干支1周を理由にB-Gram時代のセルフカバー展開を行い、この頃より15周年は大きな会場でやりたいと公言し始める。やがて日本武道館と具体的な会場名に言及するようになり、実現に向けて本格的に動き出した。後年のインタビューによると15周年は武道館でやれないかとスタッフに持ち掛けた当初は厳しいという見解だったがライブの動員が比較的好調だった事もあって押し続けたら実現に向けてどんどん動いていったようだ。
キセキでのセルフカバー以降はDEEN’s ROCKを掲げてアルバム『Diamonds』をリリースしたり、2作で止まっていたクラシックスシリーズを一気に完結させつつ初の47ツアーに挑んだりと1年ごとに方向性が異なっていた。また『Diamonds』からはこれまでのような曲ごとに豪華な外部ミュージシャンを招く事は無くなり、ライブの固定サポートのBass:宮野和也、Drums:HIDEはレコーディングでも固定化した。
- COZZY/山根公路
- 31stSg このまま君だけを奪い去りたい/翼を広げて
- 3rdBest DEEN The Best キセキ
- LIVE JOY-Break10~BEST of DEEN キセキ~
- 32nd Starting Over
- SPARK/THE SONIC TRICK
- 33rdSg ダイヤモンド
- 8thAl Diamonds
- LIVE JOY-Break11~Diamonds~
- LIVE JOY-COUNTDOWN REQUEST SPECIAL~007 大阪より愛をこめて~
- 3rdCl Classics Three PASTEL 夢の蕾
- 着うた限定 Smile Blue-47都道府県ver.-
- UNPLUGGED TOUR 2007~47都道府県でLIVE,TALK&High Touch!~
- 4thCl Classics Four BLUE Smile Blue
- 4thBest The Best クラシックス
- LIVE JOY-Break12~Road to 武道館~
- 歌になろう
- 5thBest PERFECT SINGLES+
- 15th Anniversary Live in 武道館~15年分のありがとう~
- 1st LiveAl DEEN at 武道館~15th Anniversary Greatest Singles Live~
COZZY/山根公路
2005年8月12日
FC限定発売の唯一のソロ作品。ライブのソロコーナーで自作曲を歌うようになっていてそれら未発売曲や未発表曲を6曲収録。当時FC限定販売したっきりなので現在はとっくに買えなくなっており、オークション出品を待つしか入手手段はない(中古は当時のFC会員がCD/DVDまとめて全部売り払うような状況下じゃないとまず遭遇できないと思う)。
31stSg このまま君だけを奪い去りたい/翼を広げて
2005年10月26日
3rdBest DEEN The Best キセキ
2005年11月23日
LIVE JOY-Break10~BEST of DEEN キセキ~
2006年1月14日~2月2日 全8公演
収録作品:DVD『BEST of DEEN キセキ LIVE COMPLETE』
ライブCD『ALL TIME LIVE BEST』(「TWELVE」「日曜日」ライブ音源)
セルフカバーベスト『DEEN The Best キセキ』を引っ提げてのツアー。アルバム発売直後ではなく年明けから開催された。ベスト的なツアーだったものの公演数は少なく10周年のBreak7と同じ全8本。半月程度で終了する短いツアーとなった。ライブ後半にかけてキーボードを降りて山根さんもギター演奏に回るようになったり、アンコールでは山根さんが1人で登場してトークで場を盛り上げるなど池森さんも絶賛していた「山根オモシロキャラ」が本格的に開眼し始めた。この流れが次の上海ロックスター展開へと繋がる。
キセキでのセルフカバー展開でビーイングとの権利問題が解消されたのか、このツアーのDVDは最初からフル収録で発売された。タイトルに「COMPLETE」とあるのはライブをフル収録したのは初めてだったためで完全収録されるというのが最大の売りになっていた。またこのツアーよりメイキング映像が別途長めに収録されるようにもなり、ステージ以外でのメンバーの姿も見せるようになっていった。
32nd Starting Over
2006年5月24日
SPARK/THE SONIC TRICK
2006年7月26日
