君と世界が終わる日に 1~5話

日本テレビ系『日曜ドラマ』22時30分枠。

Huluとの共同制作となっていて、お察しのとおりHuluに加入しないと最後まで楽しめないHulu商法が展開する。

Hulu限定のサブストーリー商法や最終回後の2回程度に分ける特別編商法ではなく、全10話はTVでもそのまま放送され、Hulu限定のサブストーリーも無く同じもののみ配信されている。しかし全10話はSeason 1扱いで、全10話終了直後からHuluで全6話のSeason 2を配信予定としている。最終回後の特別編商法を拡大して、半クールのシーズン2として繋ぐもう少し踏み込んだHulu商法となっている。




1話

自動車整備士として働く響(竹内涼真)は高校弓道部時代から恋人で現在は研修医となった来美(中条あやみ)と長く同棲していたがプロポーズを決意。分かりやすいところに指輪を隠していたため来美もそれに気づき、帰宅後のプロポーズを双方楽しみに待っていたある日、バイクで通行していたトンネルが崩壊。響は4日間トンネル内に閉じ込められてしまう。持っていた弁当で生き延びて自力で掘り起こして脱出した響だったが、4日ぶりの世界はゴーストタウン化していた。

職場に行くと社長がゾンビのようになっていて襲ってきたので何とか脱出。自宅で婚約指輪を回収するも来美は姿を消しており、外にゾンビではなさそうなバイク便の去っていく姿を見た響がそれを追いかけると逃げ遅れた者たちが立てこもっている消防署だった。

ここで高校時代の同級生で警官になっていた等々力(笠松将)と上司の本郷(大谷亮平)と一般人7名が生き残っていた。突如流行りだして噛まれた者はゾンビ化するという。

避難所の高校からの連絡が途絶え、先行して様子を見に行ったバイク便の吾妻(鈴之助)も戻らないのと消防署もゾンビの群れによりバリケードが倒壊寸前のため、一行は自力で高校を目指すことに。高校は既に廃墟状態となっていて避難所として機能していなかった。この高校では来美の勤めている病院が救護をしていた形跡があり、静寂の中で保健室で来美の白衣が発見されるも死体は無いためまだ生きていると信じる響。一方でトイレに向かった佳奈恵(飯豊まりえ)が音のする方へ向かうとそこは体育館で避難民全員がゾンビ化しており、佳奈恵を発見すると一斉に襲い掛かってきた。

何とか全員で逃げ延びることに成功。高校に来る道中では助けようとした人が既にゾンビ化していてそうなっていたら迷わずやれやらなきゃやられると教え込まれたにも関わらず出来ない甘さを見せた響だったが、新たに装備した弓矢一式で弓道部の実力を見せつけザックザクゾンビを仕留める。それでも吾妻のゾンビ化していた姿には迷いを見せるが意を決して仕留めた。

最後にはようやくどこかからの無線をキャッチして来美と会話し生きていることを確信するも来美は来美でゾンビに囲まれた救急車の中で危機に陥っていたところで次回へ続く。

同級生の等々力はなぜか響を信用できない、裏切る奴だと異様に警戒しているが理由は明かされず。4日間閉じ込められていたのも嘘じゃないかと疑っていると言って上司の本郷も呆れていたが一体何があったのか。響は警戒されるような心当たりがあったり、申し訳ないと思ってそうな負い目があったりするそぶりも見せてないけど。

態度の悪い等々力よりも、少々来美来美言い過ぎて独断行動に走るところはあれど、基本まっすぐでみんなに料理も振る舞い、今回だけでも危機を脱するファインプレイを何度も見せた響の方が一般人の信頼は既に勝ち取ってそう。

全員がゾンビになるわけではなく、響の職場でも保健室でも死んだままになっている犠牲者も一定数いて動き出す気配が無かった。全員が全員ゾンビ化するわけではないのだろうか。というか噛まれたレベルだとゾンビになるけど、喰われたレベルで殺害された者はゾンビ起動せずにそのまま死ぬ設定なのかな…。またゾンビにしても一撃で仕留めて動かなくなるのもいれば、仕留めても起き上がるしつこいのもいる…とムラがあった。

2012年の『好好!キョンシーガール~東京電視台戦記~』、2014年の『セーラーゾンビ』とか2010年代前半にテレ東深夜、2019年にはテレ朝で前後編のSPドラマとして『ラッパーに噛まれたらラッパーになるドラマ』とかあったけど、まさか今このタイミングで深夜じゃないところでゾンビドラマを堂々やるとは…。設定上、「噛まれたらゾンビになる」それを「感染」と称するわけなので、よくまあやれたなぁと。まあテロリストが病原菌ウイルスばらまくぞ的なドラマの方が正直このご時世ではやりにくくて、ここまでSFだとOKなのかもしれないけど。

