絶メシロード 出張編

2023年3月2,9日深夜、テレビ東京「木ドラ24」枠で2週連続放送。2020、2021年元旦SP、2022年(Season2)の続編。連ドラ2作は金曜深夜の「ドラマ25」枠で放送されていたが今回は「木ドラ24」枠の次回作までの空いた期間で放送された。今回は佐賀県とのコラボ(サガプライズ!)という事で全編佐賀ロケとなっている。

前編

自宅を出るところではなく今回は佐賀県への出張という事で既に到着してレンタカーで出張先へ向かうところからスタート。取引先の靴下工場のシステムがトラブったとかで、須田(濱津隆之)はその場でシステムエンジニアのような修復作業っぽい事をやっていたが…。Season 1で金沢出張になった時も何の仕事なのかは全く示されずこれまで須田の務める会社が何をやっている会社なのかは全く設定されていなかったように思うがSEみたいな事してたの…?この工場の管理を担うシステムを提供している会社って事?

無事に作業を終えて残りの時間は車中泊&絶メシ旅を楽しもうとトランクから荷物を出して工場の駐車場で早くも私服に着替えていた須田は隣に駐車していた怖そうなオジサン鮫島(白竜)に車中泊をやるのか?と声をかけられ、そのままついて来いと言われて謎に2人旅になってしまう。かなり強引な展開となったが、車中泊を経て観光地を巡って案内されたのは佐賀県大町町「さんゆうし」。結果的に自分たちの代で終わりだと店主の妻(岡本麗)が発言していたのでここも絶メシ認定。

その後、鮫島は娘(山下七子、写真1枚のみ出演)がもうすぐ東京に嫁ぐと語りだす。今日巡ってきたのは娘とかつて巡っていた場所だったという。山下七子さん、このために実際に佐賀県現地で写真を撮ってきたらしいが九州方面で活躍している人っぽいな。娘と巡っていた場所はまだもう少し残っており明日も付き合ってくれないかと言われて急遽もう1泊決定して後編へ続く。

後編

残っていた観光地を巡るも開始10分程度で巡り終わり、鮫島とはお別れ。残りの時間は須田1人で観光&絶メシ店探しを行い佐賀市「ぎょうざ屋」へ。常連客がいなくなったので店長(遠山俊也)から店の歴史を聞かされた須田だったが…。代々継いできたこの店に後継ぎがいない的な話はあまりしていなくて、最後にも今度はもっとおいしくなっているからまた来てよ!というものだった。しかし定型モノローグ「絶メシFOREVER」を発動させてしまう須田。…いや、店長が明らかに後期高齢寄りの老人だったり、自分の代で終わりだとかしみじみ告げるとかならまだしもそうではない時に機械的にいつか無くなってしまうかもしれないとか言いだしてたら個人経営店全部絶メシ認定になっちゃうというのは初代の頃からさぁ…。Season2ではその辺りもう少し改善されていた気がしたが元に戻ってしまったぞ…。

結局空港に戻ろうとするところで終了。この際に上司からの電話で「鮫島社長」という言葉が出てきて慌てて出張した会社の名前を調べた須田は鮫島が出張していたあの会社の社長だった事を知って驚愕(娘が嫁いで出ていくのをいつまでもウジウジしているので女々しいですよ!と言って帰ってくる場所があるというのが重要なんだと説いていた)してそのままおしまい。

自宅のシーンが無かったため、佳苗(酒井若菜)は結局前編で電話の際に姿が出てきたのみ。後編にもクレジットされていたが後編ではLINEメッセージのアイコン写真だけじゃなかったか…。またSeason2では写真だけだった紬(西村瑠香)は今回新規映像で登場。須田が鮫島に家を出ている娘の生存確認で動画配信を時々見ていると言って見せたスマホの画面で紬がライブ配信している映像(てかこれ西村瑠香が個人でやってるライブ配信映像を本人から提供してもらって紬名義に加工しただけなんじゃ…)として1カットだけ登場していた(クレジットもあり)。さらに鮫島と別れる時の「相棒!」と言われたのが鏑木(山本耕史)と同じだったという事で回想の形でSeason2の鏑木の映像も登場(クレジットは「山本耕史(回想)」)するなど、出番はほぼ皆無だったもののSeason1からのセミレギュラー勢が一応みんな忘れてないよとばかりにクレジットされていたのは地味に良かったな。

意外なタイミングでの2話だけの復活となったが、佐賀県観光ムービー色がやはり強かったか。景色は良かったんだけど、出発前や帰宅後のやり取りの時間を省いて絶景タイムを長くすると主題が霞み気味になる。レンタカーで車中泊ってのはちょっと難しい気がするし(寝具一式持ち込みだけでもそこそこかさばるけど、カーテン類は車ごとに違うしな…)、レギュラーでの続編を期待したい。

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