勝手に音楽大賞2022

風前の灯火と化してきた企画ですが今年もやってます。自分の年間ランキングの記録を残しておきたい方は是非どうぞ。

それぞれの勝手に年間ランキング2022

楽曲部門

1位 チャイニーズブルー/meiyo
2位 時代遅れのRock’n’Roll Band/桑田佳祐 feat. 佐野元春, 世良公則, Char, 野口五郎
3位 世界が終るまでは…/上杉昇
4位 up!!!!!!/スキマスイッチ
5位 ここにはないもの/乃木坂46
6位 彩色硝子/麻倉もも
7位 Viva La 恋心/東京女子流
8位 シロクジチュウム/麻倉もも
9位 days~キミだけがいない街~/東京女子流
10位 価値あるもの/乃木坂46
11位 八月のスーベニア/水瀬いのり
12位 暁/ポルノグラフィティ
13位 プールサイドヒーローズ/藍坊主
14位 夜明け前/Roomania
15位 しそうでしないキス/NGT48
16位 花は誰のもの?/STU48
17位 I’ll be there/木村拓哉
18位 その他大勢タイプ/日向坂46
19位 きらりらり/KANA-BOON
20位 プレミアムワールド/広瀬香美
とりあえず候補としてピックアップした曲たち
愛の戦友/安全地帯
I WISH/モーニング娘。’22
絶望の一秒前/乃木坂46
Actually…/乃木坂46
アトノマツリ/乃木坂46
甘いエビデンス/乃木坂46
五月雨よ/櫻坂46
僕なんか/日向坂46
ゴーフルと君/日向坂46
真夜中の懺悔大会/日向坂46
恋した魚は空を飛ぶ/日向坂46
月と星が踊るMidnight/日向坂46
Amazing Love/KinKi Kids
愛を叫びたい/WANDS
鎌倉 On The Beach/原由子
Venus Line/広瀬香美
愛してるって言ってみな/森山直太朗
GREEN FLASH/CHIAKI
夏立ちぬ/TUBE
キラリ/HY
eclatante/麻倉もも
ジャンピングジョーカーフラッシュ/乃木坂46
言葉と心/sumika
Call me back/松任谷由実 with 荒井由実
アイラブユー/back number
デイドリーム ビリーヴァー/FLOW×ORANGE RANGE
妖/福山雅治
MOJO DRIVE/木村拓哉
番外 怪作大賞
One Night Carnival/木梨憲武

昨年夏にサブスクを導入後、フォーマットを固めていき、今年はCD発売がある(STのみで聞いてもCD発売があればこっち)、単独DLした曲を単独記事として、配信のみでDLせずSTで聞いた曲は一挙まとめ記事として更新する形で定着。以前の購入レンタルした曲をCD-Rに保存していくスタイルから、Amazon Musicにて月ごとにプレイリストとしてまとめる形式になった。聞く曲数は増え、気軽に聞けるようになったものの、聞き返す事がこれまで以上にほぼ全くなくなり、その時集中的に聞いた後はもうすっかり忘れてしまうみたいなのも増えた。よってその時々の好印象と実際に覚えている曲に差があり、年末になって並べようとすると★4以上だったのに消えた曲、★3程度だったのに入ってくる曲などバラバラに。

よってこれ46筆頭にアイドル系が多くなるのは後半は46系の特典MV収録廃止になったとはいえ、MV視聴がセットになっていて印象に残りやすいため。MV無い曲だと途端に覚えてない。

という事で聞き捨て傾向は強くなったといっていいだろう。上位はそれでもまあまあ聞き返した方かなという曲たち。ただキー的な問題を抜きにしてカラオケで歌えるレベルで覚えたという意味ではトップ3がいいところだろう(3位は元から知ってる曲じゃねーか)。「up!!!」より下になるとフルで歌えるレベルでは覚えてないという感じ。

髭男、King Gnu、星野源、米津玄師と一応出れば聞く枠にはしているし、そこそこいいとは思うんだけどとにかく聞き返してないので定着していない。そうなるとこうして並べていった時にまず選択はしないというこの辺り、実に時代に置いてかれている。これが老いて枯れてくという事なのだろう(全力中年)。

