君が獣になる前に 全12話

2024年春クール、テレビ東京「ドラマ24」枠。

2021~2023年に『週刊ヤングマガジン』で連載されていた全8巻、さの隆による漫画原作。

1話

葬儀社で働く神崎(北山宏光)は徹夜勤務で朝帰りの途中で8歳下の幼馴染で人気俳優になっていた琴音(玉城ティナ)と再会。おにいと呼ばれて琴音から慕われていた神崎はしばし琴音と周辺を巡るのに付き合うが、別れ際意味深な言葉を言われる。

帰宅後、爆睡して目を覚ました神崎はあの直後に琴音が地下鉄で毒ガステロを実行してその場で自身も毒ガスで死亡したと知らされて信じられずに発狂。同じように真相を知りたい俳優仲間やマネージャー、出資者らと共に独自で調査を開始する。25歳若手俳優が毒ガスをどこで調達してきたんだという疑問から背後に何か大きな組織でもいるんじゃないかと警戒を強めていたが、ついに命を狙われ始め、仲間が次々に殺されてしまう。俳優仲間の1人だった真由(鳴海唯)とそれでも独自で調査を続けようと決意して別れた直後にやってきた謎の女に真由があっさり銃殺され、逃げようとした神崎も銃殺されてしまいTHE END…

死の間際にあの時に戻れたら…と願った神崎は事件発生寸前の駅の入口にタイムリープ。既に時遅く事件は発生していて自身も毒ガスで吐血しながら琴音の元にたどり着くと琴音は仕方なかったと告げる。神崎は2度目の死の寸前に濡れ衣ではなく、琴音が実行犯である事を知って次回へ続く。

という事で幼馴染がテロリストになってしまった真相をタイムリープを繰り返しながら探っていくサスペンスモノらしい。真相がコケると途端に全部パーになってしまうのでちょっと不安なところではあるが…。

キスマイ脱退後の北山宏光は深夜枠とはいえ早速主演主題歌Jニーズ崩壊につきジャニーZの圧力が無くなった事を感じさせるスピード起用だ…。ただ「おにい」と呼ばれる兄貴的な関係とはいえ玉城ティナと10歳以上離れてて少し無理が…と思ったら設定上は琴音は玉城ティナ(26)より1つ下の25歳設定だが、神崎は北山宏光(38)より5歳下の33歳設定での8歳差設定だった。

2話

1度目の繰り返しは案の定琴音が実行犯である事を知るも2人揃って毒ガスで死亡。神崎が次に目覚めたのは3月1日で事件の10日前。琴音に電話をしたところ心配した琴音が駆けつけてきたため、しばらく一緒に住んでほしいといきなり要求し、あっさり同棲生活をスタートさせるという超展開に。琴音が「おにぃ」と慕って好意を持ってくれているから成立しているにしても、しばらく会ってなかったのにいきなり一時同棲を提言して不審に思われず拒否されないのが凄い。

仕事に行った琴音を尾行して局内に入り込もうとして警備員に止められる神崎…という完全なストーカー案件になっていたところ、真由がもう少しうまくやれとばかりに助けてくれた。この時空では初めましてのはずだが当たり前のように神崎を知っていた真由は金髪女に撃たれて死亡した元の時空の記憶を持っていた。1度目なのか2度目なのかは不明だったがタイムリープ仲間を得た神崎は2人で協力して真相を探る事に。神崎はマネージャーの塩見(戸田菜穂)とも”再会”したが完全に初めましてだったので塩見は”戻ってきていない”模様。琴音と同じ俳優仲間ゆえに琴音が自身を慕ってくれた後輩新人のミヤコ(豊島心桜)の事で悩んでいたという新情報も教えてくれた。2人はミヤコの行方を探るがどうもヤバイ事態に巻き込まれているようで…。

