2ndAl I wish

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2ndAl I wish

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1996年9月9日
シングル「SUNSHINE ON SUMMER TIME」「素顔で笑っていたい」に続く3ヶ月連続リリース。2年ぶりのアルバムとなり、シングルが大量に溜まっていたが、前作での「翼を広げて」に続いて今作では唯一の1位獲得シングルだった「未来のために」だけ未収録

初動36.7万枚を叩き出すなどさすがに前作の勢いはなかったものの半ベスト的な内容もあってか、後半にかけて売上が落ちている中でもこの期間の全てのシングルを上回る売上を記録した。hitomiが38.3万枚でわずかに及ばずの初登場2位だったが最終的に累計60万枚を突破している。

1.LOVE FOREVER

8thSg LOVE FOREVER/少年
8thSg LOVE FOREVER/少年 1995年12月11日 半年ぶりのシングル。初の両A面仕様で、背文字部分もしっかり「LOVE FOREVER/少年」表記、表が「LOVE FOREVER」、裏が「少年」仕様とちゃんと両面表記になっ...

2.SUNSHINE ON SUMMER TIME

10thSg SUNSHINE ON SUMMER TIME
10thSg SUNSHINE ON SUMMER TIME 1996年7月1日 3ヵ月ぶりのシングル。今作で一気に売上を落とし、初登場10位といきなりトップ10ギリギリになった。初動7.1万枚だったのでやや運が悪かったとも言えるが、2週目...

3.Teenage dream

6thSg Teenage dream
5thSg Teenage dream 1995年3月27日 9ヵ月ぶりのシングル。アルバム『DEEN』からでも半年ぶり。 池森秀一、山根公路、田川伸治、宇津本直紀の4人組で固定して初めてのシングルとなり、「永遠をあずけてくれ」でのローマ字...

4.ひとりじゃない

9thSg ひとりじゃない
9thSg ひとりじゃない 1996年4月15日 4ヶ月ぶりのシングル。初のアニメタイアップとなり、表ジャケットはまたもこの角度か!というような横森(横顔池森)単独写真で裏ジャケは『ドラゴンボールGT』仕様。孫悟空、パン、トランクスというG...

5.Sha・la・la・la~I wish~

作詞作曲:池森秀一、編曲:DEEN
C/Wの「Dancin’alone」に続いて編曲までDEEN名義の完全自作曲がアルバムには2曲収録されていてそのうちの1曲。いずれもManipuraterとして古井弘人がしれっとクレジットされているので古井弘人も第5のメンバーのようにサポート的に参加していたようだ。ノリのいいダンス系だが、これまでの黒森色(?)が薄めで明るくてポップな印象が先に来る。この頃にはだいぶDEENのカラーに合わせてきている感じもあるが、これもデビュー前のストックの手直しらしい。シングル4曲の後となると分が悪く、やはりちょっとアルバム曲になるとシングルとは違くない?という感じも最初はした。ラブソングではなくライフソング的な内容になっているが日常の中でポジティブな気持ちを引き出してくれる明るさがある。

フルPVが制作された。なんかストリートダンサー陣とDEENが意気投合して一緒に演奏するみたいな謎の展開で曲中では踊森(踊る池森)を見る事も出来る。2000年のBreak5ツアーでもダンサーと一緒に踊った映像が残されているとはいえ、ダンス好きだったのかな?くらいで良く分からなかったが後年になってデビューしてからしばらくダンスレッスンにも通っていた事を明かしている。その成果を初見せしたという事だったのかもしれない。

振付というほどではないがサビで手を振るのが定番となっていて、振付路線に走る前からお決まりがあった曲の1つ。1999年横浜アリーナのライブ映像が1番印象が強いが、振付導入路線が始まった2009年武道館の後半メドレー(Special Groovin’ Medley)で登場した時に久々に聞いてなるほど今後こういう路線かと思ったのは記憶している。
★★★☆☆

6.果てない世界へ

作詞:池森秀一、作曲:山根公路、編曲:池田大介
新曲の中では最もシングル曲っぽいアップテンポなポップチューン。割とバンドも躍動しているのだがブラスサウンドが派手に彩る。「Sha・la・la・la~I wish~」以上にもっと気合を入れて前へ走り出していこうという前向きさに満ちた楽曲。君と僕の2人で共に行こうというラブソングの体裁を取っているが(“ふたりの場所を探すために”という歌い出し)、それ以外はほとんど主人公と聞き手、つまりみんなへ向けてのメッセージソング的な内容。これと3rdアルバムの「眠ったままの情熱」はテーマも似ているが、10代の頃は受験勉強の景気づけに良く聞いていた。

今作もフルPVが制作された。また1999年横浜アリーナではアンコール1曲目にてステージで演奏するメンバーに対して池森さんが別の場所から登場してアリーナ席ど真ん中の離れ小島のような小ステージで歌唱、終盤に客席を駆け抜けてステージに戻ってくるという広さを生かした派手なパフォーマンスで印象深い1曲となった。この音源が『ALL TIME LIVE BEST』に収録されている(DVDでは池森登場時のイントロ部分はステージ外で待機している池森側からのメイキング音声になっているのでCDとは異なる)。声変わり以降AOR期にかけてはライブで消えていたが、2007年のBreak11の最終公演Wアンコールで追加演奏されて以降、キー下げ時代にも盛り上げどころで時々演奏されていてこのアルバムの中でも代表的な1曲になっていると思う。
★★★★☆
2ndライブアルバム『ALL TIME LIVE BEST』(Live/1999年横浜アリーナ)