田川伸治の3枚目のソロ作品。DEENサポートドラムであるHIDEこと小林秀樹(can/goo)、新人のベーシスト森口翔太と3人組インストバンドを結成してバンド名義でのリリースとなった。この名義での作品は今作限りとなり、ソロ作品自体も以後途絶え2018年DEEN脱退に至るまでソロ活動はライブのみで作品リリースは無かった。
33rdSg ダイヤモンド
2006年8月2日
8thAl Diamonds
2006年10月11日
LIVE JOY-Break11~Diamonds~
2006年12月9日~2007年1月28日 全19公演
収録作品:DVD『LIVE JOY COMPLETE 2006-2007』
『Diamonds』を引っ提げてのツアー。久々に本数が増加。Break2の18本を上回り、圧倒的本数Break5,4に続く3番目の本数を久々に更新した。DEEN’s ROCKを掲げ、ロック色の強い方向性となり、AOR期の楽曲は早くも絶滅寸前となった。
中盤頃に連続して配置されていた山根ソロ・田川ソロコーナーのうち山根ソロコーナーがアンコールへ移動。「上海ロックスター」演出がこのツアーよりスタートした。このツアーでは「上海ロックスターという男の生き様を山根公路が代弁して歌っている」と説明していて、上海ロックスター本人を名乗る次回以降とは設定が異なっていた。
DVDは前作に続いてCOMPLETEを銘打っており、さらに今回はドキュメントだけでDVD丸々1枚使用したライブ+ドキュメントの2枚組BOX仕様で発売された。移動中もメイキングカメラが回り、時にはメンバー(主に池森)自らがカメラを回してオフショットを撮影し、これまでよりもメンバーが身近に感じられるような一面をさらに打ち出している。
LIVE JOY-COUNTDOWN REQUEST SPECIAL~007 大阪より愛をこめて~
2006年12月31日 グランキューブ大阪
収録作品:なし
Break11は年内は12月24日、年明けは1月5日から再開しているが、この公演はBreak11の7公演目と8公演目の間に開催されるという後にも先にも例がないツアー途中に開催されたツアーとは別のカウントダウンライブ。REQUEST SPECIALとあるように事前にリクエストを募ってセットリストに反映させているが、さすがにツアー途中にまるっきり違うセットリストでライブをやるという事ではなく、Break11のセットリストを基にして、5,6曲をリクエスト上位曲と入れ替えるという構成だった模様。
サブタイトルはジェームズ・ボンドシリーズの邦題の1つ『007/ロシアより愛をこめて』のパロディであるが、2007年にひっかけて拝借したものと思われる。
3rdCl Classics Three PASTEL 夢の蕾
2007年4月25日
着うた限定 Smile Blue-47都道府県ver.-
2007年7月28日(レコチョク着うた限定)
UNPLUGGED TOUR 2007~47都道府県でLIVE,TALK&High Touch!~
2007年8月4日~10月21日 全48公演
収録作品:4thBest『The Best クラシックス』初回盤DVD(先行して2曲収録)
DVD『LIVE JOY 2007-2008 JAPAN ROAD 47+6』DISC-1
『LIVE JOY 2007-2008 JAPAN ROAD 47+6』SPECIAL DISC CD(「夏の終わりのひとりごと」「Not Far From Freedom」)
初の47都道府県ツアー。北海道は小樽と札幌で開催したため全48公演となる。2008年15周年で日本武道館公演を行う事が決定。武道館には全国から来てもらう事になるのでその前年にDEENから会いに行くという主旨で開催された。演奏はメンバー3人のみのアコースティック編成だが簡易なリズムマシーンが使用されている。会場は数百人以下の規模の小さな会場で行われた。ツアーが始まる前に沖縄でMV撮影した「Smile Blue」をテーマソングにして時にはメンバー自らが運転しながらミニバンで全国を回り、最終地点で再び沖縄に戻ってくるという流れ。タイトル通り、トークと退場時のメンバーとのハイタッチもついてきたので曲数は10曲と少ない。うち6曲は固定、残り4曲が日替わり枠で実に30曲近く入れ替えていた模様。
DVDは全国を回るドキュメント映像と合わせた内容になっていて品川教会グローリア・チャペル(東京)と桜坂セントラル(沖縄)の2公演から8曲が映像化されている。付属CDには山根ソロ「夏の終わりのひとりごと」、田川ソロ「Not Far From Freedom」といった正規未発売曲のライブ音源を収録。