1位 チャイニーズブルー/meiyo

ドラマ主題歌も近年全く印象に残らず何かかかっている…もしくはかかっていた記憶が無いようなBGMも多いが「チャイニーズブルー」は『鉄オタ道子、2万キロ』OPとして強いインパクトがあった。専用のスタイリッシュな映像をちゃんと作っていたのと本編と異なる普段の主人公の仕事場での様子を雑誌モデル風に映し出すアイデアも相まって印象的だったのかもしれない。エンディングのスキマスイッチはサビ前のフレーズが途中カットされて歌詞が繋がらなくなってたけどな

2位 時代遅れのRock’n’Roll Band/桑田佳祐 feat. 佐野元春, 世良公則, Char, 野口五郎

ベストの新曲2曲は早くも聞かないと思い出せないくらいになっているものの、今年はこの1発が大きかった。前ベストの新曲群~『がらくた』期~ボウリング期と長年印象薄めが続いていたところ、昨年持ち直した印象だったけど今年はこの1曲といったところ。

なおベスト盤『いつも何処かで』を手に取るとブックレットにて実際にはMV出演者の中では桑田以外はCharと原由子しか楽器演奏しておらず、佐野・世良・野口、そしてハマ・大友も楽器演奏に参加していないことが分かる(ベースは桑田、ドラムは打ち込み)。

3位 世界が終るまでは…/上杉昇

WANDSを否定しているイメージの強い上杉昇だが、実際にはラブソング&ポップ色の強い曲は恥ずかしくてもう歌わないと公言している(「恋せよ乙女」とか「愛を語るより~」とか)だけで、2006年の『SPOILS』ではデビュー曲と「Same Side」をセルフカバー。そして2012年に織田哲郎に誘われてゲスト参加したこの曲を大観衆の前で歌った事で大きく考えが変わった事を語っている。以後10年間この曲を歌う機会も多く、ついに音源化となったが…al.ni.co以降の音楽性には正直ついていけないのではあるが、今回のリアレンジにはただただ感動した。そのままコピーしたような5期の印象は無難…程度だったけど、今作のCD発売日にそっちより予算かけたぜ的なMV公開をぶつけてくるやり方で率直に印象が下がってしまった。

4位 up!!!!!!/スキマスイッチ

ギターカッティングが気持ちいいシティポップブームの流れにも少し乗せたような1曲。今年はこれ以外はリミックスの発表のみに留まり、肝心の今作のシングルCDもFC限定販売にしてしまうなど残念な部分もあったが、曲自体は良かった。でもこの曲はパッケージを買わせてほしかった。秦基博も全く同じことをしたのでオーガスタの方針だろうけど。

5位 ここにはないもの/乃木坂46

乃木坂46は1stから一応聞いていて最初に覚えたのはセンター生駒と橋本奈々未。齋藤飛鳥は「ぐるぐるカーテン」では最後列にいたようだが記憶にない。3rd「走れ!Bicycle」C/Wのアンダー曲「涙がまだ悲しみだった頃」のMVは齋藤飛鳥が先輩に告白しようとしてセンター伊藤寧々らメンバーがリレーしながら駅まで走るという内容だったが、どういうわけかストーリーの構成上、結果的に唯一のセンター曲となった伊藤寧々を差し置いて齋藤飛鳥が主人公状態だった。この時になんかとんでもない美少女が最年少にいるぞ…と思って11年。15周年までいてほしかったけど、本人たぶん橋本奈々未と同じ24歳を区切りにするつもりだったんだと思う。最後に「サヨナラの意味」に匹敵するいい曲。

6位 彩色硝子/麻倉もも

初期の曲は正直もう聞くのがきつい。1stこそ爽やかアップテンポで聞きやすいが2nd以降の直球アイドルラブソングの連投はただカワイイだけを追求していて曲的には面白味も無かった。ここに来て急にオシャレな方向性に乗り出してきてグッと音楽的に面白くなった。かわいいオシャレなポップ路線を突き詰めてほしい。