2話

宇和島(笹野高史)がいつの間にかゾンビに噛まれていた。隠し通していた宇和島だったが徐々に体調が悪化、さらに血に引き寄せられてゾンビが集まり出したのでついにバレてしまう。

響の修理で車2台が使用可能になり、本郷(大谷亮平)と甲本(マキタスポーツ)はガソリン調達のために別行動していたが、宇和島の件が発覚したため残っていた一行は一旦近くの施設に避難。施設はゾンビ達が隔離された状態で放棄されていたためひとまず居座るが、宇和島をゾンビ化する前に殺すべきだという等々力と反論できない残りメンバー、真っ向から命を捨てておけないと青いことを言う響で意見がまとまらず、等々力はいざとなったら響が宇和島を始末しろとナイフを渡す。

ワクチンがあるかもしれないなどと不確かな情報で宇和島に安易に希望を与えてしまうなどどうにも覚悟が足りない響は宇和島が叫び声を挙げ始めてヤバい段階でも始末を躊躇。等々力はさらに強く責め立てる。宇和島も宇和島でワクチンなんて嘘だろう!と激昂するが落ち着きを取り戻し、生きたいという正直な欲求を語り出し、響も静かに受け止めた。響が覚悟を決められない中で宇和島の方が心情を整理・吐露したことで最後に成すべき道を冷静に見出し、最後は隔離されていたゾンビ群が突破して追いかけてくる中で、あくまで宇和島を連れて一緒に逃げようとする響を突き放して行け!と告げ、最後に役に立たせろと最前線に立って盾となった宇和島。結局ゾンビ化する前に群れに殺される事態となり、響も落ち込んだが、一行が賛同して宇和島を殺していたら後悔していたのでそれを避けられたのは響の選択のおかげだった、と佳奈恵(飯豊まりえ)が告げる。確かにこの後どうなったかを考えると駐屯地たどり着けないわけでワクチン入手もできなかっただろうから、誰かが手を下すより宇和島が自分から盾になってくれた方が双方納得の終わり方ではあった。

一方で来美は自衛隊に救助されて駐屯地へ運ばれている最中に道路上に出没したゾンビにビビった運転手がハンドル操作を派手に誤ったために交通事故を起こしてしまい、この衝撃で来美に懐いていた少女愛奈(新津ちせ)の兄の勝利(田中奏生)が串刺しになる大けがを負ってしまう。自衛隊の女医も同行していたため、研修医の来美も手伝う事になるも実戦経験が無く苦戦。それでもなんとか緊急手術に成功して、生還して駐屯地へと保護された。

本郷と甲本はガソリン調達後に、勝利の手術中で勝利の血に呼び寄せられて集結してくるゾンビと戦っている自衛隊一行と遭遇。甲本は車に戻り、そのまま車中で震えて合流を待ち、本郷は助太刀として参戦。駐屯地の情報を聞き、さらに来美とも遭遇したのでもしかして彼女が響の彼女なのではないかと当たりをつけるが…。

合流後に本郷はその事を告げようとしたが下手に希望を持たせるのも悪いと思ったのかついたら話すとして、自衛隊に聞かされていた駐屯地へ向かい、到着をトランシーバーで報告しながら前進していたが唐突に銃撃されて本郷一撃キル。一体何が起きたのか分からまいまま次回へ続く。

どうもこのドラマ、ニアミスしまくっているのに会えない2人というのを前面に押し出して引っ張るつもりっぽいので簡単に合流できないか…。なんかテロリスト集団だの新たな集団が出てくるみたいだし。それにしても通じないトランシーバーに向けて2人が同時刻に聞こえてないのになんか通じ合っている事を語りかけているとかロマンチックなシーンに時間割きすぎて話が進まないのがなぁ…。

3話

自衛隊駐屯地にたどり着いたらいきなり本郷が銃殺されてしまった。自衛隊員が出てきたが話を聞かずに咄嗟に発砲する等々力、響もヤバいと判断して一瞬で逃亡の判断を下して等々力ごと車に放り込んで逃走。

自衛隊ではテロ集団の襲撃に遭って隊員が1人死亡、先に攻撃したのはあちらの方だったと虚偽の報告がされて、次に見つけたらテロリストとして処刑が許可されてしまう。当然現場に同行した隊員からの最初の報告を聞いた隊員は報告が書き換えられていると疑いを持っていたが…。

