2001年 Other Works(Dreams of Asia J.V,For You,Bridge~愛の言葉 愛の力~)

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2001年 Other Works

ライブツアーをやらず、声変わりの過渡期になっていた2001年。その変化を辿る池森ボーカルゲスト参加曲、ソロ&DEENでのコンピ盤参加曲も取り上げてみた。

Dreams of Asia J.V

From TUBE『Soul Surfin’ Crew
01年7月18日
TUBEに池森秀一ソロでゲストボーカルとして参加。リリース順としてはSHU「ANOTHER LIFE」(5月)→『Ballads in Blue The greatest hits of DEEN』(6月)、そして今作(7月)となんだかんだ3ヶ月連続で新曲/参加曲が出ていた事になる。

曲についてはTUBE過去曲回顧の時に触れている。当時のTUBE前田亘輝のキーの高さに合わせているのでAメロの時点で既にけっこうきつめの高音で正直声量の差が出てしまっているのは否めない。1番と2番でパートチェンジもしているがサビの最高音部分は高すぎるので一貫して主メロ前田になっており、ハ森ハモりに回っている。2010年代以降は前田さんのキーが徐々に下がっており、特に近年はかなり低くなっている一方で池森さんは原曲キーを取り戻したので最高音が逆転している可能性も高く、改めてコラボすれば双方同意でキーを下げた上でもう少し対等な声量でデュエットできるんじゃないかと思ったりもする。

TUBE 35年で61シングル回顧+4~2000-2005~
TUBE 35周年シングル回顧+4~2000-2005~99年頃からトップ10落ちすることも多くなってきていたが、ベスト盤ブームの中でまだ新たなシングルが10曲も溜まっていない中で15周年にも合わせて早めのリリースとなった『TUBEstⅢ』

For You/SHU & Position

B00DZN76HY
2001年10月24日
From 『PROJECT 2002″The Monsters”

作詞:SHU,Yang-Jaesun、作編曲:Kim-Hyungsuk
SHU名義での楽曲でシングル『ANOTHER LIFE』以外に存在するもう1曲。韓国シンガーとのデュエット。日本の曲のカバーを韓国でヒットさせていて韓国ではかなり有名なシンガーでこの5年後の2006年には本格的に日本での活動も行っていたらしい。

「ANOTHER LIFE」同様にこれまたKim-Hyungsukの曲。裏声駆使までは行かないDEEN版の方の「ANOTHER LIFE」に近い系統の歌い上げるバラード。SHUの声は「Dreams of Asia J.V」でのボーカルと同じで、以前よりも薄めの声で歌い上げているような感じ。1番は日本語でSHU、2番はハングルでPositionが歌唱し、Cメロは順番に歌い、英語詞部分で初めて2人で歌唱すると最後のサビでは日本語とハングルを同時歌唱したり、言語を一時交換してSHUがカタコトのハングルPositionがカタコトの日本語を歌ったりと感動の(?)歌の日韓コラボが全面展開する。

というのもこのコンピ盤、基本的に日韓それぞれの歌手がそれぞれの持ち歌を収録しているだけなので、コラボレーションしているのはこの曲とTUBE&Shin-Seunghun「Dreams of Asia」だけ。この「Dreams of Asia」は上記の「Dreams of Asia J.V」の一部をハングルに書き換えてShin-Seunghunとデュエットしたもの。DEEN、TUBEが韓国コラボを通して絡み合っていた。

曲自体は日韓コラボの感動を差し引くとオーソドックスな韓流バラードといった装いの1曲。バラードではKim-Hyungsukの手腕は確かだったと思うんだけど…。
★★★☆☆

Bridge~愛の言葉 愛の力~

B00DZN76HY
2001年10月24日
From 『PROJECT 2002″The Monsters”

作詞:池森秀一、作編曲:Kim-Hyungsuk
こちらはDEENとしての楽曲。このコンピ盤、韓国サイドがどうなのかは分からないが日本サイドから新曲を収録したのはDEENとSHUだけで、こちらはDEENにKim-Hyungsukが提供したという形でのコラボ。新曲を用意したのは唯一、韓国とコラボしたのはTUBEとDEENだけとなるとこの時のDEENはなんでそんなに積極的だったのか…。

バラードでは王道的な曲を提供していたKim-Hyungsukだったが、アップテンポの今作は…何とも形容しがたい奇妙なノリ。最早ジャンル不明、国籍不明で他に似たような曲を聞いたことが無いような異色の1曲。サビはリフレインするメロディーとそれに呼応するメロディーとの1人掛け合いみたいになっていて、ライブで再現不可能(頑張れば息継ぎ無視で行けるかもしれないが)。そのサビの”愛の言葉 愛の力に触れたみたい”が新手のお経みたいななんとも奇怪な印象を受けるメロディーな上に、アレンジもメチャクチャヘンテコでなぁ…。ヘンテコすぎてインパクトは凄いんだけど…。

DEENサイドとしては翌2002年のアルバム『pray』にBoogie woogie Styleとしてリメイクして収録した。そっちを最初に聞いたのでそれでもヘンテコだったが、実はBoogie woogie Styleはかなりブラッシュアップしたリアレンジだった。オリジナルであるKim-Hyungsuk編曲のこのバージョンではリズム隊が打ち込みでしかもかなりスッカスカで軽い。足元がお留守のようなしょぼい打ち込みリズムのため、恐ろしく安っぽく聞こえてしまった。『pray』にそのまま入れていたら浮きまくっていたので作り直したくなったのが率直に良く分かる…。
★★★☆☆
オリジナルバージョンはDEEN作品未収録
5thアルバム『pray』(Boogie woogie Style)

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