5th サボテン

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5th サボテン

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2000年12月6日
作詞:ハルイチ、作曲:シラタマ、編曲:ak.homma
初のメンバー自作曲での表題曲採用。クレジットはカタカナ名義のままだが、今作の歌詞カードではメンバー表記が岡野昭仁、新藤晴一、白玉雅己と初めてフルネームで表記された。シラタマって苗字だったの!?と思った記憶。メンバー3人の中では作曲に特化したメインライターという認識(当時)だったシラタマ(後のTama)による作曲。インディーズ時代から「小さな鉢のサボテン」というタイトルでの代表作の1つとされ、1stアルバム収録の話もあったというがみんなが聴いてくれる一番良い時期に出そうと温存されていた。前2作の連続ヒットを受けてこのタイミングでリリースされた。2作連続で前作が20位に残っているタイミングで初登場1位を記録。初動13.0万枚は前作を上回り、4位→4位→6位(合算週2週分扱い)→9位→10位と何気に7週もトップ10に残っていたがその後はストーンと落ちて12週ランクインに留まり、累計は47.5万枚となった。

売上的には自作曲ではダントツ最大、全体でも3番ヒットとなったので、”みんなが聴いてくれる一番良い時期”という目的は成功した。ただこの後ak.hommaに戻した次回作「アゲハ蝶」が「サウダージ」と双璧の大ヒットになった事もあって90万台2トップの間に挟まされた半分程度の3番ヒット曲となり、思いっきり霞んでしまったところがある。代表曲を上げると到底3番目には上がらず影が薄くなってしまったのは否めないか…。

圧倒的代表曲群のインパクトには及ばないが飽きずに繰り返し聞ける良曲。改めて思うのは耐用年数が長かった。他のヒット曲はインパクトの強さゆえにちょっと飽きてしまう時期もあるが、この曲はいつ聞いても違う味わいがあって良い。季節的には秋冬の空気感が合うかなというところはあるか。アコースティック/エレキ両方のギターの存在感が絶妙なアレンジだ。3人の中では当初シラタマ(Tama)がメインライターだったというのも確かにうなずける。

C/W(4曲目)には別バージョンの「サボテン Sonority」が収録されており、歌詞が過去形、アレンジがよりおとなしめのアコースティックサウンドに変更されている。これもまた違った味わい。

『foo?』収録時にミックスを変更していると当時FC会報で言及があったらしいが違いはほとんど感じられない。強いて言うならわずかに演奏に多少厚みがあるか…?とも思うが、『foo?』がかなりのぎっしり波形で次に収録された『BEST BLUE’S』が最も抑えめ、15thベストでまたぎっしり、『全書』でまた抑えめとマスタリング傾向だけでも毎回そこそこ違うので良く分からん…。
★★★★☆
C/W(Sonority)
2ndアルバム『foo?』(表記は無いがミックス変更)
2ndベスト『PORNO GRAFFITTI BEST BLUE’S
5thベスト『PORNOGRAFFITTI 15th Anniversary”ALL TIME SINGLES”
6thベスト『ポルノグラフィティ全書~ALL TIME SINGLES~

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