7位 Viva La 恋心/東京女子流

夜の都会をイメージした路線だが、重ねた年齢や迷走してきた方向性が初期の延長とシティポップブームにも後押しされ、たどり着いた新たな最高傑作的境地。松井寛を絶賛していた初期の”楽曲派”とかいうプロリスナー集団が再度絶賛しそうな方向性だと思うんだけど全く騒がれている気配が無い。きっともう絶賛していた事も覚えていないか、一昔前の過去になっていて1度過去になったものを再度聞く事はないのだろう。知ってた。

8位 シロクジチュウム/麻倉もも

Apple Musicをスマホで利用しているユーザー限定である空間オーディオに挑み過ぎて非対応の大半のリスナーを置いてけぼりにした問題作。攻めに攻め、キャッチーさも何もあったものではないが、普通に歌っているだけでカワイイ成分は存分に滲み出るため、オシャレカワイイという新境地を開拓した。

作編曲者がお縄についてしまい、ウソ・ホント・ウソ・ホント? ホント・ウソ・ホント状態になってしまった上に(作詞は別の人でまさに自分が書いたこの歌詞そのままの心情だったに違いない)、その後のライブでセットリストから外された…という憂い目に。

9位 days~キミだけがいない街~/東京女子流

ちょっと落ち着いた曲調なんだけどこういうのが似合う年頃になったなというのと、いい感じに路線が定まってきたのを感じたアルバム『ノクターナル』へ繋がる1曲。

10位 価値あるもの/乃木坂46

今年成人式だったメンバーによるユニット曲。普通に曲がいいというのと久保史緒里の美声が聞けるソロパートが出てくるのがいい。ソロ曲を聞きたいメンバーに限って全くソロ曲が回ってこない。

11位 八月のスーベニア/水瀬いのり

Elements Gardenという制作集団は壮大派手な曲ばかりで苦手意識があったんだけど、この曲はシンプルなUKっぽい(?)ギターロックナンバーで初めてElements Gardenのクレジットがある曲でいいなと思った。

12位 暁/ポルノグラフィティ

アルバムリード曲にしてスリリングな1曲。早い上にファルセット駆使する難曲でボーカリスト岡野昭仁の凄さ、ポルノグラフィティの進化が止まっていない事を感じられた1曲。アルバムの好印象もだいぶこの1曲で引っ張っている。シングル曲もなかなか次の曲が出る頃には覚えてないのが増えてきてはいるんだけど、だいぶ持ち直してきている感じがあった。2021年8月に”新始動”』を掲げると9月に「テーマソング」をリリースしてツアーを行い、そのまま新曲まで1年近く途絶えていたのですっかり新始動感が無くなってしまいほとんど注目されなかったのは惜しかった。

13位 プールサイドヒーローズ/藍坊主

DEEN、藍坊主、GOING UNDER GROUND、LUNKHEAD、Mr.Children辺りの個人的筆頭格バンド勢もいざ選ぶと楽曲単位ではもうなかなか上がらなくなってきていて、今1番期待しているのはスキマスイッチが追い越した形になってきている。今年はその中では安定安心の王道の1曲であるこれだけ選んだ。ドラム渡辺脱退前のストックという説も出回っていたり、この年末にパチンコ「TIGER & BUNNY」のイメージソングとして書き下ろされていたことが発表された。「TIGER & BUNNY」はアニメ版主題歌「星のすみか」で2011年に手掛けた縁があった。このパチンコ企画が数年単位で伸びに伸びていてついに曲だけ先行リリースしていた…のかな…もしかして。

14位 夜明け前/Roomania

曲単位では年末に聞いた最新曲であるこれが良かった。

15位 しそうでしないキス/NGT48

アルバムリード曲だが、48系列ではここ数年でも突き抜けた1曲。NGT48とSTU48は曲の良さにはかなり信頼感があり、特にNGT48は好きな曲も多かったんだけどイメージがね…。

16位 花は誰のもの?/STU48

元チェッカーズ鶴久政治が作曲というのも驚いたが世界平和を願う名曲。主張自体はありきたりなもので、一部プロリスナーに苦言を呈されてもいるのを見たが、まあさすがに策士家もそんなことは分かった上であえて単純化した歌詞にしているんだろうし、何より単純に曲がいい。とはいえ夏以降年末まで特番に出て歌えるほど地味にプッシュされていくとは思わなかった。STU48はデビュー時既に48系が下火でほとんどの有名音楽番組にまともに出た事がなかった上に、近年も船が即頓挫になったりと、策士家の見切り発車の犠牲になって苦労を強いられていただけに充実した1年だったのではないだろうか。

