『Highway X』のカセットのためにカセットテープ変換プレーヤーを買ってみた

先日のB’zのアルバム『Highway X』のカセット付初回盤を買ってみたものの、カセットを再生できる古いプレイヤー(GOING UNDER GROUND『20th TREASURE BOX』のカセットはこれで聞いた)が奥底で眠っていて引っ張り出してくるのがめんどい。『20th TREASURE BOX』の音源にしても1回ポッキリ聞いただけなので、音源を変換してPCに保存できるキャプチャーソフトが欲しいなと考えた。

デッキが動くならデッキからPCへ繋げるキャプチャーソフトだけ買えばいいんだけど、デッキが動かなくなった場合に詰む。一応検索してみると現代需要に合わせてポータブルカセットにキャプチャー機能をつけた簡易な変換ソフトが数千円でけっこう出回っている。

どれも似たようなもので、USB直接録音というタイプもある。恐らく中国企業が作っている商品がOEMで出回っているものと思われるが…どうにも選び難い。結局中身が同じの可能性が極めて高いが無名ブランドではないサンワを割高ではあるが選択。ほら一応無名ブランドのやつとは窓部分のデザイン違うし!やっぱりMADE IN CHINAだし、窓部分のデザインにバリエーション選択できるだけのOEMっぽいけどな

このサンワのやつは7~8月にかけて欠品になっていて9月入荷予定になっていたのでアルバム発売時点では買えなかった。実は同じようにカセット再生を持て余していて買いに走ったB’zリスナーが密かに多かったのではないか。

そしてこれ系はどの商品もMP3変換としか書いていないのでMP3でしか保存できないのかどうなのか良く分からなかった。ただ仕組み的には本体はただのポータブルカセット再生機とUSBでしかなく、録音を担うのはPCにインストールするフリーソフトの方である。そしてフリーソフトの出力にMP3だけという事は無いので、WAVはあるだろうと当たりをつけた。

先に上げた3000円しない商品はフリーソフトAudacityを使用するようだが、サンワのこれはCassetteMateというもっとシンプルな録音機能のフリーソフトのCD-Rが付属する。Audacityは波形確認用にインストールしているのでそのまま使用しても良かったのだが、とりあえずシンプルに行けそうなCassetteMateで試してみる事に。予想通りに実際にはMP3、WAV、WMAでの保存が可能だった。なんでMP3変換プレイヤーとしてMP3だけ強調して売り出しているのだろうか。

そして早速録音しようと動かしたものの波形が全く出てこない。再生はしているはずなのだが…。とりあえず本体のボリュームをMAXまで上げたところわずかに波形が出た。しかしこれでは音量極小すぎる。一体どうなっているのかと色々見てみたところ、PCに入力している大元の音声を100%近くまで上げる事でようやくまともな音量に。

曲間判定で自動でトラック分けしてくれる機能も問題なく作動できるが、1番最初の再生から曲開始までの無音はAudacityの編集機能でカット(結局こっちも使うんかい)。『Highway X』カセット5曲のWAVでの保存に成功し、ついでに『20th TREASURE BOX』の3曲も保存完了。今後カセット系の特典が出てきてもこれでPC保存対応できる。

しかし一応末期カセット世代ではあるけど、カセットには全然思い入れ無いし、このカセットな温もりある音源がいいんだという感慨は全く沸かないな…。再生機の方が激安なのでそもそも音質で劣りまくっているっぽいし、カセットを上質に再生可能なカセット再生機能を搭載したコンポなんてニッチすぎるし…。

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