3日後、自力で横浜を目指して逃走を続ける一行はスタジアムへ到達。何故か人気女優の中越美亜(芳根京子)が助けを求めて飛び出してきたが保護。施設内は食料もあってシャワーも使用可能だったので警戒しつつくつろぐ一行だったが、本郷がいなくなった事でリーダー格となった等々力の冷たい態度、何か負い目があるのか等々力に対して強く反論できない響の姿勢に業を煮やした佳奈恵がその場を離れてしまいそのすきに謎の刀集団が出現。佳奈恵を人質に銃をよこせと刀で脅してきた。

美亜は彼らに助けられたが刀で武装して威圧的になった集団に嫌気がさしているようで、恋人がこの地にいるので頻繁に会いに来ていたが恋人がゴーレム化、殺せずに拘束してそのままになっている事を明かす。疑いを抱いていたが美亜を信じた響達は銃が2つあるのを刀集団が知らない事を悟って脅し返して佳奈恵を救おうとするが…。結局美亜が完全に敵だった事で作戦は全部筒抜け、見事に追い詰められてしまい次回へ続く。

来美の検査結果に何かを見出した首藤は来美を特別扱いし始める。来美は外の調査への同行を許可されて外へ向かっていくが…。

刀集団とか面倒なのが出てきて物語が一直線ではなくなってきてしまい、ここからは真実も小出しになってきそう。とりあえずゾンビではなく「ゴーレム」と呼ぶらしいという事と、ゴーレムウイルスであり、ワクチンを開発(元に戻すのではなく、噛まれても感染しないという役割のワクチン)、来美の検査データは一部の数値が振り切れており、首藤によれば「最後の希望」という事くらいで。

また回想シーンは2人のいちゃつきだけではなく、弓道部で親友だった等々力と響が初めて描かれた。

4話

中越美亜の裏切りで捕まってしまった響たち。同時に電気系統が故障したので響は修理ができると言って監視付で修理に向かい、とっとと修理すると見張りを倒して救出・脱出の機を伺うために行動を開始。ここぞとばかりにあいつは裏切ると主張する等々力と信じる他のメンバーは徐々に溝を決定的に深めていく。

一方で来美は自衛隊と共に移動、電気系統の故障により発生していた煙を見て周辺偵察を開始するが、1人出遅れただけで刀集団に一瞬で拉致されてしまう。すぐに同行せずに留まった来美もどうかと思うが、自衛隊員も一瞬で目を離し過ぎだろ…。連行されてきた来美と修理へ向かう響はニアミスですれ違うがお互い気づかず。

刀集団は拉致した来美を保護していた生き残りの一般人のオジサンのケガの治療を依頼するなど前回は見せなかった仲間意識を見せ始める。響が逃走中に遭遇した一般人は刀集団を信頼しており、響は刀集団にも守るべきものを守るための活動理念があると判断。来美もけが人のオジサンから事情を聞いていて、元々彼らは最初の感染者として隔離され、大半は感染していなかったのに実験材料にされ、最終的に見捨てられ、刀集団は生き残った一般人を守るために武装したという。

響は早々にリーダーの坪井(小久保寿人)と遭遇して説得を開始。すぐに殺されはせず、時間さえあればもう少し合意点を探れそうだったが、自衛隊というより首藤が来美保護を最優先にした命令を下したため、自衛隊が突入を開始して有耶無耶に。

信用できない、保護している連中も状況さえ変われば裏切ると主張していた坪井だったが、自衛隊突入の報に一般人相手にも全員で逃げるぞと頼もしいリーダーシップを発揮(ただし響の仲間たちは眼中になく放置)、ゴーレムを解き放って時間稼ぎしながら逃走を開始。

美亜はわざわざ響は裏切ったなどとメンバーを煽りにやってきていたが、彼氏を見捨てられない!と居残り、ゴーレム化した彼氏の話は本当で響が遭遇して殺害しようとしたゴーレムを殺さないでくれと懇願。響は殺さずにゴーレムを拘束するに留めてあげるが、美亜はそのまま居残って襲撃され、ゴーレム化した彼氏に殺される道を選んで退場。なんか感動話風にしていたが、裏切り方が豪快だっただけにこれだけで感情移入できるほどのキャラでもなく、こんなゲストキャラクターにそんな時間かけられても…

来美は避難中に女の子から響の婚約指輪を渡されたことから逃げているという男が響と確信。しかしゴーレムも自衛隊も迫っており、そのまま保護されて連れ戻されてしまう。刀集団の行方は不明のまま(公式の人物相関図に載っている刀集団3人のうち死んだのは美亜だけで、2人は生存扱い)。

響は美亜からゴーレムは炎に弱いと聞いてメンバー全員との脱出に成功するが、撤収していく自衛隊を発見して本郷への復讐心から等々力が背後から弓矢で射貫いて自衛官を殺害。またしてもテロリスト認定されるような真似をしたことで、逃走はできたが、ついに自衛隊の現場隊員レベルでもあいつらはテロリスト認定されてしまった。響はブチ切れて等々力を殴りつける。等々力はもう限界だと主張してメンバーにどっちへついていくか決めろと迫る。響は自ら抜けると宣言してとっとと去るが…。