神崎は琴音が何も話してくれないので寝言でミヤコの名前を呼んでいた事にして琴音から話を聞き出そうとするがミヤコを助けたいという琴音に対して止めろと言い放ち、そばにいてくれるだけでいいんだ!と通常のドラマだったら独占欲ヤバ男のようなヤバ発言をぶちかます神崎。さすがにこのヤバ発言は冷めるっしょ!と思ったらまたしても琴音は割と受け入れてしまい、言動のヤバさが指摘されることは無かった。

真由はミヤコの行方を追う中でミヤコが何かやらかして謎の組織に拉致されているっぽい事を突き止めるがその仲間に2人を殺害した金髪女がいた事を知り驚愕。ミヤコを助けに向かってしまった琴音はミヤコが組織に毒ガスで殺害されるのを目の当たりにして絶望してしまい次回へ続く。

まあ当然だけど今回の時空では到底救えそうにない…。

3話

真由視点での独白からスタートし、真由にとっての琴音は俳優仲間・友人というよりLOVEだった事が判明。ミヤコが毒ガスで殺され、琴音が失踪してしまったので今回神崎は動きが少なく、真由がビスケットルームへ潜入するなどアグレッシブに真相に迫る。どうも組織がらみの接待部屋みたいなところで、率先して潜入したもののヤバい気配を感じた真由は神崎へ居場所を適宜連絡していたが、ここで電話。神崎も近くまで駆け付けるが、真由はさらに潜入し、ついに組織に見つかってしまった。その男は元の時間軸では琴音の主演映画に出資していた実業家で真相を探るメンバーの1人だった玄奘(高橋光臣)で驚愕したまま次回へ続く。

しかしテレ東また同性LOVE案件か…。

4話

今回はビスケットルームへ新人を勧誘しているジュンペイ(吉村界人)の独白からスタート。組織の闇を知り、死体処理までさせられているヤバい現状から抜け出したくてわざと死体遺棄を警察に通報したりしていた事が判明。組織側ではなく抜け出したい側だった。

真由が玄奘に見つかってヤバいところで神崎が非常ベルを鳴らしたので脱出に成功。なんでそこまで危険な事をするんだという問いにはさすがに答えられないので逆に神崎は琴音が好きなのか聞くと複雑な事情がある事から分からないと答えた神崎に怒って出て行ってしまった真由。しかし組織に面が割れていたので最初の人生での末路同様に金髪の通称ガム女(ベッキー)に早くも狙われる事になってしまう。連絡を受けた神崎は真由は組織に面が割れたのだからもう動くな、俺が動くと言った直後に玄奘に捕まり脅迫されてしまう。非常ベルを鳴らした防犯カメラ映像がバッチリ残っていた…。

追い込まれた神崎は刑事の柳(深水元基)にタイムリープしてきたと事実を伝えるが当然怪しい奴と思われ終了。琴音は塩見によって事務所に連れてこられていて何かの指示でどこかへ向かっていた。

という事で組織が性接待斡旋を担っているっぽい事と、玄奘が中心人物である事は発覚したものの、冒頭独白担当のジュンペイと神崎や真由が新たに接触するにも至らなかったのであまり話は進まず…。

5話

琴音が塩見に連れてこられたのはビスケットルームで既にこの場所で何度も接待させられている奴隷だった事が判明。柳はどういうわけか神崎の未来から来た話を信じてくれたので情報を共有し、玄奘を主犯としてビスケットルームを潰すために動き出す。この際に柳が持ってきた資料からガム女はビスケットルームに関わる政治家井上隆議員の娘カンナだったと素性が判明。街中で銃を取り出してノータイムで殺りにくるイカれた奴が議員の娘かよ…。

一方で真由は琴音の実家を訪れ母から神崎と琴音の驚愕の関係を知らされる。琴音が幼い頃に交通事故に遭った際に神崎の母が助けて死亡。母子家庭だったので中学生だった神崎は1人になってしまったという。神崎が好きなのか聞かれて分からないと回答した事、それでも琴音を気にかけて救おうとしている事、琴音の闇の根源が自分のせいで「お兄」の母を死なせたことにあるのだとすれば、2人の複雑な関係も少し見えてくるような…。

