4th サウダージ

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4th サウダージ

B000051TD8
2000年9月13日
作詞:ハルイチ、作編曲:ak.homma
今作よりBacking track(カラオケ)の収録を廃止。代わりにC/Wがもう1曲増えて全4曲となった。ただし3曲目の「冷たい〜3年8ヵ月〜」と4曲目の「Search the best way」はメロディーが同じで歌詞とアレンジを変えた曲という試みになっている。また在籍時、作曲のみで単独作詞をしなかったTama(シラタマ)がハルイチと共同ながら唯一作詞に参加しているのが「Search the best way」である。

「ポカリスエット」CMソング。秋になるとこっちに引き継がれていたような記憶があるが、元々ポカリ用に作っていたが落選した曲だったようで、ポカリのライブに出演した際に発売前のこの曲も先行披露したところ気に入られて起用されたという流れだったらしい。今作の初動は12.5万枚で大幅に伸びたが、SMAP「らいおんハート」が空前の大ヒットで2週連続1位だったため、初登場2位となった(前作もまだ20位にいた)。翌週には14.1万枚に売上を伸ばして1位に浮上。初の1位となった。3週目は4位に後退したが新譜が強力だっただけで3週目も10万を越えており、3位→3位→5位→6位→9位と秋が深まっていく中で上位に居座る前作以上の大ヒットを記録。最終的に24週ランクインで98.2万枚、ミリオン目前の自身最大ヒット作となった。この時代のミリオン目前シングルはどれもそうだが、集計ボーダーだった100位でも1000枚以上は当然として2,3000枚は当たり前に出ていたので200位集計だったら積み上げてミリオン突破していたと思われる。前年の「アポロ」もあったし、前作のヒットだけでも十分だったと思われるが、今作の大ヒットが決定打となりNHK紅白歌合戦に初出場して今作を披露した。

前作でも大ブレイク感はあったが今作は聞いた瞬間になんかとんでもない名曲が出てきたぞコレ…という凄い感覚があったのを記憶している。「慎吾ママのおはロック」や「らいおんハート」と一緒にヒットしていた印象もあるのでこの辺りはセットで2000年秋の印象と共にある。あと老けメイクのMV。以後も秋のヒット曲、名曲率が高い気がする。デビュー日に合わせてシングルを出す機会が多いからかもしれないけど。

ラテンを取り入れているが、アレンジのベースになっているのは本間昭光の広瀬香美「promise」での成功経験が大きかったんじゃないかと勝手に思っている。失恋全開の切ない歌詞が女性言葉で綴られているので女性目線の曲という印象が自然にあるが、実際には”男にもある気持ちを女言葉で書いた”、”女の気持ちを書きたかったわけではない”と説明されており、男性の女々しい失恋の痛手を女性言葉で表現しているとする見方もあるらしい。ただまあ思いっきり私はかわいい女じゃなかったなんていう明確に私=女と明記した女性視点のフレーズもあるのでそんなややこしい解釈しなくてもいいような気もしなくもない。

“D” tour styleイントロにウッドベースが加わったもので前年のツアー「2ndライヴサーキット “D4-33-4″」で演奏していた。バージョン名はツアータイトルの”D4-33-4″に由来している。
★★★★★
2ndアルバム『foo?』(“D” tour style)
1stベスト『PORNO GRAFFITTI BEST RED’S
5thベスト『PORNOGRAFFITTI 15th Anniversary”ALL TIME SINGLES”
6thベスト『ポルノグラフィティ全書~ALL TIME SINGLES~

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