1人で泣き崩れていた響は単身襲われそうになるが、当然等々力についていく者など1人もおらず、メンバー全員が響の元へ駆けつけた。等々力は1人になってしまうが、来美が残していたメッセージを発見。暗躍の気配が…。

そして自衛隊では響たちをテロリストに仕立てたのは首藤ではないかと問い詰めてきた自衛官三角(金井勇太)を首藤が毒殺。首藤は響と過去に何か関わりがあるようで響は邪魔だが、来美は特別視していてワクチン生成に必要という事らしい。どうも少年時代に死んだ響の父を診た医者が首藤だったようで…。

5話

結月(横溝菜帆)の喘息の薬が底をついたため病院を漁る一行だったが自衛隊が根こそぎ回収しているため手に入らない。港の船に一旦落ち着き、響とミンジュン(キム・ジェヒョン)だけで改めて別の病院を探しに行くことに。その道中で記者2名と一緒に横浜から来たという狛江(長谷川朝晴)は結月の父親で紹子(安藤玉恵)の夫だと名乗り出る。彼に船の居場所を伝えて4人は病院へ。

病院では薬は確保できたが自衛隊が回収に訪れておりドンパチ&残されていたゴーレムでサバイバル決戦に。記者2名はおとしなくしてろと言われていたがおとなしくしていなかったのか響が戻った際には既にゴーレムの食料となっていた。さらに発砲してきてミンジュンの腕付近にかすり傷を負わせた自衛隊員は直後にゴーレムに襲撃されて助けてくれ!と訴えるが、響は迷いの末にどうしようもなく撤退。

現地には首藤の右腕として働いていたジアン(玄理)も来ていて、ここでミンジュンと再会。分かりやすく示唆されていた通りにやはり2人は姉弟だった。お互い驚くが横浜へ逃げろとだけ言い残して響には首藤が邪魔に思っているという理由で敵意を向けてくるジアン。ミンジュンは探していた姉の変貌っぷりに落胆して信頼する響と共に逃走。ジアンも報告はせずに見逃しはしてくれた。

先に到着していた狛江だが、紹子も結月も様子がおかしく、案の定とっくに離婚していたDVストーキング野郎だったと発覚。しかし一行がそれを把握するより前にゴーレムが潜伏しているであろう船に昭子が誘い込んで狛江は噛まれてしまいゴーレム化まったなしになっていた。DV野郎だったのでこれしかなかったと言う紹子だったが、結月はやったのは実は自分だ、母を守るために殺すしかなかったと言い出す。殺人行為だともめ出す一行だったが、響も正しい判断が分からないと言うと責任は取るとして狛江と2人きりに。

ゴーレム化する前に元々の性格のヤバさからナイフで特攻してきたというのもあるが、響は完全にゴーレム化する前に狛江を絞め殺し、みんなには彼はゴーレム化したと言い放ち、消えない心の傷を負いながらもついに横浜へ…。

しかし記者2人が横浜は無事だと言っていたにも関わらず封鎖されたゲートの向こうにはゴーレム化した人々が…。逃げ場がないと悟った一行は結局唯一の安全地帯である駐屯地を目指すと決意して次回へ続く。

一方で1人になった等々力は駐屯地にいる来美の元に自衛隊員の服装で出現すると響は死んだと告げる。放心状態となった来美はそのままフラフラと彷徨い始め、頼まれていた負傷者の自衛官のチェックを放棄したためこの自衛官がゴーレム化して一騒動に。

そして等々力はあっさり確保されてしまったが、首藤に脅されて嘘を言ったと告白。響死亡ショックで飛び降りようとした来美は自衛官に確保されたが、首藤はこの状況を利用してゴーレム化した愛奈(新津ちせ)を見せるとこうなったのはお前の責任だと来美を追い込む。すべてを忘れて医療に邁進すべきだと自身が妻を失った後の喪失感を例に出しながら来美の精神を追い込み、加えて来美には特殊な遺伝子があると発見された事を伝えると来美はワクチン開発の実験台として使われることを了承。

等々力が何故か自衛隊員の姿であっさり侵入できてしまっていたことや、駐屯地到着後に全く出番が無くなっていた愛奈が唐突に出てきたと思ったらゴーレム化してしまうなど、首藤に利用された以上に物語の進行のために余った登場人物を利用した感が漂ってしまいけっこう強引だった。愛奈が襲われている様子は無かっただけにまさかそこまで首藤がやらせたんじゃないよな…。

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