神崎はジュンペイと接触し協力するよう要請。4話冒頭の独白のように抜け出すきっかけを待ち望んでいたジュンペイは逆に協力してくれ!と頼みこんできた。他の失踪した女の子たちの埋めてある場所へ2人で向かって掘り起こして証拠写真を柳へ送信。琴音がビスケットルームの奴隷なのは塩見も知っていた事になるが、泣くほど苦悩はしていたようで、柳の元に告発に訪れていた。これでビスケットルームを潰す事が出来ると柳と塩見は判断。

しかしカンナがジュンペイと神崎を襲撃。屋上に逃げ込んでジュンペイが致命傷を負い、咄嗟にジュンペイを抱えて飛び降りた神崎は段ボール類の上に落下して無事だったが、ジュンペイは瀕死だった。神崎が琴音は組織とは無関係だと思い込んでいる様子からこれだけは最後に伝えようとしていた「琴音はビスケットルームで何度も性接待をさせられてきた」事実を最後に伝え助け出すように託して死亡。

神崎は自分が思っていたより遥かに深い闇に衝撃を受けて次回へ続く。前回から一転して一気に話が進んだが、ジュンペイや柳が協力する流れを30分で一気に描くとさすがに早すぎるので前回を引きに使ったのか…。

6話

死ぬ直前のジュンペイからビスケットルーム=性接待の中心人物が琴音だったと聞かされて神崎がまたも腑抜け放心状態となってしまったため話があまり進まず…。6話まで来て主人公がほとんど動けないのはキツイって…。

神崎が放心している間に柳が主導してビスケットルームの摘発に成功、首謀者の玄奘とカンナという1番肝心なところを取り逃がすもビスケットルームの存在が大きく報道される事となった。また恒例となってきた登場人物の過去独白ではカンナと塩見の2人連続。カンナは小学校時代に同級生との諍いで同級生を殺してしまったのが初の殺人、井上議員がもみ消したため何事もなくそのまま学校へ通えたそうだが現在のターゲットをガム噛みながら躊躇なく殺りに来る姿勢の根源が明かされた。塩見の方は琴音を売り出すために権力者の玄奘に有無を言わせず琴音を連れてこいと言われ、逆らう事が出来なかったと明かされた。出てくるたびに苦悩の表情が多かったのはこのせいか。

真由は神崎の母と琴音との過去の話を聞き、中学生だった神崎が近所で寂しそうにしていて家に帰りたくないという琴音に声をかけて自宅へ連れて行き(現代ではかなりの不審者案件どころか誘拐逮捕案件)神崎母とも親しくなっていたが、既に判明しているように琴音をかばって交通事故で神崎母が死んでしまったため、神崎も精神的にきつく琴音を避けるようになったと判明。過去を明かしたためか、真由も琴音LOVEな思いを明かし、琴音のために妙に頑張る真由を不自然に思っていた神崎もそういうことかと察した模様。

塩見が神崎に連絡してきて真由も連れて駆け付けると塩見は琴音が最後に神崎に見せてくれと託してきたビデオメッセージがあるという。塩見も頼まれただけで撮影内容は知らないという事で3人で上映会が始まり、次回へ続く。塩見はそんなに落ち着いている場合かと思うんだけど、テロを起こす事は知らないので、この後琴音は自殺するつもりだけど自分に止める権利はないくらい無力感全開な考え方なのか、このまま失踪するつもりくらいにしか考えてないのか?

7話

ビデオメッセージは玄奘を殺すという宣言で終わっていた。塩見の様子はそれ以上描かれることはなく、玄奘の元へ向かったのは神崎・真由の2人だけだし、塩見何だったんだよ…。

玄奘に近づいてもう片方の手で首筋を切りつけた琴音だったがちょっと切れただけで致命傷すら与えられず失敗。そこに神崎・真由が駆け付けたので玄奘殺害は失敗したが、さらに柳ら刑事一行が駆け付け玄奘逮捕には成功かと思いきや、琴音から取り上げたナイフでノータイムで首を切って自決してしまう玄奘。

