思い出の平成音楽~総集編~

というわけで31回に渡ってお送りしてきた「思い出の平成音楽」シリーズも完結…ではなく、これでようやく一応の平成31年全総括をチョイスできる運びとなった。

各年、基本的には羅列ではあるが最上部には特に気に入っていた作品を入れ込んでおいたので、その最上部記載のものから平成総括ベスト31(31年なので)を楽曲・アルバム共に泣く泣く切り詰めて選抜するという総まとめだ。さすがにえ?やんの?とか微妙なテンションの平成31年編で最終回では尻切れすぎる。ちゃんと総括しておこう。

さて、並べるだけではコメントが薄すぎるので途中から長文コラムコーナーと化していた厚みを稼いできたこのシリーズらしく、平成総括という機会に近年ちょっと気になりつつある事に触れておきたい。

いわゆるJ-POPレビュー/感想系のサイト/ブログはインターネットが普及し始めた頃から趣味系のサイトとしてあった。この手のサイト/ブログは大概が数年以内に閉鎖・自然消滅する。これは学生時代に開設するも忙しくなってフェードアウト、特に学生が終わって間もなくフェードアウトというのが多い。特に学生が終わってフェードアウトする際は新生活への苦悩や疲れが文章の端々から前面に出始めて途絶えていくといういわゆる社会の厳しさが垣間見える終わり方が多い。そんな風に多くのサイト/ブログが現れては消えていくのを見てきた。もちろん学生を終えても何の変化も無く続いていくサイト/ブログもあるし、明らかなる終了フラグを立てまくりながらも奇跡の持ち直しを経て化石のまま長寿化していく変なのも出てくるが(お前だ)、基本は入れ替わっていく文化なのだと思う。

近年感じていた事の1つにヒット曲が出なくなってくるのと同時に、J-POP系のサイト/ブログが減ってきたんじゃないかという感じがなんとなくあった。音楽系のブログは元々管理人がフェス文化の只中にいたりだとか、いわゆるサブカル系が基本的に多くて、J-POP系は細々前述の世代入れ替わりを重ねながら進んでいる感じではあった。それがどうも近年は、まあ供給側がそういう考えになってきているのもあるんだけどフェス前提、ライブ前提に傾きつつあり、その手のちょっとしたライター風の音楽ブログは前以上に増えている感じがする。彼らは新しいものに貪欲なので取り上げるのもフェスの最前線で注目を集め始めているミュージシャンが多いし(一方でめっちゃ絶賛してても旬が過ぎると揃いも揃って聞かなくなる傾向も強い)、ブログのスタイルも最新に近いスタイルのものが多い。今風に今風を重ねる今風のスタイルだ。

そういった音楽の流行の先端を追うスタイルの若い人たちはまだ出てきているようなのだが、フェスやライブを前提にせず、あくまで録音物をメインとしてTVを主戦場としてきたヒットチャート系のバンド、ダンスグループ、ジャニーズ、アイドルなどを扱うJ-POP系のブログがなんか最近出てきてなくないか

当サイトのリンク先もしばし新世代が出てきていないので半分くらいは既にスタイルを確立しているが、半分くらいは更新が鈍化しつつあるものが並んでいて、さらにリンク先まで辿ってもほぼ行き止まり状態である。当サイトが始まってからブログ文化が栄えるまでの00年代半ば頃まではちょい上からちょい下くらいの世代までけっこうたんまりいたんだけど、さらにその下の世代(現在の10代、あと20代前半辺りすら以前の感覚からするとあまりいない感覚)になるとあまり出てこなくなったなぁという感覚はあった。

全く繋がりのないところで今の中高生世代の新たなJ-POPブロガーのコミュニティがあったり、今はリンクを張る時代ではなく、無用な衝突を回避するために個々でブログ活動をしているか、横の繋がりをあまり持たないようになっているという可能性もある。音楽レビューブログをやる事自体も古くなり、SNSで交流して述べ合っているだけでその役割を果たしてしまっている可能性も高い。

ただ少なくともここまでは見える(把握できる)範囲で細々と世代交代しながら続いている文化があったわけで、当サイトが古くなりすぎていよいよ輪廻から外れかけているのか(これも地味に可能性が高い。というか15年越えている時点で輪廻も何もない。化石過ぎる。)、そうでなければ細々と新たな世代が出てきていたJ-POPレビュー/感想系ブログの文化は途絶えつつあるのではないか、というなんとな~くな予感がここ1,2年ある。日本高齢化の余波だろうか。

