだったが宇都見が突如訪ねてきてこれまで全員を自分が殺したと自白。高木が訪ねてきた事でトラウマ再発動によりピアノが弾けなくなって自殺したと案の定な事実が明かされ、お前は変われないと悪い子だと迫るとそのまま悪い子でいろよとだけ言い残して去ってしまった。

園子は瀬戸紫苑が通っていた施設を尋ねて追悼コンサート開催を知る(小山が突き止めていたやつ)。高木はカッターナイフ片手に現地に乗り込むが、宇都見渾身のカノン演奏は見届けいよいよ特攻しようとしたところで機動隊突入で宇都見が確保されて次回へ続く。

宇都見が全員を殺害する回想が挟まったので実行犯なのは確定。宇都見が1番殺したいはずの張本人高木を殺そうとしなかったのは共犯者に託しているか目的がこの先にあるという事。瀬戸紫苑が救われた曲として宇都見渾身の追悼演奏にもなった「カノン」と高木の娘の花音が一致する事、施設出身者に共犯者がいるなら今國、東雲、高木の妻の加奈などクラスメイトではない同世代にも犯人候補が広がってくる。加奈なんか前回辺りまでほとんど会話が無く、今回初めて事件に関わっているのを察していたという今更な会話をして全て片付けたらハワイ旅行に行く約束をするなど急に夫婦っぽくなって違和感はあったが、単にキャラクターとして放置していて全く夫婦っぽくなかったので最終回前に夫婦っぽい部分を入れただけなのか分かりにくい。そもそもあのカッターで宇都見を襲撃するのは無理があると思うし高木の行動言動も不自然な点は多かっただけに黒幕にすれば伝説になるが…。

10話

宇都見が逮捕されるも動機は黙秘している事が報じられる中、東雲が書いた真相暴露記事で生き残ったいじめの首謀者A氏(高木)の小学生時代の詳細なイジメの内容が明かされ、高木一家は窮地に陥る。高木塗装は仕事キャンセルが相次ぎ、自宅にスプレー落書きをされ、花音がいじめられてしまう。東雲は休暇で姿を消した後に園子を呼び出してイジメを無くすために協力してくれクレイジーな依頼をしてきた。東雲は自身もイジメに遭ってタクト学園に通っていてそこに瀬戸紫苑もやってきて同級生だったと明かし、共犯・協力者で全て知っていたと語りだす。園子を巻き込んだのは偶然だったが、理念としてはこの後起こる予定の事件も続報記事にして世間に訴えかけ、いじめを犯罪として法律を変えさせる方向にまで持っていきたいと言う。さすがに園子側が大して正論を言い放す必要すらないくらい(例えば東雲が書いた記事のせいで花音が激しいイジメに遭う事は考えなかったのか?新たないじめを発生させているぞとか)、ぶっ飛びすぎでちょっと言い返されただけで半泣きでひたすら訴えかけてくるだけという状態になり、園子の毅然とした協力拒否の態度であっさり崩壊。6話の腹黒小林の策略を毅然と見抜いて警察に突き出したカッコいい東雲の姿はなく、事件の進展と共に既にメンタル終わってたか。

一方で園子から瀬戸紫苑がタクト学園に通っていたという話を聞いた高木は「イマクニ」の「I」の上に被さった記号で「T」のように見えるロゴを思い出し、さらにかつて仕事で行ったタクト学園のロゴと同じな事にようやく気付き今國を問い詰めに向かう。前回宇都見と瀬戸紫苑が婚約していたのをバイトの萌歌(田中美久)がうっかり話した後もギリギリまで隠そうとして必死に個人情報だから!と苦しい言い訳していたり、しぶしぶその前に瀬戸紫苑と宇都見が婚約していた事を教えてくれるも、少し前に森から受け取った瀬戸紫苑が出てくるDVD上映を「イマクニ」でやっていて今國の前で「瀬戸紫苑」の名前が飛び交っていたのに知らんぷりしていたのを思い出せば、今國とっくに真っ黒だったのにマジで高木は疑っていなかったらしい。今回も序盤で呑気にイマクニで酒を飲んでいたくらいだし、気づくの遅すぎる。

