36th GREEN DAYS

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36th GREEN DAYS

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2007年8月15日
エイベックスJ-moreレーベル移籍第1弾。ドラマタイアップも効いて初登場3位を記録。シングルでのトップ3入りは1994年の『2つの願い』以来13年ぶりであり、トップ10入りも2004年『僕が一番欲しかったもの』(9位)以来3年ぶりだった。売上は6万枚程度だったとはいえ、シングルヒットから遠ざかっていた中で久々に槇原健在ぶりを示し、2007年末にはついに1991年以来2度目のNHK紅白歌合戦出場も果たし(正直どんなに厳しく見ても1994年までは連続出場できるくらいのヒットを連発していたと思うんだけど演歌が多くて若者の入る余地が圧倒的に少ない時代だったから…)、とんでもなく幸先のいい移籍スタートを飾った。

EMI時代はExcutive Producerにはレコード会社側(EMI)のスタッフの名前のみが記されていたが、今作ではエイベックスのスタッフと連名でExcutive ProducersにShuichi Okumura(Words&Music)とクレジットされていたため一部ファンの間で動揺が走った。この名前は1999年一緒に逮捕された”友人”として当時報道されていた名前だったからである。どうやらいつの間にか事務所の社長に就任させていたらしい。

ただ結果的には今作がシングル最後のトップ10ヒットとなっており、トップ20すらもあと1回というほどシングル売上は完全低迷してしまう事となる。

GREEN DAYS

フジテレビ系ドラマ『牛に願いを Love&Farm』主題歌。40歳が見えてきてすっかりオッサンになった槇原が大学生主人公のドラマ主題歌として青春をテーマに書き下ろした久々の王道ヒットチューン。前述のように久々のトップ3ヒット&紅白に返り咲いたので、「僕が一番欲しかったもの」以来のファン以外の認知度のある1曲になったんじゃないかと思う。そしてたぶん比較的知られている最後のヒット曲でもある。

タイアップ先ドラマ『牛に願いを Love&Farm』は農家の現状を問題提起したはいいもののなんだかビミョーな仕上がりだった。東京の関東農業大学に在籍する学生たちが、3ヶ月間北海道に実学研修に参加して現地で実際の農業を経験して現実や厳しさを知っていくというストーリーで北海道の牧場ロケが主体なのに、当時週に何本もレギュラー番組を抱えていて演技未経験のオリエンタルラジオ中田敦彦をメインキャストにねじ込んだのがまず後先考えて無さすぎだった。レギュラー仕事のうち『笑っていいとも!』やラジオ『オールナイトニッポン』など生放送もあった上で連日収録も立て込む超多忙の時期であったため、当たり前のように中田の北海道ロケのスケジュールが全く取れなかったようで、さすがに1話こそみんなと一緒に北海道にやってきた感じが出ていたが、2話以降中田だけみんなが揃うシーンにいない場面が序盤から早くも増加。一応中田の役は少々変わった性格で単独行動を好むという設定にしていたので単独の別撮りカットを連発して乗り切っていたが、それだけでも苦しくなってきて、ドラマ中盤以降には仲間の危機に病院に駆け付けるなどどうしても全員いないとおかしい場面でも中田が北海道ロケはおろか都内の撮影スタジオにすら来ていなかったようで腕や後姿だけで不自然に顔が映らない影武者中田を駆使し始める始末であった。相方の藤森はチャラ男再ブレイク以降1ショット的なドラマ起用がポツポツ続くようになったが中田はこれっきりドラマに呼ばれなくなったと自虐的に語っていた事もあったが、たぶん最も調子に乗っていた時期で態度も悪かった&本人も連ドラ仕事に懲りた等の悪い条件が重なってそうなったんじゃないかと…。

