9thSg ひとりじゃない

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9thSg ひとりじゃない

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1996年4月15日
4ヶ月ぶりのシングル。初のアニメタイアップとなり、表ジャケットはまたもこの角度か!というような横森(横顔池森)単独写真で裏ジャケは『ドラゴンボールGT』仕様。孫悟空、パン、トランクスというGT初期のメインキャラ3人が描かれている。中の歌詞カード部分にはメンバー4人での写真も掲載されている。

初動は12.5万枚に回復して初登場3位を記録。新譜が多く2週目に13位まで落とすも3週目は12位浮上→4週目14位と粘り、最終的に35万枚を越える売上を記録した。結果的にシングルで最後のトップ3、30万越えのヒット作となる。1995年後半の落ち込みや、この後さらに落ち込んだことからもOPのFIELD OF VIEW同様にGTタイアップ効果で高く出ていたと思われる。

ひとりじゃない

作詞:池森秀一 、作曲:織田哲郎 、編曲:古井弘人
アニメ『ドラゴンボールGT』初代エンディング。1~26話(2月の放送開始から10月いっぱい)まで使用された。ポカリに続いてこの時OPでFIELD OF VIEWが起用されていたことからタイアップで何となく聞いたことのある同世代以下にDEENとFIELD OF VIEWが混同されやすくなったように思う。2年ぶりの織田哲郎提供曲となったが今回は池森が作詞(アルバムでは「広い世界で君と出逢った」があった)。

ここに来てシンセ・キーボード系よりもギターを前面に出したロック調のアレンジとなりこれまでやや存在感に乏しかった田川伸治のギターがグッと前に出てきたような1曲。コンパクトながらキャッチーで爽快な1曲で『ドラゴンボールGT』を見ていて気に入りOPのFIELD OF VIEWと一緒に当時CDレンタルしてきてもらったので、DEENでは最初に聞いた1曲だった事もあって個人的に思い出深い始まり…というよりかはきっかけの曲か。当時はカセット録音だった。

サビがポジティブだし明るい曲な印象が強いがサビ以外の特に1番平メロはけっこう落ちていた心情を歌っていて、これはデビュー以降の本来目指していた方向性と異なったりなかなか実力が追いつかない現実への挫折感とそれに負けずに奮闘していた日々も反映されているように思う。池森さん本人は悟空というヒーローになったつもりで書いたとよく語っているが、『GT』の悟空って異様に子供っぽくてキャラ違うし、そもそも悟空は自分勝手に思い込んで裏目に出る事をいちいち気にする性格ではないような気がする…。2番では当時の世相を反映して“世紀末”と書いて”よのなか”と読ませているが、結果的に世紀末を飛び越えて今なお現役で歌い続けているので、そのままの読みにしなくて良かったかも。久々に歌詞を見るとそういやこの部分って“世紀末”だったのか…とちょっと遠い目になる。

実際に『GT』でOAされていたのは取り急ぎ作ったかのようなもっと雑でラフな音源でギターアレンジもまだほとんど効いていない。20周年の際に『PERFECT ALBUMS+1 20th Anniversary』のPREMIUM DISCでTV Versionとして初収録された(が、何故かエンディング部分にOAには無かった謎のシンセの締め音が入っている)。

ライブでは最定番曲となっていて、通常ツアー(Break)ではたぶん唯一の皆勤を継続しているはず。通常ツアー以外でもアコースティックアレンジも数バリエーションあるので結構な頻度で別アレンジで披露されるほか、ハワイアン風の未CD化アレンジをリゾートライブで演奏した事もあったり、スカアレンジ(SKA Style)になったりと変幻自在である。

25周年までの全音源は『発売20周年記念 『ひとりじゃない』~Always Not Alone~』にて過去に掲載。
★★★★☆
2ndアルバム『I wish
1stベスト『SINGLES+1
2ndクラシックスシングル『Classics Two SEPIA 秋桜~more & more~』(Bossa Nova Style)
3rd(セルフカバー)ベスト『The Best キセキ』(キセキ Version)
4th(クラシックス)ベスト『The Best クラシックス』(Bossa Nova Style)
5thベスト『PERFECT SINGLES+
1stライブアルバム『DEEN at 武道館~15th Anniversary Greatest Singles Live~』(Live/2008年日本武道館)
2ndライブアルバム『ALL TIME LIVE BEST』(Live/2009年Break14 ZEPP FUKUOKA)
13thアルバム『マリアージュ』DISC-2『Triangle Cover Album』(Triangle Cover Version)
BOX『PERFECT ALBUMS+1 20th Anniversary』PREMIUM DISC(TV Version)
6thベスト『DEENAGE MEMORY
16thアルバム『バタフライ』(SKA Style)
7thベスト『DEEN The Best FOREVER ~Complete Singles+~
9thベスト『DEEN The Best DX~Basic to Respect~』(Studio Live 30th Ver.)

全音源/映像解説

発売20周年記念 『ひとりじゃない』~Always Not Alone~
2016年発売20周年記念で執筆、2018年まで追記していた旧スタイル版

C/W 日曜日

作詞作曲:池森秀一、編曲:池田大介
王道バラード。前々作の「もう一度…」よりも穏やかさと温かみがあるDEENっぽいバラードとなり、ここに来て趣味嗜好よりもDEENらしい方向性の楽曲作りへと完全にシフトしてきた感がある。実際ストックではなくDEENになってから書いた曲と明言されている。春の穏やかな日差しを感じながら日曜日にじんわり聞き入りたい1曲。しかし実際には花粉でしんどかったり、4月のくせに暑かったりするので意外と浸れなかったりして…。レンタルしてきた発売当時もC/Wである今作も名曲じゃないかと思い、その後『SINGLES+1』を経てファンになっていく遠因にもなった。まあC/Wも名曲が多いのだろうとこれ以前のシングルも集めていった結果、なんか全然違う黒森ナンバー続きであれ?とはなっ

当時のFCでの人気投票で1位になったと言われており、メンバー・ファン双方がC/Wの人気曲として早くから認識していた曲のようだ。『Ballads in Blue』投票では5位となっておりリズムをR&B風に差し替えて再録音、『The Best キセキ』でもC/Wから唯一選曲されてリメイクされ、『ALL TIME LIVE BEST』ではアコースティックコーナーで披露した原曲・キセキとも異なるアコースティックバージョンのライブ音源が収録された。「DEEN LIVE JOY-Break22~All Your Request~」でも5位に入って原曲で演奏されるなど今でも高い人気がある。ただ人気を考えると収録機会は案外少ないともいえるか。
★★★★☆
2nd(1stバラード)ベスト『Ballads in Blue The greatest hits of DEEN』(Ballads in Blue style)
3rd(セルフカバー)ベスト『The Best キセキ』(キセキ Version)
1stC/Wベスト『Another Side Memories~Precious Best~
2ndライブアルバム『ALL TIME LIVE BEST』(Live/2006年Break10東京厚生年金会館)

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