安全地帯 ALL TIME BEST「35」~35th Anniversary Tour 2017~

2017年11月23、24日に日本武道館2daysで開催された「安全地帯 ALL TIME BEST「35」~35th Anniversary Tour 2017~」の2日目となる11月24日公演に行ってきた。

ていうか最近会場内撮影禁止と書いてあるのに余裕で開演前のステージをカッシャカッシャみんな撮ってSNSに挙げてるんだけどこれってOKなの?黙認状態のルール違反なの?

ユーミン、REBECCA、TUBE、安全地帯と今年はこの4つのライブを見に行ったわけだが、なんと今年見に行ったライブのボーカルの年齢が全部OVER 50’s WORLD!!平均56歳を越えるという個人的にも史上初の高い数字をたたき出した1年となった。例年だとDEENとMONKEY MAJIKを筆頭にしていくつかという感じだったので平均しても40歳前後くらいだったと思うんだけど今年はTUBEがデビュー同い年以外は全部生まれる前デビューの人たちだったな…。




安全地帯の活動は久しぶり

2007年に玉置浩二が体調不良で休養に入り、青田典子と結婚して2010年に安全地帯として復活して以降はしばらく安全地帯だったが2012年頃からソロ活動が再開されるようになると、安全地帯の活動は2013年のアルバム『安全地帯ⅩⅢ~The Saltmoderate Show~』とそのツアーを持って停止し、またしてもソロ活動へ移行状態となっていた。2015年には夏フェス2本に安全地帯として出演しているが、今回はそれ以来の安全地帯としてのライブとなるようだ。

春に安全地帯35周年、玉置浩二ソロ30周年を記念してシングルコレクションを同時発売。玉置浩二として全国ツアーを8月からつい先日まで行っていた

これはツアー…なのか…?

ソロのツアーを終えて間髪を入れずに始まったこの安全地帯としてのツアー。しかしこれは果たしてツアーなのだろうか

日本武道館2days+12月に香港公演、それだけである。国内、この武道館2日間だけじゃないか。

今しかない

久々の安全地帯のライブ。しかしツアーと言っておきながら国内は武道館2daysのみ。しかも香港公演を終えるとまたソロでのディナーショー、そして近年玉置浩二がハマっているオーケストラをバックに歌い上げる「ビルボードクラシックス2018カーテンコール」は来春ソロで行われる予定で、安全地帯が次いつ見れるか全く分からない今しかない!今しか!という勢いでチケット確保を目論んだところ無事当選。

日本武道館フル解放

日本武道館は本気を出すと360度客席にすることができる。まあステージをど真ん中にしてアリーナ席も360度にしてしまうと、武道館ど真ん中下に楽屋に通じる秘密の地下通路なんてたぶん無いのでアリーナ席の隙間を縫って演奏者がステージに上がらないといけなくてけっこう特殊な例になるので、主に北、北東、北西はステージになっていることが多いんだけど、背後を壁にせずになるべくスケルトンな感じにセットを組めば、まあほぼ後姿を拝むことにはなるが、ステージ背後も開放可能。今回はそのフル解放であった。フル解放を見たのは槇原敬之のcELEBRATIONライブとTHE BOOMの解散ライブ以来だ。この見た目はやはりすさまじい。

今回の席は南東寄り東の前の方だったが、この位置は近年のDEENがギリギリ使用している最終ラインである。DEENにおいては既に東西は10数名しか立ち入れないレア席と化しているので、DEENで毎年武道館にきていてもこの角度でライブを見ることはまずない。そういう意味では先日のREBECCAも本日も貴重な位置である。ていうか本当にいつも東か南東ばっかりなのは何故だ…。

この位置、メンバーの顔が微妙に判別できない距離感で、しかし用意されたスクリーンは南向け、そして東西の上部向けだったので、スクリーンもほとんど見えない…というメンバーの表情をはっきり見るには難しい位置だった。

