2014年10月、CDウォークマンをついに放棄してデジタル化を決行。ひとまずソニーのウォークマンのライト向け仕様のSシリーズの「SONY NW-S786」を導入した。使い勝手は良かったが、電池の減りが早くなってきたのと、そろそろハイレゾ対応にしたいのとグレードアップしたいという欲が湧いてきて、延々と自問自答を1年以上も緩やかに繰り返し続けた結果、2019年年明けという年始特有の勢い(毎年主におみくじ関連の日記でその年始特有の勢いとやらが発揮され)で、乗り換えを決行。何度も押し掛けた最後の1クリックをついに押してやった。
そんなわけで2019年1月のお話だが、既に日記系コンテンツを書く習慣が消失しており、そのうちと思っているうちにニューイヤホンまで新調してそっちの話も放置している状態。個人的な音楽視聴記録の特性を持つこのサイト、忘れないうちに記録しておかないといつから使っているのか分からなくなってしまう。「思い出の平成音楽」シリーズで久々に日記系コンテンツを量産したのでその勢いが消えぬうちにという事で執筆の運びとなった。
SシリーズがNW-S786を最後に32GBモデルを廃止、16GBまでしかなくなってしまった上に、新しくなるほどに機能アップ!どころかあからさまな機能削減により、1つ下の位置づけだったが消失したEシリーズの代わりのようなレベルにグレードダウンしてしまったので、選択肢がAシリーズしか無くなってしまった。それ以上のZX300とかWM1とかあるんだけど、価格が恐ろしい世界に突入してしまう。ここまで行ってしまうと正直落とした・壊した場合のダメージがリアルに財布落とすよりもデカい。まあ実際は多くのスマホユーザーがZX300とかWM1とかクラスの金額の端末を月賦とかいうシステムに乗せられてじわじわ払っていたりするわけなので一括で買うか買わないかの違いでしかない、という見方も無いことは無い…が…。
で、まあAシリーズだろってことで、Aシリーズの最高容量64GBとなるSONY NW-A57に決定。AシリーズはSDカードをつけられるので一般的には1番安い16GBモデルを買って、大容量のSDカードを取り付ければいいというのが主流でちょっとした家電量販店では16GBばかりお勧めされるし、前面に置いてあったりして64GBモデルとか片隅か最悪置いてすらない。
ただSDカードにあまりに価格差がありすぎて良し悪しの判別が難しく、人によってはSDカード次第で音質に影響が出るだの、不具合があるだのなんだのと色々な感想が飛び交っていてSDカードの選定に時間がかかりそうだ。
そもそもFLACを使用しているので入れられる曲数にも限度があるし、最初から全部を常に入れておきたいという欲求も無い。その時々に聞きたいアルバムや曲だけ入れておけばいいので、適宜入れ替えながら使用すればいい。NW-S786の32GBで十分だったが、NW-S786では扱えなかったハイレゾが扱えるとなると32GBでは足りなくなるので64GB、という判断となった。
そんなわけでやってきたSONY NW-A57。NW-S786とはそもそも厚みも大きさも違うが、機能もそれ相応に違うらしく、何だか音が豊かになった…気がする…。なんかこうパワーが増したというか、押しが強くなったというか…(雰囲気に流されやすいだけじゃないのか)。
唯一の懸念は電池の持ち時間で、NW-S786の売りは公称77時間という圧倒的な電池持ちが売りだったのだが、NW-A57はたったの45時間(FLAC使用なので実質は30時間前後)。この差はあまりに大きいのではないか…と思ったが、既にNW-S786がだいぶヘタっていたせいなのか、体感的にあまり変わらないどころかむしろNW-A57の方が何だか持ちがいいような…。
S786からの乗り換えでは段違いに高級機に感じられるAシリーズだが、しかしソニーさん的にはAシリーズとは所詮ハイレゾ入門機の扱いであるという。何せ、Aシリーズの公式の「特長」の項目を見ると
特長 : かんたんに高音質で楽しむ
かんたん扱いである。なんかもうちょっと無いのか。開発者のインタビューでもけっこう高音質化に向けての努力を語っているんだから、もう少しアピールする特長あるだろおい。
対して1つ上のZX300シリーズを見ると特長は「細部までこだわり抜いた高音質化設計」とあるが、それよりも前に開口一番に「ハイレゾの、真の魅力を、ここから」とのたまっている始末。Aシリーズはハイレゾの真の魅力の入り口に立たせてもらえないらしい。
しかしこのAシリーズ、今のところ十分だ。果たしてこれ以上が必要なのか、と現時点では思う。しかしいつかその上を試してみたくなるのだろうか。
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