ストーリーも牧場経営の厳しさをメインに置きすぎて、序盤は仕事自体の厳しさを描いていたが、中盤以降は経営難描写が連発されたと思ったらそもそも町自体が消滅するかもしれないなど風呂敷広げまくり、タイトル『牛に願いを』なのに牛が淘汰されてしまったと思ったら、今度は現地の農家の市毛良枝が淘汰(病死)されてしまい、しまいにはメインキャストと一緒にタイトルバックにも出ていた現地農家青年役(市毛良枝の息子)の田中圭までもが淘汰(離農)される激重展開により牛も人間(レギュラーキャスト)も連続淘汰(降板)。ぶち上げた現実問題すべて解決の芽も見えないまま物語は収束していった。主人公の玉山鉄二の実家が研修先だったんだけど当初大学進学には村単位で関わっていていて大学を辞めたら奨学金を即返さなくてはいけないので今辞めたら絶対に払えない、安易に大学を辞めようとした玉山鉄二に市議会議員が出てきてこの村を潰す気か?と説得しに来るほどとにかく大学を無事卒業するのが大前提と散々言われていた。そんなわけで絶対卒業する単位取得のためにこの研修に参加していた玉山鉄二が大学辞めてここに残るわ(このまま実家を継ぐ)とミラクル発言、最後は離農した田中圭が育てていた馬を競走馬に育て上げ、「馬に願いを」託したところでドラマが終了するという支離滅裂な終末、せっかく青春をテーマにした主題歌も空しく響くばかりだった…。

エレキギターは佐橋佳幸が演奏しているが、アコースティックギターでTomi Yo(トオミヨウ)を初起用。2010年代半ば過ぎよりアレンジャーとして引く手あまたとなり、2020年代には今どこにでも回り込んでくるアレンジャーとしてJ-POP界トップアレンジャーとなったトオミヨウだが最初がギターのサポートでの参加だった、というのは有名になって以降ではありえない起用方針でいかにも初期っぽい。これがきっかけとなりアルバムでは主にストリングスアレンジャーとして起用していたが、後に全面的にアレンジを託したり、ライブアレンジのキーマンとして重宝するようになるという重要な出会いとなった。父親の須藤晃との交流もトオミヨウきっかけだったという。その須藤晃から青春を英語にするならGREEN DAYSがいいんじゃないのかという話をしていたのをいいなと思って須藤晃に許可を取って今作のタイトルも決まったとされる。

ドラマは中田問題・奨学金問題・牛じゃなくて馬じゃねーか問題・掲げた問題全部放置問題と山積みだけに評判も悪かったが、楽曲だけはヒットしたのは曲の力だろう。青春がテーマといっても大人…というか槇原が今改めて思う青春、探し続ける事が青春といった趣き。”ホントのこと”を探すことが青春だと語り掛けるような内容になっていて、近年の意固地なまでの正しさの主張の強さから“ホントのこと”って何?という疑問は残るがそこまで説教臭くないし、楽曲自体は久々にいいなぁと思った。
★★★★☆
15thアルバム『悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた。
10thベスト『Best LIFE
13thベスト(販路限定)『SELECTED BEST』(Renewed)
4thライブアルバム『SYMPHONY ORCHESTRA “cELEBRATION 2010″~Sing Out Gleefully!~』(Live/メドレーの1曲でアンコールでもう1回やったので2回収録)
1st配信限定ライブアルバム『MAKIHARA NORIYUKI SYMPHONY ORCHESTRA CONCERT “cELEBRATION 2015”~Starry Nights~』(Live)

C/W どんなときも’07

シンプルな打ち込みでR&B風へと改変。といってもバラードバージョンほどテンポは落とさずに全体の雰囲気がゆったり落ち着いて聞こえる感じ。やや物足りないというか地味ではあるんだけど年齢を重ねた落ち着きが味わい深くも感じられる。

『Best LIFE』ではさらに別のリメイクを施したためこのバージョンではアルバム未収録のままとなっている。
★★★★☆
’07アルバム未収録

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