27th 逢いたい気持ち

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27th 逢いたい気持ち

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2002年7月31日
2週連続シングルリリースの2作目。なんと2週目の浜崎あゆみ『H』にも届かず今作も初登場2位となり、同じシングルに2作連続で1位を阻まれる事態となった。1週目は無理にしても浜崎あゆみの2週目にも及ばないくらいGLAY人気は落ちてしまったのか…と衝撃的な結果だった。『H』は2002年誰も出せなくなっていたミリオン狙いでプロモーションされており、年間1位独走となっていたが、O社集計でのミリオンにギリギリで届きそうになくなってきたのでミリオンヒット記念盤を追加販売してO社ミリオンを達成するというマッチポンプ商法で無理やり達成させるなど、ミリオン売る事を宿命づけられたシングルだったので売り方の気合が尋常じゃなかった…というのはある…。

初動売上も前作と同等だったがドラマタイアップ効果もあって今作の方が粘り、10週ランクインで前作を上回る28万枚の売上を記録した。最後の20万越えヒットシングル

逢いたい気持ち

作詞作曲:TAKURO、編曲:GLAY&佐久間正英
テレビ朝日系ドラマ『サトラレ』主題歌。思念波として考えている事が全て周囲に丸聞こえになってしまう”サトラレ”はが天才的才能を持つため国の方針として本人にその事実を悟られないように対策チームが動いているという設定だが、原作漫画をだいぶ改変して、中心人物ではないサトラレを主人公に据えての安藤政信主演で『サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS』として2001年3月に映画化、1年後に安藤政信が演じたのと同じサトラレを主人公に据えたドラマ版として鶴田真由とオダギリジョー主演で制作したのが今作。映画版は当時友人と見に行ってとても良かったので、ドラマ版で別設定の物語を見る気がしなくてスルーしたんだけど、GLAYファンでもあった友人はドラマも完走、伝え聞いた話によれば映画の方が良かったらしい。

主題歌として聞いていた友人は馴染んで評価高めだったが、個人的には曲自体も過去最高に間延びしてパッとしないバラードだなぁ…と。サビがダラダラ続く感じで明確な聞かせどころがなくて印象に残りにくいしかったるい。それでも年月を経てじわじわ良さが見えてくる事もあるんだけど今作に限っては当時からずっと印象が変わらないまま。久々に聞いてもやっぱりかったるかった…。

『UNITY ROOTS&FAMILY,AWAY』の雰囲気には合いそうだったが何故か未収録となったため、C/Wの方が先にアルバムに収録される(『rare collectives vol.2』)事態となったが、3年後にようやく『WHITE ROAD-Ballad Best Singles-』でアルバム初収録を果たした。『UNITY ROOTS & FAMILY,AWAY Anthology』では収録時間に余裕があったため、C/W共々追加収録されている。

「Way of Difference」もサビで会いたくて会いたくて歌っていて前作と合わせて2002年の3シングルはやたら会いたい曲が続いたため、会いたい3部作とも言われている。当時のTAKUROがそういう心境だったという事なんだろうけどC/Wやアルバムではそうでもないのと3シングル中2曲がタイアップでもあるので会いたい曲ばかり作っていたというわけではないと思う。
★★☆☆☆
3rd(バラード)ベスト『WHITE ROAD-Ballad Best Singles-
4thベスト『THE GREAT VACATION VOL.1~SUPER BEST OF GLAY~
6thベスト『REVIEWⅡ~BEST OF GLAY~』HISASHI SELECT(再録音)
アンソロジー『UNITY ROOTS & FAMILY,AWAY Anthology』(Remix&Remastering 2023)
アンソロジー『UNITY ROOTS & FAMILY,AWAY Anthology』(Demo)

C/W BROTHEL CREEPERS

作詞:HISASHI&TAKURO、作曲:TAKURO、編曲:GLAY&佐久間正英
TAKUROの曲に共作で作詞だけHISASHIが参加しているため、歌詞にHISASHIっぽいサイバー感が混ざっているという不思議な質感の曲。ほとんど叫び倒すように猪突猛進で突き進むような勢いの荒々しいロックナンバー。メロディアスさはほとんどなく、激しいだけのストレス発散系。”俺達はつまり~””君達はつまり~”とサビ頭のメロディーに”つまり”を重ねてくるところ(「とどのつまり」がタイトル候補だったなんて話も…)とサビ終わりの”王様だ”を歌詞には無いが“王様だ王様だ王様だ”と連呼するなど2000年以降のC/Wでのストレス発散系ロックナンバーの中では部分的に引っ掛かりポイントがあるのが印象的。

C/Wが実験曲だし、これ『とまどい/SPECIAL THANKS』の時みたいに『またここであいましょう/逢いたい気持ち』の両A面にしてC/Wも2曲まとめて収録(『Missing You』スタイル)の4曲で良かったように思う。
★★☆☆☆
2ndコンセプトアルバム『rare collectives vol.2
アンソロジー『UNITY ROOTS & FAMILY,AWAY Anthology』(Remix&Remastering 2023)

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