セットリスト

0.DJ TIME
1.ワインレッドの心
2.デリカシー
3.1991年からの警告
4.Lonely Far
5.熱視線
6.好きさ
7.プラトニック>DANCE
8.蒼いバラ
9.月に濡れたふたり
10.恋の予感
11.碧い瞳のエリス
12.Friend
13.夕暮れ(ワタユタケ)
14.夢のつづき
15.遠くへ
16.銀色のピストル
17.情熱
18.真夜中すぎの恋
19.じれったい
20.悲しみにさよなら
21.ひとりぼっちのエール
22.あなたに

アンコール
23.I LOVE YOUからはじめよう
24.あの頃へ

いきなりワインレッド

冒頭はメンバーは登場せずにサポートメンバーだけ先に登場。キーボード、チェロ、ホーン、DJ、パーカッションがサポートで、DJプレイとパーカッション乱打をメインとした長い前奏が繰り広げられた。何故にDJが…?という疑問はあったし、この前奏では物凄くスクラッチしまくっているのも聞こえたものの、これ以外にDJプレイが目立っていた場面がほとんど無かったのでどの音を出しているのかわりかし終始謎だった。

そしてちょっとこの前奏長すぎね?と思い始めた頃にメンバーが登場。いきなり最大のヒット曲「ワインレッドの心」を披露。以降も休止前の人気全盛期、80年代の楽曲を盛り込んだ文字通りのベストヒットナンバーを次々披露。

やはりそうなるか…とは思ったが02~03年の曲は無いし、10年の復活以降の曲も復活第1弾の「蒼いバラ」のみ。個人的には02年以降の曲の方が好きだったので今世紀が「蒼いバラ」だけはちょっと寂しかった。

またいかんせん80年代の曲は大半がしっとりバラードなので、開始間もなく終盤まではバラード連発。アリーナ席以外の観客は終始着席モードになっていたので正直けっこうウトウトしてきてしまった。

「情熱」辺りからようやくアッパーな曲で盛り上がり、目も覚めてきたが、ここでもアリーナ以外は着席モードのままで、アンコールでガツンと「I LOVE YOUからはじめよう」が始まったところでようやくアリーナ以外も立ち上がって盛り上がった(といっても3割くらいは座ったままだったが)。

少々眠くなる流れではあったが、演奏も歌唱も圧巻。どうしても直接見るまでは安全地帯の玉置浩二以外のメンバーというのはバックバンドっぽく思えてしまうところだが、特にギター2人(矢萩・武沢)はプレイヤーとしても魅せる場面が多かった。ギターソロとかけっこう派手に弾いていた。

「夕暮れ(ワタユタケ)」というのはこのギター2人のユニットの曲で、今回は玉置浩二だけが引っ込んで残りのメンバーで演奏するというスタイルだった。

圧巻の玉置浩二

玉置浩二の歌唱は衰え知らずで圧巻。最初の「ワインレッドの心」こそ若干のずらし歌唱をしていたが、以降はほぼ当時のままの歌い方というかCDより格段に迫力のある歌声を終始全開で披露していて改めて素晴らしいボーカリストだなと思った。今のところ安全地帯として最新のライブ盤である2010年のやつはけっこうボーカルがボッロボロだったので(ほとんどズラし歌唱&シャウトスタイルというガラガラ声状態)、2015年のソロのライブ盤はかなり圧巻だったとはいえ、ドタキャンのイメージもあったので正直どうなるのかなと思っていたけど、いやはや圧巻としか言いようがない

帰ってから『ALL TIME BEST』で数曲聞きなおしたんだけど当時よりも今の方が圧倒的で、CD音源が何だか激しく物足りなく感じてしまった。

見た目は白髪&長髪というもう少し髪形を変えると『ビーチボーイズ』の頃のマイク眞木になりそうな髪の長さになってきていた。立ち振る舞いは年を取ってもやたらと色気があってカッコいい。時期によって精神状態や見た目に予想不可能な変化が生じてもなんだかんだ支持する声が絶えないのも納得のカッコよさ。

