上半期が終わってないのに6月真ん中あたりから流行り始めてしまい6月後半の作品が不遇になりがちでお馴染みの上半期勝手にランキング(コピペ)。いつだったか上半期だけやって下半期が無いのは不公平だという声が飛び交ったため、そういやそうだなと「途中経過」と改名したが、結局みんな上半期のままじゃねーかよでおなじみの季節がやってきた。
先日平成総括で1～4月までをやったばかりでまたすぐやるという初の事態となったが案の定な結果となった。
なおシングルはあらかた予定していたものは聞き終えているが(感想執筆前多数)、アルバムは特に5，6月が揃いきってない中で行っている。
これとどっか変わった？
と思ってもそっとしておいてほしい。
楽曲部門
1.レタス/藍坊主
2.キュン/日向坂46
3.ミライからの光/DEEN
4.優しいあの子/スピッツ
5.風を待つ/STU48
6.Wonder Caravan!/水瀬いのり
7.星のファンファーレ/新しい地図 join ミュージック
8.光るよ/東京女子流
9.ロマンチシズム/Mrs.GREEN APPLE
10.WE DO/いきものがかり
次点:Sing Out!/乃木坂46、OH!/SHISHAMO、元号/GLAY
待望の独立デビューだったはずが、直後1人辞めるという事態になってしまい「キュン」が切ない曲になってしまったので、今ちょっと「キュン」を聞くと何かが変わってしまった感じがする。よって「レタス」が繰り上げ1位になった。
スピッツや新しい地図など2ヶ月で加わった曲もちゃんとある。ただシングル自体が配信含めてもアイドル以外が鈍り気味なので、やっぱなんか元気ないよなぁ…。
アルバム
1.Yu Are Something/さかいゆう
2.NEWJOURNEY/DEEN
3.RYOTA FUJIMAKI Acoustic Recordings 2000-2010/藤巻亮太
4.ログライン/夏川椎菜
5.Catch the Rainbow!/水瀬いのり
6.plusequal/LUNKHEAD
7.Design & Reason/槇原敬之
8.NEGOTO BEST/ねごと
9.今が思い出になるまで/乃木坂46
10.Chime/sumika
なんとか10枚。相変わらずそこそこいいんだけど繰り返しは聞かないアルバムが増えていってしまっている現状。この時代に海外レコーディングを駆使して上質な聞き応えのアルバムを作り上げたさかいゆうは何とか活動とクオリティキープできるくらいは売れてほしい。あまり売れてほしいとか思わないんだけど、売れてくれなきゃ消えるという状況が目立ってきたのもあって、2度書いておく。しかも強調しちゃう。もう少し売れてほしい。
弾き語りとアナウンスされていた藤巻亮太がけっこうバンドサウンドになってて良かった。このタイミングで改めてレミオロメンも過去曲回顧で思い返して聞きまくったので、上半期けっこうレミオロメンモードであった。
平成が終わって令和が始まった2019年上半期だが…悲しかったり寂しいニュースが相次いだ。
ねごと解散発表は昨年末だが、解散関係ではShiggy Jr.も解散を発表した。LUNKHEADは事務所の窮状を告白し、金銭・経営面でも存続の危機をストレートに訴えた。先にさかいゆう売れてほしいと書いたが、基本応援しているアーティストが音楽性以外の理由でいつ終わるか分からないいよいよ厳しい状況になってきたように感じた。むろん解散理由は売れないからだけではないのだが、売れていたらもう少し違っただろうと思ってしまう事案も多い。
LUNKHEADに関しては事務所直球社長のボビー湯浅氏が2012年8月に急死してしまっていて、このボビー氏がLUNKHEADを見出して事務所を立ち上げて支えてきていただけに亡くなって早7年、限界になっていたようにも思う。また売れ行きと事務所の経営状況ってどうもけっこう差が生じるらしいことはGOING UNDER GROUNDが個人事務所畳んで再出発した際のドキュメントからも伺えるので、やり方次第ってところはあるんだろうし、そういった内情はそれぞれで手の内を明かし合わないと交流のあるバンドマン同士でも事務所経営の事なんて話さないんだろうけど。
いずれにせよ実質個人事務所所属のLUNKHEADがいよいよ事務所が持たない、GOING UNDER GROUNDは個人事務所を畳んで事務所無しの状態で活動を継続中となると、個人事務所・レーベルを立ち上げた藍坊主も今のところやばいという話は出ていないが大丈夫なのか心配になってくる。DEENの事務所グッデイもなんか最近顔ぶれに変化が無くなってDEEN・藤田麻衣子のツートップ状態のまま所属者もどんどん減っているし、所属タレントで1番有名な梅宮辰夫氏も高齢で近年は名前を見かけても闘病中のニュースばかりだ。
