1stアルバム Z
02年2月14日
シングル『夢ノカケラ…』と同時発売。学生リスナーに向けた学生価格という試みでミニアルバムにすることで価格を押さえて2100円(当時税込み)とした…と説明していたがメンバーは揃って2ndアルバム発売時に物足りなかった、ようやくフルアルバムが出せると喜んでいたので曲数が少ないのは不満だったらしく、実際ファンの間でも安くて喜んでいるようなのはいなかった…と思う。結局シングル『夢ノカケラ…』を同時に買うと3000円になるし。
風のはじまる場所
作詞：一色そらん、作曲：阿部靖広、編曲：阿部靖広・宮永治郎
ベネゼルさらさらストレートパーマCMソング。CMにはメンバーも出演。CMタイアップはメンバー出演というものが多かったが大半が4人で出ていてもMIYUメインの構成で、MIYUが黒髪をなびかせながらストレートパーマPRしてもMIYUさん最初から黒髪ストレートでストパーいらずじゃないですかと見るたびに思っていた。
アルバムのリード曲にして、MIYUのソロ曲。かなりリバーブのかかったボーカルになっていて、音の反響するエコールームみたいなところで録音したと語っていた。タイトル通りに風が始まっていくような吹き抜ける爽やかさが魅力。MIYUのボーカルの透明感もとてつもない。歌唱力的には後年の方が上がっていっているはずなんだけど、この時のピュアさやまっすぐさはこの時だけのものだったと思う。
解散ライブで披露した際はソロコーナーでの披露だったため演奏は無くオケで生演奏が見れなかったのが残念だった。『ura E』投票では3位。
★★★★☆
1stアルバム『Z』
2ndベスト『ura E～Complete B side Melodies～』
GOOD DAYS
大爆発No.1
世界のほんの片隅から
ボクの側に…
作詞：ZONE、作曲：羽岡佳、編曲：厚見玲衣
しっとりピアノバラードで始まりサビでロックサウンドになるサビ爆発型バラード。ZONE名義の作詞になっているという特徴はあるものの普通にいい曲以上の印象になりえず、ここから後半バラード3連発になるので印象被り、「secret base～君がくれたもの～」の引き立て役にしか正直なっていないと思う。
★★★☆☆
1stアルバム『Z』
secret base～君がくれたもの～
オレンジの夕日
作詞：町田紀彦、作曲：水島康貴、編曲：厚見玲衣
「secret base～君がくれたもの～」を挟んでこれまたバラード。同じようなしっとりピアノ+サビで盛り上がるサビ爆発型だが今作の方がロックサウンドが控えめでよりおとなしい。SPEEDのアレンジャー水島康貴が作曲だけ…と起用方針がズレているのが気になる。3曲しかない新曲が2曲も似たようなバラードだったというのはアルバムの物足りなさ、1stライブツアーがただでさえ持ち歌少ないのにバラードばかりで盛り上がらないという弊害を生んだ。
★★★☆☆
1stアルバム『Z』
secret base～君がくれたもの～（Piano Ver.)
作詞作曲:町田紀彦、編曲:厚見玲衣
ピアノバージョンっていうからピアノバックで歌っているのかと期待したら、歌無しのインスト。作詞表記も残されているので勘違いしてしまうが、作詞表記はちゃんと消しておかないと…。ドラマ『キッズ・ウォー3』劇中でも切ないシーンになると頻繁に使用されていたピアノインストをこの機会にサントラ的におまけで収録しただけという代物だった。サビよりもイントロや間奏のフレーズをメインに構成している。
ただでさえ曲数が少ないミニアルバムの締めがメンバー完全不参加のインストというのはちょっと厳しい。
解散ライブでMステ中継もされた最後の「secret base～君がくれたもの～」演奏後(中継はここまで)にメンバーが長い時間をかけて去っていく際のBGMにも使用された。メンバーが完全に去った後、観客が配布されていたサイリウムを放り投げ始めてサイリウムの雨が降り注ぐという見た目キレイな光景が広がったが明らかにマナー違反行為だったためDVDではこの前に映像を終わらせてカットされてしまった。ちなみに筆者は投げていない。これ明らかに「glory colors～風のトビラ～」の紙ヒコーキよりアリーナの人たちサイリウム爆撃喰らって痛くね？と躊躇したのが理由。あとせっかくもらったんだから持って帰りたかった。
★★★☆☆
1stアルバム『Z』
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