令和に次の世代は来るのだろうか。このまま先細りになるのか。いずれにせよ当サイトは生きている限り変わらずマイペースに続いていくのだろう。化石のままに…(それっぽい(?)締め)。




楽曲

・Hello,Again~昔からある場所~/MY LITTLE LOVER
・CROSS ROAD/Mr.Children
・いつまでも変わらぬ愛を/織田哲郎
・BELOVED/GLAY
・ホタル/藍坊主
・STAND BY ME/GOING UNDER GROUND
・伝言/藍坊主
・トワイライト/GOING UNDER GROUND
・世界が終るまでは…/WANDS
・Hello,my friend/松任谷由美
・JUST ONE/DEEN
・今宵の月のように/エレファントカシマシ
・終わりなき旅/Mr.Children
・Beautiful day/FIELD OF VIEW
・secret base~君がくれたもの~/ZONE
・北風と太陽/YeLLOW Generation
・-僕はここにいる-/SOPHIA
・PIKA★★NCHI DOUBLE/嵐
・もっと遠くへ/レミオロメン
・HAPPY/BUMP OF CHICKEN
・箒星/Mr.Children
・果てしなく白に近づきたい青/LUNKHEAD
・同じ空の下/高橋優
・KLING! KLANG!!/TWEEDEES
・帰り道/anderlust
・スターダスト/イトヲカシ
・風船は生きている/乃木坂46
・群青/藍坊主
・ノンフィクション/平井堅
・シンクロニシティ/乃木坂46
・パレイド/夏川椎菜

1年ごとの時は思い出を重視して選択したけど、今回はそれだと絞り切れないので、一時期に偏らないように万遍なく選択するのに注力した結果このような31曲となった。よって厳密な意味での好きな曲トップ31ではない。そもそも厳密な意味での好きな曲トップ31など気分で変わるので選べない。ただ自分の平成31年の31曲というシンプルなお題に対してバランス重視で直感的に並べたのがこれという事になる。

最上位付近は好きな順番に近いが、以下はほぼ年代順となっており順不同。

アルバム

・FIELD OF VIEWⅢ~NOWHERE NOWHERE~
・おやすみモンスター/GOING UNDER GROUND
・Such a Lovely Place/槇原敬之
・’need love/DEEN
・Young Love/サザンオールスターズ
・ハチミツ/スピッツ
・LINDBERGⅣ/LINDBERG
・SUCCESS STORY/広瀬香美
・EXTRA FLIGHTⅡ/LINDBERG
・UNDERWEAR/槇原敬之
・BOLERO/Mr.Children
・Love/河村隆一
・インディゴ地平線/スピッツ
・SMAP 012 VIVA AMIGOS!/SMAP
・HEAVY GAUGE/GLAY
・ギターマン/Something ELse
・LANI KAI/TUBE
・MUSIC MAN SHIP/コブクロ
・We/SOPHIA
・SUPERMARKET FANTASY/Mr.Children
・LOVERS CONCERTO/DEEN
・ノクティルカ/藍坊主
・17/TOKIO
・光の通り道/熊木杏里
・BREAK MY SILENCE/高橋優
・風味堂5~ぼくらのイス~/風味堂
・スキマスイッチ/スキマスイッチ
・RAY/BUMP OF CHICKEN
・風味堂6/風味堂
・VISION/ねごと
・木造の瞬間/藍坊主

こちらも楽曲同様。加えてベスト盤の選択を外し、オリジナルアルバムのみで構成したのと、1アーティストから選びすぎないのを重視した。特にアルバムは本気で並べた場合は、ベスト盤と特定アーティスト5,6組で31枠全部埋まってしまうので、どうしても1つに絞れないアーティストのみ2つまで、とした。というか2つまでと決めて選んだわけではなく、結果としてこれとこれは削れん…とやっていたら2つまでになった。

また例えばスピッツの場合「三日月ロック」が1つの到達点であり最高傑作的位置づけにはなるんだけど、しかし選択したのは「ハチミツ」と「インディゴ地平線」だったりするし、DEENは「The DAY」が最高傑作とか昔言ってなかったかお前…とか、007絶賛してたのに012だけかよSMAP…とか色々あるんだけど、平成31年の31枚というシンプルなお題に対してバランス重視で直感的に並べるとこれという事になる。

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