40th 星のかがやきよ/夏を待つセイル(帆)のように
05年4月20日
11th「この愛に泳ぎ疲れても/Boy」以来の両A面シングル。「Boy」が実質C/W扱いだった前回と違って『名探偵コナン』のTV/映画のWタイアップで両A面として平等に扱われた。コナンWタイアップは「運命のルーレット廻して」以来だがこの時は映画主題歌「少女の頃に戻ったみたいに」を思いっきりC/Wに回して隠しきれない人気曲にしてしまったばかりか、発売まで半年近く引っ張っていたのに対して今作は映画公開にドンピシャで合わせてしっかり両A面での発売となった。実態として当時のBeingGIZAはコナンタイアップ以外に売る手段が残ってないがその効果も弱ってきていて八方塞がり
99年の「世界はきっと未来の中」以来となる2位で00年代では最高位(5作で記録した4位が最高だった)。前作で3万台まで低迷していた売上を2倍以上伸ばした。それでも10万に届かないとはいえこの時期としては目立ったヒットとなった。
C/Wのカラオケは未収録となる事が続いていたが今作は両A面なので2曲ともカラオケが収録された。
星のかがやきよ
作曲:大野愛果、編曲:葉山たけし
アニメ『名探偵コナン』OP。葉山たけしが外部から参加の形で本格的に復活。これにより厚みのあるバンドサウンド風の王道サウンドが復活。加えて久々に勢いのあるアップテンポナンバーだったので本当に久々にガツンと耳に残る1曲。ある程度戻しつつある兆候はあったとはいえ、もうかつてには戻れないと思っていたのでこの作風が新作として聞けるとは信じられない展開だった。当時は本当に感動したし、ツアーを見に来て再会したという織田哲郎の再起用もいつかあるのではないかと期待したほど。ZARDの応援歌としても今作が個人的には筆頭に来る。
一方で厚いコーラスと勢いでごまかしているもののサビでボーカルがちょい苦しそうなのは気になる。盛り上げるために少々無理のあるキー設定にしたのか、相次ぐ体調不良と年齢を重ねて以前ほどには声が出にくくなっていたのだろうか。
★★★★★
11thアルバム『君とのDistance』
3rdベスト『Golden Best 15th Anniversary』
1stBOX『ZARD PREMIUM BOX 1991-2008 Complete Single Collection』
2ndBOX『ZARD SINGLE COLLECTION~20th ANNIVERSARY~』
5thベスト『ZARD Forever Best~25th Anniversary~』
夏を待つセイル(帆)のように
作曲:大野愛果、編曲:葉山たけし
映画『名探偵コナン 水平線上の陰謀』主題歌。森のくまさんのイメージでアレンジを依頼したというゆったり乗れる雰囲気の曲でまず第一にコナン視聴者の子供向けは意識していたようだ。レゲエテイストまで取り入れているがいかにも南国なレゲレゲ(?)した方向にはしてなくてあくまで取り入れている程度なさじ加減も良かった。後半はかなり派手なサウンドになるのも最高だ。これぞZARDな21世紀では最高峰楽曲。
この頃まで毎年コナン映画を映画館で見ていたが、毎年映画館で聞く主題歌は格別で映画自体は毛利小五郎がカッコよかったとしか最早覚えていないがラストで大スクリーンで聞く今作は特に良かった。
当時のインタビューで坂井泉水が“イントロがハーモニカのバージョン”も制作したと語っていた。映画のCMバージョンとして制作していたものらしく、『ZARD ALBUM COLLECTION~20th ANNIVERSARY~』PREMIUM DISCにTheater-CM ver.として収録された。言葉通りにオリジナルではシンフォニックで派手だったイントロが素朴なハーモニカになっている。が、それ以外はどこが違うのか分からないというかたぶんまるっきり同じでイントロが違うのみと思われる。
★★★★★
11thアルバム『君とのDistance』
3rdベスト『Golden Best 15th Anniversary』
1stBOX『ZARD PREMIUM BOX 1991-2008 Complete Single Collection』
2ndBOX『ZARD SINGLE COLLECTION~20th ANNIVERSARY~』
3rd BOX『ZARD ALBUM COLLECTION~20th ANNIVERSARY~』PREMIUM DISC(Theater-CM ver.)
5thベスト『ZARD Forever Best~25th Anniversary~』
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