7th Jumpin’Jack Boy

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7th Jumpin’Jack Boy

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93年11月17日
3rdアルバム『Little Bit…』から1ヶ月、まだ出すかという93年最後の新作。シングル4作、アルバム2作という怒涛の1年間となった。

3rdアルバム『Little Bit…』を置き土産的に今作より大黒摩季と一緒に東芝EMIからビーイング直営のB-Gram Recordsへ移籍。これまでは表題曲のカラオケが収録されていたが移籍以降はカラオケ収録が廃止された。逆に大黒摩季はこれまで表題曲カラオケだけだったのが移籍を機にC/Wのカラオケまで収録するようになった。

初動28万枚と安定して高い数字を叩き出したものの200万級のメガヒットを記録した藤井フミヤ「TRUE LOVE」2週目3週目に阻まれて2週連続2位止まりとなった。最終的に80万枚を突破し、前作とほぼ同等の売上を記録(若干上回った)。

両A面なのか単独A面なのか曖昧で表ジャケは「Jumpin’Jack Boy」、裏ジャケは「White Memories」と両A面みたいなジャケットになっていて「White Memories」にC/Wという表記がされていない。しかし、背文字は単独A面、以前の単独公式サイト、現在の公式サイトのディスコグラフィーでも一貫して単独A面となっている。

Jumpin’Jack Boy

作詞:上杉昇、作曲:栗林誠一郎、編曲:葉山たけし
キーボードサウンドがかなり目立ち、さわやかなんだけどロックっぽさも感じられるアップナンバー。ここまでの楽曲とはやや異なるが、94年以降の曲とも異なる過渡期のような1作。似たような曲が量産された感のある多作な1993年だったが、ここに来て量産型の方向性を抜けて次に向かったような感じもある。「声にならない~」と「愛を語るより~」、「時の扉」と「恋せよ乙女」と似たような曲があったが、この曲に関してはこれまでと似たような印象を抱かない。

4thアルバム『PIECE OF MY SOUL』でのAlbum Versionはアルバムに合わせるために生バンドによるギター主体のロックアレンジが施されていてまったく別の曲になっている。ロックなサウンドはかなりかっこいいが打ち込みサウンドならではのスピード感はなくなってしまい、また中途半端に残された派手なシンセやキーボードの音色が浮いてしまっていてどちらがいいかは難しいところ。

シングルが順番に並んでいる『WANDS BEST~HISTORICAL BEST ALBUM~』では何故か今作のみすっ飛ばされた。忘れられたのか、プロデューサー判断で意図的に外されたのかは不明。
★★★☆☆
4thアルバム『PIECE OF MY SOUL』(Album Version)
1stベスト『SINGLES COLLECTION+6
3rdベスト『BEST OF WANDS HISTORY
4thベスト『complete of WANDS at the BEING studio
5thベスト『BEST OF BEST 1000 WANDS
19thシングル『YURA YURA』通常盤のみC/W(WANDS 第5期 ver.)

Jumpin’ Jack Boy
WANDS

C/W White Memories

作詞:上杉昇、作編曲:大島康祐
スパコンサウンドアゲイン。突如として大島サウンドが復活したスパコンウィンターソング。これまでのスパコンサウンドよりもさらにスパコンスパコン鳴り響きまくり、さらに異様に派手なオケヒがフィン!フィンフィン!とギャグのように炸裂しまくる。確認せずとも1期WANDSの最後の(?)未発表曲2ndシングル候補時にあった曲の1つと後に明かされている。『時の扉』に収録されていた脱退後の大島曲は基本的に別のアレンジャーにより作り直されて発表されていたと思われるが、今作だけは大島アレンジでそのまま出してきたので既に違和感が凄い。ただこの後の路線変更を考えると収録するラストチャンスだったと思われ、ここで収録を逃していたらお蔵入りしてat the BEING studio送りにすらされずに倉庫に眠ったままになっていたんじゃないかと思う。

割と温かみのあるウィンターソング王道っぽいサビのメロディーはいいんだけどアレンジがスパコンスパコンしすぎ…。5期バージョンでもうちょっと現代的な感じでアレンジし直せばけっこうな人気曲に化けそうなんだけど…。
★★★☆☆
アルバム未収録

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