17位 I’ll be there/木村拓哉

前回のソロ活動の曲はもう覚えていないんだけど、今回はリード曲になった山下達郎の「MOJO DRIVE」も良かったけど、高らかに響き渡るこの曲はグッとくるものがあった。

18位 その他大勢タイプ/日向坂46

歌詞がけっこうアレなんだけど曲とMVが良かった。3期生曲もそうだけど上村ひなのが初期の頃の遠慮がちな笑顔からなんか全力でアイドルするように成長してて微笑ましい限り。そろそろセンターいいんじゃないかな。

19位 きらりらり/KANA-BOON

いわゆる4つ打ちロックだとか早くてフェスで盛り上がるというのブームに乗って同じ路線を擦りすぎて飽きられた一過性の流行りのロックバンド…という個人的なイメージで、一般的にも「フルドライブ」「シルエット」「なんでもねだり」とか懐かしいよね~という完全なる過去形でもう聞いている人ほとんどいなくなっているのが実際のところのようだ。しかし、急速な人気低迷、そしてメンバー脱退を乗り越えてこのバンドは逞しくなっていた…というのがこの1曲だと思う。

20位 プレミアムワールド/広瀬香美

90年代から固定ファンがほとんどいなくて、アルバムがあまり大ヒットしないだとか、一連の知られているヒット曲も大半が初動売上は低くて、曲の良さでチャートを上昇してロングヒットしたものだったりする。それゆえにロングヒットしなくなった時に一気に売れなくなってしまい、結局2000年以降にヒット曲は皆無、Twitterをいち早く活用した際も話題にはなったもののパッとせず、近年はベスト盤に新曲をくっつけるやり方でヒット曲など出しようもなかったが、YouTubeをきっかけにTV出演が増え、その豊富な知識による音楽解説と面白キャラが知れ渡ったのは大きかった。

今作は広瀬香美の音楽的才能の極みのようなトンデモな1曲であるのは間違いないが、そこにやべぇセンスの全員広瀬香美顔という仮面演出による超絶インパクト、終始この謎仮面を引っかけてTV出演するという売れなくなってからの20年分の爪跡を一気に残しまくったようなそんな1曲。

アルバム部門

1位 ノクターナル/東京女子流
2位 Apiacere/麻倉もも
3位 irodori/Roomania
4位 暁/ポルノグラフィティ
5位 For./sumika
6位 婦人の肖像 (Portrait of a Lady)/原由子
7位 glow/水瀬いのり
8位 SOFTLY/山下達郎
9位 Next Destination/木村拓哉
10位 MIRROR/SCANDAL
次点 ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~/松任谷由実

今年は上半期と秋以降年末にかけては期待以上までは行かないアルバムばかりだったが何故か夏頃に好印象なアルバムが集中。どれもそれぞれの最高傑作を更新する勢いがあった。トップ3は感想上げた後も何度か聞いているが季節通して1番聞いたのは「irodori」になるのかな。5位以下は割とその時だけで現時点での印象の残り具合で並べている。

「irodori」は配信限定だが、とりあえずアルバムは全て1度は購入(即売却がほとんどだがポイント等の駆使もあって現行レンタルの最大料金と比較してそんなに出費が増加している計算にはならない)して手に取って聞いたもののみで埋まった。やはりまずその時点で大差がつくし、Amazon Musicだけで済ませたアルバムはまずその時点でその程度の興味なのでよほどのことが無い限りは後に残らないという事なんだろう。

マイブレイク部門

1位 Roomania
2位 東京女子流
3位 麻倉もも

2位3位は再上昇という扱い。楽曲1位のmeiyoは配信EPまでは聞いたんだけどなんかいつの間にか新曲出ている感じで追い切れておらず、meiyo自体がブレイクした感覚ではないので入れなかった。

全体的な満足度はそこそこ高いんだけど、曲単位での残らなさはどうしようもない。歌詞カードもパッケージも何もないんじゃやはり違う。ドライな時代になったものだ。

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