タクト学園出身なのか問うとようやく瀬戸紫苑と同級生だった事を話し始めたイマクニ。計画を立案したのは今國だが実行は全て宇都見だったらしい。初回でイマクニに来るようになったのは半年程度と語られていたが、きっかけは高木の運転する車の前に買い物をぶちまけた今國が飛び出してきたというものでこの際に店を宣伝、高木はまんまと店にやってきたというもので最初から高木を狙ったものだったという。

今國と高木、東雲と園子の会話が同時進行で描かれていたので、今國、東雲がそれぞれ紫苑と同級生だったとはハッキリ明かしているんだけど、今國と東雲と紫苑が3人親友同士だった事とはあまりちゃんと話している様子が無く、高木は東雲も共犯だった事を、園子は今國も共犯だったとは直接聞いてなくて、なんか高木も園子もそれぞれ知らん間に今國と東雲と紫苑に3人揃った回想や宇都見も加わった4人、そして紫苑死後に宇都見・今國・東雲で計画練っている回想に入ってなかったか…?と思わなくもないがまあいいか。

なお歌の順番に殺されていると思われたが、今國は歌の事までは知らず、単にイマクニに連れてきた順番だったと言う。確かに初回で武田・桜井を、そして再会した中島・小山・羽立もその都度イマクニに連れてきていて現在の顔が割れていた(なので刑事宇都見の刑事的尾行術により所在その他ロックオン完了)。

回想によれば高木一派への復讐を目論んだ宇都見、今國、東雲。まず大谷を家族をネタに宇都見が脅してタイムカプセルを開封させ、6人の黒塗りを実行し、将来の夢の絵の内容やDVDの中身を把握。ただ塗りつぶしながら宇都見が「この6人だな?」と確認して今國が「ああ」と言っていたのは一体…。今國、東雲、紫苑の3人は仲良くなってからそれぞれがどんないじめをされたのかまでお互いに話したとも言っていたので紫苑から6人の名前が出て今國と東雲はその6人の名前を覚えていた、というルートしかありえないんだけど(知らんぷりしていた大谷に聞いたとは考えにくい)、紫苑ビジョンでもいじめてた集団って「ドの子呼びしてきた忘れもしない憎き高木と愉快な仲間達(やや流動的)」くらいな感じできっちり6人覚えているものなのか…。

また紫苑ビジョンでは森はイジメ集団に含まれていなかったという事であり、以前の森の回想で出ていたイジメの場面には決して参加せず遠くから傍観し、高木らがイジメ行動を終えた後にぬるっと合流という森の立ち回りは徹底されていた事が伺える。少なくとも学校の外でまで紫苑や園子へのイジメ行動をしていた場面は無かったと思うので、森は基本的に放課後・帰り際に合流するという行動を徹底していたのだろう。これで他の人たちからは森が高木らのグループに入っているという認識は持たれない。まあ高木たちからも忘れ去られるという可哀そうな事にはなったが…森のこの徹底した立ち回りが無くて紫苑に高木の仲間認識されていれば本人はイジメには参加していないと言っても問答無用でターゲットになって高木らの警戒の外でいつの間にか死体になっていたかもしれん…。

東雲と違って今國はいじめについて被害者側の立場で高木を徹底糾弾。高木も心折られまくりで崩れ落ちんばかりの勢い。しかしここで今國は計画の最終段階として突如拳銃を取り出すと1発発砲。拳銃は宇都見が置いていったものだと言い、殺すのか…とそれも仕方なし状態にメンタルボロボロの高木に対して銃を持たせると自分を殺せと言い出す。ヒーローになるという将来の夢の絵になぞらえて今國を殺させて高木を殺人犯にする事で、いじめの連鎖によるより大きな話題性のある事件に発展させ、それを東雲が記事にしていじめを犯罪として法律を変えさせる方向にまで持っていきたいという例のぶっ飛びビジョンに持ち込む算段らしい。えぇぇ…