サブスク積極利用者の人たちはすっかりサブスク脳になってしまっていて、躊躇する事務所やミュージシャンに対して時代の流れだからしょうがない理論や、解禁しないなど最早存在しないも同様などと迫り、ただただサブスク解禁を訴えるどころか迫るような発言をよく目にする。最先端の方々のその変容っぷりに若干の異様さを感じるほどだ。CDに引導を渡したいほど憎しみがあるのか、全部スマホで完結しないと納得できない体になってしまったのか、それにしたってなんていうか迫り方が強すぎる。同じような圧の強さを感じている人はいるんじゃないだろうか。名付けてサブスク圧。略してサブ圧？
まあ結局解禁したところで聞かれないミュージシャンや聞かれなくなったミュージシャンは検索されも聞かれもしないだろうから、してもしなくても変わらないような気は確かにする。旧作なんかは特にそうで開放しない理由もそんなにない。
そもそもサブスクは収益がほとんどない、DL販売もほとんどないがもっと無い、というのは色々なミュージシャンが問題提起している事で、知名度を上げてライブで稼げと言われても集客もままならず聞かれもしないんだったらCD売った方が確かにマシではある。
チケットにしてもダフ屋を業界上げて違法にしたはいいが、高額転売されるのなんて元から大層売れているミュージシャンだけなわけで大多数のミュージシャンはそこに問題は感じていないのではないか。しかも正規購入ルートのはずの業者の中間搾取の酷さはより鉄壁になってしまっている始末。なんなんだあの○○手数料とか××利用料みたいな謎項目で課金しまくるチケット購入システムは。
さらにはグッズで儲けろと言われてもグッズ作りが下手(というかたぶんデザインやアイデアのノウハウが無い)なミュージシャンも多く、そりゃ詰むわな…といった感じもある。
SHOWROOMとかLINE LIVEみたいななんだかワケ分からんアイテム投げまくるような課金システムでも組み込んで、いいね！的な感覚でストリートミュージシャンに小銭投げ入れるが如く、直接チャリンチャリンできるような仕組みでもあれば、たぶん少数でも小銭投げまくるコアファンさえ掴めればサブスクでももう少し収益が上がるんだろうけど…。ただひたすらにサブ圧をかけるだけであとは各自時代に適応してうまく利益出せ、とはなかなかハードモードだ。夢も何もあったもんじゃない。
そんな中でO社チャート上はCD売上が元気なままのアイドル勢も雲行きが怪しく…。東京女子流は10周年までは何が何でも頑張る意向で、以降も続けていきたい意志を明確に表示しているが再ブレイクの気配は無い。9nineは休止した。
NGT48が事実上崩壊、最早どこまでが真実なのか分からない「真相」が次々と「確定事項」として列挙されていき、もうどうしようもなくなってしまった。なんか知らない間に中井りかよりもおぎゆかが物凄く世間から嫌われているみたいだけど、イマイチ何故そうなったのか良く分からない。犯人一味とされたメンバーって別の2人で最初はこの2人だけが総叩きに合ってたんじゃなかったっけ…。
欅坂46長濱ねる、日向坂46の柿崎芽実の卒業発表もなんともやりきれない空気が漂いまくり、この両者(特に柿崎)に関してはけっこうガックリ来た。乃木坂46だとタイミングの意外性はあっても来る時が来たのかという感じで卒業していくのに、SEED&FLOWER勢(欅・日向坂の運営)の唐突に辞めてしまう芸風の後味の悪さ。なんか見ている方は全然まだまだこれからと思っているような時期に急にやりきった・燃え尽きた感を出してくるっていう。来る時今じゃねーだろ感ハンパない。
柿崎の場合、ブログの更新が異様に滞る、改名サプライズ発表時にメンバー歓喜の中で1人だけ放心状態・哀しみの表情…とひらがなけやきから日向坂へ向かっていく過程で明らかにメンバーとモチベーションに温度差が生じていたのは確実だけど(「＝不仲」ではない)、折り合いをつけるか一時休業で時間を置くものだと思っていた。その後の他のメンバーのブログでもやたらと「けやき」「ひらがな」を連呼して感謝、そしてもう少し早く気づいてあげればみたいな後悔を語っているメンバーもいるので、柿崎が改名前後からのグループの変化に精神的についていけなくなったのは確かみたいになってきた。そしてこのタイミングで辞めた事で独立改名デビューに向かっていく一体感みたいな演出がはじけてしまい、ハッピーオーラと書いて同調圧力と読む、みたいな印象まで与えてしまうなど、グループが一体となって進めていく難しさも感じてしまった。けやき坂46からの経緯といい特にこのグループは一丸となって道を掴んできたという演出を押していたので、このタイミングでもう綻びが出てしまったというやりきれなさ。
なんかもうちょっと夢のある、希望のあるものを見たいんだよなぁ。下半期は頼む。
コメント