次回2012年開催直前のMTVにより”UNPLUGGED”が商標登録されてた問題に伴い(それまでみんな気にせずUNPLUGGEDを使っていたが2012年に内々で何らかのクレームが出た?)、公式サイトが緊急で書き換えられ、今ツアーは「Summer Resort Live ’07」とまだ開始されてないリゾートライブシリーズに変えられてしまった。リゾートでもなんでもなく、何故こんな書き換えをしたのか謎だが、相当焦っていた事が伺える。「和音ツアー」は略称として呼ばれることがあるが、このツアーは「ヨンナナ」「47都道府県ツアー」が主な略称となっており、以後回数を重ねてからは「最初の」とか「2007年の」が加わるくらいで、メンバーもファンもリゾートライブと呼ぶことは当然皆無である。
4thCl Classics Four BLUE Smile Blue
2007年8月22日
4thBest The Best クラシックス
2007年12月19日
LIVE JOY-Break12~Road to 武道館~
2008年1月12日~2月11日 全9公演
収録作品:DVD『LIVE JOY 2007-2008 JAPAN ROAD 47+6』DISC-2
ライブCD『ALL TIME LIVE BEST』(「広い世界で君と出逢った」「Smile Blue feat.押尾コータロー」ライブ音源)
6月に控える初の日本武道館公演を前にして前哨戦として開催されたツアー。全国6ヵ所全てZeepで行われた(大阪・愛知・東京が2days)。前年からクラシックスシングル2作とそのベスト盤しか出ておらず、新作オリジナルアルバムを引っ提げてのツアーではないため、割とベスト的な選曲となっている。「夢の蕾」が何故か演奏されず、これにより一応シングル表題曲なのに1度もオリジナルアレンジフルサイズで披露された事が無いままになるという憂い目に…。2月10日Zepp Tokyo公演に矢野沙織、11日Zepp Tokyo公演に押尾コータローがゲスト出演。
映像化されたのは11日公演。「白い記憶」は矢野沙織抜きで演奏された映像が本編に収録され、エンディングにゲスト出演時の10日公演の映像が使用されている。また付属CDには10日公演のアコースティックコーナーから「Teenage dream」「ありったけの笑顔」のライブ音源を収録。
歌になろう
2008年5月21日(DVD『LIVE JOY 2007-2008 JAPAN ROAD 47+6』SPECIAL DISC)
5thBest PERFECT SINGLES+
2008年6月4日
15th Anniversary Live in 武道館~15年分のありがとう~
2008年6月8日 日本武道館
収録作品:ライブCD『DEEN at 武道館~15th Anniversary Greatest Singles Live~』(9曲+前半バラードメドレー)
DVD/Blu-ray『DEEN at 武道館 NO CUT 15TH ANNIVERSARY PERFECT SINGLES LIVE』
ライブCD『ALL TIME LIVE BEST』(「翼を広げて」「MY LOVE」)
初の日本武道館ライブ。一夜限りとして開催され、LIVE JOYを冠していない。メンバーもファンも本当に一夜限りの夢のステージとして武道館に集っていたが、ライブ終盤テンションの上がった池森が毎年やろうと宣言した事で以後恒例化した。メドレーを駆使して全オリジナルシングル(カバー、セルフカバー、クラシックスを除く)を演奏した(4thクラシックス「Smile blue」は47ツアーテーマ曲だったので特別枠(?)で演奏)。
ライブ当日に封入されていたチラシではモバイル投票によるライブCD化が告知されていた。ライブCD『DEEN at 武道館~15th Anniversary Greatest Singles Live~』の特典DVDにはダイジェスト映像も収録されていたがこの中でフルDVD化が発表され、その後Blu-ray化もされ、初のBlu-ray作品にもなった。
1st LiveAl DEEN at 武道館~15th Anniversary Greatest Singles Live~
2008年9月3日
初のライブアルバム。武道館会場内の告知チラシで予告されていた作品で限定生産。モバイル投票で選ばれた9曲+バラードメドレーを収録したCDと当日のダイジェスト&メイキングを収録したDVDの2枚組。この中で今冬に完全版DVDが出ると告知されていた。
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