ぴーすおぶけーき 全8話

2022年秋クール日テレ火曜深夜25:29~25:59枠。

基俊介(IMPACTors/ジャニーズJr.)、佐々木美玲(日向坂46)、落合モトキ演じる3人のおバカな幼馴染みたちが、敏腕脚本家・宮本武史のストーリーによって、次々と救っていく固定観念破りの“お悩み解決エンターテインメント”とされ、ドラマ終了後2023年1月に舞台化されることが発表されている。

1話

虹見ヶ丘団地群に暮らす下田くん(基俊介)、中村氏(佐々木美玲)、上原先輩(落合モトキ)はいつも週末になると団地の憩い場にいる20年来の幼馴染。3人を見守る管理人さん(酒井敏也)とも同じく20年来の顔なじみだった。いつものように憩い場でたむろっていた3人は管理人さんが悩んでいる様子なので話しを聞こうとするが「お前らおバカじゃん」と真理を突かれてしまい、“人生に大きく影響を与える相談”をされたことがない事に気づいた3人はお悩み解決をしようと悩んでいそうな雰囲気の一ノ瀬さん(前原滉)に声をかける。一ノ瀬さんは夢が無いと悩んでおり、夢を語ってファミレスでたむろするだけになり果てた先人たちの話を聞かせて夢などなくてもいいとアドバイスした3人はお悩み相談所を開設しようと息巻く。しかし一ノ瀬さんも思考のトンだ人物でさらに悩んだり、急にインドに修行に行くと言いだしたり、管理人さんの話で踏みとどまるも結局会社を辞めて転職したりと暴走迷走を繰り広げ、委縮した3人はやはり相談室は無理だという事に。しかし一ノ瀬さんが前職での最後の仕事として立派な相談室の看板を作ってくれたため断り切れず相談室が爆誕して次回へ続く。

かなり緩い3人+相談者もネジが飛んでいて変な人達が変な人の相談を受けて変なアドバイスをしたらさらに変な事になるという変なノリを繰り広げる変なドラマ。佐々木美玲は演技仕事の際は何故かメガネ真面目キャラというのが『Re:Mind』『DASADA』で続いて『女子グルメバーガー部』もクール系、『声春っ!』は主人公キャラ…と普段とは異なる役者モードの役が続いていたが、今回は完全に普段のみーぱんそのままなので、宛書的にそのままキャスティングされたものと思われる。3人の緩いノリも楽しいけどそれだけで果たしてどこまで持つか…。

一応設定上は「週末になると団地の憩い場にいる」、「20年来の幼馴染」とされているので、仕事せずに毎日遊んでいる遊び人3人組というわけではないようだが、公式の人物解説でも特に詳しくは触れられておらず、中村氏は四浪中上原先輩は家事手伝い歴32年下田くんは地方公務員と書かれている。佐々木美玲が22歳、落合モトキが32歳なので四浪中と家事手伝い歴32年は役者本人の年齢と一致しており、基俊介の26歳に相当する設定は特にないがそのまま役者の実年齢がそのまま3人の年齢差になっていると思われる。20年くらいの付き合いだと上原先輩12歳で下田くん6歳、中村氏2歳なので最初は近所のお兄ちゃんとして幼少期から仲良くしていた感じだろうか。

2話

しばらく相談者が来なかったが辞めようかと思っていたら主婦の二葉さん(堀田茜)がとにかく「ダラケ虫」な事を相談に来た。下田くんはそれに共鳴。自身は『ホットロード』の影響で不良になりたかったがだらけた事で真面目に勉強し続けてしまい公務員になってしまったと語る。この時点でシュールなズレギャグが炸裂していたがそのまま中村氏と上原先輩が与えた課題をダラけてやってこない2人は共鳴していき、さらに下田くんが二葉さんに惚れてしまい奮起。自転車暴走族スタイルになってダラけを脱却した下田くんの姿に二葉さんも正直に生きようと奮起。下田くんはフラれてしまったが、なんと二葉さんは姑がストレスだと言っていたと思ったら夫と離婚してしまうというぶっ飛び展開で終了。

プロフィールに書いてあった下田くんのキャラ設定を使った話ではあったがネジのトンだ人たちがネジのトンだ行動を繰り広げるユルユルな雰囲気は変わらず。う~ん、みーぱんのみーぱんそのままなノー天気おちゃらけっぷり以外に見るところが…。