まさかのMC一切なし

しかし曲間の間は多少あっても一向に喋り出す気配が無い。挨拶すらせずにひたすら曲を披露していく。一見ストイックな感じだが、メンバーは適宜背後の観客の方に向かっていったり、煽ったり、笑顔を見せたりと実に楽しそう。ストイックに演奏しているだけではないリラックスした表情を見せながらも…しかし喋らない

いや喋らない…まだ喋らない…全然喋らない…やっぱり喋らない…と全く喋らないままにあれ?もう終わるんじゃね?という時間帯になってきてようやく喋ったと思ったら、単なるメンバー紹介のみ(玉置浩二の紹介だけ武沢が担当)。本当にメンバー紹介しただけで、最後にありがとうと叫んだりはしていたが、マイクを通しての歌とコーラス以外の喋りはこのメンバーの担当楽器と名前を言っただけであった。MCといえばMCだが、メンバー紹介をMCとするかしないかで考えると単に紹介しただけでそれ以外のコメントが何も無いのでMCとしないのであればMC無しである。

久々のライブだし35周年だし、もう一言二言聞きたかった気もするがあくまで演奏で聞かせるということなんだろう。最後はメンバー同士抱き合ったり、肩組んだりと、仲よさげな様子も見せていたので安心感はあった。これでメンバー終始ストイックに演奏に徹し、ほとんど笑顔も見せず、一定の距離感を保ったまま去っていくとかだったらちょっと心配になるしな…。

MCが無いことでアンコールが若干変わった感じになっていて、まず再度出てくるのが異様に早かった。ほとんどコールしてない。そして「I LOVE YOUからはじめよう」が終わって喋らないままに揃って出てきて挨拶したのでこれで完全終了かと思いきや、また持ち場に戻り始めて「あの頃へ」を演奏。これが終わって去っていくとまだ何かあるかのように照明が明るくならない。しかしこれはアンコール待ちの体制ではなく、単にメンバーが去ってどんどん照明が消えていくという演出だったらしく、完全に真っ暗になったと思ったら一転して明るくなり「本日の公演は全て終了しました」アナウンス。ややこし。

そして規制退場大渋滞

終わったので即出ていこうと思ったら規制退場で止められてしまった。わずか半歩前より先を走っていた先行者達は止められる前にいち早く脱出に成功していたので時間にしてわずか1秒に満たないあと1歩の差が先行者たちと我々止められし先頭者たちの明暗を分けた

これが360度フル解放の代償、規制退場である。といってもTHE BOOMも槇原敬之もそんなんやっていた記憶が無く自由退場で普通に退場できた記憶があるが…。

我らが東サイドはかなり終盤の退場を余儀なくされ、その場で20分止められてしまった。しかもこの規制退場、規制したことで混雑が緩和されるのかと思ったらその真逆でようやく規制が解かれて会場を出たらなんのために規制したんだという勢いで武道館を降りる前にもう超渋滞

ようやく階段を降りて渋滞しながらも進んでいくと狭くなる門をくぐるので超渋滞、もう1つ狭くなる門をくぐるので超渋滞敷地を出るまで大渋滞、一般人通行用の規制もろくに出来ていない歩道全広がりの大渋滞。最近全然渋滞しないDEENでさえ一般人通行路確保のためにロープ張って規制したりしているのに会場から出すところだけ時間差で念入りにやっといて道路全広がりを規制しないなんてなんだかなぁ…。規制作戦失敗してないか。

本来もっと足早に会場を去っていくつもりだった人たちまで規制して止めてしまってゆったり動かした結果か、本来会場出口の段階で大渋滞になって、武道館の階段付近が詰まるも、そこで詰まっていればそこを抜けて以降は人が少なく駅まで適度にバラけるはずだったところを規制退場により絶え間なく一定数を外へ放出し続けた結果か、いずれにせよ規制退場のせいで結局先を詰まらせて大渋滞を引き起こしてしまったのでは規制した意味が無い…。武道館から駅までに45分も費やしたのは初めてだった。

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