事後処理の間に3月10日の朝を過ぎてテロの時間を越えた事に安堵する神崎と柳。神崎は琴音を連れ帰って翌朝再度別れるが、別れた後の琴音は号泣し続け、そこにカンナが突然やってきてもう自由だからあんたも自由にしなと毒ガステロ一式セットを置いて去っていくという超展開に。地下街で神崎と見に来た真由は安堵していたが、琴音が受け取ったばかりの毒ガス一式セットで結局テロを実行してしまう。騒ぎが始まって今回も逃げずに中枢部へ特攻する神崎。真由は琴音にたどり着く前に力尽き死亡し、神崎は前回同様に駆け付けるが2人揃って死亡。死の間際、琴音は「結局お兄は私を許さない」と告げ、神崎母が死んだ際に琴音に神崎が浴びせたという神崎が忘れていた言動が示唆されて終了。なお柳も確認に来ていて死亡、さらに新登場の学生っぽい青年(南出凌嘉)も柳の近くで死亡する描写が。

多くの事が明らかになった3度目の人生だったが結局ちょっと変わっただけで最後の末路は変えられず。カンナが毒ガステロ一式セットを持ってくるくだりはさすがに歴史の遅れを取り戻すために強力な修正が働いたとしか思えないくらい超展開だった。元の歴史でも事前に準備していたのではなく唐突に当日一式セットをカンナから渡される→神崎とデート→テロだったのかは不明だが…。既に手遅れだった事項が今回多かったのと10日前からテロだけ防ごうとしてもなかなか難しい根の深い案件である事が明らかになっただけに主人公また無力感で腑抜けそうだなこれ。

8話

3度目の死を迎えて再び3月2日にタイムリープ(4度目の人生)した神崎。前回と同じくタイムリープした真由もすぐに訪ねてきたが神崎は拒否。仕方なく真由は単独で琴音の元の向かい、前回神崎がやったのと同じしばらく琴音と一緒にいたいとお願いする。死の間際の琴音の言葉を気にした神崎は琴音母の元を訪れると前回の人生で真由が訪ねた時とは異なり、神崎になら話せるとして琴音が父親から性的虐待を受けていた事実を告白。母の死で琴音を遠ざけた事とその時浴びせた言葉に原因があると確信した神崎は覚醒。

神崎と真由にとって3度目の人生で地下テロに巻き込まれて死亡した柳と新登場の高校生真人(南出凌嘉)も今回初めてタイムリープ。それぞれの独白で明らかとなり、真人はCMで見た琴音を死の瞬間に見た毒ガス犯人と同一と思い出して俺を殺した奴はコイツかと憎悪をたぎらせる。柳は神崎が言っていた事を改めて自身も体感し、ミヤコ救出のためにミヤコ殺害現場のコンテナへ向かうが何故か何もなかった。

その頃覚醒した神崎はコンテナにあったと思われる毒ガス一式セット(防毒マスク付)を持ってビスケットルームから連れ出される寸前のミヤコを救出すると、玄奘もいるビスケットルームに突入して毒ガスアタックを開始してビスッケトルーム上客一行を皆殺しにしていた。

主人公がいつまでも腑抜けているよりか覚醒してガッツがあったのはいいけど行 き 過 ぎ 。悪人相手とはいえ琴音と同じ事してお前がテロリストになってどうする…。主人公が大量殺人犯になってハッピーエンドはありえないのでこの4度目の人生は暴走編・捨て人生(途中失敗凄惨死で5度目で改心へのフラグ)早くも確定か。

