テレビ東京系「ドラマ25」枠。9月30日(29日深夜)と10月7日(6日深夜)の前編・後編の全2回で『晩酌の流儀2』と『すべて忘れてしまうから』の間の空白の2週間に放送された。これにより年間5本が恒例化していたこの枠は年間6本となった(今年は冬クールが2本で春・夏・秋はほぼ季節通り、夏と秋の中間が今作)。
テレビ東京による高崎市の農業の魅力をPRする企画として2020年にバラエティ『畑そのまんまレストランにする。in 高崎』、2021年に単発ドラマ『農家のミカタ』、2022年に単発ドラマ『旅するサンドイッチ』を毎年9~10月頃に1回ずつ放送していたが、4年目4作目となる今年は農業ではなく市内飲食店(と間に観光スポット)に焦点を移している。これに伴い前2作では農林課の課長としてマギーが同じ役で連続出演して世界観を共有していたが今作では共通キャストはいない。また前3作は2020、2021年は土曜16時、2022年は9月23日の祝日12時という昼間や夕方からの1時間枠だったが、今回は30分の2話に分割して「ドラマ25」枠の持ってきたという違いがある。そして現役の久保史緒里、 卒業生の松村沙友理、卒業生の伊藤万理華と3年連続乃木坂46の関係者が出演していたのも今作で途絶えた。
小麦料理を愛する女子大生のこむぎ(原菜乃華)が友人にも内緒にしている小麦料理好きな自分を全開にして高崎市で食べ歩きしまくる1泊2日を前編・後編で展開。前編は焼きまんじゅう屋、観光、パスタ店を巡り、2日目は肉屋でオランダコロッケ、パン屋、観光、パスタ店(別の店)を回って高崎市内で小麦三昧旅を繰り広げた。終始こむぎの独り言+モノローグがハイテンションで展開し、各店長と会話して店のバックボーンや解説を聞くという『絶メシ』スタイル。
ていうか最後のパスタ店がチェーン店の「シャンゴ」だった以外は個人店だったので、「絶滅するかもしれない絶メシフォーエバー」とか言っちゃえば全部絶メシ店認定できてしまうような…。パン屋の店主なんかシーズン2の「ますや」店主と同じ人(渋川清彦)だし…。
と、思ったら本家の絶メシリストに焼きまんじゅう屋もパスタ屋も、精肉店も掲載されてるし、言わなかっただけでマジで「絶滅するかもしれない絶メシフォーエバー」だったんかい。
オッサンではなく若くてかわいい女の子なので華があったし、『波よ聞いてくれ』に続いてどこかマイペースに突き抜けるキャラクターの原菜乃華ははまり役だったがさすがに独り言&ハイテンションのさじ加減は大げさすぎてあくまで単発企画でギリギリな感じはした。高崎から全国に拡大しての若い女子版『絶メシ』みたいなシリーズ展開も可能と思われるが連ドラで毎回毎回ハイテンションで独り言言い続けてモノローグも連発の同時進行となるとハイテンション過多でもう少し調整しないとキツイかも。
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