18th NaNaNa サマーガール

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18th NaNaNa サマーガール

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2005年8月3日
作詞作曲:新藤晴一、編曲:ak.homma,Porno Graffitti
ジャケットになっているのは歌詞中に登場する“まゆ毛犬”。初動8.4万枚で初登場3位はそんなに悪くはなかったが前々作同様に2週目以降ストーンと落ちて累計11.6万枚と前作初動に及ばない不振となった。「アゲハ蝶」から2000年代前半ソニー特有のマキシケース(CD-Rのような帯が無いと背文字が無くなる薄型ケース)が限定盤を除いて使用され続けていたが今作を最後に廃止された。

男子目線でのストレートなサマーソング。ここまでのシングルの中で最も中身のないバカな男子っぽい歌詞だが、前年にOVER 30’s WORLDに突入したメンバーが30越えたけどまだまだ勢いあるよ!男は永遠に男子なんだよ!的なある種の開き直りの境地を突き進んだかのような1曲。正直ちょっとイメージが違い過ぎたし、シングルで出すには地平の彼方まで滑っていってしまった感がある。もうちょっとキャッチーだったり、引っ掛かりがあれば引っ張れたのかもしれないけど、今作に関しては“ak.hommaに及ばないメンバー曲”の典型を行ってしまった。個人的にも晴一曲はバラードはいいんだけど、アップテンポだとちょっと…という印象がしばらくあった。

『m-CABI』初回盤ボーナスCDとして1曲だけ収録された「NaNaNa ウィンターガール」はメロディーをほぼそのままに歌詞をウィンターソング風に、アレンジをウィンター&大滝詠一「君は天然色」のパロディにして思いっきり寄せた珍作。歌詞中にも分かりやすく”君は天然色”と歌っていて元ネタを提示。「NaNaNa サマーガール」のメロディーを印象的な「君は天然色」のアレンジに無理やり改変しているのが面白過ぎる。今でもあちこちのCMで使われているので「君は天然色」は聞けば分かるくらいには有名だと思われるが、この当時は前年に松嶋菜々子が出ていた「生茶」CMソングとして使用されていたので一応直近で聞き覚えがあった人は多かったはず。本編最終曲「グラヴィティ」のアウトロで3拍子に曲調が変わってフェードアウトしていくが、今作はその部分がフェードインしてきてから曲が始まるといった繋がりを意識した細工も施されている。
★★★☆☆
6thアルバム『m-CABI
6thアルバム『m-CABI』初回盤のみExtra-Track CD(NaNaNa ウィンターガール)
3rdベスト『PORNO GRAFFITTI BEST ACE
5thベスト『PORNOGRAFFITTI 15th Anniversary”ALL TIME SINGLES”
6thベスト『ポルノグラフィティ全書~ALL TIME SINGLES~

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