9話

ビスケットルームに毒ガスアタックを仕掛けて一挙大量殺人犯となった神崎。しかし最大のターゲット玄奘は取り逃がしていた。ミヤコは生存し、真由は神崎の仕業だと確信するが拒絶された事もあって神崎を追う事はせずに琴音の監視(同棲)のみを遂行。前回の時間軸ではミヤコの死体処理をしている際に心折れて通報したジュンペイだが、今回はビスケットルームの顧客御一行の死体処理を一気に任されてやはり通報。柳も神崎の仕業と確信し会いに行く。柳は玄奘は警察で逮捕するから罪を重ねるなと告げ、柳もタイムリープしている事に驚く神崎だったが(前回の最後に柳がわざわざ現場に確認しに来ていて一緒に犠牲になった事は把握してないため)、取り逃がしている玄奘を仕留めるために邪魔するなと柳の足を刺して逃走。塩見を脅して玄奘が別荘にいる事を突き止めた神崎は直行して玄奘と対面。クールに接しつつ、部下が神崎を急襲するが無双状態の神崎は1度ナイフを落としながらもナイフを再度拾って首筋に一撃キル。玄奘に対しては超絶めった刺しにして惨殺。

目的を果たしつつ例の地下鉄入口まで戻ってきた(一応血まみれなのは着替えた)神崎の前に琴音が現れるが、別れを告げて去っていく神崎で次回へ続く。

原因となるものは全部俺が消すとばかりに神崎が前の人生までで判断した“琴音を獣にした奴ら”を軒並み殺してしまい、自分が獣になってしまうという本末転倒BAD END一直線。今回の人生はダメだコレは…。

真人は琴音を殺人犯と断定してタイムリーパーだと訴えて暴れ回るも周囲からは狂人扱いされて、誰も信じてくれないなら俺が殺すしかないと琴音を消そうとするフラグ立てまくっている上、他の登場人物誰1人真人の存在すら把握してないからいざ琴音の前に特攻してきたら防ぎようないし、ノータイムで銃ぶっぱしてくるイカレガム女カンナは今回の時間軸では未登場で残ってていくら覚醒神崎でも装備ナイフ1本ではカンナに遭遇して銃ぶっぱで殺りにこられたらTHE ENDだろう。

神崎が夢も中で思い出した母が死んだときに琴音に浴びせた「お前が死ねばよかったのに」を自覚して向き合った上での次の人生が最終チャンス(主人公大量殺人獣堕ちの今回が正史ENDはさすがに無いのであと1回やり直しはもう確定だろう…)になるだろうか。まさかの主人公死亡BAD END10話完結…は無いよな…。

10話

大量殺人犯となってしまった主人公神崎。話がややこしくなってきたためか冒頭では今まで無かった謎の第3者ナレーションが入った。偶然遭遇した琴音には会えなくなるとして去ってしまい、琴音は悲しみの底へ。そんな様子を見ていた真由はニュースで玄奘が殺されたのを知り、自分に出来る事をしようと塩見にタイムリープを告白して神崎の正体や目的も説明。しかしこれより前に神崎が映った防犯画像を持って訪ねてきた井上議員とカンナに確かにこの男だったと教えてしまい、井上議員はカンナに神崎殺害を命令していたのを見ていたので結局やっちまった…とまたも苦悩する塩見。この人どんな人生でもやらかしてばかりなのか

井上議員は次は私を殺しに来るなどと自惚れていたが、神崎は井上もカンナもアウトオブ眼中でもう片付けるべき相手は全員片づけた扱い。今度は自分を終わらせるとしてビルからフライング。カンナが得意のノータイムで銃殺しに背後に迫っていたが神崎は背後にカンナを視認するも我関せずといった感じで飛び降りてしまったので銃を構えたままフリーズしてカンナの出番終了。

そして琴音を殺す狂気に憑かれた真人は自作の銃を作成、琴音を尾行してきて帰宅直後に押し入って発砲するが真由がかばったため真由が撃たれて死亡し、琴音が泣き叫んだまま終了となった。

予想通りのBAD END。やり直しを前提とした場合、新たな真相はほとんど何もなく、反省点まみれの人生だった。真人という危険分子があったのでどこかで不意を突かれて誰か犠牲になっていた可能性が高いが、柳がリープ仲間になったという利点も生かせず、神崎の思考も極端から極端に走りすぎたため琴音が本当は何を望んでいるのか、肝心なところで突き放してしまう悪癖が変わらず、必然のBAD ENDだった。