当然既に心折られまくりで犯人への怒りより自身を責めるモードの高木はそんな事は出来ないと拒否。まあそりゃそうだ。今國が本気で計画を遂行するなら糾弾ではなく高木を挑発して我を忘れるほど怒らせて衝動のままに自身を撃つように仕向けなければいけないわけで真逆のことやって糾弾して高木の心を折れば当然こうなる。むしろ高木が自害する可能性の方がまだ高い。そもそも東雲が今國が死んでも目的のためならと容認していたくらい既に2人とも冷静じゃなくなっていてとっくに計画は破綻していたのかもしれない。

というわけで今國も東雲も目論見通り行かず、その後はイマクニは備品が全て撤去されて退去する状態になっておりバイトの萌歌さん出番も無くクビですかそこに東雲がやってきて2人でどこかへ行ってしまった。全く描かれなかったが自首したものと思われる。無音で宇都見が部下の刑事に何か語り掛けて動機を語り始めると思わせる描写や委員長が出所する姿も描かれた。

高木は園子の独占インタビューで自ら懺悔の告白を行い、学校でイジメられ、例の魔境体育倉庫に園子のように閉じ込められていた花音の元に逆光で見えない同級生少年が助けに来てくれるという謎カットでTHE END。

う~ん…最後にイジメ大演説になってしまったな…。セクシー田中さん騒動、国分騒動を起こした“お前は変わらないんだよ”体質を晒し続けるニッテレン(From ヨシヒコ)もとい日テレ様でやられるとイジメ大演説も世間警察を皮肉る描写ももうほとんど説得力無いんだが…。

全部終わっての感想

最後がちょっとう~ん…っていう尻すぼみ感はあったけど、トータルでは盛り上がった。後半明らかになった真相で主人公の株が下がりすぎてしまいどうしようもなくなってしまったのもイジメ糾弾大演説をやりたかったならこれくらいは必要ではあったのかと思う。ただ東雲と今國が自首したのかとか宇都見が動機を語ったのかくらいはちゃんと見せてほしかった。

Huluのその後ではフォローしきれなかった人たち、花音や出番のなかった森との交流が描かれてはいたが、何か進展があるわけでもなかったし…。

回想でも「思い出させてやりたいだけ」と言っていた宇都見だが、宇都見にとってはそれは紫苑の事だろう。しかしその肝心な部分をほとんどの被害者は思い出すことないまま何が何だか分からず殺害されている。これは犯人3人とも良かったのだろうか。あくまで諸悪の根源高木を最終的に殺人犯にする事が目的なので”愉快な仲間達”はとにかく殺せばよかったのかもしれないが…。

武田
→園子をイジメていた事すら忘れており、最早何も分かってない状態で殺されている。いきなりマンション玄関前で投げ落とされているので説明される暇もなく誰に殺されたかさえもたぶん分かっていない。

桜井
→2回狙われて大火傷からの生還で結局焼死させられた。武田死亡に伴い、園子イジメの件は園子から直接言われたので把握はしていたが危機感はあまりもっていなかった。ただ2度目の殺害時には拉致されていて殺害まで時間があったので宇都見が理由を聞かせる余白はあった。

中島
園子イジメの元凶。転校早々真っ先に声をかけて園子を女子友人グループに入れるもキーホルダーお揃いを嫌って破壊工作を実行、中島を責めた園子を見て高木が俺の友達を犯人扱いするな!からイジメに発展。この件はしっかり認めていたがメタ的にもまだ序盤で紫苑の事など欠片も思い出すことなく、突き飛ばされて交通事故死。

