「それぞれの平成音楽総括」公開

先日まで募集していた「それぞれの平成音楽総括」公開しました。投稿してくれたみなさんありがとうございました。

かなり範囲が広くてまとめるのが至難な上にランキングではない個人企画のため、せいぜい10通くらいと予想していたものの、最終的に29人の平成総括が集まった。今回ランキングにしなかったのは、単純にランキングにしてもランキングには100%ならず、1位すら決まらないだろうと考えられたためだが、投稿側もランキングを意識して入りそうな曲を意識して並べるという事を無くして個人的なものを並べてほしいなというのと、恐らくこの平成総括の企画は平成の音楽シーンを分析したり、他者に合わせに行くよりも、極めて個人的に思い出のある曲や好きな曲を並べてただそれを語った方が面白いんじゃないかと思ったためだ(思いのほか脱線しまくって個人的な思い出話を連投した「思い出の平成音楽」シリーズが近年あまりない好評だったというのもある)。

実際、今までの年末投票の時とはまた少し違う、より個人的だけどそれぞれの平成が垣間見える面白い投稿集になったと思う。

https://moma-bd.com/heisei.comment.htm

思い出の平成音楽~総集編~

というわけで31回に渡ってお送りしてきた「思い出の平成音楽」シリーズも完結…ではなく、これでようやく一応の平成31年全総括をチョイスできる運びとなった。

各年、基本的には羅列ではあるが最上部には特に気に入っていた作品を入れ込んでおいたので、その最上部記載のものから平成総括ベスト31(31年なので)を楽曲・アルバム共に泣く泣く切り詰めて選抜するという総まとめだ。さすがにえ?やんの?とか微妙なテンションの平成31年編で最終回では尻切れすぎる。ちゃんと総括しておこう。

さて、並べるだけではコメントが薄すぎるので途中から長文コラムコーナーと化していた厚みを稼いできたこのシリーズらしく、平成総括という機会に近年ちょっと気になりつつある事に触れておきたい。

いわゆるJ-POPレビュー/感想系のサイト/ブログはインターネットが普及し始めた頃から趣味系のサイトとしてあった。この手のサイト/ブログは大概が数年以内に閉鎖・自然消滅する。これは学生時代に開設するも忙しくなってフェードアウト、特に学生が終わって間もなくフェードアウトというのが多い。特に学生が終わってフェードアウトする際は新生活への苦悩や疲れが文章の端々から前面に出始めて途絶えていくといういわゆる社会の厳しさが垣間見える終わり方が多い。そんな風に多くのサイト/ブログが現れては消えていくのを見てきた。もちろん学生を終えても何の変化も無く続いていくサイト/ブログもあるし、明らかなる終了フラグを立てまくりながらも奇跡の持ち直しを経て化石のまま長寿化していく変なのも出てくるが(お前だ)、基本は入れ替わっていく文化なのだと思う。

近年感じていた事の1つにヒット曲が出なくなってくるのと同時に、J-POP系のサイト/ブログが減ってきたんじゃないかという感じがなんとなくあった。音楽系のブログは元々管理人がフェス文化の只中にいたりだとか、いわゆるサブカル系が基本的に多くて、J-POP系は細々前述の世代入れ替わりを重ねながら進んでいる感じではあった。それがどうも近年は、まあ供給側がそういう考えになってきているのもあるんだけどフェス前提、ライブ前提に傾きつつあり、その手のちょっとしたライター風の音楽ブログは前以上に増えている感じがする。彼らは新しいものに貪欲なので取り上げるのもフェスの最前線で注目を集め始めているミュージシャンが多いし(一方でめっちゃ絶賛してても旬が過ぎると揃いも揃って聞かなくなる傾向も強い)、ブログのスタイルも最新に近いスタイルのものが多い。今風に今風を重ねる今風のスタイルだ。

そういった音楽の流行の先端を追うスタイルの若い人たちはまだ出てきているようなのだが、フェスやライブを前提にせず、あくまで録音物をメインとしてTVを主戦場としてきたヒットチャート系のバンド、ダンスグループ、ジャニーズ、アイドルなどを扱うJ-POP系のブログがなんか最近出てきてなくないか

当サイトのリンク先もしばし新世代が出てきていないので半分くらいは既にスタイルを確立しているが、半分くらいは更新が鈍化しつつあるものが並んでいて、さらにリンク先まで辿ってもほぼ行き止まり状態である。当サイトが始まってからブログ文化が栄えるまでの00年代半ば頃まではちょい上からちょい下くらいの世代までけっこうたんまりいたんだけど、さらにその下の世代(現在の10代、あと20代前半辺りすら以前の感覚からするとあまりいない感覚)になるとあまり出てこなくなったなぁという感覚はあった。

