25th GIFT/愛は特効薬
2006年2月15日
前作で活動再開したと思ったら2005年はリリースが無く、1年3ヵ月ぶりのシングルで唯一の両A面。リリース直前の2月10日に『広瀬香美 presents HAPPY VALENTINE CONCERT with 東京フィルハーモニー交響楽団』を開催。2001~2002年のツアー以来となるライブとなり、結果的には2004~2006年にかけてのスローペースな始動っぷりは2007年以降本格的なライブ活動開始への布石となった。
例年より遅い冬終盤のリリースとなったがこのシーズンは今作ポッキリ。11月に今作を収録したアルバム『Gift+』がリリースされ、これを引っ提げて2007年2月より『広瀬香美コンサートツアー2007「GIFT+♪幸せは冬にやってくる♪」』を開催してツアー活動が本格スタートした。以降は毎年何らかのライブ、ツアーを冬の時期に開催するようになった。
そしてジャケットのペンギンは一体何を意味するのか。
GIFT
編曲:井上ヨシマサ
2006年2月14日放送の日本テレビ系DRAMA COMPLEX(火曜21時からの単発2時間ドラマ)枠「時代屋の女房」エンディング。一応OAにピッタリ合わせてきたリリースではあったが2時間ドラマのエンディングで1回流れただけじゃ…ねぇ…?
前作とほとんど印象同じじゃね…?という歌い上げバラード。井上ヨシマサの1人オケ制作+ストリングス編成。シンプルなサウンドだった前作よりもストリングスが前面に出て打ち込みドラム音がどっしりしているほか、全体に妙にボワンボワンした音像なのが特徴。じっくり聞けばそれなりの良曲ではあるが、待望の新曲がまたバラードなのと力作ゆえにやはりじっくり構えて聞かないと良さが見えてこないのもあって…。多くのリスナーがそもそも知らない…というのは置いておいてベスト盤で「日付変更線」と一緒に聞き流してしまっていそうな気はする。「日付変更線」ほどではないが今作も『Kohmi30th』で初回限定盤BOX SETのDISC-2の序盤に収録されており、上位人気曲らしいが…マジか。
★★★☆☆
10thアルバム『Gift+』
4thベスト『タイアップコレクション~広瀬香美のテレビで聴いたあの曲達~』
5thベスト『SINGLE COLLECTION』
7thベスト『THE BEST “1992-2018″+”雪” Set List Non-Stop Mix』
8thベスト『WINTER TOUR 2020 “SING”+Live at Blue Note Tokyo』
9thベスト『Kohmi30th』初回限定盤BOX SET
愛は特効薬
編曲:鈴木Daichi秀行
TBS系愛の劇場(昼ドラ)枠ドラマ『病院へ行こう!』主題歌。これも2月6日から3月24日まで放送されていたのでリリース時期としてはピッタリなシングルであった。
久々に明るいノリのアップテンポ。病院のドラマに合わせたのか普段の陽気なラブソングにドラマの要素を加味させて愛を特効薬に見立てたラブソング。キャッチーなメロディーもあるが、ギミック的にTaka×3、Chiku×5、Sick×5、Catch×3、特に前者2つのテケテケテケ、チキチキチキの早口パートにはインパクトがある。
★★★☆☆
5thベスト『SINGLE COLLECTION』
7thベスト『THE BEST “1992-2018″+”雪” Set List Non-Stop Mix』
愛は特効薬(type2)
2006年11月22日
From 10thアルバム『Gift+』
編曲:鈴木Daichi秀行
アルバムバージョン。別アレンジというより一部の音をカットしたミックス変更といった装い。最初と最後のラテンっぽいギターが消えてコーラスだけになっているほか、メインの演奏部分もガチャガチャ鳴っていたのが整理されてシンプルな聴感に変わっている。
ここから先は2010年の『名曲アルバム』や2016年の『25th プレイリスト』のような90年代の楽曲のリメイクはあるが、シングル曲のアルバムバージョン及びリメイクの類が制作された楽曲としては現時点で今作が最も新しい曲になると思われる。
★★★☆☆
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