11話

神崎、真由が死んだ後も主役不在でその後の物語が進行。ジュンペイが証言したため、改めてビスケットルーム関係者が総逮捕となり、井上議員も追い込まれる中、カンナが見限って井上議員を銃殺。また真由殺害の容疑者防犯映像を見た柳は前の人生で死んだときにお互い目が合った高校生だと気付き、真人逮捕の際はお互いに気づいて真人も絶叫して逮捕終了。しかし2丁目の銃を自作してもう1回殺しに行くつもりとか狂気が凄すぎたぞコイツ…。

しかし次のループ来ないなと思っていたら、なんと神崎救助されてて生存。転落した際に衝撃吸収クッションみたいなのに当たって致命傷を避けられたのと真由が何度も電話していてスマホが鳴りまくっていたので早く発見されたらしい。柳が病室で見守っている中で目を覚ましていたが即逮捕する気はないらしく、なんとその後は包帯も無く普通に復活して、塩見の元に改めて琴音の今後を頼みに行くなど自由行動を開始する始末。

塩見が実は神崎母と知り合いだった事が判明し、さらに前回の死の間際に思い出していたのかと思いきや、今更になってお前が死ねば良かったのに発言問題から琴音は許してほしかったのではないかというもう見てる人みんな知ってた答えにたどり着いた神崎。ここまでボソボソ喋りでほとんど台詞も聞こえない無感情状態だったが、琴音を探しに動き出すも、カンナの手配で琴音はテロへ向かっていて最終回へ続く。

最終回でもう1回ループせずにこの時空を正史にすると琴音のテロ防ぐのに、主人公大量殺人犯、真人も自作銃で若手俳優殺した凶悪犯、真由1人だけ死亡終了…と主要人物がBAD END過ぎるんですけど…。ポッと出の真人がこの暴走とかとかイメージ悪すぎる。いやそれでも地下鉄で犠牲になった数百人が助かるので元の歴史より犠牲者は少ないけどさ…。

ていうかループ発動の条件って琴音死亡を第1条件として、神崎死亡、真由死亡にならないと発動しないのだろうか。現在は柳と真人も加わってるのでまさか全員死なないとリセットされない?

12話

カンナによって毒ガス一式セットが奪い返され、カンナから琴音の元へ。この辺りは琴音が放心しているところ含めて1つ前の人生のほぼコピー。1つ前の人生では神崎、真由、柳が一応確認に来たらテロが実行されたというものだったが、今回は神崎がテロは繰り返されると柳に連絡して止めに行った点が違う程度。

しかしここから時間稼ぎ演出が延々続き、柳は警察権限で防犯映像から琴音を発見。どう理由つけたのか同僚も駆けつけて警戒体制となった。神崎は琴音を数メートル後ろから延々尾行し続けて何故か声をかけず、柳に地下の避難封鎖を指示。この時間軸では神崎が大量殺人犯である事を知っているせいか柳は苦渋の顔をしながらも従って地下を空っぽにして封鎖。どう理由つけたのか全く分からないんだけど、避難でドバタバタしているのに琴音は全く気付かずに、毒ガス一式セットを一旦奥の階段で発動させ、地下街に戻ってきたところで避難が完了して扉が閉まっていくのを見てようやく誰もいないところでガス撒いているのに気づく始末。

そこに神崎が現れて、過去のお前が死ねば良かったのに案件を謝りながら許し、そのまま2人揃って毒ガス死亡で丸投げBAD END!!

…嘘…だろ…!?

今回の人生だと琴音の絶望の理由って神崎の暴走&神崎が死んだと聞かされた事がきっかけになってるのでまず神崎が生きてたという事実だけでも思いとどまらせる理由になるだろう。ガスばらまく前に声かけて説得じゃダメだったのか。

守ろうとしていたはずの琴音が死亡し、神崎と真由の元祖タイムリーパー2人が死亡し、途中参加リーパーの2人のうち真人は無駄に真由殺人犯となり、柳だけが全てを知っていてやるせないという最悪の時間軸で終幕してしまった。

12回もかけて結末コレ!?聞いてた原作と全く違うんですけど?真の黒幕とされる人物とか全カット!?