全く繋がりのないところで今の中高生世代の新たなJ-POPブロガーのコミュニティがあったり、今はリンクを張る時代ではなく、無用な衝突を回避するために個々でブログ活動をしているか、横の繋がりをあまり持たないようになっているという可能性もある。音楽レビューブログをやる事自体も古くなり、SNSで交流して述べ合っているだけでその役割を果たしてしまっている可能性も高い。

ただ少なくともここまでは見える(把握できる)範囲で細々と世代交代しながら続いている文化があったわけで、当サイトが古くなりすぎていよいよ輪廻から外れかけているのか(これも地味に可能性が高い。というか15年越えている時点で輪廻も何もない。化石過ぎる。)、そうでなければ細々と新たな世代が出てきていたJ-POPレビュー/感想系ブログの文化は途絶えつつあるのではないか、というなんとな~くな予感がここ1,2年ある。日本高齢化の余波だろうか。

令和に次の世代は来るのだろうか。このまま先細りになるのか。いずれにせよ当サイトは生きている限り変わらずマイペースに続いていくのだろう。化石のままに…(それっぽい(?)締め)。 「思い出の平成音楽~総集編~」の続きを読む…

思い出の平成音楽~平成31年(2019)~

平成31年、それは平成最後の4ヶ月

いやこれやんの?と思いましたよ、ええ。6月末締で2019年の途中経過やるわけで、こっから2ヶ月しかないし。4ヶ月ってなんだよそれって。しかし2018年に組み込むのはなんか違うし、散々メディアでも繰り返された平成振り返り企画で平成総括と言っておいて終わってないうちからやるので平成晩期完全スルーという平成あるあるは避けたい。ちゃんと最後までやろう。

平成最後といえば新車の購入が1月、車の免許の更新が3月というタイミングになっちまったので、車検の表記とか免許証の期限が来ることのない平成表記になってしまった。ただ31年が元年(1年)に切り替わるおかげで、「平成3」を取れば令和年に対応できるようになっているのでその時が来てもいつだっけ?今年だっけ?という事にはならずに済みそうである。

ってことで最新勝手に4ヵ月ランキング

そして「それぞれの平成音楽総括」の募集もこの週末、6月2日を持って終了とします。あまりにもやりにくい企画のため総数は20通くらいになる見込みだけど、最早過去になっていく一方の平成を最後にまとめておきたい人は是非どうぞ。

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思い出の平成音楽~平成30年(2018)~

平成が31年4月30日で終わることが正式に決まったため、特に5月以降平成最後の○○が連発された、と恐らく後に振り返られる1年。音楽的にはLemonとUSAな1年。両インパクトが強すぎたため恐らく2016年同様に2019年はこの反動でヒット曲が無い年呼ばわりされ、下手したら平成最後のあの1年が誰もが知るヒット曲があった最後の1年だったよなとか令和数年しばらく言われる可能性もあるのではないか…。

2018年は仕事がてんやわんやだったので、体調と精神が不安定になりながら猛烈に突き進むというハードモードな1年だった。よってサイトの方はブログ化以降の更新のルーティン化で持たせている状態。旧作修正で時間を稼ぎ、ストックを小出しにして、確実に新たに書き上げている事になる新作の更新がやたら遅かったりしたが、精一杯のペースであった。毎日何かしら更新しているので、相当数聞いてハイペースに更新しているように思われがちだが、完全な見せかけである。入手している作品数も聞いている作品数も本当に聞きまくっているリスナーに比べればケタ違いに少ない

また新作感想が遅い理由は、2018年の話ではなく、2015年前後の頃の話になるが主に2つある。1つはレンタル利用の方針を変更した事。以前はレンタルしたCDは全て当日返却を利用し、借りてきてCD-R化し、ブックレットはコンビニでコピーしてセットで保存して、すぐ返すというアホみたいな作業で延々と溜め込んでいたが、年々増えていくCD-Rの束を見てある重大な事実に気づく。

もしかしてもう生涯聞かないのあるんじゃね?