3話

中学3年生の三吉さん(横溝菜帆)が臆病だと相談にやってくる。上原先輩も下田くんも臆病なところがありアドバイスできなかったが中村氏にはそんな様子が無い。しかし無自覚に憶病なところがなさすぎるノー天気な中村氏も明確なアドバイスができないので三吉さんは中村氏をストーキングして行動を研究。この過程で前回の下田くん同様に公式設定の中村氏は四浪中で予備校に通っている事が作中でも示された。結果、予備校仲間に馬鹿にされていても動じていない中村氏を師匠と呼び、プライドゼロだから強いんだと言い結論に達した中村氏は三吉さんはプライドゼロな人間を目指すと宣言。釣られて上原先輩と下田くんも臆病克服を目指して挑むが失敗してお腹を壊してしまう。三吉さんも同様に生徒会の立候補して奮闘するも失敗して心労によりお腹を壊してしまったという。

改めて中村氏と話した3人は馬鹿にしている予備校仲間の写真を見せてもそんなことはありえない、何故なら私だから、私だよ?という自信満々な態度に圧倒され、もう1つの答えに行き着く。中村氏はゼロなのではなくその逆でプライド100%の超自分大好き人間だからマイナスな事なんて考えもしないのではないか、と。プライドを無くすことは出来ないけどちっぽけなプライドを育てて強くなれるという答えに行き着いた三吉さんのお悩みは一応の解決を見たのだった…。

という事でハイテンションなみーぱんを100%常時出力状態にしたのが中村氏のキャラだったようでマジで裏が無いそういう人だったというこれはこれで超展開に。横溝菜帆は近年だと『君と世界が終わる日に』で見ていたが、子役出身でNot yet(大島優子在籍)のMVや「ギンガムチェック」(大島優子センター)の録り直した方のドラマMVに出ていたり、朝ドラで大島優子の幼少期役をやっていたりと何気に大島優子と関連が深かったらしい。

4話

優柔不断だという四谷さん(徳永ゆうき)が相談に登場。即断できるように下田くんと中村氏が指導する中、K-POPアーティストにするという(詐欺)スカウトされ韓国行きか3人で武道館どちらにするか決められなかった上原先輩。四谷さんとの話で詐欺だと指摘された上原先輩は詐欺だと気付いて1人解決していたが、話を誤解した下田くんが暴走。中村氏と管理人をその気にさせて無理やり卒業式を行って韓国で旅立つように促し、押し切られたまま上原先輩が旅立たされるという超展開に…。

そのバックで即断するようになりすぎて婚約者にフラれてしまった四谷さんは彼女に電話して優柔不断に戻ろうとして復縁を持ち掛ける電話をしながらフェードアウトしていく…というゲストのフェードアウトっぷりがシュールだった。

5話

管理人さんが加わってお悩み相談は絶好調になっていた。当然旅立ってなんかいなかった上原先輩は今更戻りにくくなり困っていたが、友達がいないという五木さん(篠原悠伸)の友達と知り合いの線引きの話の中でしれっと復帰。しかし下田くんは激怒し、2人は「知り合い」に降格してしまう。二葉さん(堀田茜)がコミュニティーチャンネルの番組出演オファーを持ってきて出演した3人だったが、展開省略で滑り倒して終わったという。五木さんは上原先輩と下田くんの「知り合い」モードでのトークがつまらなすぎるのが原因だとして、くだらない話を出来るのが友達だという真理に気づき、2人もようやく元通りに。3人でお悩み相談を再開してすっかり団地でも馴染んできた中、怪しい影が…。

2人がケンカしてても全くブレず、当然上原先輩が韓国行ってなくても全く変わらずマイペースな中村氏。普通だと中村氏がなんとかしようとかき回してさらにドタバタという遠回り展開になるところ全く変わらないのが中村氏であり、緩いけどブレは無いなと改めて。

