10th H・A・N・A・B・I~君がいた夏~

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10th H・A・N・A・B・I~君がいた夏~

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03年7月30日
10万枚限定生産シングル。普通のマキシシングル仕様となっていて豪華な装飾も特典も何もなかったが、一応CDレーベルがピクチャーレーベル仕様(メンバー写真)にはなっていた。またPCドライブにセットした状態で特設サイトにアクセスするとスペシャルコンテンツが楽しめるというConnectD仕様にもなっていた。

レーベルゲートCDは一応建前上はPC再生用の音源が別に収録されているというものなので、PC使用禁止ではないものだったが、PCドライブに入れるとコピーコントロール仕様の方が強く影響してきて(精度はザルで普通に突破できるとはいえ)ドガドガと怪音を発しながらディスクを読み込んでいくため明らかにドライブに負担がかかりまくる代物であった。実際翌04年の間にPCドライブ1台壊れてPCごと買い換える事になった。

10万枚限定に対してO社の数字は7万台であったが、品薄にもならず、大量に余る事も無くちょうどいい感じであった。生産枚数を大体普段の売上と同じくらいにしてどれだけコストに影響が出るかの実験でもしていたのだろうか…。

限定生産だったせいで今作のみレーベルゲートCD2に進化した際の再発も廃止後に通常のCDで再発した際もスルーされてしまったため、最初のレーベルゲートCD盤しか存在しない

H・A・N・A・B・I~君がいた夏~

作詞作曲:町田紀彦、編曲:ha-j
アップテンポで切ないメロディーの新たな夏の名曲。個人的にZONE史上1,2を争う名曲だと思う。畳みかけるようなサビの掛け合いがたまらなく、サビ部分でのソロパート回しで各々のボーカルに磨きがかかりまくっているのも聞きどころ。主にMIYUとTAKAYOがメインボーカルだが、2番サビではMAIKOとMIZUHOが交互に歌う編成となり、この時のMAIKOの”もう嫌だよこんな気持ち”のパートを歌うキレッキレの泣きのボーカルがたまらない。ライブだとさらにCD音源を越えていて素晴らしかった。

TOMOKA加入後の04年の夏のツアーではパート変更はされずにMAIKOの”もう嫌だよこんな気持ち”のパートが聞けたと記憶しているが、最後の武道館ライブでは謎にパート変更されていて、AメロはMIYU、BメロはTOMOKA、サビは全てMIYU+3人のうちの誰かという構成に変更されていたため、MAIKOの出番もサビ後半部のみ、”もう嫌だよ”の部分はMIYUになってしまっていたのは残念だった。

MVは神社を舞台にした浴衣姿のメンバーと花火、祭りの様子と少女時代のメンバー4人(子役起用)というノスタルジックな日本の夏模様のロケ映像と、境内風のセットで円になってバンド演奏するスタジオセットでの演奏シーンを組み合わせたもの。曲に全力で合わせにいった内容で浴衣姿のメンバーも日本の夏も演奏の熱さも体感できるベストオブベストなMVだ。前作も捨てがたいが個人的には今作が最強MV
★★★★★
3rdアルバム『N
1stベスト『E~Complete A side Singles~
トリビュート+3rdベスト『ZONEトリビュート~君がくれたもの~』DISC-2(期間限定生産盤)-original best side-

C/W H・A・N・A・B・I~君がいた夏~ Ocean Version

作詞作曲:町田紀彦、編曲:Ocean Born
TAKAYO Ocean VersionMIYU Ocean VersionMAIKO Ocean VersionMIZUHO Ocean Versionソロ4バージョン収録。今バージョンのカラオケは収録されていない。

編曲のOcean Born=鶴田海生で名前の海生を英語にしたペンネーム。TOKIOでは「JUMBO」と呼ばれていた男である(鶴田といえばプロレスラーのジャンボ鶴田→鶴田海生が作詞作曲した曲がそのまま「JUMBO」というタイトルになる→「JUMBO」はライブ定番として後期まで残る人気曲になった)。

ゆったりまったりと改変されたアコースティックバージョンだが、なんとメンバーソロで4連発。原曲4分20秒に対して6分の長尺となっていてとにかくまったりしすぎ。正直ソロ4連発やるなら1コーラス+繰り返しサビくらいのショートサイズにした方が良かったんじゃないかというくらいとにかくかったるい。

アレンジ自体は全く同じだが、収録時間が微妙に数秒程度ズレているのは、冒頭で導入されている夏の自然環境音(風や雷や風鈴の音など)のSEが4人それぞれ異なるため。

とはいえメンバー4人それぞれがかなり感情を込めたいつもとは違うアプローチで切なさを存分に表現しているため、そんな各々のボーカルを堪能できるという点ではかなり面白く、他では聞けないようなボーカルが聞ける。さすがの表現力を聞かせてくれるTAKAYO、MIYUに対して今バージョンではボーカル的にはいつも4番手で本人も苦手意識があるというMIZUHOが思いがけずに新たな一面を聞かせてくれる。ボーカルMIZUHOけっこういいじゃんと見直した人も多かったと思う。

一方でMAIKOはあまり何も考えずに歌ってしまい、後でメンバーのボーカルを聞いて自分は失敗したなと後に振り返っている。MAIKOらしい柔らかい雰囲気ではあるし、実際MAIKOらしいと言われたらしいが本人曰く他のメンバーのを聞く限り、MAIKOらしいねではダメだったと。確かにMAIKOらしくはあるが、あまり考えてなさそうというか歌い方がフラフラしていてどう歌うか定まっていない感じもしなくもない。

『ura E』では通常時の制作同様にソロで歌ったバージョンをスタッフがセレクトして4人のソロを繋いでいく再編集したバージョンで初収録された。
★★★☆☆
各ソロバージョンアルバム未収録
2ndベスト『ura E~Complete B side Melodies~』(4人のソロを繋いで合体させた編集バージョン)

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