とある魔術の禁書目録Ⅲ 6話

前回で「メンバー」「ブロック」は全滅して「グループ」も仕事終了となっていたが、「スクール」残り3人は「アイテム」を追っていて既にフレンダが垣根に捕まっていたがどうやら居場所を吐いてしまったらしく、「アイテム」麦野・絹旗・滝壺は「スクール」の急襲を受ける。麦野はとっとと逃亡、善戦した絹旗はスナイパーの砂皿を倒すも、垣根には敵わず敗北(生きてる)。「スクール」の目的は滝壺の強力な探知能力をつぶしておくことだったようだが、能力発動のための体晶の副作用で滝壺が既に崩壊寸前だったので放っておいてもいいやという事で帰ってしまった。駆け付けた浜面が急に滝壺を守ろうと奮闘し始めてなんか主人公っぽく頑張っていたが、これほとんどOPカットの分だけで駆け抜けたのであっさり感が…。

麦野が滝壺を連れてこいと浜面に電話してきたときはフレンダはまだ生きていて震えながら正座させられていたが、浜面が滝壺をアンチスキルの黄泉川に預けて逃がそうとした際には何と麦野は裏切って情報を吐いた事を理由に粛清と称して真っ二つにしたフレンダの上半身を持ってきて投げ捨てる(本人も血まみれ)という殺人鬼状態。そのまま浜面を血まみれの殺人鬼状態のまま追いかけていたが思いっきり街の中心部を通っており、治安的にも怖すぎ。滝壺に関しては死んでも構わないから能力を使って垣根を探させて「スクール」をぶっ潰すというのが目的(だが描かれていない間だけでも何度も垣根相手に敗走していて能力的に勝ち目がない)。

そしてこれが原作を知る者の間ではネット上で通称「フレ/ンダ」と表記されてきたフレンダの末路。人が死にまくった今回の暗部シリーズ、基本的には死んだのか生きてるのかあまり明確に描かれない使い捨てキャラも多かったんだけど、ここばかりは見事に真っ二つ。それゆえの「フレ/ンダ」。あまりの凄惨さに「ンダ」の方(下半身)はどうなったんだとかそんなツッコミを入れる気力も起きない。演じている内田真礼も人気声優みたいだし、既に『超電磁砲』にも出てきていた人気キャラなのにこの扱い…とは思うが、元々はフレンダも出番これだけの使い捨てキャラの1人でしかなく、後から『超電磁砲』に出したり、妹を出したりとかいろいろやっているうちに人気が出てしまったようなので、結果的に他のキャラとは死の印象がまるで違う重いものになってしまった。

殺人鬼と化して浜面を追い詰めた麦野だったが、冷静さを失わなかった浜面は耳を負傷するも麦野の片目を潰すことに成功。さらに怒り狂う麦野相手に拳銃を何発も打ち込み、それでも立ち上がって能力を放とうとする麦野にカウンターで飛び込んで殴り飛ばして勝利。これにて出番終了。

後半は結局アレイスターとの交渉には第2位である垣根は第1位の一方通行を倒せばいいという方針に切り替えたため、ラストオーダーと一緒にいた初春が巻き込まれつつも、駆け付けた一方通行と垣根の街中大決戦に。

最早治安どころではない勢いで廃墟と化していく学園都市ビル群。能力である「未元物質」はもともとこの世に存在しない物質なので法則も自由だとかなんとか解説しながら一方通行のベクトル操作の能力に対応できると豪語して押しまくる垣根。しかし苦戦していたかに見えた一方通行は逃げ遅れた一般人全員に攻撃の余波が届かないように守りながら戦っていたという余裕を見せるとあっさり逆転勝利。

とどめに殺そうとしたがKYすぎるタイミングで黄泉川が止めに現れ、垣根に背後から刺されて倒れてしまう(生きてる)。ショックを受けた一方通行は暴走状態になり、垣根を瞬殺(本来は垣根も覚醒してて確信を持って再度戦いを始めるつもりだったので一瞬で沈められるみたいな流れだったはずが尺が無さすぎて負けが確定しているのに無理して粘って瞬殺みたいになってた挙句に一方通行による謎のペチペチ殴りという…)。そこにラストオーダーが登場して暴走している一方通行を止めて事態は終結した。

EDの時間も削り、エピローグ(「スクール」は一方通行との戦いには参戦しなかったため心理定規だけ余裕で生き延びた描写もあり)では「ドラゴン」なる新単語が出てきて「グループ」メンバーたちが驚いたところで終了。この続きはまたしばらく後のエピソードで…。

無理やりの3話完結のため、ついにどうにもならなくなったのかOP/EDオールカット(EDはなんかBGM的にうっすらかかってた)で、予告以外のすべての放送時間をストーリー消化に費やした超絶ダイジェスト回。なんかもう偉い人に強引に命じられた制作の人の悲痛が浮かぶような…同情したくなるような決死行みたいな3回だった…。

コメント

タイトルとURLをコピーしました