一応もう1度繰り返すか分からないがもしまた繰り返すなら止めると神崎が決意して手を伸ばし、その伸ばした手のみの映像がタイトルバックと伸ばした手の先が青空に変わった=次の人生の目覚め、これまで得た反省点を生かしてHAPPY ENDを目指す事は示唆されたが…いやここまで原作無視で投げっぱなしで終わらせるとは思わなかった。

全部終わっての感想

近年稀に見る酷い結末。オリジナルならともかく原作をここまで無視してBAD ENDにしてしまうとは思わなかった。主人公が大量殺人犯になってしまうどう考えても過激失敗ルートなのに終盤の展開が遅くてリセットしないまま最終回へ突入した時点で無理そうではあったけど、まさか柳以外が全員死亡か殺人犯で終わるとはなぁ…。しかもカンナだけ常に逃げきってるし。コイツこそ元祖タイムリーパ―なのでは。逃げきっても逃げきっても3月10日を過ぎると1日頃に繰り返しになってしまうっていう。

真人に関しては神崎は全く認識していないし、真由もただの琴音への過激派ストーカーくらいの判断しか出来ないままに死んでしまったので、神崎と真由がタイムリープしても防ぎようがない。死んだ2人がもう1度リープした場合に真人と柳はどこから始まるのかという問題もあるし(12話で死んでないので全リセットで死んだ記憶がないところに戻るのか、7話で死んで8話開始時点に戻るのか分からない)、もう1回繰り返しできたとしても、けっこう大変だぞ…。

とりあえずもう1回繰り返すならすべきことは…

必須:毒ガス回収

→ミヤコがビスケットルームを拒絶して(?)消される決定が下されるのは防ぎようがないと思われ、まず毒ガス全回収をしないと早い段階でミヤコが死ぬ。毒ガス以外でミヤコが殺されるかもしれないので早めにミヤコを匿う必要もある。

大前提:ビスケットルーム壊滅

→ミヤコの当面の身の安全を確保しつつ、首謀者である玄奘と周辺を逮捕させてビスケットルームを壊滅させる。柳に記憶があるならよりスムーズだが、ジュンペイだけでなく塩見も使ってうまく立ち回りながら柳を説得するでも2度目の人生よりもスムーズに行けるだろう。

最重要:カンナも早めに押さえろ

→銃を所持してうろついていて遭遇するなり街中でもぶっぱしてくる上、毒ガス一式セットを持ってくるのはいつもコイツ、最初の人生で神崎と真由を殺したのもコイツなので警戒心はあったものの結局1度も対策しなかった。罠を張るなりなんなり、とにかくカンナが姿さえ見せれば即職質→銃所持→逮捕のコンボで早く押さえないと。井上議員本体は後回しでもいいが、井上議員を張っておけば銃刀法違反のカンナも近くにいるはずなので目印にはなるか。

超前提:神崎は琴音を許しずっとそばにいると確約する

→11話かけて神崎がたどり着いた超前提事項。琴音の心を救済しないとすぐに壊れるし、他を全部クリアしてもここがダメならたぶん誰か死ぬ。

高難度:真人への事情説明

→真人が記憶を残している場合は放置すると自作銃で琴音を殺しに来る。しかし真人を知っているのは柳しかいないので柳に記憶がある場合は真っ先に押さえる案件だが、柳も真人も実際に会うまで互いの存在を思い出せなかった。死んだ神崎と真由だけがループして死んでいない柳と真人は7話までの記憶のままという時間軸で次が始まる状況だった場合は早めに神崎と真由が、特に真由が謎の少年に殺されたという情報を柳と共有して柳にそれが真人であると気付かせて真人を思い出させないといけない。いかんせん神崎と真由は真人を知らないので相当難易度の高い案件。

という事で描かれなかった次のループも難易度高そうだけど頑張れ

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