6話

暴走族の六車さん(芳村宗治郎)が新総長になった名栗津々良(植村颯太)を“嫉妬”して祝えないと相談にやってくる。中村氏が自身が下の下になって祝えるような状態になればいいと無茶なアドバイスをしたのでおちゃらけキャラに激変した六車さんだったが、今度は名栗津々良が元に戻せと怒鳴り込んできた。結局嫉妬の感情を爆発させて殴りかかる六車さんにそれでいいんだと嬉しそうな名栗津々良という奇妙な友情でまとまった。

一方でSNSを開設して盛況だったお悩み相談は族の相談を聞いていたという悪評で炎上。六車さんと名栗津々良都の様子から嫉妬を隠すのが良くない、さらけ出せばいいと考えた3人は炎上相手に挑発的返信を繰り返した事で大炎上。ついに管理組合の理事長(吉田ウーロン太)にここでお悩み相談をするのは禁止と通達されてしまい次回へ続く。

嫉妬をテーマにふざけつつも割といい話ではあった…のかもしれない。

7話

理事長(吉田ウーロン太)にお悩み相談を禁止されてしまった3人だったが、元がノー天気な人達なので全く気にしていなかった。それよりも相談所の看板を誰が持って帰るのかで揉める始末。そんな中、これまで主にツッコミ役だった管理人さん(酒井敏也)が自ら相談に乗ってくれと3人を集会所に引きずり込んで無理やり相談。家で妻にも子供たちにも相手にしてもらえず自分の居場所がないと訴える管理人さん。新たな居場所を見つければいいという3人の助言で俳優を目指す!と言いだす管理人さん。

唯一のツッコミ役がおとぼけ相談者に仲間入りしてしまった…という事で最終展開になりそうな理事長との直接対峙は無い繋ぎの回だった。

8話

理事長(吉田ウーロン太)に禁止されていながらも管理人さん(酒井敏也)の悩み相談を経てやはり相談所を続けようとした3人は再度理事長に止められ問答に。理事長は自身の「悩みが無い」という悩みを解決できるならと条件を出す。自分の能力を把握して一番良い答えを選択するため悩む必要が無いという理論をドヤ顔で豪語する理事長に3人は哀れな目線を向けてかわいそうな人だと言い放つ。その後もかわいそうな人扱いされる続けたため、何でそうなるのかと理事長が聞くと悩みが無いという事は青春が終わっているという事だと答える3人。

お悩み相談所にそれほど強いこだわりのない3人はアホ動画を撮影して遊んでいたがそこに青春が終わっているかわいそうな人扱いされて気にした理事長が再来。思い返すと数ヶ月前に1つ思い当たる事があり、大切な人に別れを切り出され、反論しても無駄だと思ったのですっぱり別れたがやっぱり好きだという。

後押ししようとした3人だったがそこに通りがかった2話から時々出てくる二葉さん(堀田茜)が登場。理事長は二葉さんが2話の相談の後に離婚した元夫だという。再婚を求める理事長をあっさり振る二葉さんだったが理事長は青春を取り戻し、その後もめげずに何度も告白し続けそのたびに3人に相談に来るようになり、相談所も再開。結局理事長もアホ化してしまった…。

そんな中、二葉さんが相談所をより広めるために用意したという企画書を管理人さんが持ってきた。既に銀河劇場を押さえての公開悩み相談が準備されており、ガラガラだ埋まるはずがないという3人だったがそれがそのまま現実の舞台化宣伝となり、最後は新たな相談者(ジャニーズの高田翔が声のみ)が登場して終了。

全部終わっての感想

相談に来るとみんなアホになるというアホアホ劇場。終始アホな会話がアホなノリで繰り広げられるユルユルな会話劇ドラマでぶっ飛んでいた。正直話としては全く面白くなく、アホなノリを一緒にアホになって楽しむというテイストのアホドラマだった。

佐々木美玲はドラマだとメガネ真面目キャラが多かったが、みーぱんイメージそのままのノー天気な明るさがドラマでそのまま出たのは初となり、これが唯一最大の魅力だった。 基俊介のファンなら基俊介のズレてるけど真面目な好青年ぶりを楽しむというような基本的に日向坂46とジャニーズJr.それぞれのファン向けといった感じでもあった。実際この内容でこの深夜枠で堂々のBD/DVD-BOXフル発売なのだからファン需要を見込んでいるのは確かだろう(ゴールデン枠でも見込めそうにないのは出なかったり、DVDだけだったりする)。

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