7.素顔で笑っていたい

11thSg 素顔で笑っていたい
11thSg 素顔で笑っていたい 1996年8月5日 前作から1ヶ月での連続リリースでさらに1ヶ月後に控えていた2ndアルバム『I wish』の先行シングルでもあった。3作連続での横森ジャケットとなったが今作では反対向き(左向き)になったの...

8.Crazy for you

作詞:池森秀一、作曲:宇津本直紀、編曲:池田大介
歌謡曲風味のロックナンバー。君への止めらない思いが溢れ出すような力強く情熱的なサビが印象的。相変わらずブラスの音色が彩っているがこのアルバムの中ではギターも聞こえる方か。明るいアップテンポと王道バラードが並ぶ新曲群の中ではいいアクセントになっている立ち位置の楽曲。
★★★☆☆

9.君の心に帰りたい

作詞:池森秀一、作曲:山根公路、編曲:古井弘人
「思いきり 笑って」に続くアルバムでの王道バラード枠。王道を持ってくるのはやはりリーダー山根公路。必殺の良メロが冴え渡る渾身の1曲。最初に聞いた時に真っ先に名曲だと思ったのはこの曲だったが…王道ゆえにしばらくすると飽きてきてしまい他の曲の方が面白味が見えてきたのでわざわざかいつまんで聞く曲ではなくなってしまった。

雨の中の大失恋を描いており”孤独(ひとり)に負けた君 僕には責める事はできない”とあるように半年の遠距離恋愛の末に別れる事になってしまったという設定のようだ。1番と2番のサビ頭はタイトルと同じだが、最後のサビでは”もう昨日の君に帰れない”と現実を受け入れ、前を向こうとして終わるので沈みっぱなしではないところには救いの光も見える。

ファン人気が非常に高く、『Ballads in Blue』投票では「夢であるように」「このまま君だけを奪い去りたい」といった筆頭有名シングル2曲に続く3位という高順位を記録した。しかしライブではあまりやらないので『ALL TIME LIVE BEST』投票時は2008年のBreak13のアコースティックコーナーで披露した音源1択という状況だったがそんな中でも当選・収録された。『Ballads in Love』でも10曲の枠の中に当選しているので長年ずっと人気の高い曲である事が伺える。
★★★☆☆
2nd(1stバラード)ベスト『Ballads in Blue The greatest hits of DEEN
2ndライブアルバム『ALL TIME LIVE BEST』(Live/2008年Break13 ZEPP TOKYO)
6thベスト『DEENAGE MEMORY
8th(ラブソングセルフカバー)ベスト『Ballads in Love The greatest love songs of DEEN』(Ballads in Love Ver.)
8th(ラブソングセルフカバー)ベスト初回盤DISC-2『Premium Instrumental Album』(featuring 下川美帆)(Instrumental)

10.ありったけの笑顔

作詞:池森秀一、作曲:宇津本直紀、編曲:DEEN
コーラスワークを重視したアコースティックナンバー。海の向こう=海外での仕事のために離れ離れになる寂しさを乗り越えて笑顔で送り出そうとする暖かみのあるお別れソング。「君の心に帰りたい」の後にこの曲を配置したのは、配置が逆だと今作で前向きに別れたのに半年後に寂しさに負けた君が浮気して別れる事になった…となんだか変にストーリーが繋がってしまうためか…。

冒頭の”大通り公園”は地元北海道札幌の大通公園をイメージして公言していた。またコーラスワークに注力しているが元々はアカペラに挑もうとしていたらしく、次回作「A day in my life」で実現したともどこかで語っていたような…。派手なバラードとバラードの間に挟まれた箸休め的なポジションの曲ではあるが(1コーラス+Bメロ+サビと短い)、シンプルな雰囲気とメロディーの良さに引き込まれる。個人的に隠れ名曲な1曲。

『Ballads in Blue』では21位落選。アコースティックコーナーでそのまま披露できそうな曲だがほとんどやっていない。2008年のBreak 12で日替わりアコースティックコーナー曲として披露した音源のみが付属のCDに収録されたのが初出のライブ音源だった。2010年に映像化されたBreak2で原曲キーで披露したライブ映像が蔵出しされ、その後は2014年マニアックナイトW(‘0’)W、2017年のBreak20のBest of マニアックナイト…と正統派のマニアック枠楽曲となっている。
★★★★☆

11.少年

8thSg LOVE FOREVER/少年
8thSg LOVE FOREVER/少年 1995年12月11日 半年ぶりのシングル。初の両A面仕様で、背文字部分もしっかり「LOVE FOREVER/少年」表記、表が「LOVE FOREVER」、裏が「少年」仕様とちゃんと両面表記になっ...

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