大谷教諭(現校長)
→どこまでイジメに無自覚だったのか黙認していたのか、不登校にまでなった紫苑をタクト学園まで追いかけていって撮影を持ち掛けたのは何故か?など意外と行動に謎の多い教師。口封じに殺されたっぽいけど大谷がどこまで知っていたのか、犯人サイドも大谷がどこまで責任を負うべきなのか3人揃って学校関係者でもなくクラス内の空気も見てないので知る由もなく、誰も言及していない。

羽立
→森の事を唯一覚えていた、仲間になる際に破壊した図工の作品は園子ではなく紫苑のものだった、掲示板の事も真っ先に思い出して過去ログから「どの子」「ドの子」の違いから紫苑の事を思い出していた可能性は高い。しかし誰とも情報共有せず森を犯人と思い込んで「僕が終わらせる」BOTと化してしまったため、誰に殺されたのか何故殺されたのか、最悪森に殺されたと勘違いしたまま逝った可能性も高い。

小山
→会社の特殊なツールで紫苑が死んでいる事と追悼コンサート開催の事実を突き止めていたが、宇都見に無警戒だったので宇都見に襲い掛かられるまでは宇都見が恋人だった事は気づいていなかったと思われる。ただ何故宇都見なのかは分からずとも何故自分が殺されるのか、紫苑絡みである事は悟って死んだであろう事は確実な最後にして唯一の人。

こんな感じなので紫苑の事思い出したイジメ当事者は小山1人だけ。羽立も思い出していたのかもしれないが誰にも話していないので宇都見らがそれを把握できる状況ではなかった。みんな揃って園子の方に行ってしまい、後半まで生き残っていた高木・小山・羽立の謝罪や贖罪もほぼ園子に行ってしまったのは東雲の証言からしても計算外だったようだけど、紫苑で繋がった犯人3人としては5人殺しても誰も紫苑を思い出さず「園子をイジメていた6人が狙われている」認識のままという流れはかなり耐え難い展開だったと思われる。こういう部分もあるだけに宇都見・東雲・今國の犯人3人の動きはもう少し見せてほしかったんだよな…。

また意味深だったが特に意味は無かった事も多かった。序盤からの高木と妻の加奈(徳永えり)の間にほとんどまともな会話が無かったのも特に意味は無かった。というかこのドラマを見ているくらいの世代なら他局ながら見ていた人も多いであろう2008年のTBS系ドラマ『ブラッディ・マンデイ』で徳永えりが演じていたのが単なる同級生で本筋にもあまり関係せず主人公の友人ポジでしかなかったと思いきや最終回で黒幕Kであったのが判明した衝撃は覚えているだろう。徳永えりが妻役なら黒幕Kの印象からミスリードになるのではないかという狙いがあっただけだったのかも。

この妻との会話がほとんどないという序盤3話高木が家族と会話せずにひたすら水死体のニュースを凝視している…という意味深なシーンも何もなかった。あれはマジで考え事していてニュースすら見てなかっただけか、歌の順番的に次が小山の番で小山に会う前だったので小山が殺されたのかと思っていたとかその程度だったらしい。

土屋(剛力彩芽)が中盤過ぎまで全く出番が無く、結局何でもなかった(最後もフェードアウト気味に日常に戻っていき、10.5話でも豊川の元に高木が髪を切ってもらいにいく場面はあったが土野は主婦しているだけ)。キャストと同世代前後なら剛力彩芽が2010年代前半(20代前半の頃)に主演ドラマを連発し、歌手デビューまで果たしてゴリ押しゴリ押しと言われまくっていたのを誰もが覚えているはずでそんなあの主役級の剛力が脇役で終わるはずがないと思っていた視聴者も多かっただろう。2018年頃から急に主演・ヒロイン連投のいわゆるごり押しが無くなっており、ぶっちゃけとっくに格落ちしているだけだったんだけどゴリ押し剛力の記憶だけでもミスリード効果は十分あったのかもしれない。

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