00年のCD-R利用開始から実に15年くらい経過して極めて重大な事実に気づいた私は方針転換を決意した…。

というわけで、以降レンタルしたCDは最大泊数の1週間借りてこの間に2,3回は最低聞いて感想を書いて返却。音源はHDDにFLAC(ウォークマン用)に保存しておしまい、というやり方に変更した。

これに伴い新作が1週間レンタル解禁になるまで待つ必要が生じたため新作の感想が必然的に遅くなった。またもう1つの理由というのがレンタルしたものは1週間の期限内に感想を書くという期限付による反動で購入したCDの場合はいつでも聞けるという安心感から2ヶ月感想放置という事が増えたので結局、当サイトはシングルで1ヶ月~2ヶ月遅れ、アルバムで2~4ヶ月遅れくらいで感想が更新されるのがマイペースとなってここ数年固まっている。

平成の間の変化は恐らくそんなところだろう。

なんとかここまで話を引っ張ってきたが…しかし…いやこれ5ヵ月前にまとめたばかりじゃん…。

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思い出の平成音楽~平成29年(2017)~

2016年夏に天皇ビデオメッセージが出て、この年に正式に平成が終わる(退位)のが決まったんだっけか。

開設15周年。10周年はサイト独立と交流をメインに行ったが、15周年はシングル感想コーナーや日記、過去曲回顧を現代化(ブログ化)するという試みを行った。一見地味であり、ジオシティーズから独立した時の方が出来事としてデカいんじゃないかとも思えるが、作業量や試行錯誤自体は現代化(ブログ化)の方がかなり費やしている

これにより15周年にして初めて3コーナーの予約投稿が可能となり、なんと更新時にPC前にいなくても予約しておけば更新され、その通知が自動でTwitterに投稿されるようになったのである。なんと革命的・最新鋭な事だろうか(注:ブログの人は常識的にやれる事なので今更感動的に書くような事ではありません)。

無料ブログレンタルサーバーを借りてその中でブログをするのに何が違うかというと後者は基本的にはWordPress(ワードプレス)という仕組みを使うのが一般的である。無料っぽくないなと感じるようなブログやまるでサイトのようなブログは大概WordPressで作られている事が多い。

では無料ブログとWordPressで何が違うかというと自由度だ。WordPressはまずテンプレートがあり(無料のもあるし有料のものもあるが近年はますます無料でも凄いのが増えている)、大枠のデザインがテンプレートで決まる。さらに様々な効果を持つプラグインが公開されており、自由にカスタマイズしていく事ができる。

個人的に無料では厳しいなと思ったのは無料ブログでの圧倒的な広告ラッシュである。PCだとどの無料ブログも広告はさほど気にならないが、スマホでアクセスすると雨嵐のように広告が降ってきたり回り込んできたりする。そのせいでスマホでの閲覧は物凄く重くなる。その上、無料ブログでは自分で貼れる広告にも制限があるし、何もしていなくても広告が表示されるうえに全て無料で使わせていただいているお布施として献上することになり、閲覧者にも管理人にも旨みが無い。

昨今スマホでのアクセスがかなり増えている事と、自分でもスマホ閲覧も行うようになったことで、雨嵐のような広告を貼るのではなく(まとめブログなどはこの手法を取っている事が多いので相当”降ってくる”ところが多い)邪魔にならない程度の広告を全部自分で貼れば、有料サーバーでのサイト運営も実質プラマイゼロで行えるのではないかと考えていたので、これは試す価値があると感じていた。というわけでWordPress導入に当たっては、このような実験も兼ねていた。過去曲回顧やシングル感想コーナーは既存フォーマットを変えての新スタイルだったのでそれを新たに作り上げていく作業と合わせてこれは久々にやりがいがあって楽しい作業だった。

00年代初頭の環境、見た目という当サイトの大枠は未来永劫最大の特色として維持できる限り維持すべきアイデンティティになっているとも思っていたので、現代化の範囲はあくまで限定的であるというのも最初から決まっていた。

さらに09年以来久々にメインのミニコンポをEX-AR9(中古)に買い替え。さすがに大きな変化は無かったが、2011年モノと少し古くなっていたとはいえ発売当時JVC最強機種として限定販売されていた実力は伊達ではなく期待以上の良さだった。

さらに止まらずイヤホンの方もJVC HA-FW01へ変更。現在新たなイヤホンと並行しての使用に切り替わったが、前任のFX-850が低音強すぎるクセもあったのがだいぶまろやかになり、気に入っている。これだとFX-850はもう使わないかなと思って母へ譲渡したら、数ヵ月後には網のところが両方消失しているという表情が渋くならざるを得ない状態になっていて渋い顔になった。そんな2017年である。

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